阪神
-
スポーツ 2022年05月19日 11時00分
最下位続く阪神、交流戦で大浮上する? 矢野監督に求められる選手起用のバランスとは
阪神が交流戦で浮上してくる――。水面下で、そんな情報も駆け巡っている。 「交流戦で勢いづくチームもあれば、失速するチームもあります。昨季はオリックスが交流戦で優勝し(12勝5敗1分)、その勢いで優勝しました」(在阪メディア) 2位は、11勝7敗の阪神。ペナントレースの順位はまだ最下位だが、ペナントレース序盤戦でのドロ沼状態からも抜け出したのは本当だ。 「パ・リーグは好投手が多い。でも、阪神には佐藤輝明など、力勝負を挑まれても負けないバッターも多いんです」(球界関係者) >>阪神・矢野監督の試合後コメントに「責める相手が違う」と指摘 敗戦投手に苦言も、本当の“戦犯”と問題視される選手は<< 5月18日のヤクルト戦、「浮上説」はマンザラでもないと思わせるような展開となった。 「初回、マルテのホームランで先制しました。試合序盤で『6対0』、阪神のワンサイド・ゲームとなりました」(前出・在阪メディア) 注目すべきは、佐藤、大山悠輔にも一発が出たこと。3番マルテ、4番佐藤、5番大山のクリーンアップで5打点を挙げており、このまま調子を上げていけば、パ・リーグの好投手とも互角以上に戦えるだろう。 「パ・リーグの主催ゲームは指名打者制になります。ベテランの糸井嘉男もスタメンに名を連ねてくるでしょう」(前出・同) しかし、カギを握るのは矢野燿大監督となりそうだ。 交流戦は5月24日に開幕する。通常ペナントレース同様、月曜日が「試合ナシの移動日」となるが、20日間で18試合を消化させなければならない。だが、屋外の球場もある。そのため、月曜日は雨天中止になった場合の「予備の試合日程」も組み込まれている。交流戦中の月曜日は、2日。阪神はその2日とも「予備試合」となっているのだ。 予備試合の変則日程となれば、投手陣への負担は計り知れない。 「雨天中止で先発投手の登板日程が変わるのは、プロ野球の世界では当たり前。でも、救援投手は違います。予備日の影響で連投を強いられるリリーバーも出てきそう」(プロ野球解説者) 交流戦の期間中だけ、先発投手を救援に回す選択もあるが、ベンチ入りする野手を減らして投手を増員するやり方もある。 「阪神は代打層が厚くありません」(前出・同) 矢野監督はベンチ入りメンバーの投手、野手の人数配分に苦慮しなければならない。また、先発投手を交代させるタイミングも難しくなる。救援陣の負担を考えれば、先発投手には「1イニングでも長く」と考えるものだが、交代のタイミングを見誤れば大量失点となるのは必至。勝敗は矢野監督の采配次第だろう。 18日のヤクルト戦では、投手の西純矢がプロ初完投勝利を収め、プロ初本塁打というオマケもついた。「西を二刀流で?」の質問に、矢野監督は「あるわけないやん」と笑い返していた。笑顔を見せたのは久しぶりだが、正捕手・梅野隆太郎が右脇腹の筋挫傷で登録を抹消された。 “浮上のチャンス”なのに、ベストメンバーで戦えそうにない。交流戦が終わった時、矢野監督はまた笑顔を見せてくれるのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2022年05月17日 18時30分
阪神、大山の休日返上練習に「おとなしく休んで」の声 同僚の離脱例から心配集まる
4月24日・ヤクルト戦で左膝を痛めた影響で、10日・広島戦から本職ではない外野・左翼で起用されている阪神のプロ6年目・27歳の大山悠輔。17日に伝えられた休日返上練習がネット上で物議を醸している。 報道によると、阪神は次カードの対ヤクルト3連戦(17〜19日)に向け16日に投手練習を行ったが、大山は野手ながら休日返上で練習に参加。負傷を抱える左膝をサポーターで固めた状態で打撃練習などに取り組んだという。 大山は左膝を痛め途中交代した4月24日終了時点で打率『.264』をマークしていたが、2試合欠場を経て先発復帰した4月29日~5月15日の打率は『.146』と、けがの影響もあってか1割以上数字が下落している。それでも、チーム打率リーグ最下位(.229)という窮状もあってスタメン起用が続いているが、本人もなにか復調のきっかけをつかみたいとけがを押して練習に参加したようだ。 >>阪神、大山の外野起用理由に批判相次ぐ「休ませろ」 足に不安も強行出場、井上ヘッドの意図は<< 大山の休日返上練習を受け、ネット上には「立派な姿勢だと思う、でもそれ以上にコンディションが心配」、「手負いの状態で無理して練習して大丈夫なのか」、「サポーターでがっちり固めないといけないような状況ならおとなしく休んでよかったのでは」と心配の声が寄せられた。 同時に、「このままだと近いうちに浜地みたいになりそう」、「負傷を抱え続けた結果離脱した浜地の二の舞が怖い」、「嘘でもいいから出場厳しいですって言って休んでほしい、浜地と同じ流れになったらたまらん」と、同僚・浜地真澄の名前を引き合いに出し今後を懸念するコメントも多数見られた。 「浜地は今季ビハインドの場面で主に起用され防御率『1.76』と安定した数字を残していたリリーフですが、右下肢の張りを理由に16日に登録を抹消。抹消に関する報道では、矢野燿大監督が『もともとちょっと足の状態があまりよくなくて』と浜地が前々から負傷を抱えていたと明かしたことが伝えられています。浜地がいつから患部を痛めていたのか、負傷箇所をどの程度ケアしていたのかなどは不明ですが、けがを抱えながらプレーを続けた結果離脱という流れから、大山もこのままだと浜地の二の舞となってしまうのではと心配を募らせているファンは少なくありません」(野球ライター) 一部からは「左ひざ庇い続けると、去年苦しんだ背中の故障再発もあり得る」という見方も挙がっている大山。状態が思わしくない中でも練習は怠らない姿勢は果たして今後にどうつながるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2022年05月17日 11時00分
ロッテ・佐々木、中6日登板に重大“リスク”アリ? 巨人・阪神戦にぶつける井口監督の思惑は
千葉ロッテ・佐々木朗希に「チャンス到来」だ。 移動日となった5月16日、千葉ロッテの井口資仁監督が記者団の質問に答えた。 「そのつもりでいる」 これで、佐々木と伝統球団の対決もほぼ決定した。 >>ロッテ、2日連続の退場劇は“佐々木詰め寄り問題”の影響か 「暴言があったから」審判団の理由説明に疑問も<< 井口監督への質問というのは、佐々木の次回登板のこと。13日のオリックス戦に先発したのを指して、「次回登板も中6日で行くのか?」の質問に対し、そう答えたのだ。 「今年、佐々木に課せられたテーマの一つに『中6日のローテーションをこなす体力作り』があります。疲れていると首脳陣が判断したら、いったん登録を抹消するなどリフレッシュ休暇を与えながらですが」(プロ野球解説者) 中6日での次回登板はソフトバンク戦(20日)となる。プロ野球はその直後の24日からセパ交流戦に突入するので、佐々木の次々回登板は27日の阪神戦となり、6月3日からの巨人戦に備える予定だ。 佐々木対阪神・佐藤輝明、対巨人・岡本和真。両チームとも打線が強力であり、特に巨人は勝利した24試合中14試合が「ホームラン=勝利打点」となっている。また、巨人は本拠地・東京ドームで「対佐々木の一戦」を迎える。ビジターとなる阪神もテレビ中継、グッズ販売などのビジネスを仕掛けてくるだろう。 「佐々木が試されるのは、阪神戦です。阪神には近本光司、中野拓夢など単独スチールのできる選手もいます。走者を出した場面でのセットポジションがやや苦手だった佐々木が、成長の証を見せられるのかどうか」(球界関係者) 千葉ロッテの首脳陣は「過剰な期待」にちょっと心配しているという。完全試合を達成したためだが、ファンは「シーズン2回」の偉業にも期待しているのか、対戦チームが最初のヒットを放つだけでヘンなざわつきも見せている。チーム関係者は「佐々木自身は記録を意識していない」と言うが、 「記録を狙っていないとしても、ヒットを打たれた瞬間、ノーヒットノーランはなくなったことは分かります。記録を気にしていないとしても、些細な心境の変化がピッチングに影響するもの」(前出・プロ野球解説者) と、投手心理を分析する声も聞かれた。 「本当の課題は、体力です。中6日のローテーションをこなすのは、口で言うほど簡単なことではありません。たとえば2日で回復していた体力が戻らない時もあれば、気持ちが高ぶって、自分の体力を過信してしまう時もあります」(前出・同) 次回登板は福岡、順調に行けば、その後の阪神戦は本拠地・ZOZOマリンとなり、移動にさほど時間のかからない東京ドームでの登板となる。「体力不足」が弱点だとしても、ソフトバンク後の阪神、巨人両試合には“地の利”がある。 伝統球団に投げ勝ったら、佐々木は「千賀滉大、山本由伸に次ぐジャパンのエース」と呼ばれるはずだ。大チャンスである。 これも、完全試合の影響だろうか。佐々木が投げる時、守っているロッテナインがミョ~に緊張し、ガチガチになっているのが気になる。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2022年05月13日 20時45分
阪神、大山の外野起用理由に批判相次ぐ「休ませろ」 足に不安も強行出場、井上ヘッドの意図は
10、11日の広島戦2試合で、本職ではない外野で起用されている阪神のプロ6年目・27歳の大山悠輔。13日に伝えられた井上一樹一軍ヘッドコーチのコメントがネット上で物議を醸している。 内野が本職の大山は開幕から8日・中日戦までに出場した35試合全てで内野起用(一塁30試合、三塁7試合)されていたが、直近の対広島2連戦は左翼として先発出場。井上ヘッドは突然の外野起用について、12日に応じた取材の中で「内野ではちょっと(患部に)負担がかかってしまうんじゃないか、外野の方がまだ負担が少ないんじゃないかなということ」と故障が原因だと明かしたという。 >>阪神・矢野監督の試合後コメントに「責める相手が違う」と指摘 敗戦投手に苦言も、本当の“戦犯”と問題視される選手は<< 大山は4月24日・ヤクルト戦で走塁の際に左足を痛めて途中交代し、同月27、28日の対中日2連戦を欠場。翌29日・巨人戦からスタメンに復帰しているが、この故障の影響がまだ残っているため内野から外野、中でも一番守備負担が少ないとされる左翼に動かされたようだ。 井上ヘッドのコメントを受け、ネット上には「戦略的な理由かと思ったら怪我だったのか」、「故障してからもう半月以上経つけどまだ引きずってたとは」、「マルテ(内野手/10日から故障復帰)と同時起用したいからだとばかり思ってた」と驚きの声が寄せられた。 同時に、「いや、怪我完治してないならおとなしく休ませろよ!」、「コンディション悪い中強引に使っても効果はないんじゃないか」、「先発外せないほど打ってるならまだしも、逆に絶不調なのに無理させるのは意味が分からない」といった批判も多数みられた。 「2試合欠場を経て4月29日の試合で先発復帰した大山ですが、同戦から5月11日までに残した打率は『.125』。負傷交代した4月24日終了時点でマークしていた『.264』と比較すると1割以上数字が下落しています。井上ヘッドはチーム打率がリーグ最下位(.224)と打線が振るっていない現状もあり、チーム屈指の強打者である大山はなるべくオーダーから外したくないと考えているものと思われますが、明らかにけがの影響が出ている中で大山を使うのは悪手ではないかと不満を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター) 12日に応じた取材の中では「何かのきっかけをつかんでもらうには使わないといけない」と、今後も大山の先発起用は継続する方針も口にしたという井上ヘッド。手負いの状態でも使い続け回復・復調を待つという判断は吉凶どちらに転ぶのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2022年05月12日 20時30分
阪神・ロハスの二軍降格に「落とすのはそっちじゃない」の声 “バットへし折り”のマルテ優先に不満相次ぐ
11日・広島戦に「2-3」で敗れた阪神。同戦に途中出場した助っ人外野手・ロハスの登録が抹消されたとNPBが12日に公示した。 ロハスは「2-3」と阪神1点ビハインドの8回裏1死二、三塁で代打出場。一打同点・逆転の大チャンスで打席に送り込まれたが、広島4番手・森浦大輔にカウント「2-2」からチェンジアップを振らされ空振り三振に倒れた。 11日終了時点で「.175・3本・9打点」と精彩を欠き、試合後には矢野燿大監督が「何とかしようという気持ちで行ってくれているとは思うんやけど。三振じゃね」とため息をついたことも伝えられたロハス。翌12日の二軍降格を伝えた報道では、打撃不振が長引いていることが理由とみられている。 >>阪神・矢野監督の試合後コメントに「責める相手が違う」と指摘 敗戦投手に苦言も、本当の“戦犯”と問題視される選手は<< ロハスの二軍降格を受け、ネット上には「打撃成績考えたら妥当でしかない」、「昨日の三振見ても復調は遠そうだし、一旦二軍送りにするのは当然の判断」、「近本(光司)、糸井(嘉男)、佐藤(輝明)で外野埋まってる現状じゃそもそも使いどころ無いしな」と納得の声が寄せられた。 一方、「落とすのはそっちじゃない、もっと打ててないマルテの方だろ」、「打てない上に物に八つ当たりするマルテを二軍降格にしてほしかった」、「打撃面でも素行面でも、マルテよりはロハスの方がまだいいだろ」と同僚助っ人・マルテを降格させるべきだったと指摘するコメントも多数みられた。 「マルテは10日に右足コンディション不良から復帰していますが、10、11日の2試合は『.111・0本・0打点』とさっぱり。また、11日の試合では7回裏1死満塁で空振り三振を喫した後、打てなかった怒りからか自身のバットを右ひざで真っ二つにへし折り、ネット上のファンから『バットに八つ当たりするなんて論外』、『周囲の雰囲気が悪くするようなことをするな』と猛批判を浴びています。このこともあり、同じ打撃不振ならここまで問題行動は特に起こしていないロハスを一軍に残した方がまだマシだったのではと考えているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 故障復帰後の2試合を含めた今季成績は「.143・0本・0打点」とロハスよりも悪い数字となっているマルテ。首脳陣は復帰後の状態をもう少し時間をかけて見極めたい意向があるものと思われるが、一軍に残した判断は吉凶どちらに転ぶのだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2022年05月12日 16時30分
阪神・矢野監督の試合後コメントに「責める相手が違う」と指摘 敗戦投手に苦言も、本当の“戦犯”と問題視される選手は
11日に行われ、阪神が「2-3」で敗れた広島戦。3番手で登板した阪神のプロ5年目・30歳の渡辺雄大に対する矢野燿大監督のコメントがネット上で物議を醸している。 「2-1」と阪神1点リードの6回表に登板した渡辺は、開幕からここまで11試合連続無失点と好調。しかし、この日は1死一塁から小園海斗にタイムリー三塁打を浴び今季初失点を喫すると、1死三塁となった後に末包昇大に犠飛を浴びさらに失点。この2失点で逆転を許した阪神はそのまま試合に敗れた。 敗戦を招いた渡辺について、矢野監督は試合後に応じた取材の中で「あそこ(小園)も追い込んで、あの1球というのはすごくもったいない」とコメント。渡辺はカウント「0-2」から投じた3球目のスライダーが真ん中に入り小園に痛打されたが、このスライダーが致命傷になったと苦言を呈したという。 >>阪神、マルテの一軍復帰で守備が崩壊? 打線強化以上のデメリットに懸念も矢野監督はノーコメントか<< 矢野監督のコメントを受け、ネット上には「確かに小園に打たれた球は完全な失投だった」、「外角に構えてた捕手も驚いたのか慌ててミット動かしてたからなあ」、「カウント有利からのあの投げミスは擁護できない、攻め急ぐくらいなら1球外した方がマシだった」と同調の声が寄せられた。 一方、「矢野監督が怒らなきゃいけないのは渡辺じゃなく糸原では?」、「責める相手が違う、悪いのは直前にやらかした糸原の方だ」、「糸原がチンタラ守備してなければ渡辺は無失点で終われたのに」と、同僚・糸原健斗の方が責任は重いと指摘するコメントも多数みられた。 「6回表の渡辺は先頭・マクブルームに中安を許したものの、続く坂倉将吾に併殺性の二ゴロを打たせました。ところが、二塁手・糸原は打球をジャックルしたのか送球にもたつき、結果1死一塁と併殺は取れず。この後、渡辺は小園に同点三塁打、末包に逆転犠飛を浴び“戦犯”となってしまったわけですが、併殺が取れていれば小園の三塁打に打点はつかず、末包の犠飛は3アウト目で犠飛にはならず攻撃終了となっていました。このこともあり、試合後に渡辺に苦言を呈した矢野監督に対し、そもそもの元凶は緩慢守備で足を引っ張った糸原ではないかという指摘が集まっているようです(野球ライター) 試合後の報道では、糸原に対し何かコメントしたとは特に伝えられていない矢野監督。ファンが問題視する緩慢守備については、特に言及するほどのプレーではないと考えたのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2022年05月10日 11時30分
阪神、マルテの一軍復帰で守備が崩壊? 打線強化以上のデメリットに懸念も矢野監督はノーコメントか
矢野阪神にとって、本当に朗報なのだろうか。マイナス要素も加味しなければならないのでは? 右足のコンディション不良でチームを離れていた“3番バッター”マルテが一軍に合流する。チーム関係者によれば、合流した5月10日にそのまま出場登録し、同日からの広島3連戦にスタメン出場させる予定だという。 「打撃陣が不調で、得点効率も落ちていました。マルテが帰って来て、ようやく強力な打線が組めます」 そんな声も聞かれた。 >>阪神・平田二軍監督、小幡のミス連発に激怒も「監督の責任」と批判 敗戦招いた拙守の原因は起用法にも?<< マルテ、佐藤輝明、大山悠輔と続くクリーンアップは脅威だ。現在40歳の糸井嘉男とロハス・ジュニアを使い分け、近本光司を1番バッターで固定できるのなら、打線の得点効率も上がるだろう。 4月29日から5月8日までの9試合で、チームは5勝4敗。勝ち越しには成功したが、3度の完封負けを喫している。データで振り返ってみると、ここまでチーム打率は2割2分5厘、総得点は108。ともにリーグワーストだ。 「マルテは二軍戦で3試合しか出ていません。実戦調整がまだ足りません」(在阪記者) “見切り発車”の昇格となったのは、低迷する打線を強化したかったからだろう。 しかし、マルテの一軍合流はプラス材料だけではない。リーグワーストのチーム打率、得点を補うには持って来いの人材だが、問題は「守備」だ。 前出のチーム関係者によれば、矢野燿大監督はマルテを即スタメンで起用するつもりだという。となれば、守備難のマルテが守れるのは「一塁」しかない。守備はお世辞にも巧いとは言えないレベルだ。 マルテのチーム離脱後、一塁の守備に就いていたのは、大山。三塁手・大山も昨季、三塁で「失策数10」をカウントしているが、 「一塁の守備は結構巧いんじゃないか?」 と、称賛されているのだ。 「守備」のデータを見てみると、“驚きの数値”が残っていた。阪神の失策数は15。リーグ最少である。昨季まで4年連続でワーストの失策数をカウントしていたのに、だ。 「『一塁・大山効果』とまでは言えませんが。マルテ不在の間、小幡竜平など守備力の高い選手を使うことができました」(球界関係者) マルテをスタメンで使うということは、大山を三塁に戻すわけだ。つまり、リーグワーストの失策数に逆戻りする恐れがある。 矢野監督はマルテ昇格が伝えられた9日、チーム練習を見守った後、「ラッキーボーイ的な存在にもなってくれたら」とコメントしていたが…。守備のことはあえて喋らなかったという印象だ。 「大山に一塁を守らせていた間、佐藤を三塁に定着させるべきとの進言もされましたが、矢野監督は決断できませんでした。マルテの復帰を念頭に入れていたからです」(前出・同) 大山をスタメンから外して、そこにマルテを入れてくるかもしれない。新型コロナウイルスに感染したメンバーも実戦調整を続けている。戦力は整いつつあるが、打線のテコ入れは“守備難の悪夢”も同時に蘇らせることになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2022年05月09日 20時30分
阪神・平田二軍監督、小幡のミス連発に激怒も「監督の責任」と批判 敗戦招いた拙守の原因は起用法にも?
8日に行われ、阪神が「5-10」で敗れたファームの中日戦。「2番・遊撃」で先発した阪神のプロ4年目・21歳の小幡竜平に対する平田勝男二軍監督のコメントがネット上で物議を醸している。 小幡は「3打数1安打」とヒットを1本記録したが、守備では「2-0」と2点リードの5回表無死一、二塁で遊ゴロをファンブルし無死満塁に。さらに、「2-1」となりなおも無死満塁とピンチの場面では、三塁手の遠藤成が捕球し損ねたゴロを足に当てて三塁ファールゾーンへ大きく弾き2者の生還を許す痛恨のミスを犯した。 小幡の拙守も絡みこの回6点を失った阪神は、劣勢を跳ね返せないまま試合に敗戦。平田二軍監督もかなりの不満を抱いたようで、試合後に応じた取材の中で「あんなんエラーしてたんじゃ話にならん」、「サッカー部かと思ったよ。蹴ったでしょ、最後」と小幡を酷評したことが報じられた。 平田二軍監督のコメントを受け、ネット上には「平田監督からこき下ろされるのも仕方ない、あの5回のミスはあまりにも酷すぎた」、「ファンブルはまだしも、打球を蹴ったのは初心者レベルのミスで何も擁護できない」、「蹴って弾いた方向も悪かった、せめて前なら二塁走者は生還できてなかったのに」と同調する声が寄せられた。 一方、「小幡のミス連発には監督の責任もあるのでは」、「不慣れな遊撃で使ったそっちにも非があるだろ」、「一軍では二塁、二軍では遊撃ってポジション動かしてたらそりゃこうなるわ」と首脳陣の起用法を問題視するコメントも多数見られた。 「今季の小幡は打撃不振(打率.171)により6日に二軍降格となるまで一軍で24試合に出場。このうち19試合で守備に就いていますが、内訳は二塁17試合、三塁2試合、遊撃1試合と二塁がほとんど。遊撃は中野拓夢がレギュラーを張っていることもありほぼ守っていませんでした。降格後も6、7日の試合はどちらも二塁で起用され、8日の試合で二軍では今季初めて遊撃を任されていますが、こうした起用法が守備ミス連発につながったのではないかとみるファンも少なからずいるようです。小幡は一軍で守備に就いた19試合では失策1とそこまで守備の乱れが目立っていたわけではないのですが…」(野球ライター) 阪神二軍はここまで高寺望夢が遊撃として22試合に起用され打率「.277」と結果を残しているが、8日は高寺を二塁、小幡を遊撃で起用した平田二軍監督。両名の起用の幅を広げたいなどの意図があったものと思われるが、順当に小幡を二塁、高寺を遊撃で起用していれば守乱は起こっていなかった可能性もゼロではなさそうだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2022年05月04日 11時00分
大不振にあえぐ阪神、矢野監督の発言も問題に?「打てない感じには見えなかった」敵選手への嫌味が相次ぐ背景は
今季開幕戦の3月25日・ヤクルト戦から4月3日・巨人戦にかけ、セ・リーグワースト記録を更新する開幕9連敗を喫した阪神。連敗ストップ後も思うように借金は減らせておらず、チームを率いる矢野燿大監督への風当たりも弱まる気配がない。 負け試合が多いということもあり、試合後の報道ではその日の戦いについて厳しい感想を口にしたと伝えられることも少なくない矢野監督。その中には相手選手をけなしているとして、ファンの間で物議を醸した発言もある。 >>阪神・佐藤に「また手抜いたのか」批判の声 矢野監督も試合後に激怒? 敗戦招いた守備が物議<< 「0-1」で敗れた4月10日・広島戦では、広島先発・遠藤淳志へのコメントが物議を醸した。同戦の遠藤は「7.2回無失点・被安打5・四球0」と、阪神打線を散発5安打に抑えるなど好投。2回表にもらった1点の援護を降板まで守りそのまま勝利投手となった。 ただ、矢野監督は試合後「全然打てないというような感じには見えなかったんで。そこで仕留められなかったということの方がチームとしては課題かなと思う」と、遠藤を攻略するチャンスは十分にあったという見解を示す。これを受けたネット上には「抑えられたくせに馬鹿にしてんのか」といった批判が相次いだ。 1週間後の4月17日・巨人戦後には、巨人先発・赤星優志の投球への感想が問題視された。赤星はこの日2回裏に糸井嘉男に3号ソロを浴び先制を許すも、これ以外に得点は許さず。「6.2回92球1失点・被安打4・四球2」でクオリティ・スタート(QS/6回以上を投げ自責点3以下)をクリアし今季2勝目をマークした。 しかし、矢野監督は「1-3」で敗れた試合後、この日の赤星について「めちゃくちゃいいコースに決まっているかというと、そんな感じには見えなかった」と、制球がそれほど安定しているようには見えなかったとコメント。多くのファンが「負け惜しみにしか聞こえない」などと苦言を呈した。なお、この日の赤星はストライク率約60%(ストライク55球、ボール37球)と、一般的に理想とされる65%には届かずも大きく制球を乱していたわけではなかった。 矢野監督は4月20日・DeNA戦でも、DeNA・ソトへのコメントがファンの不興を買っている。9回裏終了まで両チーム得点を挙げられないまま延長戦に突入したこの試合で、延長10回裏に先頭のソトが阪神4番手・浜地真澄が投じた4球目の高めストレートを強振。打球は右翼ポール際に飛び込む劇的なサヨナラ弾となった。 見逃せばボールのような球を見事に打ち返し試合を決めたソト。ただ、矢野監督は「普通のライトフライだと思ったけどね」とスタンドまで届く当たりには見えなかったと言い放ち、ネット上には「大した打球じゃないって言い草は見苦しすぎる」とブーイングが渦巻いた。 最近では他球団の監督が相手をほめる試合後コメントを残すたびに、「この姿勢を矢野も見習え」といった苦言を浴びせられてもいる矢野監督。敵選手を軽んじるような発言には、昨季はヤクルトと最終盤まで優勝を争ったチームに対し「お前たちの実力はこんなものじゃない」と活を入れる意味合いもあるものと思われるが、このような姿勢が今後変わることは果たしてあるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2022年04月30日 11時00分
ロッテ・佐々木に詰め寄った審判、物議を醸したトラブルは過去にも 「なんやその態度は!」阪神監督を激怒させた不可解判定
24日に行われたロッテ対オリックス戦。「6-3」でロッテが勝利したが、試合結果以上に話題となったのが球審・白井一行審判の“詰め寄り”だった。 「3-0」とロッテ3点リードの2回裏2死一塁。マウンド上のロッテ・佐々木朗希は打席のオリックス・安達了一にカウント「0-2」から外角ストレートを投じたがボール判定となり、この間に一走・杉本裕太郎が二盗に成功。ピンチを背負った佐々木は苦笑いを浮かべた。 すると、白井審判はこの佐々木の表情が不服に映ったのか、マスクを外しながらマウンド上の佐々木に詰め寄る。これを見た捕手・松川虎生がすぐに制止に入り、後を追うように井口資仁監督も白井審判に声をかけ、なだめたことなどからこれ以上のおおごとには発展しなかったが、試合後の報道では白井審判は詰め寄った理由などについてはノーコメントを貫いたと伝えられている。 >>ロッテ・佐々木、球審の詰め寄りは溜まった怒りの爆発? 球団側は制止に入った捕手にも苦言か<< 試合が一時中断した白井審判の詰め寄りに、ネット上では「ちょっと苦笑されたぐらいでケチつけに行くなんて短気過ぎるだろ」、「何が不満だったのか知らんが、試合を止めてまでやることじゃない」「12年前の阪神戦から精神面が全く変わってない」といった批判が相次いだ。 白井審判が話題となったのは今回が初めてではなく、2010年8月10日の二軍・阪神対中日戦で起こした騒動も蒸し返されている。「1-1」と両チーム同点の5回裏2死一、三塁。マウンド上の中日・川井雄太が打席の阪神・坂克彦に対し、カウント「0-1」から外角スライダーを投じる。この球は捕手・田中大輔がミットを地面につけながら捕球するなど明らかなボール球だったが、白井審判はどういうわけかストライクと判定した。 すると、これを見た平田勝男監督は「なんでストライクや今のが!」と叫びながらベンチを飛び出すと、そのまま白井審判に詰め寄り「クソボールやないかあんなん!」と激怒。詰め寄られた白井審判は険しい表情を浮かべながら平田監督に背を向けたが、これを受けた平田監督は「なんやそのふてくされた態度は! テレビお前見てみい、テレビをじゃあ!」とさらに激高した。 場内が騒然となる中、なおも「あかんやろ! 選手一生懸命やっとんのにおい!」、「勘違いしたらあかんよ勘違いしたら!」と白井審判にまくしたてた平田監督。当時、ネット上でも「平田監督からキレられたのも当然、リプレイ見ても完全なボール球だったし」、「審判も人間だからミスをすること自体は仕方ない、でも指摘に対して居直るような態度をとるのは理解できない」と、白井審判の判定や態度を問題視する声が多数寄せられた。この騒動の際も、試合後の報道では白井審判がこの件についてコメントや謝罪を口にしたとは特に伝えられなかった。 今回の白井審判の詰め寄りについて26日、NPB・井原敦事務局長は「試合中に指導、注意をすることがあるが、今回の場合は別の方法があったと考えて対応するべきだったという指摘をして、当該審判も深く理解をした」と審判部から報告を受けた旨を説明したという。一方で、「何らかの処分をするような対象とは考えていない」と白井審判に処分を下す予定はないことも明かしている。文 / 柴田雅人
-
スポーツ
バレンティンと矢野監督のバトルにヤクルト選手が爆笑! コーチの制止も無視? 上田氏が“飛び蹴り乱闘”の裏話を暴露
2021年04月16日 21時30分
-
スポーツ
首位快走の阪神、2008年の悪夢再び? 迫りくる因縁の五輪、稲葉監督は梅野らの大量引き抜きを画策か
2021年04月16日 11時10分
-
スポーツ
元阪神・井川、敵打者への苦手意識を死球で克服? まさかの体験談に反響、「藤浪とは真逆」の声も
2021年04月13日 21時30分
-
スポーツ
阪神ドラ1・佐藤に「今の形じゃ絶対打たれへん」 金村氏が対DeNA戦で見抜いた問題点を指摘、このままだと新人王も絶望的?
2021年04月13日 15時45分
-
スポーツ
阪神・マルテにまさかの退団説が浮上? 迫りくる大物助っ人の合流、矢野監督の決断次第でチームは暗転か
2021年04月13日 11時15分
-
スポーツ
今季の阪神、首位快走は川相臨時コーチのおかげ? 元巨人・上原氏がズバリ指摘、対DeNA戦で見抜いた好調の要因とは
2021年04月12日 20時45分
-
スポーツ
現役メジャーリーガーが阪神投手のおかげで大ブレーク? 新球種習得し最多セーブも獲得、藤川氏が明かした秘話に反響
2021年04月11日 11時00分
-
スポーツ
阪神の首位快走は巨人には止められない? 因縁の“初物投手”に苦杯、原監督の苦悩は次カードでも続くか
2021年04月08日 11時00分
-
スポーツ
巨人に大型連敗の前触れか 予期せぬ雨天コールド負け、対Aクラス6連戦黒星スタートに原監督も激怒?
2021年04月07日 11時55分
-
スポーツ
阪神ドラ1・佐藤が三振量産で「記録塗り替えて」岩本氏が助言 村上・ブライアント級の成績は残せる? 不振でも期待が集まるワケ
2021年04月06日 17時00分
-
スポーツ
「阪神・佐藤、今日の三振数はいくつ?」野球番組がルーキーを揶揄?「バカにしてる」批判相次ぎ削除も再炎上
2021年04月02日 12時45分
-
スポーツ
阪神・佐藤が12球団ワーストの三振を量産しているワケ 矢野監督も心配の不振は打撃フォーム以外にも原因アリ?
2021年04月01日 11時00分
-
スポーツ
阪神・マルテに「何を考えてるんだ」ファン激怒 好機を潰した“タイム要求”はそもそもルール違反だった?
2021年03月31日 15時30分
-
スポーツ
阪神ドラ1・佐藤に「スランプの影が出てる」 金村氏が開幕3連戦で見抜いた問題点を指摘、首脳陣への注文に反発も
2021年03月30日 15時35分
-
スポーツ
阪神・マルテに「挑発行為だ」厳しい声 エモやんも批判のパフォーマンス、掛布氏の見解に注目集まる
2021年03月29日 21時30分
-
スポーツ
阪神・矢野監督の決断に川藤氏が激怒「何でいきなり一軍やねん」 江越を高山と入れ替えたワケは? “9回打ち切り”の影響指摘も
2021年03月24日 17時00分
-
スポーツ
阪神ドラ1・佐藤に「由伸の成績は超える」金村氏が今季大ブレークに太鼓判! OP戦成績を高評価も、歴史的活躍予想に反発
2021年03月23日 17時00分
-
スポーツ
阪神・梅野、今オフのFA流出は避けられない? 矢野監督が固執する捕手併用制はV争いにも悪影響か
2021年03月23日 11時00分
-
スポーツ
阪神・高山の不振は金本前監督のせい? 掛布氏が転落の引き金を指摘、「打球方向別打率知らないのか」矛盾の指摘も
2021年03月22日 20時50分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分