巨人
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スポーツ 2020年06月04日 11時50分
巨人、坂本・大城は早期再合流も可能? コロナ感染で問われる手腕、藤浪の二の舞は防げるか
まもなく、午後1時になろうとしていたころだった。6月3日の対埼玉西武ライオンズ戦の中止が伝えられた。東京ドームにいったん入場していた取材陣は、巨人が指定した球場外に集まり直し、坂本勇人、大城卓三の両選手を含む4人に「新型コロナウイルス感染後の回復を示すIgG抗体が確認された」旨の説明を受けた。 両選手とも、「無症状だった」という。育成を含めた全選手91名と、首脳陣、スタッフなど計218名の希望者に対し、巨人は抗体検査を行っていた。その結果、坂本たちが“感染して、回復していたこと”が分かったのだ。 「巨人スタッフの説明した通り、2人はかなり以前に新型ウイルスに感染し、回復していたそうです。坂本、大城の入院も発表され、詳しい検査を受け直し、『陰性』が確認でき次第、チームに再合流すると。回復して時間も経過しているようなので、2人とも開幕戦には間に合いそう」(スポーツ紙記者) 巨人は一連の新型コロナウイルス禍において、かなり厳しい予防に努めてきたのは本当だ。他球団がOKした「距離をおいての質疑」に関しても自粛を要請し、手洗い・うがい等においても選手にやり直しをさせる厳しさを見せていた。 「坂本、大城は早期再合流もできそう。開幕戦に間に合わないとしても、チームの戦力面には大きな影響は出ないでしょう」(前出・同) 他球団も巨人の徹底した予防対策を知っているからか、今回の迅速な対応に理解を示していた。しかし、こんな声も聞かれた。 「12球団は開幕戦に向け、ペナントレース開催中の感染予防策をまとめたマニュアル作りに奔走しています。もちろん、専門家の監修のもとに進められていますが、マニュアルはあくまでも『予防方法』であって、感染者を出してしまった場合の項目は『無い』に等しい」(球界関係者) 感染者を出してしまった場合、どう対応すればいいのか。その後のペナントレースはどうなるのか…。今回の巨人の発表は、新たな問題提起にもなったようだ。他のスポーツ興行団体も注目しているという。 今さらだが、今春のキャンプ中の出来事が思い出される。 「坂本はインフルエンザで2度、チームを離れています。短期間で2度も感染したのだから、インフルエンザにかかりやすい体質とし、もっと配慮していたら…」(前出・同) 同日、奇しくも、新型ウイルスに感染し、再起を目指す阪神・藤浪晋太郎が二軍での練習試合に登板した。3イニングを投げているが、2イニング目から突如球速を失い、味方捕手やコーチが何度もマウンドに行った。力みすぎて、右胸の筋肉を痛めてしまったそうだ。失った信頼を取り戻そうとし、空回りした結果でもある。 「巨人が希望全員の検査を行ったのは5月29日からの3日間でした。一部からは非難の声も出ています。『全員の検査結果を待ってから、6月2日スタートの練習試合に臨む選択もあったはずだ』と。責任を感じている首脳陣、球団スタッフもいました」(選出・スポーツ紙記者) 坂本は、チームの主将でもある。責任感が強すぎて自身を必要以上に追い込むことがないよう、周囲も配慮しなければならないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年06月04日 11時45分
原監督「抗体を持っている選手いなかった」発言も 巨人、インスタライブでマスク未着用だったことも物議
プロ野球・読売巨人軍の坂本勇人選手と大城卓三選手が新型コロナウイルスに感染していたことが、3日に発表された。 現在、2選手ともに都内の医療機関に入院しているが、体調不良や味覚・嗅覚異常などの症状はないとのこと。巨人が5月29日~31日に実施した抗体検査で選手やスタッフ計4人に抗体が認められ、2日、改めて4人にPCR検査を行ったところ、2選手の陽性が判明したという。 4日には原辰徳監督始め、一軍の首脳陣や選手、スタッフにPCR検査が行われるとのことだが、巨人ファンからは心配の声が上がっているという。 「実は巨人、公式インスタグラムを通じて連日インスタライブを行っていましたが、基本的にほとんどの人がマスクを着けておらず、選手らが密着した状態で撮影。一部からは『マスク着けなくて大丈夫なのか?』といった不安の声も聞かれていましたが、練習中の風景が収められた動画がほとんどだったため、多くのファンがマスク未着用を気にしていませんでした。とは言え、このような状況になったことで、改めてマスク未着用への指摘が上がることとなり、『やっぱマスクって必要なんだな』『マスクで感染防げたかも』『マスクしてなかったから感染者出るのはしょうがないとしか思えない』という声も寄せられています」(スポーツライター) また、1日に行われたインスタライブには、原監督が出演していたが――。 「実は原監督、インスタライブに出演した際、巨人が行った抗体検査の結果について、『誰一人抗体を持ってる人がいなかった』と発言しており、多くのファンが胸をなで下ろし、プロ野球開幕が予定通り進むものと信じていましたが、実際には、4人に抗体が認められていたということで、ファンからは『情報が錯綜してる』『この発言で安心してたのに、原監督も残念だったろうな』という声が上がっています。一部では、行った抗体検査は即日結果が判明するもので全員陰性だったものの、より詳細な判定で4人に陽性が出たとの情報もあり、球団側も慎重に新型コロナウイルス検査を行った結果、無症状感染者を絞り出したという指摘もありました」(同) 2人の新型コロナ感染が、プロ野球開幕に影響しなければいいが――。
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スポーツ 2020年06月03日 17時00分
元巨人・上原氏、大学卒業後はMLB入りの予定だった? 現地スカウトのキツイ“忠告”で断念か、口説いてきた球団名も明かす
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が、2日に自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。自身のプロ入り前の裏話を語った。 1998年ドラフトで逆指名でのドラフト1位として巨人に入団した上原氏。本動画では自身の大学時代をテーマに、プロのスカウトが上原氏に注目するようになったきっかけやプロの世界に行きたいと思った理由などについて語ったが、その中でドラフト前にMLB球団との接触があったことを明かした。 上原氏によると、自身が大学4年生だった1998年夏にあるMLB球団から誘いを受け、同球団の試合を現地観戦したり球団上層部と会ったりしたとのこと。上原氏はその球団から「『ちょっと観に来いよ』ぐらいで軽かった(感じ)」で誘いを受けたのだという。 続けて、上原氏はその球団を含め3、4のMLB球団からも同様の誘いがあったことを告白。また、そのうちの1つが同年に創設されたダイヤモンドバックスだったことや、「『新球団ができたからその顔に』みたいな感じで入ってくれと言われた」という同球団の誘い文句も明かしていた。 こうした誘いを受けたこともあり、当時は「90%以上はMLBに行こうと思っていた」ほど気持ちが固まっていたという上原氏。ただ、そこからドラフトまでの期間にあるMLBスカウトから「100%の自信がないならアメリカでは通用しねえ!来るな!」と言われたという。 この言葉を受けた上原氏は、「『100%の自信って言われたらなあ…』って(気持ちに)なって、言葉の壁や医療関係、住むところとだんだん(自信の)パーセンテージが下がっていった」とのこと。そのため、NPBのプロ志望届の提出期限前日にNPB入りすることを決断したという。 「(スカウトの言葉は)本当に『そうだな』と思った。そんなに甘い世界ではないし、ましてや日本人選手がそんなに(MLBに)行ってない時代だったので」という上原氏。「その(MLBに行かない)選択は僕の中で間違ってたとは思っていない」と断言していた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「MLB球団が複数接触していたっていうのは初めて知った」、「実力だけなら通用したかもしれないけど、環境の違いなどに対応できたかは分からないしNPBでプレーして正解だったと思う」、「MLBに直接行ってたら一体どんな現役生活になってたんだろうな」、「上原はNPB1年目にいきなり20勝したから、MLB直行でも2ケタ前後は勝てたんじゃないか?」といった反応が多数寄せられている。 今でこそダルビッシュ有(カブス)、田中将大(ヤンキース)、大谷翔平(エンゼルス)など、複数の日本人メジャーリーガーが活躍しているMLB。ただ、上原氏がMLB行きを断念した1998年当時、日本人選手がMLBに移籍した例はまだ7例しかなかった。 上原氏はプロ入り後巨人のエースとして活躍した後、2008年オフに海外FA権を行使しオリオールズに移籍している。一度は諦めたMLB入りを10年越しにかなえた形となったが、上原氏は「巨人で10年間やったら今の自分がある。『直接行ってれば良かったかなあ』というような思いはあまりない」とも語っていた。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2020年06月01日 20時00分
巨人・原監督、プロ6年目・田口に「先発をやってくれ」指揮官直々の先発確約にファン歓喜、昨季のフル回転が決め手に?
巨人・原辰徳監督が、1日に球団公式インスタグラムが行った生配信に登場。巨人・田口麗斗について言及した。 今回の生配信で原監督は、MC役として共に登場した元木大介一軍ヘッドコーチと共に複数の巨人選手についてトーク。その中で今年プロ7年目を迎える24歳の田口についても語った。 田口について原監督は、「あれだけ体が小さかったのに早めに戦力になったという点では、(球団の)86年の歴史でもそうそうないでしょう。高校生から入っての順応性というかね」と成長の早さは球団史上屈指のレベルだと評価。なお、球団公式サイトには田口の身長は171センチ、体重は83キロと記載されている。 続けて、「少し足踏みしてるところはあったけれども、去年あたりから自分にも非常に厳しくなってね。もう今年は先発に戻って大活躍するのではないかという予感が僕にはしてます」と期待を述べた。 一連の発言を聞いた元木ヘッドから「(今年の田口は)先発ですか?」と起用法について質問されると、原監督は「先発!」と即答。「去年はいろいろな形(リリーフ)をやってもらいましたけど文句一つ言わずに(投げてくれて)、最後は日本代表としても堂々と(プレミア12で)戦ってくれた。これはもうこちらが頭を下げて、『先発をやってくれ』というぐらいの気持ち」と田口の先発起用を明言した。 今回の生配信を受け、ネット上には「球団屈指の成長速度って凄い評価だ」、「多くのファンが見てる生配信でここまで言うってことは相当田口に期待してるんだな」、「田口はこないだの生配信で先発へのこだわりを語ってたから、原監督が先発って明言してくれたのは嬉しい」、「田口良かったな、今年はその期待に応えてタイトルを争うくらいの成績を残してくれ」といった反応が多数寄せられている。 「田口は5月29日に球団公式インスタグラムが行った生配信に出演した際、共に出演していた宮本和知一軍投手チーフコーチに『僕はプロに入る時に(先発として)200勝したいという目標を掲げて入ってきたので、その目標は簡単には消えないですね』などと先発へのこだわりを口にしていました。今回原監督が先発と明言したことで、春季キャンプから続けてきた先発返り咲きへのアピールが実を結んだ形になりますね」(野球ライター) 今シーズンは先発を志願し春季キャンプからアピールを続け、31日の紅白戦でも先発として3回無失点と結果を残していた田口。原監督直々の先発確約を、自分のことのように喜んだファンも多いようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について巨人の公式サイトよりhttps://www.giants.jp/top.html巨人の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/yomiuri.giants
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スポーツ 2020年05月29日 20時35分
巨人・田口、ライバルへの闘志を宮本コーチに激白 「200勝したい」先発へのこだわりに「宮本の前でよく言った」反響相次ぐ
巨人・田口麗斗が29日、球団公式インスタグラムが行った生配信に登場。同じく生配信に登場した巨人・宮本和知一軍投手チーフコーチと共にトークを展開した。 今回の生配信は宮本コーチがファンから寄せられた質問に答える形で行われていたが、開始から6分ほど経ったところで宮本コーチが偶然近くを通りかかった田口を発見。宮本コーチはすぐに田口を生配信に招き入れて後方に座らせ、その後は宮本コーチの問いかけに田口が答える形でトークが展開された。 宮本コーチはまず、田口について「(田口は)ムードメーカーで(練習・試合で)一番声も出すし、現役時代の私と似たようなにおいのする選手。体は小さいけれど、内に秘めた闘志はすごいし負けず嫌い」と評価した上で、今シーズンの開幕ローテ候補に名が挙がっている田口に「(ローテ争いにおける)今の最大のライバルは?」と質問した。 それを受け、神妙な面持ちで聞いていた田口は「メルセデスです。怪我が治ってきて状態もいいので」と即答。自身と同じくローテ候補と目される助っ人を挙げた田口に、宮本コーチは「お前マジじゃねーか」と笑いながらツッコミを入れた。 田口の先発へのこだわりはすごいという宮本氏は、「ちょっと中継ぎの話をすると『ビューン!』と(過敏に)反応する。『田口ちょっとリリーフ…あっごめん、先発がさ…』なんて言うとリリーフって言葉にすごく反応する」という田口の一面を暴露。これに対し田口は「(リリーフって言われると)背筋がめちゃくちゃ凍ります」と恥ずかしそうに同調した。 一連の話の最後に、宮本コーチは「先発とリリーフ(を比べて)、どういうところに先発の魅力があるの?」と質問。これに田口は「僕はプロに入る時に『(先発として)200勝したい』という目標を掲げて入ってきたので、その目標は簡単には消えないですね」とキッパリと答え、宮本コーチは「おお!大きく出たねえ!」と笑顔でうなずいていた。 この他にも田口と宮本コーチは、巨人選手たちの人となりから宮本コーチがハマっているという韓流ドラマまで、様々な内容に関するトークを生配信中に展開している。和気あいあいとしたトークの中で、田口の先発に対する闘志、こだわりがうかがえる貴重な配信だった。 今回の生配信を受け、ネット上には、「投手陣預かってる宮本の前でメルセデスがライバルってよく言ったな(笑)」、「開幕ローテ決める宮本を前に臆せず自分の考えを伝えたのは凄い、その気持ちがあれば実際の投球でもいい結果が出ると思うよ」、「中継ぎで200勝は現実的に不可能だから、早いとこ先発掴んで若いうちに少しでも勝ち星稼いでくれ」、「当初の目標をブレずに目指しているのは好感が持てる、プレーでも宮本をうなずかせるように頑張ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 「2015年に巨人に入団した24歳の田口はこれまでに先発として2度の2ケタ勝利を達成していますが、昨シーズンはチーム事情もあり中継ぎとしての登板がほとんど。シーズン後に行われたプレミア12でも侍ジャパンには選出されたものの、先発ではなく中継ぎとしての選出でした。今シーズンは先発を志願し春季キャンプからアピールを続けていますが、先発返り咲きへの思いは相当強いようですね」(野球ライター) 投手の運用を担う宮本コーチに対し、先発へのこだわりをはっきりと伝えた田口。6月19日の開幕までアピールを続け、先発返り咲きを果たすことはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について巨人の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/yomiuri.giants/
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スポーツ 2020年05月28日 17時00分
元中日・井端氏、広島・野村が“天敵”だった? 対戦時打率は1割以下、現役時代の苦戦ぶりを明かす
元中日・巨人で野球解説者の井端弘和氏が27日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。広島・野村祐輔について言及した。 本動画で井端氏は、今自分が現役なら打てそうにない投手を1~3位までランキング形式で選出。1位にプロ8年間で「71勝52敗・防御率3.38・654奪三振」といった数字を残し、2016年には最多勝(16勝)、最高勝率(.842)の2冠に輝いた野村の名を挙げた。 野村を1位とした理由について、井端氏は「現役の時から打てなかった。先日(対戦成績を)調べたら22打数1安打(.045)だった」と打率1割以下に抑えられたことが要因と説明。 続けて、「チェンジアップと思ったら真っすぐだったり、スライダーと思って振っても(バットの)先っぽにしか当たらなかったり。それぐらい自分の中で錯覚を起こさせる投手だった」と現役当時の苦戦ぶりを語った。 井端氏によると、野村は「ボール自体にびっくりするようなボールはない。ストレートは140キロぐらいで、スライダー、カーブ、チェンジアップといった変化球も速く(は)ない」とのこと。それでも打席の中で球種を見極めることは難しかったとした上で、「腕の振りとかにだまされ続けてたのかな」と投球フォームが球種を判別しづらくした要因ではと分析した。 「打席の位置を変えたり、自分のバットよりも重たい井上一樹(元中日/現阪神一軍打撃コーチ)さんのバットを借りて打ちに行ったりもしたが一緒だった」という井端氏。野村が投げる試合で解説を務めている時は、しばしば「(野村を)打ってる人すごいな」と思っていると語っていた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「菅野、千賀あたりが1位と思ってたから野村が1位なのは意外」、「22打数1安打は相当キツいな、よっぽど投球フォームが見づらかったんだろうか」、「野村は凄くコントロールがいいから、なかなか打てるコースに球を投げてこなかったっていうのもありそう」といった反応が多数寄せられている。 現役時代に中日(1998-2013)、巨人(2014-2015)で活躍した45歳の井端氏と、プロ入りから広島(2012-)でプレーする30歳の野村。両者は2012年から2015年にかけセ・リーグで対戦を重ねている。 「野村はストライクゾーンとボールゾーンへの意図的な球の投げ分け、いわゆる“出し入れ”ができコントロールに定評がある投手で、“投げる精密機械”と呼ばれるほどのコントロールを武器に通算213勝を挙げた元広島・北別府学氏と比較する声も多くあります。また、2冠を獲得した2016年にはアメリカメディアが次期日本人メジャーリーガー候補として、当時日本ハムの大谷翔平(現エンゼルス)と共に野村の名前を取り上げたこともありました」(野球ライター) 現役時代の井端氏は通算で「打率.281・56本・510打点・1912安打」といった数字をマークしており、決して打力が低かったわけではない。それだけに、1本しか安打を打てなかった野村の印象はいまだに強く残っているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について井端弘和氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCVhXntGHOpB4vnfkBdN5HlA
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スポーツ 2020年05月28日 11時35分
巨人、“2年目の新人”戸郷がシーズンを左右? 広島の即戦力ルーキーと明暗分かれるか
今年もプロ2年目の選手から選ばれるのか、それとも、ウワサの即戦力ルーキーか…。チームの勝敗が大きく影響しそうだ。 プロ野球各球団は6月19日の開幕戦に向け、同2日から14日まで練習試合を行う。巨人・原辰徳監督によるオンライン取材によれば、16日にも千葉ロッテと練習試合を組んだという。「実戦感覚を取り戻すため、1試合でも多く」(スポーツ紙記者)と受け止められているが、同日に登板する投手がペナントレースのカギを握りそうだ。 「19日は金曜日です。一時期、19日の開幕戦が無理なら、同26日か7月3日と言われていました。すべて金曜日です。なぜ、金曜日からスタートさせたいかというと、3連戦をやって、月曜日に移動・休日を挟んで、火曜日からまた3連戦という流れを作りたいからです」(ベテラン記者) 球界には、月曜日が「移動・休日」なる慣習があり、それを崩さないことが選手の体調管理にもなるという意識からだ。 その慣習だが、こんな見方もできる。3連戦の初戦となる「金曜日」と「火曜日」に投げる投手が重要な役目を担う、と――。 19日金曜日の開幕戦はエース・菅野智之が投げるが、23日火曜日は誰が投げるのか? その1週間前の16日に千葉ロッテと練習試合を行うとなれば、同試合に先発するピッチャーが「菅野に次ぐ準エース」となる。大方の予想は、2年目の戸郷征翔だ。 戸郷は昨年、優勝の懸かった大一番がプロ初先発となった。その後のクライマックスシリーズ、日本シリーズでも“奮闘”したので、「2019年はよく頑張った」という印象だが、公式戦はまだ“8回3分の2”しか投げていない。つまり、2年目の今季は「新人王」の対象選手なのだ。 新人王は、ピッチャーなら一軍での投球回数が30イニング以内、バッターは60打席以内であれば、5年目まではその資格を有し、記者投票の対象となる。 「広島の新人・森下暢仁は即戦力と呼ばれています。佐々岡監督も先発ローテーション入りさせる予定でいるので、オープン戦を終えた時点で、『今年は森下』という予想がされていました」(前出・同) 戸郷が菅野に次ぐ準エースの重圧にも打ち勝てば、森下以上に評価されるだろう。もっとも、その戸郷の自主トレ、キャンプ、オープン戦での言動だが、“2年目の新人”とは思えないオトナの対応を見せていた。 話は3月10日のソフトバンク戦(オープン戦)に遡る。先発マウンドに立った戸郷は、ソフトバンク打線に捕まり、被安打9失点10で4回途中に降板した。前日は昨年の日本シリーズでノックアウトを食らった屈辱を晴らしたいとも語っていた。リベンジに失敗した後に出たセリフは、「直球がシュート回転し…」という反省の弁。このコメントに対し、大量失点を許してしまった敗因を冷静に分析しており、「2年目の高卒投手とは思えない」と称賛するプロ野球解説者も多かった。 先発投手のコマ不足というチーム事情もあるが、この戸郷が連覇のカギを握っている。本人は「今さら新人王?」の心境かもしれないが、「戸郷を勝たせてやりたい」と打線が奮起すれば、優勝争いでも広島を引き離すことができるだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年05月28日 06時30分
ハンデ・戦力外を乗り越えての偉業! 打撃タイトル“19冠”の大打者、張本勲氏が打ち立てた史上唯一の3000本安打
現役時代に日本ハム(1959-1975/前身球団含む)、巨人(1976-1979)、ロッテ(1980-1981)で活躍した元プロ野球選手の張本勲氏。レギュラー出演する『サンデーモーニング』(TBS系)での歯に衣着せぬコメントはたびたび物議を醸している。5月17日の放送では、ドイツのサッカーリーグ『ブンデスリーガ』の再開に「何でやるんかな」と異議を唱え賛否両論を呼ぶなど他競技へ物申すこともしばしばだ。 現在では『サンデーモーニング』の印象が強い張本氏だが、現役時代は球界で輝かしい実績を残したれっきとした名選手。首位打者7回(歴代1位タイ)、最高出塁率9回(歴代1位)、通算トリプルスリー(3割300本300盗塁/史上唯一)など様々なプロ野球記録を打ち立てているが、中でも最も有名なのは現在に至るまで張本氏以外に達成者はいない3000本安打だ。 1980年5月28日、川崎球場で行われたロッテ対阪急の一戦。当時ロッテ所属で40歳だった張本氏は、試合前時点で通算2998安打をマーク。3000本安打達成へ、この日「2番・DH」で先発出場した。 1回裏の第1打席に阪急・谷村智啓から安打を放ち2999安打とするも、第2、第3打席は凡退に終わった張本氏。しかし、6回裏、二塁にランナーを置いた場面で、張本氏は阪急・山口高志のシュートを捉えて2ランホームランを放ち、前人未踏の3000本安打を本塁打で達成した。 ヘルメットを放り投げながら打球を見届け、ガッツポーズも見せながらベースを一周した張本氏。ただ、ここまでの波乱万丈な道のりを思い返したのか、試合後には「感無量」と言葉を詰まらせた。 1940年、韓国出身の両親の元広島で生まれた張本氏。小学校高学年の時に野球を始めたが、4歳の時に負ったやけどの影響で利き手の右手をうまく扱えず。そのため、利き手を左手に変えることを余儀なくされたが、めげずに野球に打ち込み1959年に東映入団を果たした。 入団後の張本氏は1959年に新人王を獲得すると、その後1975年までに首位打者7回、最高出塁率9回、最多安打3回(当時は表彰無し)、リーグMVP1回と、右手のハンデを全く感じさせない打棒で数々のタイトルを獲得。しかし、この間にチームは東映、日拓、日本ハムと経営母体が次々に変わり、大杉勝男、土橋正幸といった主力・コーチが相次いで退団。そして張本氏も1975年オフ、当時のオーナーの意向もあり巨人へトレードされた。 巨人移籍後の張本氏は王貞治の前を打つ3番打者として、1976~1977年のリーグ2連覇に貢献。しかし、翌年以降は左目の不調や右太ももの怪我で低迷し、3000本安打まで残り39本に迫った1979年オフに巨人の戦力構想から外れてしまった。 当初はこのまま引退することを考えたが、「3000本安打を達成しないままやめたら悔いが残る」という周囲の説得もあり翻意した張本氏。金銭トレードで移籍したロッテで達成した3000本安打は、紆余曲折のプロ22年間を経て達成した記録でもあった。 1981年限りで引退した張本氏は、最終的に3085安打をマーク。この記録は日米通算ではイチロー(4367安打/日本では1278安打)が破っているが、プロ野球では巨人・金田正一の「400勝」、阪急・福本豊の「1065盗塁」と共に今後も破られない不滅の記録の1つとして数えられている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年05月27日 19時30分
元巨人・上原氏、マシソンに前もって引退を伝えた? 意外な共通点も告白し、「最強の中継ぎ助っ人」と称賛
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が26日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。巨人時代の元同僚助っ人・マシソンについて言及した。 本動画で上原氏は助っ人選手のみを対象に、自身が思うベストナインを5ポジション(先発・中継ぎ・抑え・一塁・二塁)選出。中継ぎ部門にNPB8年間で「27勝174ホールド・54セーブ・防御率2.46」といった数字をマークし、“史上最強の中継ぎ助っ人”とも称されるマシソンの名を挙げた。 自身がNPBに復帰した2018年から、2019年5月に引退するまで巨人でマシソンと同僚だった上原氏。「彼は投げまくってましたからねえ」と長年巨人ブルペンを支えた点を高く評価すると共に、「人柄・性格がすごく良い(選手だった)」と性格面も良かったと発言。 続けて、「僕が(2019年5月に)引退する時も、前もって引退を伝えたのは菅野(智之/巨人)とマシソンだけ」と、自身の決断をあらかじめ伝えた数少ない選手の一人であることを明かした。 また、上原氏は当時マシソンをサポートしていた通訳が、MLBで自身や黒田博樹氏(元ヤンキース他)の通訳も務めていたという意外な共通点も告白。こうした点もマシソンに思い入れがある理由の一つと語っていた。 マシソンは2019年限りで巨人を退団したが、その際に2020年東京五輪に母国・カナダ代表の一員として参加することを目指すと表明。カナダが予選を突破すれば五輪後、予選敗退ならその時点で現役を引退することも明かしている。「(マシソンは)『東京五輪を最後にやめる』とずっと言ってましたね」という上原氏は、新型コロナウイルスの影響により2021年に延期された東京五輪へ向け「もう一年頑張れよって思います」とマシソンにエールを送っていた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「マシソンは試合見てても圧倒的な中継ぎだった、上原は一時期一緒に勝ちパターンもやってたよね」、「自分も中継ぎやってたから、怪我無く投げ続けることがどれだけ凄いことか分かるんだろうな」、「事前に引退伝えるって相当仲良かったんだな」、「マシソンの通訳が上原、黒田の通訳もやってたって地味に凄い情報」、「面識のある通訳も介して親交が深まったって感じなのかな?」といった反応が多数寄せられている。 現役時代に巨人(1999-2008,2018-2019)、オリオールズ(2009-2011)、レンジャーズ(2011-2012)、レッドソックス(2013-2016)、カブス(2017)で活躍した45歳の上原氏と、フィリーズ(2006-2011/2007-2009はマイナー)、巨人(2012-2019)でプレーした36歳のマシソン。両者は2010~2011年にそれぞれMLBでプレーし、2018~2019年は共に巨人に所属している。 巨人で最優秀中継ぎのタイトルを2回(2013、2016年)獲得し、NPBにおける助っ人最多ホールド記録も樹立しているマシソン。一緒にプレーした時期は1年余りとわずかだが、上原氏の印象には強く残っているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2020年05月27日 17時00分
元中日・川上氏、高橋由伸氏を「接したらいかん」と無視? 星野監督も“話すな”と指示、ルーキー時代の敵対心を明かす
元中日で野球解説者の川上憲伸氏が、中日時代の同僚で四国IL・愛媛でコーチを務める小田幸平氏が26日に公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画にゲスト出演。元巨人で野球解説者の高橋由伸氏について言及した。 大学時代から投打のライバルとして注目を浴びた同い年の川上氏(明治大卒)と高橋氏(慶応大卒)は、1997年ドラフトで共に1位指名を受けプロ入り。本動画で川上氏は、プロ入り後の高橋氏との関係性について語った。 大学時代は球場で顔を合わせたら喋ったり、試合後に電話をしたりと高橋氏とは普通の関係性だったという川上氏。ただ、プロ入り後は「周りがライバルだなんだと言ってくるから、仲が悪くなってくる(ような気がした)。仲が悪いと言ったらおかしいかもしれないけど、それまでは(高橋氏とは)普通に話す仲だったのに『接したらいかんのかな』って(気持ちだった)」という。 また、当時中日の指揮を執っていた星野仙一監督からも「ライバルと話しとったらインコースなんか攻めれんやろ」と言われていたとのこと。そのため、川上氏は球場で高橋氏を見かけても会話どころか目を合わせることも避け、食事も1回ぐらいしか一緒に行かなかったという。 こうした高橋氏への意識は、試合での対戦にも影響していたという川上氏。1年目の高橋氏は川上氏との対戦で常にホームランを狙った真っ向勝負を挑んできたというが、川上氏は「そこを(変化球で)かわしてた。新人王を獲りにいくために」ととにかく結果を重視したと語っていた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「焚きつけてたのは周囲だけど、それで目も合わせなくなるって凄い意識だな」、「星野さんは他球団の選手と話したら即罰金処分ってくらい厳しかったよね」、「川上は高橋を打ち取るたびに吠えたりグラブを叩いてた印象がある」、「変化球でかわしてたは言い過ぎじゃないか?当時見てたけど由伸の時だけ明らかに球速上がってた気がするんだけど」といった反応が多数寄せられている。 現役時代に中日(1998-2008,2012-2015)、ブレーブス(2009-2011/2011年はマイナー)で活躍した44歳の川上氏と、巨人(1998-2015)一筋でプレーした45歳の高橋氏。両者は1975年度生まれの同級生で、1998~2008年、2012~2015年にかけセ・リーグでしのぎを削っている。 プロ1年目の1998年シーズンに川上氏は「14勝6敗・防御率2.57・124奪三振」、高橋氏は「.300・19本・75打点・140安打」とお互いに新人離れした成績を残している(新人王は川上氏)。同年からは約22年が経つが、当時の記憶はいまだに印象深いようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について小田幸平氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCl5XxVyJYNq7gOkemprMBiA
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