巨人
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スポーツ 2021年10月01日 11時15分
巨人、中田の二軍降格は大粛清の前触れか 湿り続ける打線に原監督はお手上げ? 間近に迫るドラフト戦略も混乱か
今季初の同一カード3連敗、連日の完封負け。9月30日の中日戦で、巨人打線は二塁ベースすら踏めなかった。中日の先発・大野雄大の調子が良かったが、ここまでヒドイとは…。これは明日以降の試合にも影響してきそうである。 「試合後、中田翔と秋広優人の二軍降格が決まりました」(スポーツ紙記者) この降格は、優勝戦線での敗北を意味しているのではないだろうか。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< 5回表、中田が2打席続けて凡退すると、そのまま交代させた。捕手の大城卓三がファーストミットを持ってグラウンドに出ると、スタンドから「えっ?」という驚きの声が上がった。 「正一塁手の中島に代えるか、レフトを守っていたウィーラーを回すなら驚きませんでした。まあ、大城も一塁を守ったことがありますが、捕手が本職です。急造一塁手が出たこと、そして、中田を交代させたことにファンは驚いていました」(前出・同) 中田に期待する声はチーム内外から聞こえていた。しかし、この途中交代を見せられ、「今季はもうダメだ」と認識した関係者も少なくないようだ。 「この名古屋遠征で秋広を一軍に昇格させました。若手が活躍するとチームが活気づくので、起爆剤として期待されていました。その秋広を代打での1試合しか起用できなかったことに、チームの苦しい状況が再認識させられます」(プロ野球解説者) 原辰徳監督は、どちらかと言うと、「仕掛けていくタイプの指揮官」だ。失敗した時のリスクよりも、成功した時の相乗効果を選ぶ側であり、そういった性格を知る関係者は、 「秋広を思い切って、スタメンで起用して来るのではないか?」 と予想する声も中日3連戦の前に囁かれていた。原監督は、使いたくても使えなかったのではないだろうか。 「打線が低迷しているので、秋広にヘンなプレッシャーをかけてしまうと心配したようです」(前出・同) それにしても、巨人打線の低迷ぶりはひどすぎる。9月の成績は、6勝14敗5分け。先発投手のコマ不足もあったが、「打てなくて負けた」試合の方が多い。 9月30日もそうだったが、試合前の打撃練習中、原監督は丸、中田、小林、ウィーラーなどに近づき、自らアドバイスを送っていた。「指揮官自ら」というところに危機感も伝わって来る。こんな指摘も聞かれた。 「9月28日、巨人がスカウト会議を開きました。投手の上位指名が確認されたようですが」(ベテラン記者) 会議後、大塚淳弘副代表編成本部長が囲み取材に応じ、「(補強ポイントが)誰が見ても投手とわかっている。うちは投手がいないんで」と言ったが、本当は満場一致ではなかったそうだ。 一軍の打線低迷を指して、大学、社会人の野手の指名の必要性を訴える意見もあったそうだ。関係者によれば、大塚副代表と原監督が意見交換するそうだが、中田を容赦なく途中交代させ、二軍再降格を告げたところを見ると、打撃陣のテコ入れも視野に入れて来るのではないだろうか。 試合後、球場を出る巨人の移動バスを追い掛けると、どんよりとした暗い、重苦しい空気が取材陣にも伝わってきた。終焉、優勝戦線から脱落したチームの典型的な光景だった。この敗北はドラフト戦線だけではなく、大量リストラの大粛清にも反映しそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年09月29日 18時30分
巨人・原監督の試合後コメントに怒りの声「選手だけが悪いみたいで不快」 天敵に屈した野手陣へ苦言もファンから批判を浴びたワケ
28日に行われた巨人対中日の一戦。「2-5」で巨人が敗れた試合後に伝えられた巨人・原辰徳監督のコメントがネット上で物議を醸している。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< 巨人はこの日先発の戸郷翔征が「7回1失点・被安打5」とHQS(ハイ・クオリティ・スタート/7回以上を投げ自責点2以下)をクリアする投球を見せるも、打線が中日先発・柳裕也に「8回1失点・被安打5」と封じられ8回表まで「1-1」とリードを奪えず。その後8回裏に2番手・中川皓太(3失点)、3番手・高木京介(1失点)がそれぞれ失点を喫すると、9回表に中日2番手のR.マルティネスから1点を返すも反撃及ばず敗北した。 試合後、原監督は終盤まで試合を作った戸郷については「先発ピッチャーとしては非常にいい役割をしてくれたと思いますね」と評価。一方、柳に今季の対巨人4勝目を挙げる投球を許した打線に対しては「毎度毎度、もうね。(打線が)目覚めないとね。同じようなゲーム展開でね」と苦言を呈した。 原監督のコメントを受け、ネット上には「今日はただただ戸郷が可哀想なだけの見るに堪えない試合だった」、「柳にいいようにカモられてる(6登板・4勝0敗・防御率1.34)事実を野手陣はどう考えているのか」、「ここまでくるとかなりの重症だな、下手したら来季以降も柳への苦手意識を引きずるのではないか」といった反応が寄せられている。 一方、「まるで選手だけが悪いみたいな言い方で不快」、「打ててない選手をそのまま試合で使ってるあんたが目を覚ますべきだ」、「グチグチ言う前に少しは思い切った采配してくれよ、足使ったり未対戦の野手ぶつけて奇襲かけたりやりようはあっただろ」と否定的なコメントも複数見受けられた。 「同戦の巨人はスタメン、控えを合わせて17名の野手がベンチ入りしていますが、試合前時点では松原聖弥(.300)以外に柳に対して今季3割以上をマークしている打者は不在。迎えた試合では柳に対し、松原は『2安打・1四球』と気を吐きましたが、その他は岡本和真(5回表)、亀井善行(8回表)、大城卓三(同)がそれぞれ1安打を放ったのみでした。原監督は打線がつながりを欠いたことにいら立ちを募らせているようですが、原監督以下首脳陣がこれといった対策をとっていないのも、いいようにやられ続ける一因になっているのではと不満を抱いているファンも少なくないようです。なお、分の悪い投手相手の対策としては盗塁などで揺さぶりをかける、それまで対戦経験の無い野手をぶつけるというやり方がメジャーですが、この日の巨人は盗塁0。加えて、柳と今季対戦がない控え野手5名のうち、中田翔(8回表に代打起用、結果は三ゴロ)しか打席に立つ機会がなかった点も原監督への風当たりが強まっている一要因になっています」(野球ライター) 28日の試合に敗れたことで、同日に勝利した首位・ヤクルトとのゲーム差が5ゲームに広がった3位巨人。天敵・柳相手の敗戦は、優勝争いにも暗い影を落とす一敗になるかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月28日 20時45分
巨人・山口の乱調は原監督のせい? ブランク無視の中4日起用に里崎氏が苦言「全てにおいて悪循環」、辛らつ指摘に納得の声
野球解説者の里崎智也氏が27日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。巨人のプロ16年目・34歳の山口俊についての発言がネット上で話題となっている。 今回の動画で里崎氏は、24~26日に行われたプロ野球の試合についてカードごとに解説。24日のロッテ対西武戦で試合の明暗を分けたロッテの守備や、26日のDeNA対広島戦で「6回3失点・被安打7」と試合を作ったDeNA・今永昇太に感じた気がかりな点などを語った。 その中で里崎氏は、26日の巨人対阪神戦に先発するも「2.2回1失点・被安打2・四球4」と早々に降板した山口について「もう下半身が使えてないね。投球もキレないし」と発言。下半身の力を投球に活かすことができていないように感じたと指摘した。 里崎氏は続けて、「メルセデスと一緒で、中詰めて投げてるのが全てにおいて悪循環になってるのかな」とコメント。同戦の山口は自身14年ぶりに中4日で先発登板しているが、里崎氏は原辰徳監督をはじめとした首脳陣が無理にマウンドに上げたことも投球の乱れにつながったのではと苦言を呈した。 >>巨人・原監督が下品な行動に激怒「そんなことするんじゃねえ馬鹿野郎!」 当事者が明かした“祝勝会尻出し事件”の裏話に驚きの声<< 里崎氏の発言を受け、ネット上には「初回から制球乱れてたし明らかに中4起用は失敗だったな」、「結局3回で早々に代えてるのもムカつく、じゃあ最初から強引に使うなと言いたい」、「メルセデスがダメだった(24日に中5日登板し3回3失点)時点で山口の登板は見直しても良かったのではないか」といった反応が寄せられている。 同時に「そもそも中5、中6で今一つだった投手が中4でいい投球するわけ無いんだよな」、「お世辞にも調子がいいとは言えない中、10年以上やってない起用法をしたらこうなるって首脳陣は誰も思わなかったのか」、「好調だから間隔詰めて登板回数増やしたいっていうならまだ分かるが、山口は不調だから酷使するべきでは無かった」と、同戦前の調子を絡めたコメントも複数挙がった。 「今季の山口は6月にサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下マイナーとの契約を廃棄して巨人入りし、同23日の日本復帰登板から9月26日試合前までに11試合に先発登板。しかし、この11試合全てで失点を喫しており、成績も『2勝6敗・防御率3.34』と黒星が大きく先行していました。そのため、このような状況の中で山口にブランクのある中4日登板をさせた首脳陣へ不満を抱いているファンは多く、里崎氏も十分に間隔を空けないまま投げさせたことで序盤からスタミナ切れを起こしていたのではとみているようです。なお、首脳陣は24~26日の阪神3連戦を優勝争いの勝負どころと位置づけ、初戦にメルセデス、2戦目に菅野智之、3戦目に山口をそれぞれ中4、5日で投入。ただ、メルセデスと山口は早期降板とほとんど機能しなかった上、菅野も『7.1回3失点・被安打6・四球1』と試合を作りながら1点も援護をもらえず。結果、この3連戦は『2敗1分』と痛恨の未勝利に終わっています」(野球ライター) 26日の試合を終え、首位ヤクルト、ゲーム差なしでヤクルトを追う2位阪神とは4ゲーム差をつけられた3位巨人。報道によると首脳陣は今後も先発投手の中4日起用を継続する方針だというが、この判断は優勝争いにどのような影響を及ぼすのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について里崎智也氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFCtAX45lgHcf4s0vAgAxww
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スポーツ 2021年09月28日 11時00分
巨人・原監督、ドラ5・秋広の一軍抜擢は最後の大勝負? 決断の成否は今秋ドラフトにも影響か
最後の大勝負でもあり、今秋のドラフト会議にも影響してくるだろう。 9月28日からの中日3連戦に向け、秋広優人内野手が一軍登録されることが決まった。秋広と言えば、今春キャンプ途中から一軍帯同となり、オープン戦にも出場した。「62年ぶり、王貞治氏以来の高卒新人の開幕スタメンか?」と期待されたが、二軍スタートとなった。 >>巨人・原監督が下品な行動に激怒「そんなことするんじゃねえ馬鹿野郎!」 当事者が明かした“祝勝会尻出し事件”の裏話に驚きの声<< 「阿部慎之助二軍監督が4番で起用しています。打率は2割2分程度なので、『試練』ですよ。開幕一軍を争った頃の一塁ではなく、センターなどの守備に就いています」(スポーツ紙記者) 二軍80試合の成績は、本塁打8、打点24。「9月に入って調子を上げてきた」そうだが、この時期、ルーキーを昇格させるとなれば、将来のために経験を積ませるといったイメージが真っ先に浮かぶ。低迷する打線のテコ入れなら、故障で二軍調整中の梶谷隆幸もいる。また、代わって二軍降格となるのがスコット・ハイネマンだと聞かされると、「来季に向け、育成重視に切り換えたのか?」とも思ってしまう。 しかし、原辰徳監督は勝つことを強く意識していた。 「前政権の2007年、08年は自力優勝の可能性が消えた後、土壇場で逆転優勝しました。07年、ルーキーだった坂本勇人が勝利に貢献し、チームの雰囲気がガラリと変わったんです。新人が活躍すると、チームか明るくなりますからね」(前出・同) 「起爆剤」として期待しているだろう。秋広が打てば、イマイチ波に乗れない丸、中田らに及ぼす相乗効果も望めるからだ。 とは言え、こんな情報も交錯していた。今秋のドラフト会議だが、1位指名は投手になるという。エース・菅野智之が不本意なシーズンを送っているだけに当然の選択だが、将来のクリーンアップ候補も探しているそうだ。 「岡本和真が25歳。岡本に向こう10年、4番を務めてもらうとしても、将来、その前後を打つ大砲タイプがほしい、と。できれば、左打ちの外野手がいいんですが」(球界関係者) 阿部二軍監督が秋広に「外野の練習」をさせてきたのは、その一環かもしれない。 打率で3割台を狙えそうな若手はいるが、「大砲タイプが育っていない、少ない」と言うのが、巨人の見解だ。秋広が今回のチャンスをモノにし、レギュラー獲得までさほど時間が掛からないと判断されれば、今秋のドラフト会議では投手を大量指名するプランに切り換えるそうだ。 左打ちの外野手。昨秋のドラフト会議で佐藤輝明選手を阪神に奪われた後遺症とも言えるのではないだろうか。 「秋広が試合に出れば、07年の坂本、15年の岡本らに並ぶスピード出世なんですが」(前出・同) 原監督はどんなタイミングで秋広を使ってくるのだろうか。名古屋決戦では、高卒ルーキーに注目が集まりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年09月27日 19時30分
巨人・原監督の中田起用は“忖度”だった? データ無視の代打策に疑惑が浮上「長嶋さんに気を遣ってる?」
26日に東京ドームで行われた巨人対阪神の一戦。「3-4」で巨人が敗れたこの試合で、巨人・原辰徳監督が見せた采配がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「1-4」と巨人3点ビハインドで迎えた8回裏に飛び出た代打策。この回巨人は阪神3番手・岩崎優から無死一、二塁とチャンスを作ると、吉川尚輝が二塁打、続く松原聖弥が犠牲フライを放ち2点を返す。その後なおも2死一、二塁の状況で北村拓己に打席が回るが、ここで原監督は北村を下げ中田翔を代打に送った。 ただ、中田は岩崎が2球目に投じたチェンジアップを三ゴロにしてしまい二者残塁で攻撃は終了。同点・逆転を逃した巨人はその後の9回裏は無得点に終わり敗戦。この黒星により自力優勝の可能性が消滅した。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< 裏目に出た原監督の代打策を受け、ネット上には「せっかくの追い上げムードが中田起用のせいで台無しになった」、「絶不調の中田を好調の北村より優先したのは本当に意味が分からない」、「今の数字を完全に軽視してて酷、自分が北村なら絶対ぶち切れてる」といった苦言や批判が寄せられている。 同時に、「誰がどう見ても不調の中田をなぜわざわざ起用したのか」、「二軍では一応数字残してたから、一軍でも同じような調子になるまで我慢するつもりか」、「もしかして二軍で指導した長嶋さんに気を遣ってる?」と中田起用の背景を推測するコメントも複数挙がった。 「中田と北村の9月成績を見ると、中田は『.083・1本・3打点』と打率が1割を切っている一方、北村は『.333・1本・1打点』と3割超。そのため、北村をそのまま打席に送った方が得点の期待値は高かったのではと不満を抱いているファンは多いようです。なお、原監督が中田を起用した詳しい理由は不明ですが、中田は二軍降格中(11~20日)に『.500・4本・13打点』と結果を残して一軍に再昇格しているため、二軍時代のような調子が出てくるまで我慢する腹積もりなのではという意見は散見されます。また、中田が13日に長嶋茂雄終身名誉監督から直接指導を受けていることを引き合いに、原監督は中田に結果を出させないと長嶋終身名誉監督の顔が立たないと考えているのではという見方もありますね(野球ライター) 長嶋終身名誉監督は25日に東京ドームを訪れ、同日の巨人対阪神戦を直接視察したことが伝えられている。もしかすると原監督は中田、そしてチームを気にかける長嶋終身名誉監督から無言の圧を感じているのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月24日 11時00分
巨人、逆転優勝のカギは中田? 降格中の猛練習で復調気配も、本人は未だチームに馴染めずか
中田翔内野手がチームを救ったと言っても過言ではない。 9月23日、デーゲームで行われた広島戦で巨人が快勝した。その先制の2ランアーチを放ったのが中田だ。滞空時間の長い、ホームランアーティスト特有の大飛球だったが、それ以上に印象に残ったのは、そのイニングの攻守交代の時。スタンドのファンが、一塁の守備に向かう広島市出身の中田を拍手で出迎えた。中田も帽子を取り、深々と頭を下げた。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< 「泣いてはいませんでしたが(笑)、彼も忘れることのできないホームランになったと思いますよ」(関係者) 試合後、中田は二軍降格中に打撃を指導してくれた長嶋茂雄終身名誉監督、阿部慎之助二軍監督への感謝を伝えていた。 「二軍調整中は頭で考えるよりも、とにかくバットを振れといった感じでした。不振に陥ると考え込んでしまうタイプなんです。技術的なアドバイスもありましたが、試合前と試合後、その両方で打撃練習をやっていました。若手よりも練習していたかも」(前出・同) 巨人移籍が発表された直後だが、セ・リーグのライバル球団は「ヤバイ、要注意」とこぼしていた。打点王のタイトルを3度も獲得した実績はもちろんだが、4番・岡本和真やチームリーダーである坂本勇人を勢いづける相乗効果のことを指していた。 「岡本の後に中田が続くなんて打線が組まれたら、脅威です」(ライバル球団スタッフ) しかし、それは中田が本来の調子を取り戻した時の話でもある。 中田の移籍には「再起」という言葉がよく使われたが、巨人も「戦力になる」と判断して獲得を決めた。セ・リーグ投手に慣れさせるため、多少打てなくても起用しなければならない時期がある。その昨日までの期間が首位攻防戦で阪神、ヤクルトを捉えきれなかった一因とも言えるだろう。中田の復調がホンモノなら、巨人が終盤戦で一気に加速してくるかもしれない。 「ホームランが出ると、巨人選手は神輿を担ぐポーズをします。中田はちょっと遠慮しているというか、恥ずかしそうですね」(前出・関係者) 神輿を担ぐポーズは、巨人選手たちがノリで「そうしよう」と決めたもの。原辰徳監督が全員で勝ちにいく野球論を神輿に例えたコメントによるものだが、巨人にはこういう明るさがある。多額な補強費を投じることからアンチも多いが、一つの目標に向かっていく際、その過程での苦しみや緊張感を愉しもうとする。阿部二軍監督、坂本がリーダーとなってからは特にそうである。 この広島遠征を終え、24日から阪神との3連戦が始まる。ここで巨人が押し返すことになれば、優勝争いはさらに混戦となる。しかし、中田が活躍しなければその勢いはホンモノとは言えない。 「中田の一塁守備が見直されています。内野手の一塁送球に対し、両足を大きく開脚して捕っており、早い打球にも対応できています」(前出・同) やはり、バットの方で結果を出してもらいたい。阪神3連戦では恐縮、感激の表情ではなく、笑顔を見せてもらいたい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年09月22日 18時30分
巨人・原監督の中田へのコメントに怒りの声「神経を疑う」 一軍復帰戦でノーヒットも“お咎め無し”だったワケは
21日に行われた巨人対広島の一戦。「0-2」で巨人が敗れた試合後に伝えられた巨人・原辰徳監督のコメントがネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、同戦に「6番・一塁」でスタメン起用したプロ14年目・32歳の中田翔に対してのコメント。この日の中田は第1打席では四球を選び出塁するも、その後の3打席はいずれもノーヒットで終了。第2、3打席では2打席連続で空振り三振を喫するなど振るわなかった。 ただ、原監督は「3打数無安打・2三振」に終わった中田を「結果は出なかったけど、まあまあ、いい感じだと思いますね」と評価。また、6回裏1死に広島・小園海斗が放った長打性のゴロをグラブに当て単打にとどめたプレーを引き合いに、「あれを1ヒットで止めるところもすごいですね」とコメントするなど守備面もたたえた。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< 原監督のコメントを受け、ネット上には「3タコ2三振のどこがいい感じなんだ、バットにすらまともに当たってないじゃないか」、「打撃はノーヒットでもお咎め無し、守備では長打防いだくらいで絶賛って神経を疑う」、「同じ一塁なら中島(宏之)の方がはるかに数字良いんだからおとなしく中島使ってくれよ」といった苦言や批判が寄せられている。 一方、「1試合打てなかっただけであれこれ言うのは気が早すぎる」、「中田は今日一軍に戻ったばっかだぞ、降格中みたいな活躍するのはもう少し時間いるだろ」、「二軍ではなかなか打ってたし、もう数試合様子を見ればまた話は変わってくるんじゃないか?」と批判に対する反論も複数挙がった。 「中田は今季後半戦で『16試合・.150・1本・2打点』とほとんど結果を残せないまま、9月11日に巨人移籍後初めて二軍へ降格。その後21日に一軍に再昇格しそのままスタメン出場しましたがサッパリだったため、中田を使うぐらいなら同じ一塁手の中島宏之(63試合・.289・6本・25打点)を起用する方がよっぽど期待できると憤っているファンは少なくないようです。一方、降格中の中田が『6試合・.500・4本・13打点』と絶好調だったことを踏まえて、二軍のような活躍を見せるまでもう少し時間をかけて見ていくべきではという意見も見られます。今回原監督がノーヒットにもかかわらず中田を評価した詳しい理由は不明ですが、二軍でつけた自信が自身の苦言で失われてしまうことを避けるために、あえて甘いコメントを口にした可能性もあるのではないでしょうか」(野球ライター) 21日の試合に敗れたことで、首位阪神とのゲーム差が3.5ゲームに広がった3位巨人。2ゲーム差で追う2位ヤクルトも交えた優勝争いは今後ますます激しくなることが予想されるが、その中で中田がどのような成績を残すのかは大きな注目点となりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月19日 11時00分
巨人助っ人が同僚をボコボコに!「めちゃくちゃ血出てました」 笠原氏が二軍で震えた暴力エピソードを明かし反響
元プロ野球選手の笠原将生氏(元巨人)が13日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。巨人時代の同僚助っ人の暴力エピソードを明かしネット上で話題となっている。 今回の動画で笠原氏は現役・巨人時代(2009-2015)に共にプレーした助っ人の中で、日本球界をなめていたと自身が感じた選手をテーマにトーク。練習は手を抜く一方で練習後のマッサージはしっかり受けていたという打者や、門限を全く守らずに選手寮の寮長からよく怒られていたという投手について語った。 >>巨人投手とDeNA助っ人が怒りの睨み合い! 原監督も仰天「お前さんよく行ったな」 ビエイラの雄叫びで思い出される大騒動<< その中で、笠原氏は2009~2012年途中まで巨人に在籍した助っ人・ロメロが、二軍でしばしば他選手に暴力を振るっていたという話を暴露。ロメロは2009年2月に入団テストを経て入団し、同年7月に支配下昇格したリリーフ投手だが、笠原氏によるととにかく気性が荒く二軍でよく他選手に暴力を振るっていたという。なお、暴力の詳細や理由などについては触れていない。 中でも特にロメロに暴力を振るわれていたのが、自身と同じく2008年ドラフトを経て巨人入りした宮本武文氏だったという。目の敵にされるようになった経緯は触れなかったが、ロメロは二軍のウエートトレーニング施設でよく宮本氏に暴力を振るっていたとのこと。また、「(ロメロは身長が)2メートル(公称は1メートル96センチ)もあって、力も強くて拳もデカくて(手に負えなかった)。宮本は(臆せずに)よく立ち向かっ(てい)たと思うんですけど、めちゃくちゃ血出てました」と、抵抗した宮本氏が流血することもあったという。 「僕の中では『あんまり関わらないでおこう』って思った選手の一人」と、暴力への恐怖からロメロを敬遠していたという笠原氏。「今だったら(巨人・)中田翔的な感じで謹慎処分、外国人だから退団まであったでしょうね」と、明らかに許されない振る舞いだったと振り返った。 笠原氏の発言を受け、ネット上には「ロメロって一瞬だけ抑えやってた奴か、あいつ裏でそんなことやってたのか」、「ストレス発散のつもりかは知らないけど、同じチームの仲間をフルボッコにしてたなんて人間性を疑う」、「単に結果残せない奴よりよっぽどタチが悪いな、笠原の話も含めたら近年最悪の助っ人じゃないか?」といった驚きの声が寄せられている。 同時に、「経歴気になって調べたら、結果的には中田と同じような末路を辿ってるんだな」、「じゃあ巨人放出は暴力絡みだったって可能性もあるのか?」、「当時は『使えないから出されたのか』ぐらいにしか思わなかったが…」と、後の放出との関連を推測するコメントも複数挙がった。 「巨人時代のロメロは2011年に一時抑えを任された経験はあるものの、同年までの通算成績は『47登板・2勝3敗8ホールド11セーブ・防御率2.77』と今ひとつ。翌2012年も開幕から1登板と鳴かず飛ばずの状況の中、同年6月にソフトバンクに交換トレードされました。戦力としてほとんど機能していなかったこともあり、当時このトレード放出を不審に思うようなファンはほとんどいませんでしたが、笠原氏の話を受けてロメロも中田と同じように、同僚への暴力行為が響いて放出に至ったのではと考えているファンは少なくないようです。なお、ロメロは移籍先のソフトバンクでも『3登板・0勝0敗・防御率10.13』とサッパリのまま同年オフにクビになっています」(野球ライター) 成績的にはそれほど目立つような選手ではなかったロメロ。ただ、裏ではやりたい放題だったという笠原氏の話に驚いたファンは多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について笠原将生氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGOKBW_5opgTMC1mJR_fERQ
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スポーツ 2021年09月17日 11時00分
巨人・中田、首位攻防戦までの一軍復帰は濃厚? 阿部二軍監督の“監視”でこれまでの悪癖を払拭か
「中田翔対涌井秀章」の豪華対戦。これ、ホントに二軍戦か? この時期の二軍球場はさまざまなドラマが交錯している。中田たちのように不振で再調整しているベテランもいれば、チャンスに飢えて目をギラギラさせている中堅・若手もいた。また一方では、完全に覇気を失っている選手もいた。“肩たたき”に遭うのを察しているからだ。 >>巨人・井納に怒りの声「三軍に落とした方がいい」 阿部二軍監督の一喝も効果ナシ? 背信投球に歯止めがかからないワケは<< そんなシーズン終盤の巨人対東北楽天の二軍戦で(9月16日)、中田翔内野手が2打席連続のホームランを放ち、復活をアピールした。“優勝争いの大一番”となる24日からの阪神3連戦のキーマンにもなりそうだ。 「中田が一軍登録を抹消されたのは、9月11日。ルール上では一軍再登録が可能となる最短日は21日。21日から、一軍は広島遠征に出ます。そこで一軍合流となるか、東京ドームが舞台となる24日からの阪神3連戦での昇格が予想されています」(ベテラン記者) 関係者も早期の一軍復帰説は否定していなかった。 中田は日本ハム時代から“練習量の多い選手”だった。母校・大阪桐蔭時代を知る学校関係者に聞いても「練習はきちんとやっていた」と言うが、今の中田は、これまでとは違う。良い意味で笑わないのだ。 4番バッターに定着して以来、中田は個人ノックやティー打撃の集中練習の場面で「笑う」ことがあった。イージーミスをした時や、スタミナ切れした時に歯を見せていた。笑うと、「間」ができる。数十秒だが、中断する。中田に限らず、ベテランと呼ばれる年齢の選手たちは、そんな場面をよく見せる。 中田からそんな“中断”がなくなった。阿部慎之助二軍監督の“監視”だ。試合前も若手と同じメニューをこなしていたが、笑って誤魔化すことができないような緊張感が漂っていた。 「長嶋茂雄終身名誉監督にも打撃を指導してもらいました(13日)。『自分のためにわざわざ時間を作っていただき…』と球団を介してコメントしていましたが、本心から出た言葉だと思います」(前出・ベテラン記者) 試合では、興味深いシーンも見られた。6回に回ってきた第4打席で、中田は見送りの三振を喫した。ここまで2打席連続アーチを含む3打数3安打。当然、スタンドのファンは「もう1本!」と盛り上がったが、打席に向かう際、阿部二軍監督がベンチを出て、何かを伝えた。 関係者によれば、「バットを振るな」と指示を出したそうだ。試合における作戦ではない。「中田のため」だ。 「バットを振るつもりで見逃し、ホームベース上でボールがどう見えるのかを分からせるためだったそうです。タイミングの取り方、バットに当たるまでのボールの軌道などをイメージさせるために」(関係者) その全球見逃しの三振後、中田は交代となった。その後も室内練習場に移動してバットを振っていた。 蛇足になるが、阿部二軍監督は痩せた。健康的にスリムになったのだが、「かなり節制していますよ。ウォーキングや運動もして」(前出・関係者)とのこと。そのストイックさも、中田には響くものがあったのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年09月16日 17時00分
巨人・岡本のお立ち台コメントに呆れ声「ウケ狙いより反省して」 同僚の激走に感謝もひんしゅくを買ったワケは
15日に行われた巨人対DeNAの一戦。「7-6」で巨人が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが巨人のプロ7年目・25歳の岡本和真のお立ち台コメントだった。 >>巨人・桑田コーチのグータッチに批判「無神経すぎて呆れる」 危険球退場の山口を称賛? メンタルケアの一環と反論も<< 同戦に「4番・三塁」で先発した岡本は、8回裏の第4打席を終え「4打数2安打・1本塁打・1打点」とマルチ安打を記録。「6-6」と両チーム同点で迎えた9回裏1死満塁では、DeNA5番手・三嶋一輝から左翼へ犠牲フライを放ちチームをサヨナラ勝利に導いた。 試合後にお立ち台に上がった岡本は、インタビュアーからサヨナラ犠飛を放った率直な感想について質問を受ける。すると、岡本は「あのフライやったら、僕がランナーやったら走ってない」と答えて場内の笑いを誘いつつ、「(三走の八百板)卓丸が走ってくれたんで感謝の気持ちでいっぱいです」と、ヘッドスライディングで本塁突入を成功させた三走・八百板に感謝した。 岡本の発言を受け、ネット上には「突然の鈍足自虐コメントは面白すぎる」、「確かに岡本の足だったら余裕でアウトだっただろうな(笑)」、「自分もこの浅さならタッチアップ厳しいって思ったけど八百板はよく走ったよ」といった反応が寄せられている。 一方、「引き分けすれすれのバッティングしておいて何を言ってるのか」、「ウケ狙いよりあんな打球を上げてしまったことを反省してほしいんだけど」、「八百板の激走に加えて、本塁返球が逸れてやっとセーフになったって事実をもう少し重く捉えてほしい」と否定的なコメントも複数挙がった。 「サヨナラの本塁を陥れた八百板は今日が今季初の一軍出場でしたが、二軍ではここまでチーム2位タイの5盗塁をマークしている俊足の選手。一方、岡本は今季の盗塁数がわずかに1個で、この1個を含めたプロ通算の盗塁数も10個と走力に優れてはいませんので、自虐の意味も込めて『僕がランナーやったら走ってない』と口にしたものと思われます。ただ、岡本が放ったフライは落下地点がDeNA左翼・関根大気から見て左斜め前付近と飛距離が浅く、八百板の全速力でのヘッドスライディングに加え、関根の本塁返球が三塁側にややそれたことで間一髪セーフに。本塁憤死で引き分けゲームセットの可能性も決して低くはなかったということもあってか、際どい打球を打ってしまった点に反省を求める声も散見されます」(野球ライター) 辛くもサヨナラ勝利を挙げ、首位阪神とのゲーム差を2.5ゲームに縮めた3位巨人。17日からは2位ヤクルト(17、18日)、阪神(19日)との3連戦が控えるが、この日の劇勝で勢いはもたらされたのだろうか。文 / 柴田雅人
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