巨人
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スポーツ 2022年05月12日 19時30分
巨人・梶谷に「最悪のFA戦士」落胆の声 今季絶望の左ひざ手術が物議、“故障体質”への懸念は獲得当初から
これまで横浜・DeNA(2007-2020)、巨人(2021-)でプレーし、昨季までに「956試合・.270・123本・420打点」といった通算成績を残しているプロ16年目・33歳の梶谷隆幸。12日、左膝の手術を受けたと球団が発表したことが報じられた。 報道によると球団はこの日、梶谷が東京都内の病院で左膝内側半月板縫合手術を受けたことを発表。手術は無事に終わり、退院後からリハビリを開始するというが、今季中の復帰は絶望的な見通しだという。 昨年10月に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた梶谷は今春キャンプから別メニュー調整を行っていたが、開幕後は一・二軍共にここまで未出場。各報道では復帰に向けて励む過程の中で左膝に異常が発生し、回復が思わしくないことから手術に踏み切ったとみられている。 >>巨人、正二塁手・吉川は当分復帰できない? 先の見えない打線復調に原監督は内心激怒か<< 梶谷の手術報道を受け、ネット上には「腰やったばっかなのに左ひざも手術ってマジかよ」、「早期復帰を焦った結果痛めてしまったってことなのか?」、「なんか復帰後も心配だな、腰・ひざに古傷あったら打撃フォームもかなり狂うんじゃないか」と落胆の声が挙がった。 同時に、「だから梶谷はFAで獲ってほしくなかったんだ」、「元々故障体質だったのに大枚叩いたフロントはやっぱり間違ってた」、「故障リスクが高すぎるって意見に耳を傾けなかった球団は猛省してほしい」と球団へ怒りをぶつけるコメントも多数見られた。 「巨人は2020年オフに梶谷を4年8億円の大型契約でFA獲得。ただ、梶谷は横浜・DeNA時代に右足首痛(2013)、左脇腹筋膜炎(2016)、右肩痛(2018)、左かかと打撲(2020)と何度も故障に見舞われている選手だったため、当時は『まともに稼働するとは思えない』と獲得に反対する意見も少なからず挙がっていました。移籍初年度の昨季も左太もも裏負傷(5月)、右手甲骨折(7月)、腰痛(9月)とけがが頻発し、さらに今回の左膝故障・手術で2年目の今季は早々に終了した形ですが、獲得当初から反対していたファンは『だから言ったじゃないか』とさらに不満を募らせているようです。これほど故障が相次いでいる詳しい原因は不明ですが、一つの故障をかばった結果他の箇所に負担がかかって故障し、そのけがをかばった結果また別箇所を痛めるといった負の連鎖に陥っている可能性も考えられます」(野球ライター) 契約終了まではまだ2年あるが、早くも「球団史上でも最悪級のFA戦士だな」とやゆされてもいる梶谷。故障復帰後にファンの信頼を取り戻すことは果たしてできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月12日 11時45分
中日・根尾の一軍昇格即スタメン、原因は人員不足? 本職ではない外野で起用、立浪監督の意図は
立浪竜への注目度が高まりつつある。主力選手の故障離脱で巨人が勝率を落とし、両チームによる僅差での3位争いが始まったからだ。まだ順位を気にする時期ではないが、2ゲーム差以内で4チームが首位争いをする図式となった。そんな熱い攻防戦が始まろうとしているタイミングで一軍昇格が決まったのが、根尾昂だ。 「ヤクルトに完封勝ちしました(5月11日)。移動日のため、巨人は試合がなく、中日が3位に浮上してきました。でも、中日も打線が低迷しており、立浪和義監督も悩みながらの采配が続いているようです」(名古屋在住記者) 根尾の課題も打撃力不足だった。ファームでは上向き状態にあると聞いていたが…。 >>中日・立浪監督が根尾に苦言、「素直に聞けよ」ファンも落胆 福留も指摘した“悪癖”は改善されていない?<< 根尾が一軍復帰したのは、10日。ヤクルト3連戦の初戦だ。 その試合前の神宮球場でこんな光景も見られた。根尾がショートでノックを受け、その後方で立浪監督がノックバットを片手にジッと見守っていたのだ。 「4月21日の二軍降格以降、ショート再コンバートとなりました。ファーム戦ではもっぱらショートを守ってきました」(前出・同) スタメンで起用するはず。ショートで? しかし、「7番・右翼」だった。立浪監督は「まだ無理!」と判断したのだろう。 蛇足になるが、「スタメンは確実」と思ったのにはワケがある。試合前、ベンチ裏の球場内通路に選手が打撃練習を行う順番表のようなものが貼り出される。レギュラー選手や同日にスタメン起用される選手から先に打撃ケージに入る決まりになっており、根尾の名前が“最初の組”にあったからだ。「スタメン起用してもらった10日は3打数ノーヒットでした」(前出・同) そもそも、今回の一軍再昇格だが、ファームでの奮闘が認められたからではないようだ。新型コロナウイルスの陽性判定者が出たことによる“緊急招集”だった。 「小笠原慎之介が根尾のことを気に掛けていました。ドラフト1位同士、その重圧やその期待に応えられなかった悔しさなど、共通する部分が多いらしく」(チーム関係者) 小笠原の方から根尾を食事に連れ出すなどし、自身の失敗談を聞かせていたという。 「8日の二軍戦で、根尾は救援でマウンドに立ちました。今後、打者と投手の二刀流でやっていくのかというと、そうではないようです」(プロ野球解説者) 調整の一環だという。根尾は「ピッチャーをやるとリフレッシュになる」と言い、中日首脳陣が「飛躍につながるのなら」とゴーサインを出したそうだ。 「立浪監督が根尾に期待しているのは本当です。ショート再コンバートは直接話をして、その上で『やってみろ』と励ましていました」(前出・チーム関係者) 中日が僅差での首位争いを続けるには、投打ともに“もう一人”が必要だ。11日のヤクルト戦は、出番ナシ。チーム事情でまた外野を守る可能性も出てきそうだが、それは立浪監督がバッティングで期待しているからだ。首位争いが続けられるかどうか、それは根尾の覚醒次第だ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年05月11日 19時30分
巨人、元木ヘッドの指示ミスが止まらない? 中田が本塁憤死で「広島戦から何も学んでない」と批判、交代求める声も
10日に行われ、巨人が「1-3」で敗れたDeNA戦。三塁コーチャーを務めた巨人・元木大介一軍ヘッドコーチのミスがネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「1-3」と巨人2点ビハインドの7回表に飛び出したミス。この回巨人は2死から中田翔が中安で出塁すると、続く大城卓三が右中間を破る長打を放つ。これを見た元木ヘッドは三塁へ走ってきた中田に、腕をグルグル回すジェスチャーで本塁突入を指示。中田は指示通りに三塁を蹴り本塁へスライディングで突入した。 ところが、DeNA守備陣は素早い中継プレーで、中田がスライディングの動作を見せる前に本塁返球を完了。そのため、中田はボールを持って待ち構えた捕手・山本祐大に余裕を持ってタッチアウトにされ、巨人は無得点でこの回を終える結果となった。 >>巨人・秋広に元木ヘッドが「おかしいでしょ」 新人なのにコーチを酷評? 超生意気発言にファンも驚き<< 突入指示が裏目に出た元木ヘッドに対し、ネット上には「元木の明らかな判断ミスのせいで好機が潰れた」、「クロスプレーにすらなってないから何一つ擁護できない」、「無理して行かせてなければ代打・中島(宏之/得点圏打率375)で一打同点も狙えたのに」と批判が寄せられた。 同時に、「元木ヘッドはこないだの広島戦から何も学んでないな…」、「2週連続の指示ミスはマジで勘弁してほしい」、「先週本塁憤死3連発したのをもう忘れたのか」と、直近のミスを引き合いに出した呆れ声も多数見られた。 「元木ヘッドは4日・広島戦の3回表〜5回表にかけ、本塁突入を指示した走者が3イニング連続でアウトに取られています。試合自体は『6-3』で勝利を収めましたが、ファンの間では『元木のやらかしが無ければもっと楽に勝ててた』と不満が噴出しました。この広島戦から1週間足らずで同様の指示ミスを犯したことから、元木ヘッドの判断能力に対する憤りはますます高まっているようです」(野球ライター) 10日の試合後、「ちょっと俺も反省してる」と指示ミスを悔やんだことが伝えられている元木ヘッド。だが、一部からは「三塁コーチャーは別のコーチに任せるべきでは」と交代を望む意見も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月11日 11時00分
巨人、正二塁手・吉川は当分復帰できない? 先の見えない打線復調に原監督は内心激怒か
救世主は誰か? 5月10日、中田翔が一軍に復帰した。期待されていたのは、打撃力であり、年齢的にもチームのまとめ役になってくれると思われていた。 「巨人に来てから、人が変わりました。今までは常にグループの中心にいるタイプでしたが、巨人に来てからは相手を立てることも多く、どちらかというと、聞き役に徹しています」(ベテラン記者) チームは連敗中。同日のDeNA戦を落とし、5連敗を喫したわけだが、こんな情報も広がっていた。 「10日からのDeNA戦は変則日程。新潟県での遠征が1試合(10日)、1日移動日を挟んで横浜スタジアムで1試合。中田の合流は10日ではなく、横浜スタジアムで試合がある12日ではないかとも伝えられていました」(球界関係者) 5月のここまでの7試合で打線が挙げた総得点数は「17」。1試合平均では、約2・4点となる。一発も期待できる中田の合流を急いだということだろう。 もっとも、その中田は3打数2安打と活躍したが、連敗を止めることはできなかった。中田が再登録されたこの日も、打線は「1点」しか挙げられなかった。坂本勇人、吉川尚輝を故障で欠き、打線の低迷は深刻だ。 「中田をスタメンで使えば、好機に強い中島宏之を代打待機させることになります。中島にセカンドを守らせ、2人を同時にスタメン起用する案が浮上してきました」(前出・同) 2019年の巨人移籍以降、中島は主に一塁を守ってきた。移籍1年目に10試合ほど三塁を守っているが、20年以降、一塁以外のポジションに入ったことはない。 その信憑性はともかく、こうした“臨時コンバート”の話が出るということは、正二塁手・吉川の復帰がかなり遅れそうだとも解釈できるが…。 吉川が肩甲骨周辺の死球を食らったのは、5月4日。その後、精密検査を受け、「骨挫傷」と発表されたが、その怪我の度合いや復帰時期の目処などの詳細は明かされていない。 「最近の傾向ですよね。たとえば、『コンディション不良』とだけ伝え、具体的な病名は言わないってヤツです。状況を具体的に言うと、対戦相手にもチームの内情を教えることになりますから」 他球団の関係者だが、そんな話をしてくれた。 右ヒザの内側側副靱帯損傷と伝えられた坂本にしてもそうだ。その度合いや復帰時期については発表されなかった。 「坂本、吉川は二軍のジャイアンツ球場で軽めの練習をしています。実戦を想定したものではないので一軍復帰はまだ先になりそうですが、通院はしていないようです」(前出・ベテラン記者) チームの内情を隠すのは、大事なことだ。 しかし、打撃陣の低迷は隠しようがない。原辰徳監督は打線改造でピンチを脱出しようとしているが、「(打線が)なかなか機能しないね」とボヤいていた。こんな風に淡々と喋る時が本当に怒っているのだという。4位中日とのゲーム差も「0・5」まで縮まった。次の“コンディション不良者”が出た場合、チームの内情を隠す必要もないくらい、順位を落としてしまうだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年05月10日 20時30分
巨人・菅野、調整登板無しでの復帰も「絶好のタイミング」の声 楽観視されるワケは対戦相手の事情にアリ?
右肘違和感を理由に4月30日から登録を抹消されている巨人のプロ10年目・32歳の菅野智之。5月12日・DeNA戦で一軍復帰・登板する見通しとなったと10日、複数メディアが報じた。 抹消後はこれまで二軍本拠地・ジャイアンツ球場などで順調に調整を行っていること、桑田真澄一軍投手チーフコーチが5日に「痛みも出ずに順調に回復しているということなので、来週に期待したいと思います」とスピード復帰を示唆したことなどが伝えられていた菅野。10日に同球場で一軍先発陣の練習に参加したこと、同日のDeNA戦に山崎伊織が先発することなどから、12日の試合での一軍復帰が見込まれるという。 巨人は菅野が抹消された4月30日~5月8日にかけ「1勝7敗」と大きく黒星が先行しており、この間には赤星優志(5月4日)、堀田賢慎(同月7日)のローテ投手2名が不振により登録を抹消されてもいる。そのような状況で調整登板などを経ないまま、ほぼ最短となる抹消から12日で一軍復帰する見通しの菅野。チームや先発陣の苦境もスピード復帰の背景にありそうだ。 >>巨人・菅野に「4回も故障するんだったら辞めたら」 球界OBの“引退要求”に批判相次ぐ、原監督にも辞任すべきと主張?<< 菅野の復帰報道を受け、ネット上には「早期復帰自体は嬉しいけど、調整登板無しで復帰させて大丈夫なのか」、「スピード復帰した結果痛み再発って展開もあり得そうで不安」、「離脱前も調子今一つだったんだし、もう少しじっくり調整させてもよかったのでは」と心配の声が寄せられた。 一方、「今のDeNA相手に復帰はむしろ絶好のタイミングでは」、「DeNAは打者が大量離脱中だからぶっつけ復帰でもなんとかなりそう」、「打線だけじゃなく投手陣も崩壊気味だし、多少菅野が点取られたとしても十分勝てるだろう」と復帰登板を楽観視するコメントも多数見られた。 「DeNAは現在オースティン(右肘張り)、宮崎敏郎(左太もも裏炎症)、佐野恵太(椎間関節炎)、大田泰示(右太もも裏張り)と主力打者が大量離脱中で、8日・広島戦では一軍打線を支えている主砲・ソトも背中の張りで欠場。また、8日は17失点を喫するなど投手陣も大きな不安を露呈しています。このこともあり、投打ボロボロのDeNA相手なら菅野をぶっつけ本番で投げさせても特に支障はないとみているファンも少なからずいるようです。なお、12日の試合はローテ間隔を考えると戸郷翔征を先発に立てることも可能ですが、そうはせずに菅野を復帰登板させるということは、球団側も同様の考えを抱いている可能性は考えられます」(野球ライター) 離脱前までは「6登板・3勝3敗・防御率3.78」と低調だった菅野。苦境に陥っているDeNA相手の復帰登板は果たしてどのような結果になるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月09日 11時00分
巨人・大勢の初救援失敗、原因は原監督? 先発・高橋とは真逆、えこひいき起用の意図とは
試合後、巨人・原辰徳監督、桑田真澄投手チーフコーチが記者団の質疑に応えてくれた。そこから分かったのは、5月8日の試合の中に「非情」と「温情」の両方が秘められていたことだ。 「試合前、『今日は負けられない』の声がたくさん聞かれました。キャプテン・坂本勇人が右ヒザを負傷したのが、4月30日。その日から、1勝6敗(8日試合開始前時点)とチームは散々な状態です」(スポーツ紙記者) >>巨人・坂本、右ひざ故障離脱は予言されていた? 守備の師匠が懸念していた深刻な問題点とは<< 「負けられない」の気持ちは、投手起用に表れた。先発・高橋優貴を5回途中で降板させた。先取点を奪われたとは言え、1点である。2アウトまでこぎ着けており、連敗でなければ、“勉強”を兼ねて続投させていたはずだ。 桑田コーチは「もう少し投げさせてあげたかった」と話してした。原監督は降板させた5回を指して、「先頭打者のピッチャーに四球を出すようでは…」と怒っていた。また、救援の今村信貴が3連続四死球と振るわなかったことについても、「フォローできないね」と言い放っている。 坂本、菅野智之、吉川尚輝と投打の主力が欠場しており、原監督は新主将役を探していたのかもしれない。 「坂本、吉川がいなくなり、得点能力がガタ落ちです。味方投手が失点する度にチームの雰囲気も悪くなっていくので、投手が踏ん張れるかどうかが勝敗のカギになっていました」(前出・同) 投手陣の奮闘に期待していた。指揮官から非情のコメントが出た理由はこの辺にもありそうだ。 そんな「負けられない一戦」の中で、原監督が「温情」を見せたのは、ルーキー・大勢(翁田大勢)に対してだった。 逆転に成功し、1点リードで迎えた9回表、原監督は“絶対的守護神”となりつつある大勢をマウンドに送った。その大勢が初となる救援に失敗したのは既報通りだが、「非情」に徹すれば、他の投手に交代させていたはず。だが、原監督、桑田コーチともに「交代の選択肢」はなかったようだ。 「いろんな意味で勉強、次につなげることが…」 原監督がそう言えば、桑田コーチも「(今日の敗戦が)後に何勝にも変えてくれると思いますので、そこに期待したいと思います」と答えていた。 ここまで、大勢は新人とは思えないほどの安定感を見せてきた。 とは言え、大勢には「温情」で、他投手には「非情」では単なるエコ贔屓だ。チーム関係者の一人がこう反論する。 「イニングの途中で、クローザーに救援を送ることは、『クローザー失格』を意味します。その方がチームに与える影響が大きい」 大勢が連打された時点で、原監督は敗戦を覚悟したのかもしれない。しかし、守護神までは喪失したくないとし、ガマンした。守護神という、最後の砦は死守したかったのだろう。 繰り返しになるが、主将・坂本を喪失し、原巨人は全く違うチームになってしまった。中田翔の近々の昇格も伝えられるが、大勢が原監督の温情に応え、中田が坂本の代役を務められなければ、このままズルズルと落ちていくだけだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年05月05日 11時00分
ヤクルト助っ人の態度に「なんて奴だ」批判相次ぐ ロッテ・ロメロだけじゃない、味方に激怒し問題となった助っ人たち
1日に行われたロッテ対日本ハムの一戦。「3-9」でロッテが敗れたが、試合結果以上に話題となったのがロッテ先発・ロメロが見せた味方への怒りだった。 「0-2」とロッテ2点ビハインドの4回表1死二、三塁。ロメロはヌニエスの三ゴロをファンブルしこの回2個目の失策を犯した三木亮に対し、グラブを着けた右手を自分の右太ももにたたき付け怒りをあらわに。また、この直後にはマウンドに声をかけに来た三木を背中を向けたまま無視する振る舞いも見せた。 ネット上にも「目すら合わせずに無視するって相当だぞ」などと驚く声が多数寄せられたロメロ。だが、球界では過去にも味方のプレーに激怒し物議を醸した助っ人がいる。 >>ロッテ・ロメロ、予想外の大炎上に「三木がやらかしたせい」の指摘 井口監督も激怒? お粗末な守備ミス連発が物議<< ヤクルト・バーネット(現ヤクルト編成部アドバイザー)は2014年8月19日・巨人戦で、同僚助っ人・バレンティン(現メキシカンリーグ)に激怒し物議を醸した。「4-4」と両チーム同点の9回裏。この回先頭のバレンティンは遊ゴロに倒れベンチに戻った直後、凡退したことへの怒りからかヘルメットを投げ捨てそのままベンチ裏に下がろうとした。 すると、ベンチ裏に続く通路付近の席に座っていたバーネットが、何かを口走りながらバレンティンにつかみかかろうとする。周囲にいた同僚やスタッフがすぐに間に入り制止したが、ネット上には「明らかに一触即発の雰囲気だったが何があったんだ?」と困惑するファンの声が相次いだ。なお、当時の報道ではバーネットは9回表に浴びた同点タイムリーを処理したバレンティンの動きが緩慢だったことに強い不満を抱いていたことや、翌日の試合後に「昨日の影響なんてないよ。僕らはプロだからね」と遺恨は残っていないと示唆したことが伝えられている。 巨人・マイコラス(現セントルイス・カージナルス)は2016年8月28日・DeNA戦で、バッテリーを組んだ捕手・小林誠司をマウンドから怒鳴りつけ話題となった。「2-1」と巨人1点リードの6回裏無死一塁。マイコラスは筒香嘉智(現ピッツバーグ・パイレーツ)に投じた6球目の内角スライダーが外れ四球を与えたが、小林はこのスライダーを捕球した際にミットを制止させずに地面につける。すると、マイコラスはこの捕球に納得がいかなかったのか、左手のグラブで捕球するジェスチャーを見せながら小林に向かって何かを叫んだ。 この後、倉本寿彦に同点タイムリーを浴び降板となったが、ネット上では打たれたこと以上に小林を怒鳴ったことに驚く声が挙がったマイコラス。ただ、試合後の報道では「自分が冷静さを見失った。いい捕手だと思っている」と怒鳴ったことを猛省し、小林も「何とも思わない。彼はいいやつですから」と意に介していないと語ったことが報じられた。 2016年6月26日・ヤクルト対中日戦では、ヤクルト・オンドルセク(現台湾・統一)が見せた怒りが大ごとに発展している。オンドルセクは「4-1」と3点リードの9回表に登板するが、1死一、二塁で左翼手・比屋根渉(前琉球)が打球を後逸するミスを犯すなどして3失点を喫し救援に失敗。すると、9回終了後にベンチ内や裏で、比屋根を含む同僚や首脳陣に暴言を吐くなど怒りをぶちまけていたことが試合後に報じられた。 この事態を重くみた球団は同月28日にオンドルセクを無期限の自宅謹慎処分としたが、オンドルセクが29日に謝罪したことから同日付で処分を解除。ところが、オンドルセクは7月17日に球団から休暇をもらい母国アメリカに帰国すると、21日に代理人を通じて「首脳陣との対立から精神的に立ち直ることが困難」との理由で突如退団を申し出。これを受けた球団は同日付で契約を解除したが、ネット上には「勝手にキレて勝手に退団って何て奴だ」と批判が噴出した。 今回のロメロは試合後に「今は言葉がない。チームに貢献できず申し訳ない」と反省の弁が報じられた一方、足を引っ張った三木に対するコメントは伝えられていない。もし当人同士でわだかまりが生じているようなら、同僚や首脳陣がフォローに入る必要もありそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月03日 11時00分
巨人有利の死球宣告にヤクルト投手が激怒! 思わず“土下座”した選手も? プロ野球序盤戦、物議を醸した審判への抗議
3月25日に開幕し約1カ月が経過したプロ野球。リーグ優勝、Aクラス入りといった目標達成をかけ、セ・パ両リーグで各チームが連日熱戦を繰り広げている。 日々行われる試合ではチームに勝利をもたらすため、闘志や感情をむき出しにした全力プレーを見せファンの支持を集めている選手は少なくない。ただ、こうした気持ちが行き過ぎたのか、ここまでの試合では審判の判定に盾つくような態度を見せたとしてネット上をざわつかせた選手もいる。 >>阪神のサヨナラ勝利が誤審で取り消しに!「責任を取って辞めます」審判は覚悟、監督も激怒した史上最長試合<< DeNA・大和は、審判のストライク判定に対して露骨に不満を示し物議を醸した。3月29日・DeNA対中日戦4回表1死。打席に立った大和はフルカウントから変化球を見送ったが、審判はこの球をストライクと判定。すると、見逃し三振となった大和は「ボールだろ」と言わんばかりに首をかしげた後、左手に持ったバットで地面に線を引くような動作を見せた。 球界ではバットを用いてボールの軌道をアピールする行為は、審判に対する侮辱で即退場となる。大和も即座に審判から退場を宣告され、ネット上には「あきらかに審判に喧嘩売っててヤバすぎる」などと驚く声が相次いだ。なお、大和は試合翌日にNPBから厳重注意と制裁金10万円の処分を科されたことが発表されている。 4月10日・ヤクルト対巨人戦では、ヤクルト・高橋奎二が審判の死球宣告に強い憤りを見せ注目を集めている。9回裏1死三塁で高橋は打席の巨人・廣岡大志に対しカウント「0-1」から内角高めにストレートを投じたが、廣岡は胸元付近に来たボールに対し体を背けつつも、左肘を下げボールの軌道上に差し出すような動きを見せる。そのまま左肘にボールを受けた廣岡に審判は死球を宣告した。 この直後、高橋は左肘を前に差し出すジェスチャーを交え、廣岡が故意にボールに当たりにいったのではと審判に猛アピール。また、アピールが認められなかった後も廣岡に対し謝罪は一切せず、逆ににらみ付けるような表情を見せるなどかなり憤っていた。これを受けたネット上には荒ぶる高橋の姿への驚きと共に、姑息なプレーだと廣岡を批判するコメントも多数寄せられた。 4月16日・日本ハム対ロッテ戦では、日本ハム・伊藤大海が審判のボール判定に対して見せたリアクションが話題となった。5回裏2死一塁の場面でロッテ・レアードを打席に迎えた伊藤は、カウント「1-2」からストレートを外角低めに投じる。伊藤はストライクと確信したのか、ボールが捕手のミットに収まった瞬間にガッツボーズを見せたが、審判はこの球をボールと判定した。 すると伊藤は苦笑いを浮かべながらその場に両膝から崩れ落ちると、そのまま頭まで地面につけ土下座のような体勢に。ネット上では「顔は笑ってるけど静かな怒りを感じる」と驚きの声が相次いだ。なお、報道によると伊藤は試合後に「『あ、ボールかー』と思って。僕、もうガッツポーズしちゃってたので、顔を表に向けられない状態だった。審判さんに怒られちゃいましたけど、全然審判に(何かを思う)とかじゃなくて、恥ずかしさが勝ったってだけです」、「フィールドでも謝って、帰ってからも謝り倒しました」と、“土下座ポーズ”の真相や審判に注意され謝罪した旨を語ったという。 内容次第では試合の勝敗はもちろん、選手のキャリアや年俸にも影響を及ぼす要素となり得る審判の判定。それだけに、判定内容に異を唱えた大和ら3選手の行動はある意味では当然といえるだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月02日 11時00分
巨人・坂本、右ひざ故障離脱は予言されていた? 守備の師匠が懸念していた深刻な問題点とは
阪神に3タテを食らったこと以上にショックが大きそうだ。同時に聞こえてきたのは、「やっぱり」の声だった。 5月1日、巨人の精神的支柱でもある坂本勇人の登録が抹消された。前日の同カードで坂本は途中交代している。併殺プレーを成立させられず、その後すぐにヒザをついて座り込んでしまった。捕球の際、右ヒザを地面に打ったのだ。「右ヒザ内側側副靱帯の損傷」、元木大介ヘッド兼オフェンスチーフコーチは「重傷じゃないと思う」と言っていたが…。 >>巨人・岡本、打席での表情に実況驚き「何か言いたそうな目してる」 退場もあり得たと苦言も、三振直後の一場面が物議<< 「3連戦初戦に先発した菅野智之も右肘を痛め、登録を抹消されました。投打の中心選手がいなくなってしまいました」(スポーツ紙記者) 戦力ダウンは間違いないだろう。 しかし、坂本の故障個所が「右ヒザ」であったことは、ちょっと気になる。元ヤクルト・宮本慎也氏が自主トレ期間中の1月から「今年の坂本はヤバイ」と話していたのは有名な話。それが右ヒザに関係していたのだ。 「坂本は宮本氏に直接電話をし、どこがまずいのか、質問したそうです。宮本氏は捕球体勢が高くなっていること、右足の動かし方、特にヒザで踏ん張らなくなったため、送球ミスにもつながっていることを説明しました」(球界関係者) 2012年、坂本は宮本氏に守備の極意を学んでいる。その信頼関係から「右ヒザの使い方を見直すべき」とのアドバイスにつながったわけだが、 「坂本は手抜きをしようとして右ヒザで踏ん張らなかったのではありません。無意識のうち、認めたくないのかもしれませんが、年齢的な衰えでしょう」 とも指摘されている。 そう言えば、昨季終盤、“らしくない”送球ミスもいくつか見られた。 「巨人首脳陣も察していたのでは。昨季オフ、若手の中山礼都に『坂本超え』の言葉を掛け、発奮させたりして」(プロ野球解説者) また、その坂本が今季開幕戦に左脇腹の故障で間に合わなかった時、原監督は小林誠司を副主将に指名している。“坂本不在”の不安を抱えたままペナントレースに突入したくないのはもちろんだが、これまでのようにフル出場できる体ではないことも察していたのかもしれない。 「レフトのウォーカーの肩の弱さをフォローするため、坂本は外野まで走って中継プレーをしていました。例年以上に疲れているはず」(前出・同) “珍現象”も起きている。ここまで阪神の失策数は「11」で、リーグ最少。巨人は「19」でリーグワーストだ。うち5失策は坂本によるもの。昨季の失策は「4」だから、約1か月で1年分のエラーをカウントしてしまったわけだ。 「このまま終わる選手ではありません。コンディションを整え直せば」 そんな声も多く聞かれた。 チーム全体でもエラーが多いだけに、今年は戦略も変えていかなければならない。「坂本の異変」が首位戦線にも暗い影を落としつつある。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年05月01日 11時00分
巨人・吉川、“故障体質”はもう過去の話? 首位スタートを牽引する働きぶりに原監督もご満悦「堂々と演じている」
吉川尚輝が好調だ。今季は開幕から1番に据えられ、リードオフマンとしての役割を順調に果たし続けている。打率はここまでリーグ4位の.321(4月27日現在)、首位を走るチームを文字通り先頭に立ち牽引する存在だ。 入団以来、持ち前の打撃センスは高い評価を受けつつも、怪我や腰痛にも泣かされ、フル出場はならなかった。今シーズンは3年ぶりとなる開幕スタメンを掴み、コンスタントに安打を記録、要所では盗塁も決めるなど相手チームにとって大きな脅威となっている。 さらに、相手ピッチャーの左右に関係なく、結果を残しているのも今季の特徴の一つだ。ここまで対左投手の打率も3割を超え(.303)、4月26、27日の横浜DeNAベイスターズ戦では二日続けて左投手から安打を放っており、そのバッティングの内容からも好調さが窺える。 27日は初回、横浜先発の坂本裕哉に対し、カウント2-2からの5球目の変化球をセンター前にはじき返し、また前日の安打も左腕の田中健二朗から、ファウルで粘った後の7球目を右中間に運んだ。両打席とも、ボール球を見極めピッチャーに球数も投げさせている。後続への「お膳立て」もきっちりとこなしている。 ここまでの活躍には、原辰徳監督も「一番打者を堂々と演じている」と賛辞を送るなど、ご満悦の様子だ。当の本人は「後ろには凄い人たちがいるから」と、出塁しつなぎ役に徹すると話す。 また、今季より背番号が「2」に変更されており、言わずもがな不動のレギュラークラスが背負う番号だ。かつて巨人で同じ番号を背負った選手の中で、快足とシュアなバッティングで長年にわたり、切り込み隊長を務めた松本匡史(盗塁王2度獲得・1987年引退)の姿が重なるファンも少なくないはずだ。往年の名プレイヤー同様、閃光の如くフィールドを駆け巡ることへの期待が込められている。 好スタートを切ったチームにとって、吉川の成長は測り知れない程の大きな武器となる事は確実。強打者を擁する打撃陣では、ランナーの出塁が大量得点に直結する。昨年はチーム打率がリーグ5位と打線が迫力を欠き優勝を逃した。巨人は過去2シーズン、3割を記録した打者がいないだけに、吉川が安打を放ち攻撃に厚みを加えることで、2年振りのペナント奪還はさらに現実味を増すはずだ。(佐藤文孝)
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