岡田彰布
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スポーツ 2022年10月23日 11時00分
阪神トレード加入の渡邉、二塁奪取は絶望的か 岡田新監督は期待も致命的問題、新庄監督は愛想尽かした?
2014年のプロ入りから今季まで日本ハムでプレーしていたプロ9年目・27歳の渡邉諒。18日に発表された阪神へのトレード移籍はネット上でも大きな話題となった。 各報道によると、阪神の二塁レギュラーが固まっていないこと、強打の右打者を欲していたことから白羽の矢が立ったという渡邉。ネット上の阪神ファンからも期待が寄せられているが、中には「打撃はよさそうだけど守備がなあ…」、「守備も気合入れてやらないと今季後半みたいに干されそう」といった厳しい見方も少なからずあった。 >>阪神・西、今オフのFA退団は避けられない? 流出予想相次ぐワケ、因縁の岡田氏“襲来”で向かう新天地は<< 渡邉は今季までに「447試合・.257・28本・145打点」といった通算成績を残している二塁手。2019年にはレギュラーとして132試合に出場し2ケタ本塁打(11本)をクリアするなどパンチ力には定評がある。 ただ、打撃の一方で守備には難があり、今季までに通算37失策を記録。今季は8月に新庄剛志監督から「二塁ノックの守備でポロポロポロポロしている」と練習段階からミスが多すぎることを問題視され、同月9日に二軍降格とされると、その後は一軍に呼ばれないままシーズンが終了している。 一方、新天地となった阪神は渡邉の打撃力に期待を寄せる一方、16日に就任会見を行った岡田彰布新監督は会見の中で「エラーの数もそうですね、そのへんがね、ちょっとね」、「一番痛いのはスローイングのエラー。いかにキャッチボールからやるか。アウトにできるものを確実にアウトにする」とコメント。5年連続リーグワーストとなっている失策数改善へ、軽率なミスには厳しい姿勢を打ち出している。 「岡田新監督はトレードが成立した18日に取材に応じた際、渡邉について『結構見てたんや。左ばかりだから右は貴重。ある程度レギュラーも張っていた。二塁とかの戦力として考えている』と監督就任前から注目していたこと、二塁戦力として期待を寄せたことが伝えられています。来春キャンプ・オープン戦にかけ相応のチャンスを与えることが予想されますが、渡邉はオフの間に守備力をどれだけ改善できるか、キャンプイン後にどれだけアピールを行えるかが来季を大きく左右するでしょう。ただ、新庄監督を怒らせた守備難が新天地でも露呈するようなら、一気に居場所を失う可能性も否定はできないのでは」(野球ライター) 岡田新監督は渡邉も含めた二遊間の選手の起用法について「(シーズンの)80%以上の固定やで。そんな二遊間をぼんぼん代えられんよ」、「どういうコンビを組ますかは最終的には(来年)2月になると思うよ」と、これと決めた選手を固定する考えを明かしたことも伝えられている。一度アピールに失敗すれば、来季は一年を通じて二軍幽閉という事態に陥る可能性も否定はできないだろう。 「阪神タイガースの一員として、早く認めてもらえるよう全力でプレーしたいと思います」と、日本ハムを通じて新天地での活躍を誓うコメントを出している渡邉。岡田新監督のお眼鏡にかなうプレーを見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月21日 13時05分
巨人・原監督、ドラ1抽選後インタビューに「いつまで喋るんだ」と批判 14年ぶりの当たりクジに大興奮?
20日に行われたプロ野球ドラフト会議で、高松商高・浅野翔吾を1位指名し交渉権を獲得した巨人。指名後の原辰徳監督のインタビューがネット上で物議を醸している。 今ドラフトで巨人は9月28日に公言した通りに浅野を1位指名したが、公言せずにドラフトを迎えた阪神も浅野を1位指名したため抽選に。巨人は原辰徳、阪神は岡田彰布新監督が抽選に臨み、見事原監督が当たりクジを引いた。 >>巨人・小林、来季から正捕手に復帰? ドラ1指名成功で加速する原監督の戦力構想は<< 原監督は抽選終了直後に行われたインタビューに臨んだが、問題となったのはその時間。原監督は「意中の選手を獲得できたのは非常に良かった」という指名成功の喜びをはじめに、今ドラフトに臨むまでの心境や浅野への激励、さらには阪神、岡田新監督と競合に至った感想などをコメント。その結果インタビューの時間が約3分となったが、これは直前に行われた楽天・米田陽介球団社長の抽選終了後インタビューの約2倍の時間だった。 原監督のインタビューを受け、ネット上には「原監督話長すぎ、いつまで喋ってるんだ」、「楽天に比べてインタビューで語りすぎだろ、途中からもう飽きたわ」、「いい加減切り上げてくれないと外れ1位指名に移れないよ」、「ベラベラ喋るから質問追加されて、それでまたベラベラ喋ってっていう負の連鎖になってる」といった批判が寄せられた。 ただ、ファンの反応は批判ばかりではなく、一部からは過去の抽選歴を引き合いに擁護する声も上がっている。原監督は巨人監督のキャリア(2002-2003,2006-2015,2019-)の中でドラ1抽選に12回臨んでいたが、昨年ドラフトまでの結果は「1勝11敗」。2008年ドラフトでソフトバンクと競合した大田泰示(現DeNA)の当たりクジを引いたのが最初で最後の勝利だった。ネット上には「14年ぶりの当たりだから多少の興奮は仕方ない」、「こんだけ期間空いてたらそりゃテンション爆上がりするよ」といったコメントも散見される。 インタビューでは「今日は自宅からここに来る間も道順を変えながら、靴も一番新しいのを履いてきて、まあいろんなことを変えてみました。効果はあったと思います」と、ドラフト前はいろいろなゲン担ぎを行ったことを明かしてもいる原監督。当たりクジにかける思いの強さもロングインタビューの一因となったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月20日 11時05分
阪神、ドラ1指名最後まで決まらず?「絶対即戦力って気持ちはない」岡田新監督は育成ドラフトを示唆か
10・20ドラフト会議。主役は岡田彰布新監督だ。 19日夕方、中日、東京ヤクルトの順番で1位指名選手が公表された。ドラフト会議前に9球団が1位入札選手名を明かすのは異例のこと。あるスカウトの言葉を借りれば、「今年は即戦力系の選手が少ない」という。どの球団も指名重複による抽選、外れた時のリスクを恐れ、あえて公表することで他球団を牽制し合っているわけだ。 >>阪神・藤浪のメジャー志望、黒幕がいる? 交渉手腕には定評も、移籍可否は西の去就次第か<< 「ドラフト当日に決めるDeNAはともかく、阪神は完全に出遅れてしまいました。岡田監督がスカウト会議に合流したのは19日ですよ。まあ、その前に資料は送られていましたが」(球界関係者) 「補強ポイント」では、意見が別れることはなかったそうだ。1位候補を一本化できなかったのだ。 「右打ちの野手、外野手でなくても良いから将来性の高い選手を獲ろう、と。将来性と言うと高校生をイメージするかもしれませんが、阪神の場合は、そうではないんです。大学、社会人の選手を含めて検討します」(前出・同) 高松商高・浅野翔吾外野手、大阪桐蔭高・松尾汐恩捕手、天理大・友杉篤輝内野手らを軸に当日決定する。 忘れてはならないのが、岡田監督の契約期間。2年契約だ。チーム再建を託されたが、5年連続でのリーグワースト失策数をカウントした守備難と、今季25度の完封負けを喫した打線のテコ入れをするとなれば、当然、即戦力が欲しい。 19日のスカウト会議前、岡田監督は、こう語っている。 「絶対即戦力って気持ちはないんだけど、今年に限ってはね。育てるって意味合いが強くなると思う。そういう選手(の指名)が多くなる可能性はありますね」 また、阪神には“ヘンな伝統”がある。上位指名した高校生野手がチームの中核選手まで育たない、と。確かに、阪神の高校卒の主力バッターがすぐに思い浮かばないが…。 「新庄(剛志=現日本ハム監督)がいるじゃないかって? 彼は5位指名だったし。人気球団だから、1位指名ともなると、精神的にもいろいろと大変なんだと思います」(在阪記者) 将来性の浅野、松尾を指名できたとしても、彼らがトラのヘンな伝統を打破した時に、岡田監督はいないかもしれない。 さらに加えて、「星占いかなんかが良かったら引こうかな(笑)」と取材陣を笑わせていたが、岡田監督も高校卒の上位指名選手がなかなか育たない実情は知っているという。 「チーム改革として、高校卒の野手教育にも着手するつもり」(前出・同) やらなければならないことが山積みだ。 第一次政権で、岡田監督は鳥谷敬を育て上げた。周囲の反対を押し切ってショートのレギュラーポジションを与え、攻守で失敗しても使い続けた。その後、ショート歴代最長のフルイニング出場667試合を打ち立て、長くチームを支えたが、彼は“大学卒入団”である。 「新庄の才能に気づいていた当時の二軍首脳陣が試合で使い続け、試合後も居残り練習をさせていました」(ベテラン記者) “意中の選手”を引き当てた後、岡田監督は鳥谷式で育てるのか、球団主導による新庄型を選択するのか…。岡田監督にとって、今年のドラフトは“見返りの少ないもの”となりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年10月17日 16時30分
阪神・岡田新監督、会見コメントに期待の声「あの頃から成長してる」 前政権の過ちを反省? 来季の継投構想が話題に
16日に就任会見を行った阪神・岡田彰布新監督。同日に伝えられた会見中のコメントがネット上で話題となっている。 報道によると、岡田新監督は来季の継投の構想についての質問に対し、本格的な人選は来春キャンプ・オープン戦を終えてからになると回答。その上で「今は3人じゃ無理。(2007年に)勝ちパターンで藤川に10連投させたけど、(今の時代に)そんなんやったら何言われるか分からない」、「4人、5人(の中)で、1人、2人きょうは休んでとかね。今そんな感じでしょ」と、勝ちパターンは固定ではなく日替わりで起用する旨を口にしたという。 >>阪神助っ人に岡田元監督が酷評!「ボロクソ言われるのも当然」致命的弱点指摘にファン納得、獲得自体がミスと指摘も<< 岡田新監督は第1次政権(2004-2008)時代にジェフ・ウィリアムス氏(現阪神駐米スカウト)、藤川球児氏(現野球解説者)、久保田智之氏(現阪神二軍投手コーチ)の3名からなる勝ちパターン、いわゆる“JFK”を軸としたリリーフ陣を構築。在任5年でAクラス4回(リーグ優勝1回)、Bクラス1回を記録した。 ただ、2007年に藤川氏を10試合連続で起用したり、久保田氏をプロ野球記録となる90試合に登板させたりと主戦リリーフの酷使も目立っており、この影響からかウィリアムス氏(2009年に左肩故障、オフに退団)、久保田氏(2009年に右肩、2014年に右肘を故障し同年限りで引退)ら故障者も頻発。こうした過ちが第2次政権でも繰り返されるのではと心配するファンも少なくなかった。 岡田新監督のコメントを受け、ネット上には「リリーフは柔軟に起用してくれそうでちょっと安心」、「酷使が目立ったあの頃からは確実に成長してる」、「前政権みたいな無茶な継投するんじゃ…って思ってたけど杞憂に終わりそうだな」、「15年前の酷使を反省して今のやり方を取り入れようとしてるのは好感が持てる」、「現チームはJFK級とまではいわんが、いいリリーフは数揃ってるから上手くやりくりしてほしい」といった期待の声が上がった。 多くのファンが“再来”を恐れているリリーフ酷使だが、当時10連投を経験した藤川氏も過去にイベント・インタビューなどで過酷な体験談を語っている。藤川氏によると連投が6試合目を超えたあたりから、試合前練習も満足にできないほど心身両面で強く疲労を感じるように。また、最終盤の9、10連投目では「マウンドに上がった時にはもう大汗でしたからね。『またマウンドに立ってる…』(みたいな心境)」と投球前から既にいっぱいいっぱいの状態だったという。 湯浅京己(59登板・2勝3敗43ホールド・防御率1.09)、浜地真澄(52登板・1勝3敗21ホールド・防御率1.14)、岩崎優(57登板・1勝6敗11ホールド28セーブ・防御率1.96)など、力のあるリリーフを複数擁している現在の阪神。こうしたリリーフ陣を岡田新監督がどう活かしていくのかは今後も要注目といえそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月17日 11時00分
阪神・藤浪のメジャー志望、黒幕がいる? 交渉手腕には定評も、移籍可否は西の去就次第か
岡田彰布氏の阪神監督就任の会見が開かれた(10月16日)。「初仕事はドラフト会議」とも言われていたが、その前に決断しなければならないことがある。藤浪晋太郎のポスティングシステムによるメジャーリーグ挑戦を認めるかどうか、だ。 関西圏で活躍するプロ野球解説者が、こう言う。 「阪神がポスティングシステムを容認した前例はあります。2006年オフの井川慶投手です。でも、当時は井川を送り出す見返りとして、30億円前後の譲渡金が阪神に入ってきました。ポスティングシステムのルールも変わり、阪神からすれば、失うものの方が大きい。井川も米球界挑戦の意向を球団に相談してから3年くらいが経過して、ようやく認められましたし…」 今オフの挑戦を認めるとしても、「即決とはならない」と予想していた。 >>阪神・藤浪、岡田政権では外される? 村上の一発に沈んだCS、解説で酷評連発<< しかし、こんな情報も交錯していた。 「藤浪も言っていましたが、世界と戦ってきた他競技のアスリートと話をして刺激を受けたようです。ただ、『環境を変えてみないか?』とけしかけた人物もいて、その人がそのまま代理人を務めるとも聞いています」(球界関係者) 仮に「X氏」としよう。X氏は過去、複数の日本人選手のメジャーリーグ移籍をサポートしてきた。トップクラスのメジャーリーガーを抱えており、米球界では「日本球界通」としても知られている。 「現在のポスティングシステムによる譲渡金は、選手の契約総額によって変わってきます。金額が高くなれば、阪神に入ってくる譲渡金の額も大きくなります」(前出・同) X氏は“強気な交渉”でも有名だ。本当に代理人を務めるのであれば、阪神も納得できるような大型契約をまとめてしまうかもしれない。 「去年の契約更改の席で打ち明けたというから、藤浪自身はそれなりの準備はできていると思われます」(前出・プロ野球解説者) 実際に興味を示しているメジャー球団もあるようだが、駐在スカウトではなく、現地関係者に問い合わせてみると、必ず返ってくるのが、「逆に教えてほしい。そんなスゴイ逸材がどうして伸び悩んだのか?」の声。目下、駐日スカウトのまとめたレポートを分析している最中なのだろう。 「10月15日(現地時間)、スポーツ専門サイト『コール・トゥー・ザ・ペン』が、究極のジョーカーとなるかもと藤浪のことを紹介していました。複数のメディアが伝えていましたが、内容はどこも同じです。大谷翔平と同学年で、ともに将来が期待されていたこと、近年は不振だったことなど」(米国人ライター) 気掛かりな情報もある。その「コール・トゥー・ザ・ペン」が、<リリーバー向きだろう>とも報じていた。 近年、藤浪は先発ローテーションを守りきれていない。そのため、「獲得はギャンブル」の雰囲気もあるという。 「国内FA権を取得した西勇輝が残留するのなら、藤浪の挑戦を認めるのでは?」(前出・球界関係者) メジャーリーグに行きたいだけなのか、それとも、本来の先発投手として、再起の場を米球界に求めるのか…。藤浪は岡田監督と話し合ってから決断すべきだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年10月14日 11時00分
阪神・藤浪、岡田政権では外される? 村上の一発に沈んだCS、解説で酷評連発
ヤクルトがクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第2戦も勝利し(10月13日)、日本シリーズ進出に王手をかけた。 明暗を分けたのは、阪神・藤浪晋太郎の「外角球」。村上宗隆が“ドンピシャのタイミング”で振り抜き、打球はレフトスタンドに消えた。 「どんなボールが来ても打つと決めていたみたい。ホームランは出来過ぎ」(関係者) 「外角球」が来るのは分かっていた。藤浪の速球にだけヤマを張っていた。 「見送れば、ボールカウントになる低めの直球でした。どんなボールが来ても打つと決めさせた村上の心境は分かりませんが」(前出・同) 試合前、藤浪の荒れ球が村上を困惑させると予想されていた。両者の対決はそれを上回る心理戦となったわけだが、藤浪と梅野隆太郎のバッテリーの心境を見抜いていた人がいた。“次期監督”岡田彰布氏だ。 >>ヤクルト・村上、藤浪の速球は打てない? アマチュア相手に露呈した不安要素は<< 「岡田氏がラジオ局の解説で神宮球場入りしていました。岡田氏は阪神戦の解説を続けていましたが、東京まで出向いたのは久しぶりでは?」(在阪記者) その村上の逆転2ランが出たのは、3回裏。先頭打者の出塁を許すが、次打者のセーフティバントを見事なフィールディングで、一塁手・原口文仁が二塁送球のアウトにした。3番・山田哲人もセカンドフライで2アウト。“流れ”は完全に阪神サイドへ傾いていた。 「村上が打席に向かうと、捕手の梅野がマウンドに行きました」(前出・同) 梅野は藤浪の耳元で何かを伝えた。捕手として、“イヤな予感”がしたのだろう。 試合が再開され、梅野は体も左側に動かして、外角一辺倒の配球をする。 「四球で歩かせるつもりではなかったようです。勝負はするが、外角球。コントロールミスでド真ん中に放るな、と。外角球で勝負し、その結果が四球でも構わないという内容の打ち合わせでした」(前出・関係者) ブルペンを見たら、西純矢が投球練習を行っていた。次イニングの阪神の攻撃は7番バッターから始まる。9番の藤浪にも打席が回ってくるので、「代打投入、交代」らしい。 雨の影響で30分以上中断する場面もあった。まだ3回だったが、阪神ベンチが配慮したのだろう。 村上の打球がレフトスタンドに消えた後、岡田氏は解説で「あれを打たれたら」と藤浪をかばったが、「力勝負に出ている」とも指摘していた。その指摘は試合開始から語られていた。村上以外の打者に対しても直球を軸にしている、配球が単純になっていると言いたかったようだ。 ここまでヤクルト打線を抑えてきたことで、バッテリーに「村上と勝負しても」の欲が出てしまったのかもしれない。 また、村上に一発が出た時点で敗戦を予感したのか、岡田氏はリーグトップのトラ救援陣についても触れ、「防御率がいいから抑えている感じはするけど、勝負どころで打たれてる。これだけ(味方野手が)エラーしてたら…」など、厳しいコメントが続いた。 就任後、救援陣の改造に着手するとの情報は間違いないようだ。 藤浪はメジャー挑戦の意向も表明している。それが了承された場合、村上に負けた今日が「最後のタテジマ姿」になるかもしれない。岡田氏のチーム構想に藤浪は入っているのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年10月09日 11時00分
阪神・西、今オフのFA退団は避けられない? 流出予想相次ぐワケ、因縁の岡田氏“襲来”で向かう新天地は
矢野燿大監督がキャンプイン前日に今季限りでの退任を表明し、長らく次期監督が誰になるのか注目を集めた阪神。9月27日に報じられた野球解説者・岡田彰布氏(元阪神監督)の内定は大きな話題となった。 岡田氏は第一次政権(2004-2008)中の2005年にリーグ優勝を果たした実績を持つ一方で、セットアッパー・久保田智之を90登板(2007/プロ野球記録)させるなどリリーフ酷使も目立った監督。内定報道を受けネット上には賛否の声が寄せられたが、中には「因縁の岡田が新監督なら西はFAで出ていくのでは」と、今季海外FA権を取得したプロ14年目・31歳の西勇輝の去就に影響するのではという心配も少なからず見られた。 >>阪神助っ人に岡田元監督が酷評!「ボロクソ言われるのも当然」致命的弱点指摘にファン納得、獲得自体がミスと指摘も<< 「西と岡田氏は2010~2012年にかけオリックスで監督、選手の間柄でしたが、岡田氏は2011年7月7日・楽天戦で初回3失点を喫した西を準備不足と問題視し、試合中にもかかわらずブルペン投球を命じるなど在任中は厳しい姿勢。また、西が2018年オフに阪神入りした際も『去年は10勝13敗なんやろ。10勝って13負けるんだったら3勝0敗の投手の方がええやろ』と酷評するなどさほど実力を評価していない節が見受けられます。一部報道では西もこうした姿勢は快く思っていないと伝えられていることもあり、岡田氏が就任するならFA権を行使しチームを出ていくという予想が強まっているのでは」(野球ライター) 西はオリックス(2009-2018)、阪神(2019-)でプレーしたこれまでのキャリアで、「303登板・110勝96敗1ホールド1セーブ・防御率3.13」といった通算成績をマーク。今季も「23登板・9勝9敗・防御率2.18」と勝敗こそ五分だが安定感は健在。権利行使の判断はまだ明らかにしていないが、仮に宣言なら複数球団が獲得に動くことは濃厚だ。 今季5年ぶりにBクラスに転落した巨人は、チーム防御率がリーグ最下位(3.70)と投手力のもろさを露呈。また、西には今季「4試合・1勝2敗・防御率0.90」と、1試合に1点取れるかというレベルで抑え込まれている。弱点のテコ入れはもちろん、“天敵”を1人つぶせるメリットもあるため、好条件で引き抜きを図ったとしても不思議ではないだろう。 新庄剛志監督が興味を示したことが伝えられている日本ハムも有力候補の一つ。同監督は8月15日に応じた取材の中で新球場へ移転する来季に向け安定感のある投手を補強したいと明かしたが、話の流れで「西くんとか、おっ!岩崎(優/阪神)くんも? 結構いますね」と西の名前を出している。その後には「トライしてほしいってことは(球団に)言いたい」、「(資金が)足りなかったら俺が出すしかない」と並々ならぬ熱意を見せていたことを踏まえると、争奪戦覚悟で獲得に乗り出してくる可能性も十分だ。 岡田氏就任の正式発表は5日19時時点ではまだだが、レギュラーシーズン終了後の見込みと伝えられており、西が権利行使可否を決めるタイミングもこの発表の後になるとみられている。今季で4年8億円の契約が満了する西に対しては阪神側も当然慰留に努めると思われるが、権利行使の可否を含め今後も動向は注目されそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月01日 17時30分
阪神次期監督内定の岡田氏、15年ぶり再登板は諸刃の剣か 悪しき伝統が蘇る危険性も?
猛虎再生は果たせるだろうか。 阪神タイガースの来季監督に、球団OBの岡田彰布氏の就任内定が伝えられている。2008年シーズン以来15年振りの「再登板」となり、岡田氏自身では2012年にオリックス監督退任以来の現場復帰だ。 1985年の「阪神フィーバー」の立役者の一人であり、選手、監督としてもタイガース史にその名を刻んできた岡田氏。しかし、次期監督としてその名が紙面を賑わせた際には、やはり違和感が拭えなかった。 これまで、金本知憲前監督、矢野燿大現監督と若手起用が続いてきたことや、長年に渡りコーチングスタッフとして阪神を支えている平田勝男現2軍監督の昇格が有力視されていたこともあり、岡田氏の復帰は唐突に路線変更が行われた感が強い。 また、岡田氏の監督としてのキャリアも決して眩いものでは無い。前回の阪神監督時には、2005年にリーグ優勝を成し遂げているものの、日本シリーズでは千葉ロッテに0勝4敗で完敗を喫し、2008年ペナントレースでは夏場まで首位を独走するも、後半戦で失速し巨人に13ゲーム差を引っくり返され優勝を逃した。 2010年からオリックスを率いた際にも、3シーズンで全てBクラスという結果に終わっていることからも、阪神の17年連続V逸に終止符を打てるのか疑問符が付く。 さらに、今季は終盤こそCS争いを演じるまで盛り返したものの、キャンプイン前日に矢野監督が退任を宣言したことで物議を醸し、加えて開幕からリーグワーストの9連敗というつまずきもあったことから、来季はネガティブな空気を一掃し、再起を期すべきシーズンとなるはずだ。 日本一という栄光も知り、球団の象徴的存在の一人でもある岡田氏。しかし、名門立て直しに相応しい人物となり得るかは不透明のままだ。阪神やオリックス、さらには現場を離れてもその歯に衣着せぬ言動でも知られてきているだけに、久しく無縁だった「お家騒動」の火種としても、不安視する見方も強い。 加えて、今年の11月で65歳を迎える岡田氏が正式就任となれば、巨人・原辰徳、西武・辻発彦の両監督を上回り、(現時点の)球界最年長監督として位置づけられる。まさに「重鎮」としての存在となることは明らかだが、40・50代の指揮官が実績を残している現在の球界で、どれだけ手腕を発揮できるだろうか。 虎党ならずとも、複雑な思いを抱かざるを得ない今回の監督人事。再建への確かな一歩となるのだろうか。(佐藤文孝)
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スポーツ 2022年09月28日 21時50分
阪神次期監督内定の岡田氏、矢野監督を批判!「文句言われて当然」起用法の問題点指摘しファン納得
元阪神の川藤幸三氏・横田慎太郎氏が共同で運営するYouTubeチャンネルに27日、元阪神監督・岡田彰布氏が登場。動画内での発言がネット上で話題となっている。 今回の動画で両名は動画収録日の21日終了時点で、「65勝71敗3分」とセ・リーグ5位に沈む阪神の課題や問題点を語った。その中で川藤氏から「ずっと最多失策やろ?」と話を振られた岡田氏は、チームの拙守が深刻化している原因を指摘した。 >>阪神助っ人に岡田元監督が酷評!「ボロクソ言われるのも当然」致命的弱点指摘にファン納得、獲得自体がミスと指摘も<< 阪神は2018年~昨年にかけ、4年連続でリーグ最多失策を記録。今季も21日終了時点でリーグワーストの84失策を記録しており、不名誉な記録が5年連続に延びることが現実味を帯びている。 今季も守備ミスが改善されていない理由について、岡田氏は「専門の守備位置がない、というのも絶対あると思うね」と発言。守備位置が固定されていない選手が多いことが大きく影響しているのではという見方を示した。 現在阪神を率いている矢野燿大監督は、選手を本職以外のポジションで使う傾向が強い指揮官。特に顕著なのはどちらも三塁を本職とする大山悠輔、佐藤輝明の起用法で、大山は今季一塁・三塁・外野、佐藤も二塁・三塁・外野と内外野を行ったり来たりしている。 ただ、岡田氏は「打つ方を優先でやってるのかな」と矢野監督の考えを推察した上で、「クリーンナップ打つ奴をこんなに変えたら(アカン)ね」と指摘。守備力よりも打力が重視される中軸打者のポジションをコロコロ動かすのは攻守両面で悪影響だと苦言を呈した。 「(大山・佐藤は)打つ方を期待されているわけで。守備は二の(次)じゃないんだけど、やっぱり(固定の方が)安定して打てるというか、打席を迎えられるというかね」と語った岡田氏。選手は役割や守備位置を固定して起用した方がプレーは安定すると主張した。 岡田氏の発言を受け、ネット上には「守備コロコロは文句言われて当然だな、慣れ親しんだポジションを守った方が守備安定するに決まってる」、「今日は内野、明日は外野なんてやってたら上手くなるものも上手くならないしな」、「今季は未経験のポジションやらせてたこともあったが、こういう博打みたいな起用はマジでやめてほしい」といった同調の声が寄せられた。 また、動画アップ日と同日に岡田氏が阪神次期監督に内定したと報じられたこともあってか、「報道通りに監督やるならポジション固定起用は最優先でお願いしたい」、「前監督時代のように基本固定起用してほしい、それが選手のためだと思う」、「第一次政権での鳥谷(敬氏)みたいに、有望株がいたら定位置与えてもいいぞ」と就任後の改革に期待する声も見られた。 矢野監督の起用法に異を唱えた岡田氏だが、先月もスポーツ紙上で矢野采配を痛烈に批判している。矢野監督は8月26日・中日戦で大山を今季初の右翼、佐藤をプロ初の二塁守備に就かせるという異例の起用を行ったが、岡田氏は「選手にもファンにも失礼」、「残り30試合を切ってCSを争う中、クリーンアップの佐藤輝と大山に今季初めてのポジションを守らせることは理解できない」とバッサリ切り捨てている。 第一次政権(2004-2008)以来、実に15年ぶりに阪神監督に復帰する見込みの岡田氏。守備難にあえぐチームをどのように変えていくつもりなのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について川藤幸三氏・横田慎太郎氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCaqc4dehAPvc47IiXs1rPpA
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スポーツ 2022年09月28日 11時00分
阪神、岡田新監督内定報道に激怒? 正式発表に踏み切れないウラ事情
阪神新監督の正式発表は、少し遅れるかもしれない。 9月27日、東京ヤクルト対阪神。神宮球場のネット裏は異様な緊張感に包まれていた。同日、一部メディアが「岡田彰布氏 監督内定」の大々的な見出しを踊らせたため、報道陣全体と阪神球団との関係に“亀裂”が生じたのである。 「試合後、矢野燿大監督の共同会見はナシ。関西系メディアの質問は受け付けましたが、5分くらいで打ち切られました。これまでは勝敗に関係なく、記者団からの質疑には応じてくれましたが」(スポーツ紙記者) >>元阪神・藤川氏「名前勝手に使うな」入閣報道に激怒? スピード否定するも、育成手腕に期待の声<< 試合は阪神の快勝だった。先発・青柳晃洋の8戦ぶりの勝利で、ハーラー単独トップとなる13勝目。防御率、勝率も合わせ、「投手三冠」の可能性も見えてきた。 渦中の矢野監督だが、終始、笑顔。試合中こそ厳しい表情だったが、試合前もコーチスタッフと談笑するなど、上機嫌だった。「新監督」の一報に怒っていたのは球団スタッフの方ではないだろうか。 「岡田氏は2度目のトラ指揮官就任です。前政権の退任は2008年ですから、15年ぶりとなります。『岡田氏か、平田勝男二軍監督の昇格』と言われてきましたが、球団幹部、本社役員は『全日程が終了するまでは喋らん』の一点張りでした。全日程終了まで新監督の話題はNG、その約束を破ったら、取材拒否もあり得ると…」(前出・同) 今のところ、正式な就任発表日は知らされていない。 「27日の勝利で、巨人と並んで同率3位となりました。同率のままペナントレースが終了すれば、巨人戦に勝ち越しているので、クライマックスシリーズ(以下=CS)に進出するのは阪神となります」(プロ野球解説者) そのペナントレース終了後のCSについて、こんな情報も聞かれた。 「優勝したヤクルトが警戒しているのは、2位DeNAでもなければ、巨人でもありません。リリーフ陣が豊富な阪神なんです」(球界関係者) しかも、“苦手”だった青柳も復調してきた。ヤクルト打線を6回1失点に抑えた27日のピッチングを指して、前出のプロ野球解説者がこう言う。 「シーズン前半、青柳が絶好調だったのは、ツーシームがキレていたから。夏場以降、そのツーシームが思うように曲がらず、シンカーに頼り切っていました。27日はツーシームのキレが戻ってきて、それに、シンカーの精度も上がったような…。CSのような短期決戦で、今までとは違う“シン青柳”を見せられるので、相手チームは苦労しそう」 球界の慣例では、CS、日本シリーズ進出チームに配慮し、新監督の就任会見は「日本一のチームが決まった後」とされている。慣例からすれば、本当にタイミングの悪い新監督内定報道となった。 「こうなった以上、発表が前倒しされるのでは? CSが終了し、日本シリーズが始まるまでの間にドラフト会議があります。監督不在でドラフト会議に臨むのも何だし」(前出・球界関係者) 青柳の復調と救援陣の奮闘で、阪神がCSを勝ち上がった場合はどうなるのか? 岡田氏がドラフト会議に出て、その後また、矢野監督が指揮を執るわけだ。矢野監督だけが晴れやかな表情を浮かべていた。(スポーツライター・飯山満)
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