岡田彰布
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スポーツ 2023年06月16日 15時30分
阪神・湯浅、オリックス戦終盤の態度に批判「負けた雰囲気出すな」 勝ち越し被弾に膝つきガックリ、岡田監督は愛想尽かしたか
15日に行われ、阪神が「2-3」で敗れたオリックス戦。阪神の3番手で登板したプロ5年目・23歳の湯浅京己が見せた姿が物議を醸している。 問題となっているのは、「2-1」と阪神1点リードの9回表でのこと。阪神はこの回守護神の湯浅をマウンドに送り込んだが、湯浅は1死から頓宮裕真に同点の5号ソロを被弾。さらに、2死後には杉本裕太郎に勝ち越しの10号ソロを浴びてしまった。 中継では杉本の本塁打直後に湯浅の様子がアップで映ったが、マウンド上に片膝をついた湯浅は地面を見ながら首をかしげる。また、杉本が三塁ベースを回った後に再度映った際にも、両手を膝につき首をかしげるなどガックリ。この直後、岡田彰布監督は審判に投手交代を告げ、湯浅は「0.2回2失点・被安打2」で降板となった。 >>阪神・佐藤、ファンのヤジにイライラ? 以前より目立つワケは…同僚はアルコールが悪影響と指摘<< 湯浅の姿を受け、ネット上には「明らかに気落ちしてたけど大丈夫なのか」などと心配の声が上がった。一方、中には「気持ちは分かるが士気に悪影響だから控えてほしい」、「裏の攻撃あるのに負けたみたいな雰囲気を出すな」、「守護神なら打たれても毅然とした態度をとってほしかった」といった指摘も見られた。 「野球ではサヨナラの一打を食らった投手が、今回の湯浅のようにマウンド上でガックリとうなだれることは珍しくありません。ただ、まだ自軍の攻撃が残っている状況の場合はチームの士気を下げるリスクを考慮し、感情を表に出さないことが望ましいとされています。今回の湯浅は試合前時点で6月は『4登板・0勝1敗・防御率12.27』と背信投球が続いていた分、またチームに迷惑をかけたと自責の念も強かったのでしょうが、まだ勝負は終わっていない状況でとるべき態度ではなかったと不満を抱いたファンもいたようです」(野球ライター) 湯浅が逆転を許した後の9回裏、阪神は1死から糸原健斗がヒットで出塁したものの、後続の近本光司(右飛)、中野拓夢(空三振)が続けず敗戦。試合後、岡田監督から「ちょっとしんどいわな。これはもう投げさせられへんよ」と守護神剥奪を明言された湯浅は、翌16日に二軍に合流したことが伝えられている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年06月14日 18時30分
阪神、新助っ人の一時帰国に「故障以外にも理由ありそう」憶測の声 “家庭の事情”説も? 再来日未定で退団も現実味か
今季から阪神でプレーしている来日1年目・28歳のB.ケラー。14日に報じられた帰国報道が物議を醸している。 報道による阪神球団はこの日、ケラーが右肘のドクターチェックを受けるため母国・アメリカに一時帰国したことを発表。帰国期間や再来日の日程は未定だという。 昨オフに年俸約8100万円(推定)の単年契約で阪神入りしたケラーは、先発ローテーション候補として期待されていた右腕。しかし、迎えた今季は春季キャンプでなかなかブルペンに入らず岡田彰布監督が苦言を呈し、オープン戦で防御率「7.71」と打ち込まれるなど精彩を欠き二軍スタートとなった。 二軍では4月12日・中日戦までの3登板で防御率「3.45」とOP戦から状態を持ち直しているように見えたが、同日を最後に二軍登板が途絶える。その後、5月30日に岡田監督が「またBK(B・ケラー)がけがかなんか…。あいつなんやねん。ブルペンでまたどっか痛めて、どうしようもない」と、失望交じりにケラーの故障を明かしたことが伝えられていた。 >>阪神佐藤の不振、甲子園のヤジ影響? 掛布氏が「マスコミ・ファンの怖さ」指摘、球団関係者も事前に忠告か<< 今回の帰国報道を受け、ネット上には患部の状態はかなり重いのではと心配する声が上がった。一方、中には「ひじ故障以外にも理由ありそうな気がする」、「こないだ発表してた夫人の妊娠が関係してる可能性もあるのでは」、「奥さんの状況も考えて帰国決めたとしてもおかしくはないな」といった憶測の声も見られた。 「ケラーは一時帰国前の6月10日に自身のインスタグラムに投稿し、ジェニファー夫人が第1子を妊娠したことを報告。エコー写真を持ったジェニファー夫人との2ショット画像を添え、『Baby Keller coming December 2023』と12月に誕生予定という一文を記しています。今回の一時帰国に夫人が同伴しているのかは定かではありませんが、そもそも右肘故障の詳細もほとんど伝えられていないということもあり、気をもんだ一部ファンが憶測を立てているのでは」(野球ライター) 阪神一軍はケラーがほとんど稼働していない中でも、13日終了時点でセ・リーグ首位(36勝21敗2分)に立っている。ケラーの必要性は現状ほとんどないといえるが、球団は今後の処遇をどう考えているのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用についてB.ケラーの公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/bkell721
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スポーツ 2023年06月12日 11時00分
阪神・佐藤の不振、原因はスタミナ切れ? 岡田監督のスタメン外しも効果薄か
「4連敗」はしなかった。6月11日の日本ハム戦に阪神が勝利した。スコアは1対0、投手だけでなく、野手も必死になって守り抜いた印象だ。そんな9連戦最後の試合を、ベンチで見守っているだけだったのが、佐藤輝明である。 「状態悪いからやん。連戦は関係ないやん」 佐藤をスタメンから外した理由を問われ、岡田彰布監督は、9連戦の疲労ではなく、「不振」だと言った。 6月の試合を見る限りだが、佐藤は36打数4安打。シーズントータルでの打率は2割2分2厘、得点圏打率はそれよりも低い2割1分2厘である。 >>阪神戦の塁審、終盤に大誤審? リプレーには“決定的証拠”映る、柘植アウト判定に批判相次ぐ<< 岡田監督の「状態が悪い」発言は図星だったが、チーム関係者がこう言う。 「試合前のミーティングで、岡田監督がいつもよりも長めに話をしています。再三再四、口にしていたのは『疲労』、『連戦でみんな疲れていると思うけど…』と選手たちにねぎらいの言葉を掛けていました」 佐藤の不振も「疲労」とは無関係ではなさそうだ。 コーチ経験のあるプロ野球解説者がその佐藤をこう評していた。 「好不調の波が激しい。7日の楽天戦では田中将大から2本の三塁打を放ったと思えば、翌8日はノーヒット。試合に出て、打席に立たせてみないと、好調なのか不振なのか分からないので、岡田監督からすれば起用しづらい選手なのかもしれません。佐藤の場合、『疲労感』が注意力をなくし…」 10日の同カードだった。8回裏の守備で佐藤は三塁線を破られ、二塁打を許している。佐藤は「ファールではないか?」と三塁塁審にアピールしていたが、 「長打を警戒し、三塁手はライン際に守備位置を変えていなければならない場面。ファールか否かの前に、基本動作を忘れていた凡ミス」(前出・同) と、厳しい意見も聞かれた。 1対0で逃げ切った11日の試合だが、その1点は佐藤の代役で「スタメン三塁」で出場した渡邉諒のバットから生まれたもの。佐藤にはリフレッシュ休暇を与えた方が良さそうだが、そうも行かないようだ。 セ・リーグの打点ランキングを見てみると、佐藤は「34打点」で5位タイ。この数値はヤクルト・村上宗隆と同じで、4位は35打点の巨人・岡本和真。ライバル球団の主軸クラスの打点を稼いでいる。得点圏打率は2割1分2厘だから、「自身の長打で得点を稼いでいる」とも解釈できるが、佐藤には「試合の流れを変える力」があるわけだ。 岡田監督が厳しいことを言いながらも佐藤を使い続ける理由はこの辺にあるのだろう。 「11日、佐藤は出番ナシでした」(スポーツ紙記者) 取材エリアから阪神ベンチを見ていたが、同日の佐藤はベンチ前方に座っていた。帽子はかぶっていたというよりも、頭に乗せていた感じだった。「出番ナシ」は試合前に通告されていたのかもしれない。疲労による注意力の散漫、集中力の欠如は出番ナシでも窺えた。 交流戦突入後、トラの勢いが止まった。再浮上するのは、佐藤の疲労感が完全に抜けた時ではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年06月11日 11時00分
阪神・青柳の不振、岡田監督ら首脳陣も責任大? 元コーチが深刻な問題指摘、二軍再調整も難航か
6日終了時点でセ・リーグ首位(34勝17敗2分)に立つ阪神。好調なチームとは対照的に苦戦が続いているのがプロ8年目・29歳の青柳晃洋だ。 青柳は昨季最多勝(13勝/2年連続)・最優秀防御率(2.05/初)・最高勝率(.765/2年連続)と投手三冠に輝いたチームのエース。だが、今季は「7登板・2勝3敗・防御率5.63」と前年までとは一転して不振に苦しんでおり、5月20日には再調整のため二軍降格となった。 二軍では降格後初登板となった5月31日・中日戦は「8回1失点・被安打4・四球1」と好投を見せるも、2登板目の6月7日・広島戦は「6回4失点・被安打9・四球1」と今ひとつの投球に。一軍を率いる岡田彰布監督の信頼を取り戻せているとはいいがたい状況だ。 >>「阪神・青柳は僕を恨んでいる」元DeNA選手がドラフト裏話を暴露 ドラ5指名予定が突然白紙、運命の分かれ目に驚きの声<< 今季から指揮を執る岡田監督は青柳に開幕投手を任せるなど当初は信頼を寄せていたが、開幕後の成績不振に対しては厳しいコメントが相次いでいた。特に4月21日・中日戦から5月19日・広島戦にかけ4試合連続で初回失点を喫したことにはかなりいら立ったようで、広島戦後の報道では「ずっとやんか。何回も同じことをな、オマエ。初めて投げさせたピッチャーちゃうんやから」、「もうええわ、青柳の話は、ほんまに」と愛想を尽かしたような旨を口にしたことが伝えられている。 その広島戦の翌日に二軍降格となった青柳だが、6月7日の試合では初回4失点と、岡田監督を失望させた課題をまたも露呈。同戦の青柳に関する岡田監督のコメントは伝えられていないが、降格前より評価を落としているとしても不思議ではないだろう。 二軍再調整が難航している様子の青柳だが、2004~2015年にかけ阪神で投手コーチを務めた中西清起氏(元阪神)は今年4月24日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画の中で投球フォーム、特に“腰”に不振の原因があるのではという見解を示している。同氏は「腰の回転と腕の出どころが遅れて来てるのかなという感じで、リリースがやっぱり合ってない」と腰の回転が鈍ってリリースポイントが乱れていると指摘。同時に「フルにローテーション守ってきてるわけですから、毎年同じコンディションというのはできないと思う」と、勤続疲労により腰の回転が鈍っているのではとも推測している。 また、2019、2020年にそれぞれ阪神臨時コーチを務めた山本昌氏(元中日)も、昨オフに出演した番組内で「僕も2シーズン連続で最多勝を獲ったことがあるんですけど、次の年にめちゃくちゃ疲れが来る。それを本人が分かっているか」と発言。2年連続最多勝(1993-1994)の翌年に2勝に終わった自身の経験談を交えつつ、青柳にも勤続疲労の影響が出るのではと心配を寄せている。 両OBの見解が正しいと仮定すると、実戦登板を通じて復調を図っている二軍首脳陣のやり方は、青柳にさらに疲労をためる悪手ということになる。逆に起用は一旦ストップし、休養・フォーム見直しのためにまとまった時間を与える方が効果は見込めそうだ。幸いにもチームは現在一軍ローテーション6枠が埋まっている上、二軍に控える入れ替え候補も複数いる状況。最悪今季を棒に振る覚悟で、勇気をもって青柳を完全休養させてもいいのではないだろうか。 現在は良くも悪くもエース・青柳に依存していない状況の阪神。青柳本人、首脳陣は果たしてどのように復調への道筋をつけていくのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について中西清起氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@user-jw5qu6su8z
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スポーツ 2023年06月08日 11時45分
阪神・岡田監督の打線改造、楽天ブルペンの問題も影響? 中軸の佐藤には不安要素も
前夜とは打って変わっての快勝だ。岡田彰布監督も上機嫌だった。調べてみたら、「4点差」以上をつけての勝利は5月16日の中日戦以来19試合ぶりである。 6月7日、阪神は大幅な打線改造で楽天戦に臨んだ。「3番DH・前川右京、9番左翼・島田海吏」、梅野隆太郎を6番に据え、ノイジーを外した新打線が14安打11得点と爆発した。 “予兆”は「前夜の監督談話」以外にもあった。試合前、屋外のフリー打撃練習の順番が貼り出されるのだが、どの球団も「スタメン出場する選手」から先にケージに入る。前日まで後ろから数えた方が早かった前川の名前が「最初の優先者枠」にあったのだ。 「打ったなあ。見事的中したなあ。全部俺がやってんやけどな(笑)。前川の3番はオレが進言したけどな」 >>阪神・岡田監督、怒りの打線改造? 不振助っ人に苦言連発、試合前の疲労対策も効果薄か<< 近本光司、中野拓夢の「1・2番コンビ」が好調だ。4番・大山悠輔には一発の脅威がある。となれば、対戦投手は「3番バッター」と勝負しなければならない。前夜の岡田監督の言葉を借りれば、「見送ればボール・カウントになる球に手を出していた」ノイジーよりも上り調子の前川を使ったということだが、一歩間違えれば、大敗の可能性を秘めていた。 「9人中6人が左バッターですよ。阪神は控えの外野手陣に右バッターが少ないので」(球界関係者) 楽天の先発は、田中将大。右投手だ。しかし、クローザーの松井裕樹は左腕であり、中継ぎ投手陣に「左がいない」ことで“左偏重の打線”でもイケルと見たそうだ。 さらにまた、こんな情報も聞かれた。 「岡田監督は佐藤輝明の状態を心配していました。同日も三塁打2本と活躍していますが、打球が上がらず、ライナー性のヒットが続いていました。決して悪いことではないんですが、佐藤自身がホームランを欲しがり、バッティングがちょっと強引になっている、と」(前出・同) こうしたチーム状況を聞かされると、この「6月7日の楽天戦」が2023年の阪神にとって、分岐点となったのではないだろうか。 というのは、左の中継ぎ投手がいないことで“大胆な打線改造”ができたわけだが、僅差のゲーム展開、あるいはビハインド状態で試合終盤に突入した場合、左腕クローザー・松井との勝負は避けられない。 岡田監督は「松井を登板させない試合展開」をイメージし、試合序盤で勝負を決めるつもりでいた。しかし、実際は1点の最少リードのまま試合は進み、打者3巡目の5回に追加点を取って、ようやく岡田監督のイメージした「松井を投入させない」展開になった。 「前川が第1、2打席でヒットを放ちましたが、試合序盤の岡田監督はムッとしていました。でも、選手たちが岡田監督の意図を理解し、3巡目以降になんとかしてくれて」(同) 指揮官と選手が一つになった試合でもある。 蛇足になるが、田中の直球に往年のスピードはない。スプリットやスライダーで打ち損じを誘う投球術はさすがであり、阪神打線が序盤戦に苦しんだのはそのせいだ。制球力の高い田中と対戦し、阪神打線は「ボール球に手を出すな!」の岡田監督の言葉を実感したのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年06月07日 11時00分
阪神・岡田監督、怒りの打線改造? 不振助っ人に苦言連発、試合前の疲労対策も効果薄か
試合後、岡田彰布監督が“豹変”した(6月6日)。敵地での東北楽天戦は「1対4」で敗れた。しかし、豹変の理由は敗戦のせいではなかった。 試合後、記者団の質問は、先発・村上頌樹の完投から始まった。調子は決して良くなかった。岡田監督は「完投させてんのに、何も悪うないやんか・」とかばった。しかし、初回の攻撃、一死三塁で打席に立ったノイジーが三振に倒れたシーンに触れた途端、フッと鼻で笑い、 「立っといたら、全部フォアボールやんか。そんなんお前、何十回目よ。おん?」 と、急に怒り出したのだ。 >>阪神戦の塁審、終盤に大誤審? リプレーには“決定的証拠”映る、柘植アウト判定に批判相次ぐ<< さらにこう続けた。 「コンディション? そんなん関係ないよ。そんなん関係ないやんか? そんなんコンディション良かったら、みんな勝てるんか? そんなん関係あらへん。周りがそう思てるだけで、試合は勝つと思てやってるわけやから、そんなもん…」 同日のノイジーは4打数ノーヒット。6月の打率を確認してみたが、0割5分だった。 岡田監督は「ボール球に手を出している。しっかり見極めれば、全て四球で出塁できたのに」という見解だ。 「ノイジーが日本のストライクゾーンに苦しんでいるとは、以前からこばしていました。ノイジー自身は否定していますが、外角のボール球に手を出したり、縦の変化球に苦しんでいる感も見受けられます」(スポーツ紙記者) オープン戦終盤、取材でグラウンドに下りてきた阪神OBに「日本のストライクゾーンに慣れていない」といったことも話していた。 「慣れる」には場数を踏むしかない。岡田監督は3番で使い続けてきたが、この日の様子からして、ガマンの限界のようだ。 もっとも、こんな意見も聞かれた。セ・リーグが交流戦を苦手とする理由にも繋がるのだが、同日はタイト・スケジュールだった。 前日5日の月曜日、雨天中止の影響で千葉ロッテ戦が組み込まれ、その試合が終わったのは、午後11時すぎ。選手が球場を出たのは「午前1時ごろ」(関係者)で、チームは午前10時伊丹空港発の飛行機で仙台入りしていたのだ。 「岡田監督の指示で、屋外での打撃練習はナシになりました。みんな移動でさらに疲れてしまったみたいで」(在阪記者) その“移動ロス”が「コンディション」なる言葉に置き換えられ、岡田監督は「そんなん関係ない!」と怒りながら否定し、「ノイジー個人の問題だ」と言ったわけだ。 「9回に代打で起用された森下翔太も、高めのボール球に手を出して空振り三振に倒れました」(プロ野球解説者) 移動過程が異なり、その違和感がマイナスとなって敗戦に繋がったのだろう。 指揮官の憤りからして、7日の第2ラウンドは「打線改造」となりそうだが、勝敗表を見てみると、2位DeNAも敗れて、ゲーム差は「5.5」のままだが、交流戦だけで見れば、阪神は3勝3敗1分の勝率5割で、DeNA、ヤクルト、中日が「上」にいる。勝負事は何が起きるか分からない。「このあたりで引き締めに掛からないとマズイ」と、岡田監督は思ったのだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年05月30日 11時30分
阪神・岡田監督、前川を“対アンダースロー要員”として抜擢? パ球団側はスコアラー増員で対抗か
岡田彰布監督は「指名打者」(以下=DH)をどう使う? 5月30日、セ・パ交流戦が始まる。好調・阪神の最初のカードは埼玉西武戦、ベルーナドームでビジターゲームとなるため、DH制となる。 「普段、9人制で投手も打席に立つセ・リーグが交流戦に苦手意識があるのは、DH制を上手く利用できないからです。守備が苦手な選手をDHに回すか、代打での打撃成績の高い選手を使うことが多いですが」(ベテラン記者) 岡田監督は違った。オリックスでの指揮官経験もあり、「DH制の活用法」は分かっている。一部在阪メディアの取材で、「6番DH・前川右京」を明言した。 >>阪神打線、岡田監督の一言で覚醒? 敵守護神をことごとく打ち崩せるワケは<< 前川は高卒2年目、初の一軍昇格である。 「一軍昇格は聞かされていたみたい。でも、即スタメンは取材陣を介して知りました」(在阪記者) 28日の二軍戦から戻ると、選手寮前で取材陣が待ち構えていた。岡田監督の「6番DH」プランを知ると、「本当ですか?」と聞き返してきたそうだ。 もともと、打撃力で期待されていた。守備は上手い方ではないが、現右翼手の「ミエセスよりは上手いんじゃないの?」というのが周囲の一致した意見だった。 「代打の渡邉諒をDHでスタメン起用すると思われました」(前出・同) 「DH・ミエセス、右翼・前川」のオーダーにしなかった理由は試合で見せてもらうしかない。しかし、「前川抜擢」は温めていたプランでもあった。 岡田監督が鳴尾浜球場での二軍戦を初めて視察したのは、5月12日--。そう報じられているが、厳密には違ったのだ。確かに直接視察したのは同日だが、 「日中、監督室で二軍戦やパ・リーグの試合を映像でチェックしています。だから、ファーム選手に関する報告書が上がって来ると、ただ読み流すのではなく、自分なりにTVチェックした意見などを返していました」(関係者) とのことだ。 12日の鳴尾浜は視察と言うより、「確認」の意味合いが近く、この時点から前川を昇格させるタイミングを見計らっていたそうだ。 「交流戦ではやはり、『DH・ミエセス』で臨む試合もありそう。広い球場での試合になれば、肩の強い外野手を守備に就けないと…」(前出・同) 岡田監督は映像チェックを日課としてきたからか、交流戦に自信を窺わせた。29日の移動日、新大阪駅で歩きながらの質疑ではあったが、「交流戦は勝率5割で?」の質問を真っ向から否定し、 「いや、5割はあかん。前に比べたら、パもそんな強くないよ。そう差はない。セも強いで」 と「貯金17」からの上積みを狙っていた。 「西武の先発は、アンダースローの與座海人です。左バッターはアンダースローに有利とされており、それで前川の抜擢となったようです」(前出・在阪記者) パ・リーグ側は「話題のチーム」である阪神を叩くことで勢いに乗ろうとしている。阪神戦のスコアラーを増員したとの情報も聞かれた。交流戦を勝ち越せば、トラは完全な独走態勢となるが、パのスコアラーたちのワナに嵌まれば、セ・リーグは混戦となる。 交流戦の主役も岡田阪神か? (スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年05月26日 11時00分
阪神打線、岡田監督の一言で覚醒? 敵守護神をことごとく打ち崩せるワケは
神宮球場で行われたヤクルト12回戦(5月25日)は、岡田阪神が延長戦を制して、5連勝。2位DeNAが敗れたため、交流戦前の「首位キープ」も確定した。 「連夜、最終回の攻撃で2アウトから得点しています。打線の粘りと言うか、諦めない雰囲気が感じられます」(プロ野球解説者) 試合後の岡田彰布監督も饒舌だった。 >>ヤクルト・高津監督に「絶対キレてる」 ベンチでの表情が話題、並木の致命的ミスに試合後も怒り収まらず?<< 打撃好調な大山悠輔、佐藤輝明に関する質問が出ると、「チャンスで(打順が)回ってくるからな。そらまあ、1、2番があんだけ出塁率が良いから、そらもう当然あれや、たまにノイジーでな止まる時もあるけど、アイツで繋がったらそらな、打点なるわな、そら」 と、一気にまくし立てた。 確かに、1番・近本光司、2番・中野拓夢の出塁率も高い。3番・ノイジーを含めた打線の繋がりについてまでしゃべり出すところが、“岡田監督らしさ”でもあるのだが…。 改めて調べてみたが、今季の阪神の延長戦は4試合目。3勝1分けだ。「延長戦に強い」ということはリリーフ陣が強固なのだが、それだけではないようだ。※ ※ 4月1日 DeNA・山崎康晃 (1点)4月4日 広島・栗林良吏 (1点)4月18日 広島・栗林良吏 (2点)5月3日 中日・マルティネス (2点)5月24日 ヤクルト・田口麗斗 (2点)※ ※ 阪神は「守護神キラー」でもある。DeNA、広島、中日、ヤクルトの4球団のクローザーに「負け」を付けており、4月18日・栗林、5月3日・マルティネス、同24日・田口がマウンドに上がった時点では「1点ビハインド」の状態だった。また、2022年セーブ王のマルティネスは、今季2点しか取られていない(25日時点)。その2点を取ったのはトラ打線であり、いかに勝負強いかが分かる。 「岡田監督は見逃し三振を嫌います。空振りしての三振なら、『力不足』ということで納得しますが」(在阪メディア) 1か月ほど前だった。バンテリンドームでの3連戦を終えた4月23日、その中日3連戦で合計4点しか取れなかった打線の不甲斐なさについて聞かれ、 「打てるヤツがおらんのよ」 と、ボヤいていた。 1か月でこんなに変わるものだろうか。 「例えば、1番の近本はスロースターターで、春先はいつも打撃成績がイマイチでした。他選手も同様です」(前出・同) 岡田監督がガマン強く起用したのも大きい。だが、こんな話も聞かれた。 「スライダーを得意球とする投手と対戦したら、普通はスライダー以外のボールを狙うよう指示を出します。でも、岡田監督はその得意球を狙えと言う時があるんです。好投手ならなおさらで、『失投なんか来ない』と考え、得意球を打つことに活路を見出さなければと考えます」(阪神OB) 対戦チームのクローザーに打ち勝っているのは、そんな“逆転の発想”によるものなのかもしれない。 5月26日から甲子園に帰って、宿敵巨人との3連戦を迎える。巨人・大勢に打ち勝てば、セ5球団のクローザーに「負け」を付けたことになる。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年05月10日 11時00分
阪神・岡田監督、「トラの村神サマ」をエースに指名? 先発ローテ再編の裏には不安材料も
新記録樹立ならず。「トラの村神サマ」こと村上頌樹投手が、開幕から32イニング目となる5月9日のヤクルト戦の7回表にサンタナからソロアーチを浴び、「セ・リーグ連続無失点」の新記録達成を逃した。 「村上の失点はこの『1点』だけ。打線が援護できず、敗戦投手になってしまいました」(在阪メディア) しかし、タイ記録もスゴイことなのは間違いない。「31イニング無失点」の記録が生まれたのは、1963年だという。60年、誰も触れることのできなかった“古(いにしえ)の快挙”に並んだのである。 「村上は規定投球回数に到達し、防御率0.28でリーグトップに立ちました」(前出・同) >>阪神・青柳の大不振、原因は腰にアリ? 元コーチが致命的問題指摘、岡田監督も怒りの“三冠王”からの転落ぶり<< 試合後の岡田彰布監督も敗れたとは言え、穏やかな表情を浮かべていた。だが、同時に見えてきたものもある。この村上を先発ローテーションの要所に据えるつもりだ。 「そら、だから火曜日を任せようと思うやんか」 監督インタビューが始まり、新記録を逃した村上のコメントが記者団から間接的に伝えられた。「村上が新記録は気にしていない、自分一人の力ではなく、皆さんのおかげだと話していましたが?」と聞かれ、岡田監督は「火曜日を任せたい」と答えたのだ。 このコメントは意義深い。 通常、ペナントレースの日程は「火曜日」に始まって、日曜日に終わる。月曜日の移動・休日を挟んで、「また火曜日から」となるのだが、その6連戦の初戦を落としたくないというのが指揮官の心境だ。これは、全球団の監督が考えていると言っていい。 「当初、村上の先発は6日の広島戦でした。2試合連続で雨天中止となったため、岡田監督は先発ローテーションの再編に乗り出しました」(プロ野球解説者) ローテーションの再編には、プラスとマイナスの両方が絡んでいる。 昨季まで「一軍登板2試合」だった村上の成長はプラス材料だが、青柳晃洋、西勇輝の実績組はまだ1勝ずつしか挙げていない。岡田監督が期待していた才木浩人も二軍降格で、ベテラン・秋山拓己の調子も上がって来ない。 2試合連続での雨天中止は「ローテーション再編」の機会、プラス材料ともなったわけだが、「阪神はすでに5試合の雨天中止をカウントしています。うち2試合は9月の『予備日』に振り分けられましたが、3試合については未定のまま。今後の台風シーズンも考えると、夏場以降、連戦に次ぐ連戦となりそう」(球界関係者) との声も聞かれた。 ペナントレース終盤での連戦はマイナス材料である。 先のプロ野球解説者がこう続ける。 「9日対戦のヤクルト・吉村貢司郎とは、早くも今季3度目の対戦です。4月30日にプロ初勝利をプレゼントし、9日は6回無得点(1安打)。阪神キラーになりつつある」 その辺に関しては、岡田監督も「苦手を作ったらあかんよな」とこぼしていた。 「火曜日のオトコ」となる村上は、今後、エース対決も避けられないだろう。その村上は試合を落としたことを悔しがっていた。現状に満足しない性格は「火曜日」に適任である。どうやら、1963年の記録に並んだ右腕が前半戦のキーマンになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年05月04日 11時00分
阪神・青柳の大不振、原因は腰にアリ? 元コーチが致命的問題指摘、岡田監督も怒りの“三冠王”からの転落ぶり
3月末の開幕から約1か月が経過した今季のプロ野球。チーム・選手個人の好不調が徐々にはっきりしてくる中、心配が集まっているのが阪神のプロ8年目・29歳の青柳晃洋だ。 青柳はプロ入りした2016年から昨季までに通算52勝、昨季は最多勝(13勝)・最優秀防御率(2.05)・最高勝率(.765)と投手三冠に輝いたチームのエース。だが、今季は開幕投手を務めた3月31日・DeNA戦こそ「5.2回1失点・被安打2・四球1」で白星を挙げたが、そこからは3登板で2敗。「1勝2敗・防御率4.95」と安定感を欠く内容となっている。 開幕前のオープン戦では「4登板・2勝1敗・防御率2.81」とまずまずの数字を残しながら、シーズンでは不振が続く青柳。チームを率いる岡田彰布監督も、2敗目を喫した4月21日・中日戦後に「調子上がってないやん。毎回点取られて」とぼやいたことが伝えられるなど、エースが計算できない現状に頭を抱えているようだ。 >>「阪神・青柳は僕を恨んでいる」元DeNA選手がドラフト裏話を暴露 ドラ5指名予定が突然白紙、運命の分かれ目に驚きの声<< 青柳の不振原因について、2004~2015年にかけ阪神で投手コーチを務めた中西清起氏は“腰”に問題があるのではと指摘している。同氏は4月24日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画の中で、「腰の回転と腕の出どころが遅れて来てるのかなという感じで、リリースがやっぱり合ってないですよね。そういうところで、本来自分が思っているゾーンに投げられていない」とコメント。青柳は腰をかがめた状態からサイドスロー気味に球を投げ込むという東急フォームの持ち主だが、投球時の腰の回転が鈍くなっているためリリースポイントが安定せず、うまくボールを操れていないのではという見解を示した。 また、同氏は腰の回転が鈍くなっている原因について「フルにローテーション守ってきてるわけですから、毎年同じコンディションというのはできないと思う」と、ここ数年ローテを守る中で勤続疲労が出ているのではと推測。その上で「長い距離の遠投やってみたりとか、下半身主導のノック、ショートのあたりにちょっと入って足を使って送球するとか」と、体のキレを出すための調整方法を提案している。 投球フォームに問題がある様子の青柳だが、一部からはメンタル面の影響を心配する見方も上がっている。青柳は4月21日の中日戦後に自身のインスタグラムストーリーに投稿。「メッセージ送るのは自由ですけど訴えられてからグダグダ言わないでくださいね。アカウント消しても意味ないので」という一文を添えた上、「負傷してシーズンを終えろ」、「しんでくれゴミ戦犯」といったコメントが書かれたインスタDM画面のスクリーンショットを投稿している。不振の影響もあってか一部から誹謗中傷を受けている現状を明かしたが、こうした心無い声が青柳の投球を萎縮させる可能性もゼロとはいえないだろう。 今季から就任した岡田監督のもと2005年以来のリーグ優勝、1985年以来の日本一をめざしている阪神。目標実現には青柳の復調は必要不可欠だが、ここから巻き返しを見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について中西清起氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@user-jw5qu6su8z
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