アルコール
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その他 2023年04月19日 22時01分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ チェッカーズ編
もう梅雨が開けたのですね?早いなぁ・・・。ちょいと前までは北海道はエアコン要らずと言われておりましたが日中は無いとヤバいです。どうも【男の酒道】執筆者、大野です。今回はオールドボトルのブレンデッドウイスキー《CHEQUERS/チェッカーズ》をご紹介します。フミヤが居たチェッカーズとは何の縁も所縁も御座いません。あしからず。とは言え、お陰様でと言いましょうか紹介すると一発で名前を覚えて頂けるのは非常に有難い事ではあります。1フレーズ聴かされるのもお約束wさて、このチェッカーズですが【終売品】でございます。90年代初頭で姿を消しました。当店ADDICTにストックしている物は80年代に流通していたもので、デッドストックがたまに出てきます。70年代だと年数表記が無く【SUPERB DE LUXE】と表記されております。陶器ボトルや15年物なども有りますのでスコッチ好きなら一度試してみる事をお勧めいたします。キーモルトは【LINKWOOD/リンクウッド】、2ndラベルとして【アボッツチョイス】がありました。販売会社は【ジョン・マキュワン社】。ん?業界でマキュワンと言えば【ジム・マキュワン】氏が有名ですが血族なのかな?調べてみたけどちょっと解りませんでした。15歳でボウモアの樽職人スタートの人だから関係ないかな?ちょいと脱線いたしますが【ジム・マキュワン氏】は【ボウモア】で38年勤めた後【ブリックラディ】を再建し、数年前に引退したようです。その内詳しく書こうかと思います。このチェッカーズの由来はロンドンから北西に40km程行った所、バッキンガムシャーの古城の旧跡からだそうです。現在は英国首相の別邸として使われているようです。個人的にも折角、美味しいブレンデッドなのに無くなってしまった事が悔やまれる一品です。何事もそうですが失ってしまってからでは遅いのですよ。そろそろ球数が少なくなってきているようなので何処かで見かけたら是非お試しくださいませ。やっぱりブレンデッドウイスキーって美味しいなぁ~と思うはずです。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年04月17日 22時01分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ジントニック編
あなたのカクテルの定番は?マティーニ?ギムレット?ジンフィズ?ソルティドック?カルアミルク?世代によっても違いますが、誰でもカクテルの一つや二つは経験していると思います。特にバブルを経験したお兄様やお姉さまは、私はぶっちぎりで《ジントニック》です。たぶん同じ意見の方も多いのではないでしょうか?実際、外に飲みに出た時、初見のお店だとこれを一杯目に注文します。スタンダードなレシピですと、ゾンビグラス(コリンズグラス)にドライジン45ml、カットライム1/8カット、トニックウォーター適量でビルドって感じです。シンプルですし材料も手に入りやすく御家庭でも作ることが出来ます。でもね・・・味にセンスが出るんですよ。意外なお店でメチャメチャ美味いジントニが出て来る事もありますし、名店と聞いてた所がたいした事なかったり。。。何処とは言いませんが。まぁ、その店その店で味わいが、かなり違います。なので、世の中のやる気が有るバーテンダーや、こだわりが有るお店は自分のレシピを持ってますし、その店の味がちゃんとあります。生意気にも、うちのお店にも有ります。そして初見のお客様がジントニックを頼んだ場合、お店にとってはチャンスになります。私の場合、相手の雰囲気や注文の仕方、ベースのジンを伝えた時の反応等から仕上がり具合を調節して、その時のベストな一杯を提供する事を心掛けております。ここで一口飲んだ時に《美味っ!》となれば、そのお客様はリピーターになる確率がメチャメチャ上がるからです。色々なお店で飲んでいるから頭の中にランキングがボンヤリとでも有る訳ですよ。そのランキングでぶっちぎりで1位を取れればここの店は良い店だと認識されるわけです。たぶん他のBARもその辺は意識しているはずです。決して大げさな話しではなく、最寄りのBARで聞いてみて下さい。まぁまぁ同意頂けるはずです。そこから会話も弾むでしょうし。ちなみに当店《ADDICT》では、ごくごく普通のレシピです。レシピはね。一応紹介致しますと・・・ゾンビグラスにかち割り氷を5~6個入れステアし、グラスが曇るまで冷やします。ベースのジンは常に冷凍庫で冷えている《タンカレー》。ライムはメキシコ産の皮の薄い奴をくし型に1/8カット、両サイドとワタは取ります。トニックウォーターは《シュウェップス》、ソーダも少し足します。手順としては、グラス内の水を切り、身に3か所ほどナイフを入れたライムを絞ります(皮はまだ入れない)。そこにトニックウォーターを適量入れてからジンを40ml、炭酸を30mlの順に入れ、底までバースプーンを入れ氷を3㎝ほど持ち上げる感じで、決してガチャガチャしません。最後に先程絞ったライムをグラスの上で軽くツイストしてグラスの中に。グラスの底を拭いて提供する。ってな感じです。文章で伝えるのって難しい。たぶん手順が他店とは違うと思うんですけどね。通常 ジン→ライム→トニック当店 ライム→トニック→ジン簡単に言うとこんな感じです。同じ材料を使っても順番を変えるだけでも仕上がりに差が出るって事です。後はそれぞれのお好みで。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。ジントニック飲んでみて!監修Bar ADDICT
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その他 2023年04月15日 22時01分
アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ シンジケート編
さて、今回のお酒は【シンジケート58/6】です。日本では1991年より輸入されているブレンデッドスコッチウイスキーです。しかも輸入元が「角川春樹事務所」でした。《1958年》に6人のグループが30年以上放置されたウイスキーの樽をリースの港で偶然に発見!すべて買い取りプライベートブレンドを作った。それは何時しか周りの知る事となりオリジナルと同じ製法で世に出る事となった。。。バーテンダー的にはこんな把握の仕方だと思われます。さて、このシンジケートですが一応使われているお酒が公表されておりますので紹介致します。(1)トーモア 1960(1959)(2)ダルモア(3)バルブレア(4)トマーティン(5)ロングモーン(6)グレングラッサ(7)インチガワー(8)グレンキース 1960(1957)(9)グレングラント(10)キャパドニック(11)ダフタウン(12)グレンファークラス(13)タムナヴーリン 1966(14)トミントゥール 1964(15)ブラドノック(16)キンクレイス 1957(17)インヴァーリーヴン(18)ブルイックラディ(19)インヴァーゴードン(グレーン)(20)ノースブリティッシュ(グレーン)えー、説明に対して突っ込んでみました。輸入する時に盛っちゃった感が凄いです、まだ存在していないお酒が使われているってのがねぇ。。。素晴らしく美味しいウイスキーなので訳の分からないエフェクトはかけて欲しくないんですけどね。現在は18種のモルトと4種のグレーンで作られていると、熟成はソレラシステムで行われ、最終的に4年熟成のシェリー樽でフィニッシュされていると。モルト65% グレーン35%のクラシカルブレンドである事。オフィシャルのページに書いてありました。現存しているオリジナルも存在しており、熟成期間も12年でした。ブレンデッドの勉強には必要不可欠な一本だと思いますよ。何処にでもあるお酒では無いですが一定レベル以上のお店には置いてある確率が高いので是非試してみて下さい。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年04月13日 22時01分
アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ ビハインド ザ カスク編
【BEHIND THE CASK/ビハインド・ザ・カスク】の紹介をしたいと思います。2022年5月函館にボトラーズ業者が誕生致しました。そして、この度ここの《アンバサダー》として参加させて頂く事となりました。ウイスキー業界により一層深く拘れる事を嬉しく思います。さて、この【ビハインド・ザ・カスク】ですが、元々は青森で立ち上げました。が、この度函館に根をおろしてくれる事となりました。ありがたやありがたや。販売実績として過去に5度のリリースがあり、この度6度目で、初めてブレンデッドモルトウイスキー【BLANC DE BLANCS】を販売致しました。*全て完売です。ここの経営者である《澤田さん》は、まだ若いのですが、実に素晴らしい経験と行動力を持つ人で、インディペンデントボトラーとしてのセンスに多方面から注目されつつある人物です。名前だけでも覚えておいて下さい。ここの特徴として、《函館でボトリングするお酒》に関しては、ワインの瓶を使う事、栓もワインの様にコルク栓で、コルクスクリューを使わないと開けられない事、蠟封をする事と、なっております。*シングルモルトに関してはスコッチウイスキーの規定に基づきスコットランドで製品化した後に輸入という形がとられてます。これは本人が以前フランスのワイナリーに勤めていた時の経験と、ウイスキーも【瓶内熟成】をするんだと言う事を踏まえての《こだわり》だったりします。一般的にはウイスキーなどのハードリカーは瓶内での熟成は行われないとされています。しかしながら実際にボトル内で味の変化は起きています。通常はどんなに美味しく変化したとしても【劣化】と捉えられてきた事です。実際《オールドボトル》(主に特級表記時代)を見てみると底に《オリ》が溜まっている事があります。つまり瓶内で品質の変化は存在すると言う事です。なので、ビハインドザカスクの製品は、この変化の手助けをする事を念頭においてボトリングが行われているのです。同じお酒でも、角が取れて飲みやすくなったとか、外気に触れて香りが開いたとか、そんな経験はありませんでしょうか?抜栓してからの変化と未開封の瓶内変化では、ちょいとニュアンスが違いますが、より楽しく、面白い方向にウイスキーを嗜むと言う意味では共通すると思います。ちなみに代表の澤田さん曰く、目標としては《ネゴシアン》になりたいし、函館ならではのウイスキーを提供したいとの事です。私もその為に協力していければと思っております。皆さん《ミッシェル・クーブレ》って知ってますか?ベルギー出身で《ウイスキー業界の変態ジジイ》←(良い意味で)と呼ばれているとかいないとかw澤田さんは彼が憧れの存在らしいので、きっと彼も素敵な変態になってくれると思っております。そのように育てたいと思ってますw定期的に取り上げたいとも思ってますのでお付き合い下さいませ。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年04月11日 22時01分
アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ サイドカー編
バーテンダーのお仕事の中で唯一といっても良いかもしれない派手な仕事???【シェイク】です。各バーテンダーがそれぞれの振り方を持ってます。まぁ基本的な所は一応ありますが。何となくですが、最近はハードでロングなシェイキングが増えてきている気がします。で、今回紹介いたしますのは【サイドカー】です。ショートカクテルの定番で、このカクテルを基準にお店を選ぶ方も多数おられます。基本的なレシピは・・・ブランデー 1/2コアントロー 1/4レモン 1/4となっております。まぁ、あくまでも基本レシピです。使う材料の分量やコンディション、ブランデーの銘柄で味が全く変わります。なので、それぞれのお店にそれぞれの基本レシピが有り、その違いを楽しむのが大人ってな感じです。今から100年以上前に造られたカクテルですし、ショートカクテルなので度数は割と高めですが、絶妙な甘さと、さっぱりした口当たり、優雅さを感じる香りと完成度が非常に高いカクテルなので飲み過ぎには注意です。ここからは私の勝手な思いなのですが、いわゆる【オーセンティックバー】に伺った時に名店と呼ばれるお店は扉を開けた時にサイドカーの香りがする気がします。何故なのかは全く解りませんし、そんなにサイドカーばっかり注文される事も無いとは思うのですが、そうなんですよ。もし同じ感覚の人がおりましたらコメント欄にでも【わかるー】とか書いて下さいませ。世の中には星の数ほどのカクテルがあります。その中でも定番と呼ばれる物は、やっぱり重厚感が感じられます。材料は3種類以内で、名前もキャッチーなカクテルはそれだけで歴史も感じさせてくれます。まぁ、地味な作業が多いバーテンダーのお仕事ですが、シェイクの時は《ピンスポ》が当たっても良いんじゃないか?とも思いますし、若いバーテンダーならその後のやる気にも繋がりますし、ベテランのバーテンダーさんなら凄みを感じられたりしますので一杯くらいはショートカクテルを入れるのもカッコイイ飲み方かな?と思います。初見のお店で一杯目で頼むと面倒くさいお客さんと思われるかもなので注意が必要ですがw当店は、いわゆるオーセンティックバーではありませんのであしからず。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年04月09日 22時01分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ クラフトジン編
暑い時には何を飲みますか?ビール?モヒート?シャンパン?キリっと冷えたお酒なら何でも合いそうではありますが、僕はやっぱり《ジントニック》ですね。まぁいつ飲んでも美味いけど。こんにちは。男の酒道の大野です。と言う訳で今回はジンです、ここ何年か流行っていると言われている《クラフトジン》。それぞれの蒸留所がフレーバーを考え色々と面白い物も出来上がっております・・・が、わたくしはそんなにハマってません。ジン自体、ゴードン47°が無くなったのとブードルスとタンカレーが有れば良いや、との思いで、今一刺さらなかったんですよねぇ。。。とは言えハードリカーに注目が集まるのは非常に喜ばしいところなので蒸留所の皆様には頑張って頂きたいところです。お店をやってますと不思議とお酒が集まってきます。今回ご紹介するのもそのような流れでうちの子になった物達です。まず黒い瓶は【株式会社 京都蒸留所】の《季の美》ハウスジンです。https://kyotodistillery.jp/フラッグシップである《季の美 京都ドライジン》で使われている11種のボタニカルと6種のエレメントを基にブレンドされてます。季の美ハウスの井戸水を仕込み水として使用しているようです。背の高いボトルは札幌にある【北海道自由ウヰスキー株式会社】の紅櫻蒸留所で作られた《9148》です、数字が名前と言うのも珍しいのですが、規則性が解らなかったのでHPをのぞいてみました。https://www.hlwhisky.co.jp/ここに書くよりも直接見た方が納得できると思います、中々のセンスを感じますね。ちなみにボトルには4桁の数字が2か所刻まれているのですが、このボトルは左側が蒸留日で《0426》右がレシピ番号で《0100》です。レシピはHPで調べることが出来るので見てみました。結果・・・記念すべき1stボトルです。ここのジンが面白いのは北海道産の材料を意図的に使っている事。しかもその内容は【ボタニカル:ジュニパー、コリアンダー、シナモン、★日高昆布、アンジェリカ、レモンピール、ブルーベリー、★干し椎茸、★切干大根、ローズレッドペタル、ブラックペッパー、カルダモン、ホワイトペッパー、クローブ】★は北海道産原料です、これは出汁ですね、他では思いつかないであろうこのレシピ!流石です。この勢いで突っ走って頂きたいところです。そして背の低いボトルは【株式会社ニセコ蒸留所】の《ohoro》です。*アイヌ語で続くといった意味。https://niseko-distillery.com/ja/こちら日本酒の《八海山》が造った蒸留所です、しかもジンだけではなく既にシングルモルトも仕込んでます。と言う事は将来的にはここの蒸留所だけでブレンデッドウイスキーを造れると言う事でございます。これまた楽しみでしかないですね。うーん・・・あんまりハマってないとか言ってごめんなさい。だいぶ興味が沸きました。そういえば函館にクラフトジンを一生懸命扱っているお店がありますな。。。近々顔を出すことにしましょう。皆さんも近場で探してみて下さい。飲み過ぎには注意ですが。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年04月07日 22時01分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ クライドサイド編
また新しい蒸留所から1stボトルがリリースされました。その蒸留所は《CLYDESIDE/クライドサイド》です。ボトル名は《CLYDESIDE STOBCROSS》。デザインもオリジナリティーが感じられる良いボトルです。さて、色々書いていこうとは思うのですが、何せ新しい蒸留所の為、これと言った物語がまだありません。ですのでオフィシャルのプレスリリースを基に創業者の《ティムモリソン》を含め紹介したいと思います。インディペンデントボトラー、「ADラトレー社」のオーナーのティムモリソン氏が、スコットランドのグラスゴー市内に2017年に設立された新しい蒸留所、クライドサイドから初リリース。初蒸溜が同年の11月6日で11月23日にはビジターセンターがオープンしています。クライドサイド蒸留所はその港湾地区に船の入出港の指令室であった通称「ポンプハウス」の跡地に建てられました。ティムモリソン氏の父であるスタンリーP.モリソンがウイスキーのビジネスを始めたのが約100年前、ADラトレー社を設立しウイスキーのブローカーを始めました。その後シーバスブラザーズ社なども買収した後、1963年にはボウモア蒸留所を買収して、あの《モリソンボウモア社》を立ち上げました。*現在はサントリーのグループ会社。オーヘントッシャン・グレンギリー・ボウモアを持つ。息子であるティムモリソン氏は、その後他社に渡っていたADラトレー社を買い戻し、インディペンデントボトラーとしての活動を始めました。そして2017年、彼はウイスキー作りを再び始めるべく《モリソングラスゴーディスティラーズ》社を設立、クライドサイド蒸留所を稼働させました。ウイスキーに使われる仕込み水は約60キロ離れたロッホカトリンの水を100%使用、なんとロッホカトリンは曽祖父であるジョンモリソンがグラスゴー市内の水道水の供給源となる貯水池としての創設に携わっていました。原料となる大麦は全てローランド地方の契約農家から調達、発酵には約72時間をかけます。ローランド地方に属しますが2回蒸留で、熟成には高品質のファーストフィルバーボン樽をメインに、シェリー樽やリチャー(再度内側を焼く)したバーボン樽を使用しています。商品名となる「ストブクロス」は、蒸留所付近にある交差点の名前から付けられました。「ストブクロス」の熟成には約90%がファーストフィルバーボン樽、残りはシェリー樽を使用しています。香りは洋梨、青リンゴ、ローズ&ハニー、バニラ、ボディはソフトでスムース、バニリンな甘みから洋梨やアップル、バナナ、フィニッシュは優しいビターと心地よいミントが続きます。ファーストリリースとして素晴らしいクオリティ!ローランドウイスキーらしい優しくスムースなテイストですが、ボディは立体感がありしっかりとフィニッシュまで展開していきます。・・・とまぁこんな感じです。中々1stリリースを飲む機会も少ないとは思うのでどこかのBARで見かけた時は是非お試しくださいませ。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年04月05日 22時01分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ クライゲラキ編
さて、今回は【クライゲラキ】です、こちら数年前まで【クライゲラヒ】とバー関係者のみんなは言ってたはず。モルトの世界ではよくある事で、当て字しているのを無理目に読んじゃうからこうなります。【アイラ/ISLAY】だって俺がバーテンダーになった頃は【アイレイ】って言ってたし【ロッホナガー/LOCHNAGAR】だって【ロックナガー】だったし【モーレンジ/MORANGIE】も【モランギー】とか本によっては書いてあったし。。。色々とアップデートしなきゃいけないので大変です。この【クライゲラキ】元々は【ホワイトホース】のキーモルトとして有名でした。どうやら日本では一番売れているブレンデッドみたいです。たぶんハイボール人気で居酒屋なんかにも置いてあるからだとは思うのですが。創業は1891年。ホワイト・ホースの創業者ピーター・マッキーと蒸留家アレクサンダー・エドワードによって設立されました。1920年代には【ホワイトホース蒸留所】と名乗った事もある様です。1964年、1965年に大規模な改修が行われ、この時に《ウオッシュ》を拡販する動力を水車から変更し、フロアモルティングも止める事となりました。近代化が一気に進んだ訳ですが、発酵槽は木製を使い続けております、発酵槽の洗浄もスチームだけで行っていて、生き続ける菌が発酵に重要な役目を果たしているとの考えだそうでございます。ホワイトホースと共に歩んできたこの蒸留所ですが・・・現在はデュワーズのキーモルトとして頑張ってます、ホワイトホースとの繋がりは継続しているようですが。。。きっと大人の事情があるのでしょう。話しを戻しまして、このクライゲラキは《スペイサイドモルト》です。華やかさは程よい感じで、且つひと癖ある感じなので個人的に好きなモルトでもあります。人によっては炊いて無いはずのピート香を感じる人も居ます。何故だ?何を飲んでいいのか解らない時に飲むと思わず顔がニヤニヤする良いモルトです。製造量の1/50がシングルモルトとして販売されておりますが、割と入手しやすいお酒だと思います。この辺りのモルトを飲んでると割と通ぶれる気がするようなしないような。。。まぁ知ってて損はありませんので是非試して貰いたいところです。皆様が本日も素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年04月03日 22時00分
アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ オールドパー編
さて、今回は有名な【OLD PARR/オールドパー】について書こうかと、写真の左が80年代初頭、右の陶器のが70年代。どちらもオールドボトルです。こちら日本に初めて持ち込まれたスコッチの銘柄です。持ち込んだ人は【岩倉具視】昭和な人にはお馴染みの【500円札】の人です。有名なだけ有って、愛飲者には有名な方が多いです。このお酒にまつわる人物としては【吉田茂】と【田中角栄】でしょう。書こうかと思ったのですが、割と面白い話なので調べてみる事をお勧めします。製造会社は【マクドナルド・グリーンリース社】で現在ディアジオの傘下でございます、《グレンダラン》をベースにトップブランドとして今も君臨し続けております。以前は【ジェームスマンロー社】を子会社にしており、こちらは【キング・オブ・キングス】を製造販売してました。このオールドパーですが2ndブランド、3rdブランドを持ってまして、【クレイモア】【サンデーマクドナルド(終売)】がこれにあたります。ボトルに戻りますが、どちらも当時の正規代理店である【オールドパー株式会社】。広尾5丁目だったそうです。ここが代理店だったのが1973年10月から1988年4月なので、裏をみてこの会社名があれば間違いなくこの期間に輸入された物です。更にラベルに注目して欲しいのですが、現行型のボトルと比べると、Old Parrの字が赤黒逆転しております。それだけなんですけどね、、、この裏に鎮座するのはボトルの名前にもなっている、【トーマス・パー】の肖像画、書いた人はあの【ルーベンス】です。*フランダースの犬でネロが最後に見ることが出来たあのルーベンスです。その後天使が迎えに来ます。。。このトーマスパーですが152歳まで生きたと言う妖怪の一種です、どこまで本当かは解りませんが彼の人生は・・・80歳で初婚(ジェーン テイラー)105歳で不倫のち逮捕(キャサリン ミルトン)112歳で妻と死別122歳で再婚(ジェーン未亡人)152歳死亡ちなみに息子113才、孫109才、曾孫ロバートパー124才、同じくジョーン127才、同じくキャサリン パー103才と長生き一家だったようです。ゲン担ぎにはこれ以上のお酒は無いかもしれません。政治家や経営者に好まれるのも解りますね。もしかしたら有名過ぎて飲んでない方も居るかもしれませんが、ブレンデッドウイスキーを語る上で避けては通れない一品ですので是非お試しくださいませ。美味しいよ!皆様が本日も素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年03月31日 22時30分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ グレンキース編
さて、今回ご紹介いたしますのは【GLENKEITH/グレンキース】です。華やかなお酒で、ファンも多い蒸留所なのですが、以前はいきなり入手し辛くなるお酒でした。今は安定して入手できるので、是非お試し頂ければと思っております。それではこの蒸留所について書いていこうかと思います。場所はスコットランド、スペイサイドのキース地区にあります。操業年は1957年から1960年の間と若干アバウト。これは他の蒸留所に無い施設(技術センター)が有ったりするので、フルオープンが1960年って事だと思います。前に紹介した【パティソン事件】の影響で、蒸留所は全く造られていませんでした。実は此処と【トーモア】は、20世紀になってから始めて作られた蒸留所だったりします。如何にこの事件が業界に厳しい影響を与えていたかが解ります。設立の経緯として、カナダの【シーグラム社】が、当時近くの【ストライスアイラ】を持ってました。詳しい方は御存じでしょうが【シーバス・リーガル】のキーモルトです。第2次大戦後暫くして、アメリカでシーバスの売り上げがドンドン伸び、原酒の確保や熟成庫の拡大などの状況で2ndとしてこのグレンキースが設立されました。【技術センター】が有る位なので中々実験的な事をとりいれていたようです。当初はポットスティルが3基。ローランドで行われている3回蒸留を取り入れてました(1980年代初頭まで)。開業当時の技術者が以前、アイリッシュのブッシュミルズで働いていたそうで、そこのやり方を紹介したところ採用されたようです。その他にも仕込み水を【ピート水】にしてみたり、ここの《麦汁》と《蒸留かす》から新しい酵母が発見されて今も使われていたり、【グレンアイラ】と名付けられたヘビリーピーテッドタイプのスピリッツが生産されたり革新的な試みが行われております。1970年に蒸留器を追加。3年後にスコットランド初の【ガス燃焼式スチームコイル】を導入。ちなみにコンピューター制御もここが最初です。その後1999年過剰生産になり蒸留所は生産を停止します。2001年にシーグラム社はスコッチウイスキー蒸留所資産を【ペルノー・リカール社】に売却してしまいます。これに伴い翌2002年には【アルタベーン(アルタナーベン)蒸留所】と【ブレイヴァル(ブレイズ・オブ・グレンリヴェット)蒸留所】も閉鎖します。しかし、この辺りから世界的にウイスキー業界が活性化し、結果として2005年にアルタベーン、2008年にブレイヴァルが復活します。【グレンリヴェット】もシーバスが保有する蒸留所なのですが、こちらは2009年からの拡張により生産数を倍近くにしました・・・が、何故かグレンキースは閉鎖したままだったのでした。。。2013年にようやく生産が再開され今に至ることとなります。そういえば、シーグラム社と言えば昔キリンビールと一緒になっていた時期があり【キリンシーグラム】と名乗っておりました。元々不動産屋らしく、ぶっちゃけ悪い噂も。。。売却に関してもキリン側が全然知らなかったと言う話しも聞きます。裁判にもなり結構揉めたとか、なので数年前までペルノーはシーバスの所有なのに販売はキリンと言う不思議な状態が続いてたんですねぇ。もめ事はしょうがないけど美味いお酒を犠牲にするのは勘弁して頂きたいと思います。今日も素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ クライゲラキ編
2023年04月05日 22時01分
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アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ オールドパー編
2023年04月03日 22時00分
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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ グレンキース編
2023年03月31日 22時30分
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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ストラスミル編
2023年03月29日 22時30分
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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ パティソン事件編
2023年03月27日 22時30分
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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ダルムナック編
2023年03月25日 22時01分
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アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ ペルツォフカ編
2023年03月23日 22時00分
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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ベイゼイルヘイデン編
2023年03月21日 22時30分
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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ダルモア編
2023年03月19日 22時30分
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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ コーザノストラ編
2023年03月17日 22時00分
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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ エドラダワー編
2023年03月15日 22時00分
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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ キングスランサム編
2023年03月13日 22時00分
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