ミステリー
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ミステリー 2022年01月01日 23時00分
さらに気候変動が激しくなり、宇宙軍が実働!?ババ・ヴァンガによる2022年の予言
人は誰しも、未来に起きることをあらかじめ知ることはできない。しかし、中には神からのお告げや夢、占いで未来を知ることのできる人が存在する。予言者と呼ばれる人々だ。 >>世界初の「パックマン」型生体ロボット 癌やプラスチック汚染の解決の鍵となるか<< 2021年はTikTokを中心にタイムトラベラーを自称する人々が続々出現し、世界の滅亡関連の予言を動画で発信しているが、しょせん視聴者を得るために過激な内容を話しているにすぎないとも言われている。 では他の予言ーーノストラダムスを筆頭とした有名な予言者たちはどのような予言を残しているのだろうか。 欧州を中心に注目を集めているのは、20年以上前に亡くなったブルガリアの予言者、ババ・ヴァンガの予言だ。幼いころに竜巻に巻き込まれて失明したがその後、予知能力が身についたという。彼女の予言が国外に知れ渡ったのは2014年にブルガリアで政権交代が起きたことから。それ以前は、彼女の残した予言があまりに衝撃的なものだったため、国家機密扱いになっていたのである。 そんなババ・ヴァンガは大規模な気候変動が2022年に起きると予言しているという。既に地球温暖化の影響で、各地で深刻な気温上昇や台風の巨大化などが起きているが、さらに状況が悪化し、アジアのいくつかの国とオーストラリアが大規模な洪水に襲われるという。また、多くの都市で人口増加と汚染による飲料水の不足に見舞われ、多くの地域では新しい水源の確保を余儀なくされるそうだ。 さらに温暖化の結果、シベリアの永久凍土が急速に溶け、中に閉じ込められていた古代の致死性のウイルスが現代人に放出されるのではないか、とも言われている。科学者も同様に懸念しているそうだが、もしかすると予言が的中してしまうのかもしれない。 また、ババ・ヴァンガは宇宙軍が何かしらの活動を起こすとも予言しているそう。中には「ついに宇宙人が襲来し、地球の都市を攻撃するのではないか」と読み解く人もいるそうだが、さすがにこの予言は荒唐無稽なのではないか、とみる人が多いようだ。 また、テクノロジーへの依存度が高まることで、多くの人が下降スパイラルに陥り、空想と現実を混同する危険な状態に陥るとも予言しているそうだ。 果たして、ババ・ヴァンガの予言は当たるのか。ここ数年は新型コロナウイルス感染症に世界が振り回されてしまったが、せめて2022年は明るい年になってほしいものである。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Psychic Baba Vanga’s Predictions for 2022(mysteriousuniverse)よりhttps://mysteriousuniverse.org/2021/12/psychic-baba-vangas-predictions-for-2022/
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ミステリー 2021年12月26日 23時00分
培養した「小型脳」が見せた驚くべき学習能力 AIよりも速い学習速度
今年の夏、海外で研究中の培養脳組織が、光を敏感に感じ取り機能する初歩的な「目」の構造を形成したと報告され注目を集めた。 >>世界初の「パックマン」型生体ロボット 癌やプラスチック汚染の解決の鍵となるか<< サイエンス・アラート誌によると、培養皿内の脳オルガノイド上に2つの黒い物体が発生。そこには視神経が集中しており、ヒトの胎児における眼球構造の発達を反映していることが確認できたという。 オルガノイドとは試験管内など生体外でつくられた幹細胞からなる小型、単純化された臓器を指し、「脳オルガノイド」は我々の体内に存在する完全な脳ではなく、採取した幹細胞から成長した小さな構造体だ。 この幹細胞は、様々な種類の組織に成長する可能性があり、今回は脳組織の塊に成長。しかし思考や感情、意識を再現することはできないという。このような「小型の脳」は実際に生きている脳を使って実験するのが倫理的に難しいときに、研究目的で使用されている。 そして先日、オーストラリアのCortical Labs研究チームがヒトiPS細胞から作成された細胞の塊を、微小電極アレイの上で脳細胞として培養し、脳と機械が相互に作用する「DishBrain」と呼ばれるシステムを開発。その後、「DishBrainシステム」に単純なテニスゲームであるPONGをプレイさせたところ、5分程度でゲームのルールを理解し、ニューロンでビデオゲーム内のボールの位置に応じてパドルを前後に動かすことに成功したという。 従来の人工知能(AI)がゲームに慣れるまではおよそ15分間のゲームを5000回、時間にして90分かかったそうなので、従来のものより速いスピードで学習したことになる。 この研究を率いるCortical Labs社の最高科学責任者Brett Kagan氏は、『New Scientist』誌に次のように語っている。 「我々は、これをサイボーグ脳と呼ぶのが正しいと思います。私たちはよく、彼ら(DishBrainシステム)を映画『マトリックス』で描かれた世界の中で生きていると言っています。ゲームの中にいるとき、彼らは自分がパドルであると信じています。そしてPONGをしている間、神経細胞全体の活動はパドルを左か右に動かすことを決定しています。このニューロンの働きのおかげでビデオゲームにも反応しますし、電極は脳細胞がパドルの操作方法を学習することを手伝います」 『bioRxiv』に掲載された研究論文によると「我々はこのDishBrainシステムを使って、試験管内の皮質ニューロンの単一層が、シミュレーションされたゲーム世界で具現化されたときに、自己組織化して、知的で感覚的な行動を示すことを実証しました。細胞活動の実質的なフィルタリングがなくても、目標指向のタスクに適応する神経細胞培養の挙動において、時間経過やコントロールに対する統計的に強固な差異が観察され得ることが示されました」とのことだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連動画Human brain cells in a dish learn to play Pong(YouTube)https://www.youtube.com/watch?v=9ksLuRoEq6A関連記事Blob of human brain grows functioning eyes in lab dish sparking 'horror'(dailystar)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/blob-human-brain-grows-functioning-24785482
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ミステリー 2021年12月25日 23時00分
1700年たっても固まらない?聖ヤヌアリウスの血、12月に2年ぶり液化
奇跡か、はたまた未知の技術によって造られたオーパーツか、とされている奇妙な物体がイタリア・ナポリのジェンナーロ教会に存在している。ナポリの守護聖人である「聖ヤヌアリウスの血」と呼ばれるものだ。 >>シンクの下に未来へつながるトンネルがあった!?未来の自分と会った男、TikTokに現る<< 聖ヤヌアリウスは約1700年前にナポリの教会の司祭を務めていた人物だったが、当時キリスト教を厳しく弾圧していたローマ皇帝によって処刑され、遺体も行方知れずとなってしまった。だが、100年ほど後にナポリに近いボッツォーリで、埋葬されていた聖ヤヌアリウスの遺体を数人のキリスト教徒が発見。遺体はナポリに移されることになったのだが、その道中で遺体を納めていた包みから血がしたたり落ち始めた。さらにその時、民衆を苦しめていたイタリア有数の火山であるヴェスビオ火山の噴火もやむという奇跡が起きた。人々は聖ヤヌアリウスが火山の噴火を止めたとして、彼をナポリの町を守護する聖人としてあがめるようになった。 この時、したたり落ちた血は集められてガラスの容器に入れられ、今も教会に大切に保管されている。そして、遺骨がナポリに運び込まれた5月と処刑された9月、1631年のベスビオ山噴火の記念日の12月16日に公開される。そしてミサの最中に聖ヤヌアリウスの血が入った容器が揺すられるのだが、この時固まっていた血液が液状になり始めるのだ。 時間がたった血液は凝固してしまうものである。ましてや1700年前の血が今でも液体の状態を保ち続けるということはあり得ないため、「奇跡」と言われているのだ。聖ヤヌアリウスの血が液化すると平穏だが、もし液化せず固まったままであった場合は悪いことが起きる、と伝えられている。疫病や干ばつ、大司教や教皇の死、世界大戦、地震など様々な記録が残されており、特にここ2年間、12月のミサでは聖ヤヌアリウスの血が液化しないままだったという。今年は6時間ほどかかったものの、めでたく液化が確認されたため、人々は「新年を迎えるに良いニュース」と言っているそうだ。 なお、聖ヤヌアリウスの血は何度か科学分析されている。聖遺物に当たるため、容器を開封して中身を直接分析することは不可能なのだが、容器の外側からの分析によると、人の血液中にも存在するヘモグロビンが検出されるという結果が出ていた。やはり、本物の血なのかと思ってしまいそうになるが、この聖ヤヌアリウスの血はその特徴から水酸化鉄を使用したコロイド溶液ではないかと言われている。コロイド溶液は普段は固体だが、刺激を加えると液化するという特徴がある。だが、この仮説も容器の外から得られる情報のみから立てられた説なので、断定はできないとのこと。 だが、聖ヤヌアリウスの血が今も聖遺物として大切にされ、多くの人にあがめられているのは紛れもない事実なのだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事https://mysteriousuniverse.org/2021/12/good-news-for-2022-st-januarius-blood-finally-liquefies-better-late-than-never/
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ミステリー 2021年12月19日 23時00分
シンクの下に未来へつながるトンネルがあった!?未来の自分と会った男、TikTokに現る
ここ数年、ネット上に数多くの自称未来人やタイムトラベラーが登場している。日本では主にTwitterで未来を予言する発言を書き込んで話題になることが多い。海外ではTikTokで活動している人が多く、「人類が滅亡した2027年の未来に行ってしまった」というスペイン人や「2485年の未来から戻ってきた」と主張するタイムトラベラーもいる。 >>スレンダーマンは創作の怪物にあらず?研究者の集めた信憑性の高い証言<< 先日TikTokで注目を集めたのは、とあるスウェーデン人の投稿だ。彼は自宅でシンクの配管を直そうとしたところ、「時空のトンネルを通って未来の自分の姿を見てしまった」というのだ。Håkan Nordkvistと名乗るその男性は、自分の体験について動画で次のように語っている。 「パイプを直そうと道具を手にシンクの下へ潜り込んだが、奥に入りすぎていて届かない。私ははいつくばって、さらに奥へ奥へと進みました。普通に考えたらありえないほど奥にはって進んでいくと、急に周りが明るくなって立ち上がることができました。目の前には70歳くらいの老人がいましたが、私にはそれが誰かすぐに分かりました…なぜなら彼は40年後の自分だったからです」 そう、彼はパイプの詰まりを直そうとしたところ、どうしたわけかシンクの下に生じた時空のトンネルを通って未来に出てしまったというのだ。 「幸運なことに、私は携帯を持っていました。普通なら誰もこんな話を信じないでしょうが、私はこうして彼と一緒にいる動画を撮影することができたのです。私たちは少し立ち話をしました。本当にいい気分だった」と彼は語る。その動画では確かに、年齢差があるものの似た顔の男性2人が談笑する姿が映っており、しかも二人とも同じところにタトゥーを入れているのが確認できる。 タトゥーの存在などから動画を見た人からは、彼は本当に未来の自分に会ったのかもしれないというコメントや、似た人やタトゥーシールなどで偽造することも不可能ではない、という懐疑的な意見もあり、様々な議論が交わされていた。果たして、2人は本当に同一人物だったのだろうか? だが、意外なところから「未来の自分に会った男性」の真相が明らかになった。実はこの動画は2006年にフランスの保険会社AMFが提供する年金制度を宣伝するために作られたPR動画だったのである。放送から何年もたち、多くの人が内容を忘れたところで設定を付け足してTikTokに投稿されたのが「未来の自分に会った男性」の動画だったのである。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事TikTok Time Traveler Claims He Has Visual Proof of Meeting His Future Self(mysteriousuniverse)よりhttps://mysteriousuniverse.org/2021/12/tiktok-time-traveler-claims-he-has-visual-proof-of-meeting-his-future-self/
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ミステリー 2021年12月18日 23時00分
遊覧船のソナーがネッシーを見つけた!?ソナーに捉えられたネッシーの事例
未確認生物の代表格であるネッシーの姿を捉えるため、昔からソナーや魚群探査機の投入は考案され、実行に移されてきた。確かに水中に大きな生き物がいるならば、ソナーなどの機械に反応が現れないはずがない。テレビの特番の中にはソナーや魚群探査機を複数台用意して調査する様子を放送するというものもあるが、たまたま探している範囲とは違うところにいる可能性もあるとはいえ、番組中ではそれらしき影を見つけることができない時もあり、視聴者ももどかしい思いで見守ることがある。 >>今年はネッシー当たり年!?ネッシーの目撃証言が昨年の総数を上回る<< では、これが常にネス湖に出ている船だったらどうだろうか。ネス湖にはネッシーを見るためのツアーや施設が多くあるが、2020年に「Cruise Loch Ness」という会社が遊覧船にソナーを搭載し、実際に遊覧船の周囲をリアルタイムで探知できるようにした。すると本当にツアーの最中にネッシーらしき奇妙な生物の姿を捉えることに成功してしまったのである。 2020年の夏、「Cruise Loch Ness」の責任者ロナルド・マッケンジー氏は、ネッシーがよく目撃されている地点に船を停めてソナーを確認してみた。すると、水深約170メートルの地点に「およそ10メートルはある何か」の姿がはっきりと捉えられていたのである。この物体は約10秒間捉えられていたが、やがて姿を消してしまった。この時、少ないながらも観光客が乗っていたそうで、実際にネッシーらしき生物の影を捉えながらのツアーは相当楽しかったのではないだろうか。 ネス湖で初めてソナーにネッシーの姿が捉えられたのは1954年12月のこと。漁船「ライバル3号」の乗組員は、船の真下に大きな未知の物体がいることをソナーで確認したため、その物体を追跡したという。その物体はかなり深くにいたこともあって、追跡したものの正体は正確には分からなかったそう。1968年はイギリス・バーミンガム大学のD・ゴードン・タッカー教授がネス湖で現地調査を行い、民間のネッシー調査団体である「ネス湖現象調査局」に2500フィート以上、水中を探査できるソナーの試作品を提供したのだ。このソナーはアーカート湾のテンプル・ピアの水面下に設置され、湖の下層から上層へ、逆に上層から下層へと移動する6メートルほどの大きさの生物を追跡したものの、結局正体は特定できなかった。 そして1987年10月、二十数隻のボートにソナーを搭載してネッシーを探し出すという大規模なネッシー調査「ディープスキャン作戦」が行われた。結果は木の切り株や湖に迷い込んだアザラシと思われる生物の影が捉えられたが、アーカート湾近くの水面下約182メートルところで正体不明の巨大な生物が検知され、追跡が行われた。ディープスキャン作戦で使用されたエコー探知機を持つLowrance Electronics社のダレル・ローレンス氏は、この時「魚よりも大きな何かがいて、もしかするとこれまでに検出されたことのない種がいるかもしれないが、私には分からない」と証言していた。 果たしてネス湖には何が潜んでいるのだろうか。2020年の遊覧船のソナーが捉えていた生物について、ネッシーの専門家スティーブ・フェルサム氏は「イワナの群れや大きなウナギ、チョウザメの可能性も捨てきれない」としながらも、「リアルタイムで探知に成功した稀有な例」であると述べている。また、ソナーの専門家や海洋ロボット工学の第一人者も、今回の観測記録を興味深く見ているとのこと。リアルタイムでネッシーの観測ができる遊覧船は今後見逃せないツアーになりそうだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事The Loch Ness Monsters and the Technology of Sonar(mysterious universe)よりhttps://mysteriousuniverse.org/2021/12/the-loch-ness-monsters-and-the-technology-of-sonar/Loch Ness Monster 'caught on sonar' 500ft below water during tour boat trip(dailystar)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/loch-ness-monster-caught-sonar-22793326
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ミステリー 2021年12月12日 23時00分
スレンダーマンは創作の怪物にあらず?研究者の集めた信憑性の高い証言
昨年8月、筆者は「日本の地下鉄の駅で、スレンダーマンらしき人影が捉えられた」という画像付きの投稿が、Twitterで注目を集めたと紹介した。 >>日本にスレンダーマンが出現か!?ネットを騒がせた人型UMA<< 「スレンダーマン」はリアルライブで筆者が過去に紹介したこともある、比較的最近の人型未確認生物ともいうべき存在だ。その名の通り、やたらと背の高い謎の怪人で黒のスーツを着込んでおり、身長は180センチの人間サイズから、3メートルの巨人サイズまで様々。体のバランスも成人男性を縦に引き延ばしたような異様なもので、顔は人間と同じサイズで白いのっぺらぼう、中には背中から無数の触手が伸びているものも存在する。2012年頃にアメリカで目撃例が出て、姿を捉えた写真も出回り話題となったが、実はこの写真は海外のオカルト系サイトに投稿された創作だということが判明している。 2009年、Something Awfulというサイトで、恐怖画像を作成するコンテストが行われ、ある人物が作成したレトロな画像と、添えられたテキストが人気を呼んで『ネット怪談』としてブレイクしたのだ。後に作成者は「様々なホラー作品を参考にした」ことや「動機がほとんど理解できず、一般の人々に不安と恐怖を与えるもの」を生み出したいと思っていたことを明かしている。 このように一種の創作怪談であったはずのスレンダーマンだが、なんと「実際に見た」という証言が相次いでいる。2017年に出版された『The Slenderman Mysteries』という書籍が出版されると、著者に証言が殺到したそうだ。 ある男性は、スレンダーマンの写真が作られるより5年も前の2004年、彼が子どもの頃にスレンダーマンらしき不気味な人影を目撃したと証言している。オハイオ州で育った彼は、ある夏の時期に「裏庭の木の上に立つスレンダーマン」の姿を目撃していたという。彼のベッドからも姿が見える位置にいたため、夜寝るときは誰かが側にいないとダメだったそう。何が原因かは分からないが、スレンダーマンはある日から急に見えなくなったそうだ。 また、前述の本の著者は他にも2018年にスレンダーマンの姿を見たというオクラホマ州在住の少女とその母親にインタビューをしたという。母親によれば、「元夫の家の屋根の上に、身長2〜3メートルの黒いスーツを着た怪物が浮かんでいるのを見た」と娘が言ってきたそう。その怪物は娘の方を向いて立っており、タコのような触手が威嚇するように揺れていた。だが、しばらくして突然、その姿を消したという。まだ幼い娘にとっては非常に衝撃的な体験だったようで、後にカウンセリングを受けることになったそうだ。また、母親も1980年代に「ダラス市内の古い墓地を歩いていた時、複数体のスレンダーマンを目撃した」と体験を語ってくれたという。そのスレンダーマンは背が高くやせ細っており、黒いスーツを着ていた。スレンダーマンたちがゆっくりと彼女の方を向き始めたため、彼女は墓地から逃げ出したそうだ。 初めは創作怪談だったはずのスレンダーマンだが、現在では目撃例が31例あるという。創作の怪物に影響されて「見てしまった」人もいると思われるが、もしかするとスレンダーマンはずっと昔から我々のすぐそばに潜んでいた妖怪だったのかもしれない。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事https://mysteriousuniverse.org/2021/12/has-anyone-ever-really-seen-the-slenderman-yes-they-have/
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ミステリー 2021年12月11日 23時00分
世界初の「パックマン」型生体ロボット 癌やプラスチック汚染の解決の鍵となるか
先日、世界初の繁殖が可能な生体ロボットが開発されたというニュースが報じられて話題になった。 >>AIは犯罪や法科学の現場でどう役に立つか?最新の研究結果より<< この生体ロボットは「ゼノボット」と名付けられたもので、昨年アフリカツメガエル(学名ゼノパス・ラエビス)の胚から採取された幹細胞を、スーパーコンピューターと人工知能(AI)によって最適化された様々な組成と組み合わせ、プログラム可能な生体ロボットを作り出すことに成功した。 幅は1ミリ以下で遺伝子操作は行っておらず、心臓細胞がこの小さな生体ロボットのモーターとして働いている。当初は球形で約3000の細胞から作られており、歩く、泳ぐ、群れで協力するなど、さまざまな機能を果たすだけでなく、「キネティック・レプリケーション(運動学的複製)」と呼ばれる複製プロセスを行う。 なお、ゼノボットがより効果的に複製できるよう数種類の形状を試した結果、まるで「パックマン」を思わせる形状になったそう。この形状になったゼノボットはペトリ皿の中で小さな幹細胞を発見し、パックマンの口に該当する部分の内側で数百個に及ぶ幹細胞を集め、数日後にはこの細胞の集まりが新たなゼノボットとなった。運動学的複製は、これまで科学者が分子レベルでしか観察したことがなかったという。親にあたるゼノボットはそれぞれ最大5世代の子孫を作ることができるが、これまでのところ親同様にV字型の「口」を持つ子孫は作られていないそうだ。 今回、ゼノボットを開発したのはバーモント大学やタフツ大学、ハーバード大学ビース研究所の研究チーム。この研究の責任著者であるタフツ大学のマイケル・レビン教授は、研究チームが「生物の行動や形態形成を研究できるように、自己組織化した新しい生物のシステムを作った」と述べている。また、本研究の筆頭著者であるサム・クリーグマン氏は「今後の研究では、親が相補的な形状の子孫を作ることができるように、これらの細胞の接着特性を変える方法を調査する予定です」と語る。 現在、水中でのゼノボットの寿命は生分解されるまでのわずか数週間だが、科学者たちはゼノボットが革新的な利用法への道を開くことができると期待している。 共同研究者であるバーモント大学のジョシュア・ボンガード教授は、次のように語る。 「外傷、先天性欠損症、がん、老化などの問題を解決する再生医療を実現するためには、細胞の集合体に『自分がしたいことをさせる方法』が必要になります。しかし、どのような細胞群が構築されるのかを予測し、制御する方法を知らないため、現状では困難です。生体ロボットのゼノボットは、水の中の環境を多様な方法でナビゲートし、ダメージを受けても回復し、創発的な集団行動を示すことができることを示しています」 研究チームによれば、ゼノボットは今後は臓器組織のような「大規模な解剖学的構造」にスケールアップされる予定とのこと。がんなどの治療や、河川や海のプラスチック汚染に対応できる可能性が検討されているそうだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中参考記事世界初の生体ロボット、「生殖」が可能に 米研究チーム(CNN)よりhttps://www.cnn.co.jp/fringe/35180169.html'Pac-Man' robots made from frog cells could solve cancer and plastic pollution(dailystar)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/pac-man-robots-made-frog-25576224Living ‘Pac-Man’ robots can reproduce in ‘astounding’ scientific breakthrough(dailystar)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/living-pac-man-robots-can-25633026
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ミステリー 2021年12月05日 23時00分
パイロットによるUFOの目撃報告を「政府が無視」?カナダの元パイロットが証言
2017年にアメリカで、空母ニミッツのパイロットが捉えたUFO動画が公開され注目を集めたが、UFOを目撃する機会が多いのはやはりパイロットが多いという。軍の戦闘機だけでなく旅客機、運送機など、空を行き来するパイロットたちは奇妙な物を目撃しているようだ。一方で、その信憑性を疑われたり、本人の精神状況を疑われたりすることを避けようとして、UFOらしき物体を目撃したとしても報告しない事例もあるという。また、目撃したと報告しても適切に処理されず、無視されてしまった事例もあったという。 >>米海軍が撮影したUFO、実際の速度を科学者が計算!<< 先日、カナダは情報公開法に基づいて、過去の機密報告をVice Newsで公開した。この報告を集めたファイルの中には、航空管制官に報告されたパイロットによるUFOなどの数々の不可解な目撃情報が記載されている。しかしこの報告書について、ある航空専門家が「アメリカで国防総省や議会が調査しているのに比べて、カナダが公開した報告書は適切に調査されていない」と主張している、とThe Sun紙は報じている。 カナダ軍で30年以上を過ごした元空軍戦闘機パイロットのジョック・ウィリアムス氏は、目撃情報は「報告しても重要視されず、黙殺されてしまう」と証言している。 前述したファイルには2016年9月にブリティッシュコロンビア州で、人里離れた海岸線の上空でカナダのジャズ航空のパイロットが報告した「重要な情報の目撃情報」が含まれている。この時、パイロットは「3つの赤い光が自分の3000フィート上にあり、ゆっくりと進んでいるのを見た」と報告したが、レーダースキャンでは100マイル以内に他の航空機は検出されなかった。目撃情報は運輸省とマニトバ州ウィニペグにある空軍の極秘情報・監視・偵察部門に送られたにもかかわらず、それ以上踏み入った調査は行われなかったと考えられるそうだ。 また、2016年4月に記録された別のレポートではトロントのすぐ北を飛行していた飛行機が「その地域に他の飛行機が飛んでいないときに、非常に明るい光が頭上を通過した」ことを報告している。これも「UFOレポート」として記載されているが、報告内容が編集されているため、どのような措置が取られたかは不明とのこと。 他にも、2018年11月には「明るく輝く光」やその他の謎の目撃情報を含む報告がいくつかあった。そのうち、アルバータ州ハイプレーリーで「携帯電話の電波塔と同じくらいの高さでホバリングしている3つの赤い発光体を目撃。中央の光は点滅し、他の2つは固まっていた」という報告があった。これはNORADのレーダー基地で検出される数時間前に寄せられた報告であり、戦闘機が緊急発進して信号を検出した場所に向かったものの、現場では何も見つからなかったという。その後、報告書では「スプリアスデータ」として、機器の誤作動だという判断を下している。 カナダ空軍の広報担当者は、「気象条件や鳥の群れなど、さまざまな理由で計器の誤作動や誤検出が発生する可能性があり、これは決して珍しいことではありません。レーダーに映る未知の軌跡は、まさに未知のものであることを忘れてはなりません」と語っている。 しかしウィリアムズ氏はこの説明について「可能性はあるが、極めて低い」と言う。NORADが行っているレーダーのカバー範囲は、1つの物体を1つのレーダーソースだけで追跡することは「事実上」あり得ないという。果たして、UFO目撃報告は黙殺されているのか。それとも精査された結果、UFOではない事が確認されただけだったのか。今後の展開が気になるところだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事'Credible' UFO sightings remain a mystery as 'government ignore reports' by pilots(Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/credible-ufo-sightings-remain-mystery-25593336
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ミステリー 2021年12月04日 23時00分
「空飛ぶ円盤」が自家用車になる時代が近づいている!?
近年、空飛ぶスーツや空飛ぶ車の開発、実用化に関連するニュースが世界中で報じられるようになり、われわれが思い描いた「未来の社会」へ近づいているのかもしれないと思わせてくれる。 そして先日、アメリカ・ワシントン州タコマ市のZeva社が「空飛ぶ円盤」としか言いようのない一人乗りの飛行可能な乗り物を発表して注目を集めた。 その乗り物の名前は「ZERO」。ホバーモードから前方飛行モードに移行し、時速250キロ超で快適に巡航する「パーソナル・フライング・マシン」だという。「ZERO」はマルチコプターの最良の特徴と、航続距離と効率を向上させる流線型の翼体を融合させた、新しいクラスの航空機とZeva社は説明しており、電動垂直離着陸機(EVTOL)と空飛ぶ円盤を組み合わせたような形をしている。 >>M.I.Bは2種類いる!?目撃証言から見えてくるものとは<< カーボンファイバー製の円盤形ボディの直径は2.4メートル、重量は317キロ。前後に2つの推進ハウジングがあり、それぞれに2つの電動プロップが同軸上に取り付けられている。 その飛行形態から「ZERO」は大きな空港や格納庫を必要としない代わりに、発進にはビルの側面に取り付けられた専用のドッキングステーションを使用することが想定されている。「ZERO」は建物から離れた後に水平方向に回転、パイロットは腹ばいになって窓から前方、上下方向を見ることになるという。 Zeva社では、この「ZERO」の用途を主に軍や法執行機関に加え、捜索救助など、迅速な進入と離陸を必要とするプロジェクトのためのものと考えている。もちろん、航続距離が伸び、一般にも普及するようになれば、個人的な空の旅や配達業務にも用いられるだろうとのこと。 Zeva社CEOのStephen Tibbits氏は、「ZERO」の価格について「可動部やその他の部品が非常に少ないため、大量生産が可能になれば1台25万ドルで販売」することを想定しているという。 2年前から開発が進められている「ZERO」が本格的に売り出されれば、いよいよわれわれが自前で「空飛ぶ円盤」を所有することができるようになるのかもしれない?山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連動画ZEVA - Future of First Respons(YouTube)よりhttps://www.youtube.com/watch?v=aK3omBponDY&feature=emb_title関連記事Get Ready For the World’s First One-Person Electric Flying Saucer(mysterious universe)よりhttps://mysteriousuniverse.org/2021/11/get-ready-for-the-worlds-first-one-person-electric-flying-saucer/
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ミステリー 2021年11月27日 23時00分
アメリカ国防総省、新たなUFO調査機関発足を発表
現地時間23日、アメリカ国防総省は俗にUFOと呼ばれる謎の物体の真相を解明するために、新たな取り組みを行うことを正式に発表した。 >>米海軍が撮影したUFO、実際の速度を科学者が計算!<< AOIMSG(Airborne Object Identification and Management Synchronization Group)と呼ばれるこの新部隊は、アメリカ海軍にかつて存在した未確認空中現象(UAP)を調査するタスクフォースの後継となるものだ。 国防総省の公式発表によるとAOIMSGは、「特別使用空域(SUA)における興味深い物体の検出、識別、帰属および飛行の安全と国家安全保障に対する関連する脅威の評価と軽減を狙い、国防総省および米国政府全体の取り組みを同期化する」としている。 また国防総省は同省と他の情報機関の職員で構成される「空中物体識別管理執行協議会(AOIMEXEC)」の設立を発表している。これはアメリカ政府の省庁間の代表者が話し合うための場を提供するものだ。 国防総省の公式リリースには次のように書かれている。 「あらゆる飛行物体が我々の特別使用空域(SUA)に侵入すると、飛行の安全性や運用の安全性に懸念が生じ、国家安全保障上の課題となる可能性があります。国防総省は、識別されているかどうかにかかわらず、あらゆる空中物体による侵入の報告を非常に真剣に受け止め、それぞれの報告を調査しています」 なお、今回のタスクフォースは2021年6月に議会に提出されたアメリカ合衆国国家情報長官(DNI)予備評価報告書で強調された、米軍の訓練場や関連施設で発生したUAPの評価に関連する課題に対処するため、ヒックス国防副長官の指示のもと設立された。UAPを理解する能力を向上させるために、報告のプロセスや技術、訓練の改善を行う必要性も指摘されていると報告書には記されているとのことだ。 今後、アメリカ国防総省から正式にUAP関連情報が公表されるようになるのか、世界中のUFO研究家が注目している。関連記事Pentagon announces new UFO investigation unit(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/352880/pentagon-announces-new-ufo-investigation-unit
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