ミステリー
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ミステリー 2022年02月05日 23時00分
タコは「宇宙から来たエイリアン」!?驚きの科学論文が掲載される
宇宙人といえば、最近ではグレイ型エイリアンが主流になっているが、一昔前はタコ型宇宙人の姿が代表格だった。これはイギリスのSF作家H・G・ウェルズが書いた小説「宇宙戦争」に登場する火星人の姿に由来しているところが大きい。作中では、火星の重力が地球より小さいため、体を支える構造が軟弱であると描写されており、挿し絵でも発達した頭に貧弱な手足を持つタコに似た姿で描かれるようになった。なお、ウェルズ自身は風船のように大きな頭に、手以外の器官が退化した姿のスケッチを残しており、腕や足に該当する部分は非常に短くなっている。 >>2022年はUFOのターニングポイントとなるか? 海外の専門家が言及<< ともあれ、宇宙人の姿=タコやイカのような姿、というのはかなり昔から多くの人が抱いてきたイメージだ。だが、実際に「タコは他の惑星で進化した宇宙生物の可能性がある」という論文が雑誌に掲載されて注目を集めている。 この奇妙な説は、科学雑誌『Progress in Biophysics and Molecular Biology』に掲載された論文『Cambrian Explosion Cause of Terrestrial or Cosmic?』で発表されたものだ。 オーストラリアの分子免疫学者エドワード・J・スティール氏率いる研究チームは、タコやイカといった頭足類が、火山の噴火や隕石の衝突によって宇宙空間に吹き飛ばされ、一種の仮死状態に陥って何十億キロも移動した可能性があるとしている。これは「生命のもととなる物質や、単細胞生物が地球に接近した彗星によってもたらされた」というパンスペルミア説よりさらに飛躍したものだ。 実際、論文の大部分はパンスペルミア説に割かれており、地球に生息する「最強の耐性を持つ微生物」のクマムシを引き合いに出して「微生物ないしは該当する生命体が、太陽系の外から地球まで彗星などの天体によって運ばれる」ことについて述べている。クマムシは「乾眠」という特殊な状況になることで、他の生命体なら死んでしまうような環境でも生き延びることが判明している。 例えば致死量の放射線に耐えたり、数十年間も食べ物や水なしで過ごすことができると考えられる。クマムシは地球外の宇宙環境に耐えうる可能性が示されており、また「進化的な自然選択事象」と完全に一致するとスティール氏らは書いている。 それを踏まえて、タコやその近縁種について生物の進化の過程から考えてみると、なんと「ある種の前世」を示唆するような生物学的特徴を持っているという。タコの遺伝情報をさかのぼってみると、進化の歴史が「非常に一貫性がなく、混乱している」ため、地球外に起源がある可能性が存在するというのだ。そこから「冷凍保存されたイカやタコの卵が、数億年前に氷の塊で運ばれてきた可能性は否定できません」とのこと。 また、何らかの大規模な惑星災害が火星を襲い、現在のような平均気温の低い荒涼とした大地に変わる前に、生命が火星で進化していた可能性についても触れている。 だとすると、タコはやはり火星人、もとい、実は他の惑星で進化した宇宙生物である可能性が出てくるのだろうか? なお、この研究は東フィンランド大学の医学研究者であるキース・ババーストック氏によって査読されており、この説を裏付ける証拠がもっとたくさん出てくる予定だとか。宇宙のどこかにタコ型生命体は存在したのか、今後の研究が気になるところだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Octopuses could be 'aliens from outer space,' barmy scientific paper claimshttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/octopuses-could-aliens-outer-space-26070053
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ミステリー 2022年01月30日 23時00分
2022年はUFOのターニングポイントとなるか? 海外の専門家が言及
世界初のUFO目撃事件とされるケネス・アーノルド事件や、ニューメキシコ州の砂漠にUFOが墜落したとされるロズウェル事件から74年が経過する。 >>サンマリノ共和国が世界的なUFO国家になることを推進中?驚きの「ティターノ・プロジェクト」とは<< UFOに関する事件が発生すると最初は政府や軍による調査が行われるものの、最終的には調査結果が公表されないまま全てが闇に葬られる。その結果、政府や軍の関与が疑われ、背後で暗躍しているように解釈されることもある。 だが、近年になってこの動きは大きく変わろうとしている。まず、アメリカ国防総省は最近になって「Airborne Object Identification and Management Synchronization Group(空中物体識別・管理同期化グループ、AOIMSG)」と呼ばれる新しいUFO対策部署の設立を発表している。これは2000年代初頭から設置されていたAATIP(Advanced Aerospace Threat Identification Program、先端航空宇宙脅威特定計画)の後継となる部署だ。 また、UFO調査の透明性を高め、誰もが関連データにアクセスできるようにするための新しい法律も施行。さらにUFOを発見し追跡するための効果的な方法として、新たな技術開発も進む。このように、ここ1年の間でアメリカ政府や軍の中でUFO、もといUAP(未確認空中現象)に対する態度が大きく変わり、特に米海軍の未確認物体に関する報告やその調査に関して、米政府がよりオープンになってきているのだ。 UFO研究者のマーク・ロデギエ氏は、この動きを好意的に受け止め、次のように語っている。 「UFO現象を現場でリアルタイムに検出・追跡・測定する努力は、最近になってまた新しい段階に入りました。技術が向上し、ソフトウェアツールが改善され、UFOに対して新たな専門家を引き付けるようにもなりました。今後どれくらいの期間でUAP、UFOに関する新しい基礎的な情報が得られるかは予測できませんが、私はこれらの取り組みが成功し、UFO研究の信頼できる新たな物理的データが得られる可能性が非常に高いと信じています。そして、UFO現象の実在が確認され、科学的に研究できることにもつながるでしょう」 確かにUFOの調査と開示を中心としたアメリカ政府などの動きを踏まえると、近いうちに何らかの重要な情報が出てくるかもしれない。すべてを考慮すると、2022年はUFO史にとって実に興味深い1年になるのではないだろうか。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中参考記事Could 2022 be a turning point for UFOs ?(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/354726/could-2022-be-a-turning-point-for-ufos
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ミステリー 2022年01月29日 23時00分
巨大なエイリアンのトラクター・ビーム!?トルコの山頂に3時間にわたって出現した光の柱
上空に円盤が飛来し、下にいる人に向けてまばゆいビームを照射する、というのはUFOが出てくる作品でよく見る光景だ。その光によって人や牛がUFOに吸い込まれるとか、逆に光の中から宇宙人が降りてくるという展開もある。光に引かれているように見えるためトラクタービームと呼ばれることもある。 >>パイロットによるUFOの目撃報告を「政府が無視」?カナダの元パイロットが証言<< そんなUFOからのビームを思わせる光の柱がトルコで確認されたとして、話題になっている。 先週、トルコ北東部のトラブゾン県とグムシャネ県にまたがるポントス山脈のジガナ峠で、雲の切れ間から垂直に光の柱が降りてくる様子が目撃された。光の柱は3時間にわたって出現し、同地の人気スキーリゾートであるジガナ・グムシュカヤク・スキーセンターの施設にいた多くの人が目撃、撮影に成功している。 この地域のスキーセンターの広報担当者、アブドゥラ・エログル氏は「これまでにもサイト全体で様々な素晴らしい景色を見てきたが、このような光景は初めて」と語る。 「今日、彼らは幸運にも最も素晴らしいシーンを見ることができました。あの光線は本当に長い間、ジガナの斜面に当たっていたのです。私たちのセンターにいらっしゃったお客さまは、この光景を見てとても驚き、すぐに携帯電話に手を伸ばしてその瞬間を記録していました。私たちもそのシーンを携帯電話で撮影していました。まるでSF映画に出てくるような光景でした。お客様の中には縦長の虹に例える人もいました」 普通、こういった雲の切れ間からの光は、ものの数秒か数分もあれば消えてしまうものなのだが、今回は実に3時間も目撃されたため不思議がられている。果たして、この現象は何だったのだろうか。 専門家によれば、これは一般的に目撃される薄明光線という現象とのこと。通常は地上から見た太陽の角度が低くなる日の出や日没時、明暗のコントラストが最もはっきりする時間帯に短い時間で確認されることが多い。今回のように3時間にわたって確認された事例は極めてまれなことだそうだ。 なお、あまりにも神秘的な光景だったこともあり、前述のスキー場を訪れていた観光客らが「エイリアンのUFOがこのスキー場を訪れている」と冗談を交えながらSNSに投稿。するとトルコ国内を中心に大きく拡散され、全国ニュースになったそうだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連動画Zigana Gümüşkayak Yaylakent Hotel & Bungalow(Facebook)よりhttps://www.facebook.com/watch/gumuskayak/関連記事Huge 'alien tractor beam' shines over mountains for three hours baffing locals(dailystar)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/huge-alien-tractor-beam-shines-26024350
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ミステリー 2022年01月23日 23時00分
サンマリノ共和国が世界的なUFO国家になることを推進中?驚きの「ティターノ・プロジェクト」とは
イタリア北東部に位置するサンマリノ共和国が、世界的にも珍しいUFO国家になろうとしているのでは、と話題になっている。 >>パイロットによるUFOの目撃報告を「政府が無視」?カナダの元パイロットが証言<< 世界で5番目に面積が小さな国であるサンマリノ共和国。1月12日、サンマリノの行政の長である「執政」(Capitani Reggenti)の元にロベルト・ピノッティ、アウグスト・カサーリの両博士が招集された。ピノッティ氏は元UFO雑誌の編集長で、イタリアのUFO目撃現象のデータ収集を目的とした民間団体Centro Ufologico Nazionale(CUN)と、同じくUFO団体のInternational Coalition for Extraterrestrial Research(ICER)の会長を務める人物である。 またカサーリ氏はサンマリノの元観光大臣であり、以前サンマリノ政府の後援で未確認飛行物体に関する国際シンポジウムの開催を支援した。 そんなUFOに造詣が深い2人が国のトップに呼ばれたことから、UFO関連の大きなプロジェクトが動き始めるかもしれない、と言われているのである。 それは「ティターノ・プロジェクト」というもの。まず国連にサンマリノ共和国を拠点に、定期的なUFO/UAP会議の開催を要請することと、世界中で高まるUFOへの関心を利用してサンマリノの観光強化を狙うというものだった。この計画はプロジェクト・マネージャーのパオロ・ギザールディ氏によって発表されたもので、背後に経験豊富なUFO研究チームがいることは明らかだ。 次のステップは、現執政のフランチェスコ・ムッソーニ氏とジャコモ・シモンチーニ氏がサンマリノの立法機関であるGrand and General Councilに承認を求めることだ。国際的なプログラムであるため、提案は国連に提出され、予備審査、議論、そして最終的には総会の投票にかけられるとギザールディ氏は語っている。 しかしピノッティ氏は、1978年にグレナダの首相だったエリック・ゲイリー氏が国連に同様の提案をし、イギリスから締め出されたことがある、とも指摘している。 果たしてサンマリノ共和国の驚きの計画は成就するのだろうか?山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事San Marino Pushes to Become the World’s UFO Headquarters(mysteriousuniverse)よりhttps://mysteriousuniverse.org/2022/01/san-marino-pushes-to-become-the-worlds-ufo-headquarters/
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ミステリー 2022年01月22日 23時00分
直径1キロの小惑星 19日に地球最接近 衝突の可能性を含む地球近傍天体(NEO)とは
アメリカ航空宇宙局(NASA)は11日、直径1000メートルの小惑星が日本時間19日午前6時51分に地球に最接近すると発表した。 >>世界中に拡大するトンデモ説「地球平面論」を信じる人々<< 問題の小惑星は、1994年に発見された「7482」。小惑星7482(1994 PC1)は何度か地球に接近しているが、今回は地球からおよそ200万キロの距離を通過するとみられている。地球と月の距離よりも5倍以上離れてはいるのだが、それでも宇宙に視線を向けるとかなり近くを通過することになる。幸いにも地球と衝突する可能性は低いとのことだ。 小惑星7482のような天体は地球近傍天体(NEO)と呼ばれ、地球から約4800万キロ以内にある軌道を持つ小惑星や彗星をさす。NASAをはじめとする世界の宇宙機関は、地球近傍天体の脅威を察知し、重大な被害をもたらす可能性のある天体の検出に注力している。 例えばNEO研究センター(CNEOS)は、NASAの惑星防衛調整局を支援するために、NEOの軌道を追跡しモデル化した。また、NASAはより直接的に小惑星防衛プログラムに取り組んでいる。今年9月には、NASAの宇宙船が小惑星に接近して意図的に人工衛星を衝突させ、宇宙での動きを変える大規模な実験が予定されている。 このミッションはDARTミッション(ダブル・アステロイド・リダイレクト・テスト・ミッション=Double Asteroid Redirection Test Mission)と呼ばれ、宇宙船を小惑星に衝突させることで衝突コースから外せるかをテストするものだ。こちらは地球近傍小惑星Didymosの周りを回る小さな衛星、Dimorphosを狙う予定とのこと。 地球に接近する可能性のある小惑星などを検出する際に問題となるのが地軸運動だ。現在の地球近傍天体の検出システムは、地球の東方向への自転により、空を西に進む最も一般的な経路の天体を探すようにプログラムされている。 しかし、進みが非常に遅い小惑星が東から西に向かって接近してきた場合、プログラムには静止しているように見えてしまい、発見が遅れる可能性があるというのだ。研究者らは今後も地球に最接近する可能性のある天体の探索と発見、対処について研究を重ねる予定とのことだ。 なお、最接近するとはいえ小惑星7482を肉眼で見つけられる可能性は低いとのこと。しかし海外のサイト「EarthSky.com」によると、小さな望遠鏡を用いれば見つけることができるそうだ。日本からは難しいかもしれないが、海外からであれば確認することも可能なようだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事「潜在的に危険」直径1kmの小惑星 18日に地球最接近(テレ朝news)よりhttps://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000241288.html
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ミステリー 2022年01月16日 23時00分
世界中に拡大するトンデモ説「地球平面論」を信じる人々
大昔、われわれの住む大地は平らであり、星が動くのは空の方が回っているからだと考えられていた。しかし現代では天文学の進歩や観測で否定され、今われわれが立っているのは地球という丸い天体の上であることは常識となっている。 >>年末にアメリカのテキサス上空に降った「魚の雨」!?世界中で確認されるファフロツキーズ現象<< ところが近年、欧米を中心に「地球は平らである」と考える人が増えているそうで、しかもどんどん広まってきているのだという。そんな陰謀論を「地球平面論(Flat-Earther)」と呼ぶ。 2019年にはテキサス州ダラスで第3回年次フラットアース国際会議が開催され、そこでは「現代の科学が間違っている、宇宙飛行は偽物であり、地球は平らな円盤状である」という揺るぎない信念を抱く参加者が数百人単位で世界中から集まっていた。 もちろん、地球平面論は現実にはあり得ない。地球が本当に平面だとすると、様々な物理的・科学的法則が成立しなくなるからだ。だが、そんな地球平面論の矛盾点をカバーするために生まれた新たな説が「ドーナツ地球説」だ。この説は、地球が実はリング状、あるいは科学用語でいうところのトーラス状であり、真ん中に大きな穴が開いているというもので、近年の地球平面論者の間で人気が出ているとか。 この説は2008年、地球平面論を考えるネットのフォーラムの中で、地球平面説の研究者を名乗るRosenpenis博士が冗談で言い出したものだった。彼は「私は高度な縮尺の天体物理学専門の学術ソフトウェアを使って、ジオ・ドーナツこと最もおいしい天体、砂糖でコーティングされた我々の惑星・地球のモデルを作った」とした。どう考えても地球平面論をおちょくったジョーク投稿だったのだが、彼のアイデアはいつの間にか脚光を浴びるようになり、本気で「ドーナツ型地球」の可能性を論じる人も出てきたのだ。 ドーナツ型地球は24時間ごとに1回転し、穴は太陽に対して90度の角度になっているため、昼と夜も依然として存在するという。地球がドーナツ型になった原理については、岩石やちり、宇宙物質のかけらが重力によって引き寄せられ、中心点のない軌道を描き、何もないところ(ドーナツの穴)を中心に回転するリングを作り出したためにトーラス型になったのでは、と推測されている。 理屈としては非常に興味深いが、当然ながら「ドーナツ型地球」説は多くの科学者たちによって否定されている。もし地球の真ん中にドーナツのように穴が開いていたら、太陽が昇ったり沈んだりすることはあり得ないし、現在のように昼と夜が存在することもないという。このためドーナツ型地球説も、地球が平面であるという結論に沿って考え出された答えありきの説でしかないと言えそうだ。 しかしなぜ、近年になって地球平面説が広がりを見せているのだろうか。それはSNSなどの発達により、意見交換や互いにつながる機会が増えているからだという。周囲に言っても信じてもらえないことでも、ネットであれば同じ意見を持つ人に会える機会も増えて連帯感を感じ、そうして同志を増やしていくのだという。 このようなトンデモ説の広がりについて、心理学者のダニエル・ジョリー氏は以下のように語る。 「このような人々は自分なりに世界を理解しようとしているので、いわゆる定説を疑う傾向にあります。彼らは政府やNASAなど公的機関のような、強い権力のある人々やグループに不信を抱いている可能性があり、その場合、陰謀論から抜け出すことは困難を伴うことになるでしょう」 陰謀論や都市伝説は面白いものではあるが、やはりある程度のリテラシーを持って楽しむべきものなのだろう。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中参考記事Flat Earth conspiracy is continuing to spread(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/332123/flat-earth-conspiracy-is-continuing-to-spreadFlat Earthers believe world is 'doughnut-shaped with giant hole in the middle'(dailystar)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/flat-earthers-believes-world-doughnut-25894614
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ミステリー 2022年01月15日 23時00分
本物か、それとも偽物か 論争を巻き起こした1950年に撮影されたマクミンビルのUFO写真
有名なUFO写真はいくつか存在するが、1950年にアメリカ・オレゴン州にある農場で撮影された「空飛ぶ円盤」を捉えたとされる画像もその一つだ。 >>NASA、地球外生命体との遭遇に備えるために神父を雇用<< 1959年5月11日午後7時30分、オレゴン州マクミンビル近くの農家に向かっていたエヴリン・トレントさんが空をゆっくり移動する金属製の円盤を目撃。夫のポールさんに、物体を確認するよう呼びかけた。 ポールさんは慌てて家の中にカメラを取りに戻り、2枚の写真を撮影することに成功。金属製の円盤らしきものはスピードを上げて西の方角に消えていった。2枚の写真にはしっかりと円盤の姿が捉えられており、色の黒い底部や、平べったい台形でアンテナのようなものが真ん中から出ている様子が確かに残っていた。 翌月、この2枚の写真は「At Long Last - Authentic Photographs Of Flying Saucer[?](ついに公開、本物の空飛ぶ円盤の写真?)」という見出しで、地元紙のマクミンビル・テレグラフに掲載。UFO研究家や科学者、写真に関する専門家の間で真偽をめぐって議論の的になった。 多くの人はこの夫婦が本当に円盤か、非常に珍しいものを撮影したのではないかと考えていたようだ。だが中には写真に対して懐疑的で「偽造」説を主張する人もいた。最も有力な説は写真の「空飛ぶ円盤」が実は車のウイングミラーで、それを頭上のケーブルから釣り糸で吊るして、空中に浮いているように見せたというものだ。 また、この事件を調査した天文学者のウィリアム・K・ハートマン氏は、写真の照明がトレント夫妻の主張する時間帯とは異なることを示唆している、と指摘した。 「UFO、電柱、おそらく左のガレージ、そして特に遠くの家の屋根(遠くの納屋の左)が右、つまり東側から照らされているという事実から見て、矛盾している可能性があります。特に家に注目すると、屋根の下に影があるように見えるので、日中の写真であることを示唆しています。東からの入射と相まって、この写真は例えば午前10時頃の日差しの下で撮影されたと考えられます」 確かに目撃、撮影したという時期、時刻から考えると、空が明るすぎるように感じる。 現在、この写真はUFOを撮影したものではなく、トレント夫妻の話も作り話であった可能性が高いというのが通説になっている。それでも長いUFOの歴史に残る、興味深い写真であることは間違いないと言えるだろう。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中参考URLMysteries revisited: the McMinnville UFO photographs(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/354261/mysteries-revisited-the-mcminnville-ufo-photographs
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ミステリー 2022年01月09日 23時00分
年末にアメリカのテキサス上空に降った「魚の雨」!?世界中で確認されるファフロツキーズ現象
昨年、クリスマスが過ぎて新年を迎えようという頃、アメリカのテキサス州で奇妙な事件が発生していた。 >>1700年たっても固まらない?聖ヤヌアリウスの血、12月に2年ぶり液化<< 29日の水曜日、テキサス州東部のボウイ郡東部に位置するテクサーカナの町を雷雨が襲った。しかし、住民らが目の当たりにしたのは雨ではなく地面で跳ねる「魚」だったという。魚はいずれも小さく、緑がかった体色のものが多く、漁師らによれば「ニシンの仲間」だという。 ある住民は魚が降ってきたときの状況を次のように語っている。 「外で大きな雷の音がしたので、戸口を開けて外を見たら、激しい雨とともに魚が地面に落ちてきたんです。私が思わず『魚が降ってきた!』と言ったら、夫は『そんなはずはない!』と返してきたので、『いいえ、本当なのよ!』と言い返したんです」 この「魚の雨」は広範囲で確認されており、数多くの住民が実際に降ってきた魚の写真をSNSにアップ。テレビ中継でもその様子が伝えられるなど、ちょっとした騒動になった。 このような現象は昔から報告されており、「ファフロツキーズ現象」と呼ばれている。雨のように異物が降ってくるというもので、魚だけでなくカエルや石などが降ってきたという例もある。 古くは古代ローマ時代から記録されており、博物学者のプリニウスは「博物誌」の中で「ミルクと血の雨が降った」と、古代ギリシャの作家アテナイオスも著書の中で「カエルの雨が降り、道や家の中がカエルであふれた」と記している。日本でも和漢三才図会に怪雨(あやしのあめ)の記述があり、広く知られていた現象であったと言える。 日本では2009年頃に話題になった「オタマジャクシが空から降る」現象が有名だろう。石川県でオタマジャクシが多数、周囲に水のない広場や道路、車の上などに落ちている様子が確認されたというもので、その後全国各地で類似の事例が起きていたことが発覚した。 「ファフロツキーズ現象」の原理として「竜巻などで空に巻き上げられた小動物や小石などが遠隔地で降ってくる」「天敵に襲われた鳥などが獲物を吐き出す」などが挙げられており、今回テキサス州で起きた事例は前者、石川県のオタマジャクシ騒動は後者であるとされていた。 事実、魚の雨の騒動を受けてテクサーカナ町側は公式Facebookページで、この異常気象がジョークではなく、原理のある現象だと説明した。 「今日はテキサカーナで魚を含む雨が降りました。この雨は、カエルやカニ、小魚などの水辺の小動物が、地表で発生する竜巻や突風に巻き込まれ、雨と同時に降り注ぐという現象です」と述べ、市民らを安心させている。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連動画Fish rain from sky in Texarkana(YouTube)よりhttps://www.youtube.com/watch?v=d-tpL5GAWBI関連記事'Fish rain' reported in the skies over Texarkana(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/354041/fish-rain-reported-in-the-skies-over-texarkana
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ミステリー 2022年01月08日 23時00分
チリで発見された極小エイリアンの死体!?「アタカマ・ヒューマノイド」の謎が科学者によって解明される
チリのアタカマ砂漠で2003年、トレジャーハンターのオスカー・ムーニョ氏は奇妙な赤ちゃんらしき死体を発見した。 >>さらに気候変動が激しくなり、宇宙軍が実働!?ババ・ヴァンガによる2022年の予言<< それは体長わずか15センチほど、人間そっくりながらも異様に縦に長く伸びる頭と細い体を持っていた。その円錐形の頭部や、10本しかない肋骨(ほとんどの人間は肋骨が12本ある)に専門家は混乱し、長い間正体がつかめずにいた。中には宇宙人説や奇形の胎児説、精巧に作られた人形説などもあった。なお、宇宙人説は2013年にこの死体がメディアで紹介された際に出てきたものであり、早々に可能性は否定されていた。このがい骨は現在Ata(アタ)と呼ばれており、ラ・ノリアの町で白い布をリボンで結び、革のポーチに入れて保管されていた。 近年はメディアに取り上げられることも少なくなったが、死体の分析は続いていた。そして最近になって、ついにアタカマ・ヒューマノイドの正体が明らかになったのである。 サンフランシスコのスタンフォード大学とカリフォルニア大学の科学者らによる共同研究の結果、この遺体は40年ほど前に死亡した赤ん坊であることが判明。いくつかの遺伝的疾患を備えており、それがアタカマ・ヒューマノイドの骨が異常な構造をしていた点につながったと考えられている。 分析の結果、7つの遺伝子に変異が見つかった。これらの変異が単独、もしくは組み合わせで、さまざまな骨の変形や顔の奇形、あるいは骨格形成不全(一般に小人症として知られる)の原因となることが突き止められたのである。科学者たちはアタカマ・ヒューマノイドについて遺伝的疾患を抱えた子どもが生まれた直後に死亡したか、あるいは未熟児として生まれ、埋葬されたのではないかと想定しているようだ。 このアタカマ・ヒューマノイドに関する研究は専門誌のゲノム・リサーチ誌に掲載された。その中ではアタカマ・ヒューマノイドで見られた異形成(時にがん化することもある異常な成長)に関連する突然変異について強調されている。 このプロジェクトに参加した科学者の一人であるカリフォルニア大学計算健康科学研究所のアトゥール・ビュート所長は、アタをはじめとする遺体を研究することで、異形成に関するさらなる研究の助けとなり、いつかこの問題を解決できるかもしれないと考えられると語っている。参考記事Mystery over 'alien-like' six-inch skeleton with conical head solved by scientists(dailystar)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/mystery-over-alien-like-six-25799952
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ミステリー 2022年01月02日 23時00分
NASA、地球外生命体との遭遇に備えるために神父を雇用
NASAのスタッフに神父がいると知ったら驚くだろうか? 神父であり、神学者であり、科学者であるアンドリュー・デイヴィソン牧師は、その専門知識だけでなく驚くべき理由でNASAに勤めている。宇宙飛行士のためではなく、なんと宇宙人との遭遇に備えるためだというのだ。 >>UFOが核ミサイルシステムを無効化した!?退役軍人が告白<< ケンブリッジ大学の略歴を見ると、デイヴィソン牧師はオックスフォード大学で生化学と生物物理学を含む化学の学士号と生化学の博士号を、ケンブリッジ大学で神学と宗教学の学士号、神学の博士号をそれぞれ取得。2014年からケンブリッジ大学神学・自然科学部准教授に就いている。 デイヴィソン博士は神学、科学、哲学に関わる場所で仕事をしている。彼の最近の仕事は、宇宙生物学、生物学における種間協力(または相互主義)、拡張進化合成だ。2016〜17年度、彼はニュージャージー州プリンストンにある神学探究センターのフェローとして、宇宙の他の場所に存在する生命の人間社会と、自己理解への影響を検討するNASA後援のプログラムに参加している。また彼は最近の著作でキリスト教信仰の主要な側面における「外来生物学」の意義に言及しており、この視点がNASAに勤務することにつながったとみられている。 この書籍では、様々な宗教の人々が、他の惑星に生命が発見された場合、特にそれが地球上の生命と類似している場合、どのように反応するか意見が分かれることを指摘している。また、無宗教の人々は、以前にも宇宙科学と宗教と政府資金が交じることに異論を唱えていた。 教授であり牧師でもあるデイヴィソン氏が、いずれ宗教関係者との混乱を解消するために活躍する日がくるのかもしれない。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事NASA Hires British Priest to Help Prepare to Meet Extraterrestrials(mysteriousuniverse)よりhttps://mysteriousuniverse.org/2021/12/nasa-hires-british-priest-to-help-prepare-to-meet-extraterrestrials/
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黒死病がリビング・デッドという怪物を産んだ?
2020年09月13日 23時00分
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「あなたは好きでしたか?」2020年で消える?かもしれない都市伝説『赤い部屋』
2020年09月12日 23時00分
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2020年09月06日 23時00分
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2020年09月05日 23時00分
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2020年08月30日 23時00分
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2020年08月29日 23時00分
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2020年08月23日 23時00分
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2020年08月08日 23時00分
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ミステリー
「タピオカブームが来ると不況になる」の噂は本当か?
2020年07月25日 23時00分
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ミステリー
スサノオノミコトはファッションリーダー?日本画に描かれた神様の姿に驚き
2020年07月19日 23時00分
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ミステリー
7月2日に飛来した火球、核の隕石が本当に発見される!まだ未発見の破片も?
2020年07月18日 23時00分
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ミステリー
兵庫県にて「件(くだん)」が生まれた事を記した当時の報告書が発見!
2020年07月12日 23時00分
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ミステリー
夏至の日食、独立記念日の月食は天からのメッセージだった!?
2020年07月11日 23時00分
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ミステリー
深夜に関東で轟音とともに飛来した発光体、正体は「火球」か
2020年07月05日 23時00分
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ミステリー
十勝岳に衛星画像で「つちのこ」が写った!?
2020年07月04日 23時00分
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ミステリー
大地震の発生は近い!?日本における地震予知の歴史
2020年06月28日 23時00分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分