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コストを抑えるために女子アナをタレント代わりに使うテレビ局

 このところ女子アナ人気は衰えることを知らないが、テレビ各局はこれまで以上に女子アナをプッシュし始めているように見える。いよいよ本格的な女子アナブームが到来するかもしれない。
 「“歴史は繰り返す”という格言がありますが、在京民放キー局の女子アナたちの扱い方を見ていると、彼女たちを使って数字(視聴率)を上げようとしているのがミエミエ。ブームを再び起こそうとしています。ま、連ドラの視聴率が悪いので仕方がありません」(芸能ライター)
 特に顕著なのが、20年ほど前、有賀さつき、河野景子、八木亜希子という“3人娘”を駆使した女子アナブームのパイオニア的存在のフジテレビ。先ごろ放送された「カスペ! 仰天! 女子アナの休日(秘)完全密着SP」などはその最たるものでプライベート切り売りのオンパレードだった。
 「とはいっても、予定調和の映像ばかりでした。例えば、高橋真麻アナが行きつけのハンバーガーショップに行くと、そこには父親の高橋英樹と母親がいて『偶然ね〜』と言いながら仲良く食事をするのですが、そんな偶然があるわけありません。完全な“ヤラセ”です」(女子アナウォッチャー)
 さらに凄かったのが、高島彩、中野美奈子両アナの「めざましテレビ」コンビの休日密着映像。
 「『めざましテレビ』本番終了後、沖縄・宮古島で遊ぶ2人に密着。ユタという霊能者に会って自分の悩みを相談し、カメラの前でめったに見せない涙まで見せたのですが、これも予定調和。タレントと何ら変わりがありません」(前出・女子アナウォッチャー)

 このほか、平井理央、戸部洋子、佐々木恭子、阿部知代といった若手からベテラン各アナが総登場。貴重なプライベートタイムを明かしていたが、視聴率は8.3%と期待外れに終わってしまった。
 開局55周年の日本テレビは、今春から鈴江奈々、葉山エレーヌ、夏目三久、宮崎宣子の各アナを前面に押し出す方針だ。
 「とりわけ宮崎アナを除く3人はユニット『go!go!ガールズ』を結成し、スリットの大きく入ったチャイナドレス姿まで披露して、お色気を振りまいている。通常女子アナのやることではありませんが、これも“業務命令”なので仕方ありません。女子アナをタレント化するのは、一にも二にもコストがかからないからです」(前出・芸能ライター)
 日テレといえば、先日東京マラソンで女子アナを実際に走らせ、高視聴率を稼ぎ出した。今後、女子アナのタレント化は顕著になりそうだ。

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