『ものまねGPザトーナメント』は、年1回行われるものまねタレントの大会で、今年はコロッケ、ホリ、山寺宏一などのベテランから、ゆりやんレトリィバァ、横澤夏子、アイドルグループA.B.C-Zの河合郁人などの若手ホープまで、大勢のものまねタレントが参加し、腕を競い合った。
2時間の激戦の末、決勝戦はチョコレートプラネット、山寺宏一、コロッケといった実力者が多数出場。審査員投票の末、僅差でコロッケが2020年のグランプリ優勝者となった。
ところが、ネットではこのコロッケの優勝に疑問の声が相次いでいたという。
コロッケは2020年の今年、芸能生活40周年を迎えており、本番組でもしきりに「40周年」が強調されていたほか、コロッケが決勝戦時に選んだのが、「ものまねレパートリー40連発メドレー」という飛び道具的なネタであり、ここでも「40周年」を積極的にアピールしていた。
この執拗すぎる40周年アピールが審査に影響したのかわからないが、コロッケは見事優勝を手にした訳だが、優勝が決まったその直後、ネットでは審査員のコロッケに対する「忖度」が疑われることになったのだ。
非難の的は、やはり不透明な評価基準で、「今回のコロッケさん優勝は出来レースっぽい」「いかにも優勝させます的な感じだったのでハラハラできなかった」という厳しい声のほか、新人も多く参加する本大会においても、コロッケは相変わらず、森進一や井上陽水、工藤静香といったテッパンネタばかりで勝負しており、「いい加減飽きた」「超スピードで40連発もやられたら似てるかどうかも判断できない」といった声が相次いだ。
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確かに、コロッケはデビュー以来、ものまね界の第一線で活躍する功労者でトップスターであるのは間違いないが、既に40年という芸歴があるため、ネットでは「そろそろ新人に席を譲ってほしい」「コロッケや山寺宏一、神奈月といったベテランは『殿堂入り』か審査員側に回った方がいのではないか」といった声も多くあった。
見た目も若く、ハングリー精神旺盛なのは結構だが、既に年齢は60歳。還暦を迎えたの機に、そろそろ「若手に譲る」ことも考えた方がいいかもしれない。