◆知床特別(札幌8R)

◎ブルーミングアレー
○レジェンドブルー
▲セイクリッドセブン
△コスモメドウ

フローラSで3着に好走し、オークスでも直線で挟まれる不利がありながら7着まで盛り返したブルーミングアレー。普通に考えれば500万条件では能力上位だろう。休み明けに加え、小回りコースへの対応にやや不安は感じるが、ここをあっさり通過出来ないようでは、秋のビッグレースも“参加するだけ”になるだろう。相手は1000万下がりのレジェンドブルー。降級2戦を2、4着と勝ち切れずにいるが、1000万条件でも掲示板に来ていたように、このメンバーでは明らかに力量上位。前走の4着とて、ハナ、ハナ、クビの差でありコース取りの差で勝ちを逃したと見てよい。良血馬セイクリッドセブンも、春のオープン戦では厳しかったが500万からのリスタートなら期待できそうだ。他では、コスモメドウみたいに伸びしろの大きい3歳馬に期待したい。
【馬連】流し(4)軸(1)(6)(9)
【3連単】フォーメーション(1)(4)→(1)(4)→(6)(9)

◆大倉山特別(札幌11R)

◎パールシャドウ
○テイラーバートン
▲デコルテ
△トゥニーポート
△アマファソン

　実績上位は、1600万で勝ち負けしていたパールシャドウが断然。3か月ぶりで多少付け入るスキがあるかもしれないが、大きくは崩れないだろう。一叩きしたテイラーバートンが型どおりに良化中で、これも上位を形成する1頭。人気サイドでの決着になりそうな予感がするが、ちょっと気になるのが函館の芝1800戦で未勝利、牝馬限定の500万平場戦を連勝中のデコルテ。着差は、クビ差、クビ差と派手な勝ちぶりではないものの、行きたがる素振りを見せつつも押し切ってしまう勝負強さが魅力。昇級初戦となるが、ハナを切れるようならなかなかうるさい存在になるかもしれない。他では、藤田騎手のトゥニーポートやフローラSで4着ながら勝ち馬サンテミリオンを上回る上り3Fタイム(34秒1)を記録したアマファソンも休み明けながら注意したい。
【馬連】流し(4)軸(3)(14)(6)(13)
【3連単】2頭軸マルチ(3)(4)軸(6)(13)(14)

＜プロフィール＞
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。

※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。