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オークス 桜5着の雪辱へリトルアマポーラが万全

 巻き返す態勢は整った。リトルアマポーラが絶好の仕上がりで最高の舞台を迎える。2番人気に支持された前走の桜花賞は5着。勝ったレジネッタからわずか0秒2差という際どい敗北だった。

 「距離が短かった。前半からモタモタしていたから」と影山助手は振り返った。桜花賞と同じ距離のクイーンCを勝っていたものの、ゆったり流れる東京のそれと忙しい桜のペースではまるで勝手が違った。
 しかし、直線は猛然と追い上げた。「かなりいい脚を使ってくれた。この馬の能力の一端は見せられたと思う」と言うように、先につながる足跡は残せた。
 その後はもちろんオークス一本に絞って調整されてきた。1週前追い切りは栗東DWコースで6F79秒8の好タイムが出た。黒鹿毛の馬体はしなやかで、たくましさを増している。
 「肩ムチを入れただけで反応も良かった。あの時計でも最後まで余裕があったし、あとはもうサラッとやれば十分」と理想的な仕上がりで挑める。
 オークスは2400m。「この距離なら追走に苦労することはない」と言い訳のできない条件だ。「重賞を勝ったコースだし、最高の舞台ですからね。楽しみにしています」
 大波乱で終わった桜花賞。だが、樫は実力馬が力通りの走りを見せてくれそうだ。

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