奥真奈美は、1995年生まれの15歳。2006年に2期生オーディションに合格、チームKのメンバーとしてデビュー。同期には昨年の総選挙でトップだった大島優子。元チームKのキャプテンである秋元才加など。2009年の『組閣祭り』で新チームBに移動した。
デビュー当初は10歳とAKB48の中でも圧倒的に若くデビューしたものの、2009年には足の怪我で3か月公演を休むなどの厳しい時代もあった。怪我の影響もあったのか、AKB48での活躍も同期の主力に比べると大きく出遅れていた。イタリア人の父親と日本人の母親の間に生まれたハーフで、そのエキゾチックな顔立ちから当初は人気を集めたが、年下であるSKE48の松井珠理奈の台頭もあり、徐々にメディアでの露出が減っていた。
「ファンからは“若くして干された”と見られていた。メディア露出が減っていたため総選挙でも、古くからいるメンバーなのに圏外という結果しか残せなかった」(芸能ライター)
決して恵まれていない状況なため、“AKB48のメンバーが数人、リストラされる”との報道があった時には、ファンの中では名前があがる。
「彼女はまだ若いし、この先のことを考えたら賢明な判断だったかもしれない。ただ、彼女の卒業は、メディア露出の少ない他のメンバーが将来を考えた場合、少なからず影響がでるはず。リストラされたという負のイメージがつく前に卒業をと考えるメンバーも出てくるでしょう」(芸能ライター)
アイドルの人気は決して永遠ではない。現在、メディア露出の多いメンバーも、そうでないメンバーも、それぞれが今後、どんな選択をしていくのか注目したい。