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南関東の成長株 町田直騎手の素顔に迫る

 “チャンスの神様には前髪しかない”って知ってますか?チャンスの神様には前髪しか生えておらず、しっかりつかまないとテッペンから後ろには髪がないため、ツルツル滑って捕まえられなくなるらしい。
 だとすれば、弱冠18歳で最年少ダービージョッキーになり、デビュー4年目にしてすでに重賞6勝を挙げている町田直希騎手(川崎・秋山重厩舎)は南関一の“前髪キャッチャー”かもしれない。
 「勝利の女神に好かれてるかも」昨年の2歳優駿牝馬の勝利インタビューでこう言ってのけた強心臓の持ち主に、またもや大きなチャンスがめぐってきた。今週の桜花賞でコンビを組むのは2歳女王マダムルコントだ。

 「あんな馬は初めて。とにかく根性があって、交わしたら交わされることはないですから」と頼もしそうに語ると、「今回は1番人気ですか?1番人気は1頭だけですから、それに乗れるのはうれしいですね」と屈託のない笑みを浮かべた。
 重賞2連勝とマダムを完ぺきにエスコートしてみせた若き紳士だが、実は初めからコンビが決まっていたわけではなかった。「他の人が空いてなくて、僕は3から5番目くらいに依頼したらしいです」“前髪キャッチャー”はここでもその神通力を発揮していた。
 ハキハキと質問に答え、いつも元気でまだ少年らしさを残す町田騎手も今月16日で20歳になった。大一番に強いという評価は裏を返せばまだ「穴騎手」扱いということでもあり、彼は勝ち星を量産するトップジョッキーになるべく「判断力」を磨くことを課題に挙げている。
 「今はまだ3、4コーナーで内があくのか外を回る方がいいのか、判断が遅かったり、(選択した結果が)裏目になったりしちゃうんです」レース後のビデオのチェックは欠かさない。
 本人には厳しいが、周囲には「馬乗りのセンスはあるし、素直なところが本当にいいんだよ」と目尻が下がりっぱなしの秋山師や、尊敬しつつも「そのうち抜いてやる」と思っている今野忠騎手らに囲まれてすくすく育つ町田騎手。最後に、これは書いといてと当人に頼まれたひと言。「20歳ですし、彼女募集中です」。

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