織田と鈴木といえば、91年の月9ドラマ『東京ラブストーリー』以来、約27年ぶりの再共演となる予定であり、往年の月9ファンから熱い注目を集めている。
今回の織田と鈴木の共演であるが、人気が低迷している月9ドラマのテコ入れという理由以外にも、いくつかの思惑が隠 されていると分析する関係者は非常に多いという。
ドラマ事情に詳しいという某芸能記者はこう分析している。
「今回の織田裕二と鈴木保奈美の共演話には、鈴木の所属事務所の社長で夫のとんねるずの石橋貴明が仕掛け人として関わっているのではないか、とされています。石橋は現在、フジテレビ系では『石橋貴明のたいむとんねる』という深夜の冠番組を持ってはいますが、視聴率が2%〜4%と低迷しており、10月までに放送が終了するという話も出ています。ところが、石橋は事務所の社長としての肩書きでフジテレビのドラマ班へ直接掛け合って、自身の妻で看板女優の鈴木を月9へ内定させたため、バラエティ班も10月期の月9が終わる12月までは『たいむとんねる』を続けざるを得ない状況を作り上げたと噂されています。これが本当なら石橋はなかなかの策士だと思いますが…」(某芸能記者)
現に、石橋が代表取締役社長を務める芸能事務所「アライバル」は、とんねるずの人気に陰りが出始めた2011年に、石橋の妻の鈴木を所属の女優として芸能界に復帰させているほか、『とんねるずのみなさんのおかげでした』の終了が囁かれるようになった2016年には、フジテレビ系で鈴木保奈美主演の連続ドラマが制作されている。このことから見ても、石橋貴明は芸能界のバーター慣習をうまく利用する人物だということがうかがい知れる。
とんねるずの「復権」には、妻の協力が必要不可欠なのかもしれない。