近年急増する中国国内のUFO目撃情報。特に中国の北の地域で多数の目撃情報が確認されている。北朝鮮からほど近い遼寧半島の先に当たる大連では「光が差し込み、地響きがしてすぐに外に出たがそこには何もなかったが、土が焼ける匂いがした」とかなり具体的な目撃情報やUFOをしっかりと捕らえた写真が多数確認されている。
中国といえば大陸を覆う広い国土を持つ土地だ。あれほどまでの国土があればなんらかの形でUFOが大陸に差し掛かると考えて不思議はない。しかし、中国でのUFOに関する情報はこれまで皆無と呼ぶに等しいほどしか確認されておらず国際的なミーティングの場でも討論として真剣に議題に上がることはなかった。
もともと、対外的に非常に狭い門戸しか開けてなかったお国柄だけにまず第一に思いつくのは政情に関連したハードルが頭に浮かぶのだが、話はそれほど単純ではないようだ。
「もちろん、中国政府がUFOに関する情報を公にしなかったというのがこれまでに中国でのUFO目撃情報が少なかった第一の要因でしょう。しかしです。たとえそれが原因だとしてもあの広い国土でそれだけの情報管理が国家の統制でできるでしょうか?特にUFO関連の話というのは隠していても外に漏れる類の物です。もし、最近の状況のように頻繁に目撃されていたら必ずどこからかその話は聞き伝えられるはずなのです」
そう語るのは、未確認飛行物体に詳しいおなじみ柳タカシ氏。彼はあえて長い前置きをした後に驚くべき情報を我々に語りだした。
「国家が隠蔽していたという話になると真実はいつまでたっても見えません。私はある工場の建設関係のビジネスで中国の北東のある県に2週間ほど滞在したことがあるのです。このとき私のマインドチェンジを決定的にした話を現地の人から直接聞きました。彼らはかなり頻繁に未確認飛行物体を見ていたのです」
なんと柳氏が聞いた現地の人の話によれば目撃情報が少なかった時にも中国では盛んにUFOが飛来していたというのである。
「実は、私自身がふと空を見上げたときにおかしな動きをするUFOだと思われる物体を目撃しました。しかし、その場の誰もが見ながら驚いているのは私だけ。よくよく話を聞くと私が目撃した未確認飛行物体は現地では“空からの大老”と呼ばれ珍しいものではありませんでした。そうです。中国ではUFOとの遭遇があまりに頻繁なためそれが異常事態だと思われていないのです」
まさか…中国ではUFOは「未確認飛行物体」ではなく存在して当然のありふれた物体だったのだろうか?
「そう判断するのは早急です。中国北東部の隣はすぐにロシアになります。よってロシアの秘密開発兵器という見方も十分にできます。いっぽうでもう少し奥、モンゴルやチベット付近の山の民は実際に宇宙人らしき謎の生命体とコンタクトを取っているという話も聞きました。どちらに転んでも、中国にはわれわれの想像を超える科学に以前から触れていた人々がいるということです」
近年、中国国内でUFOの研究団体が発足し、UFOを研究材料として取り扱う風潮が現われてきたのも最近の急増する目撃情報が背景にあるだろう。
しかしである。もうすでにUFOとコンタクトを取っている山の民が本当に存在するとしたら、これまで解明にたどり着かなかったUFOの真実が意外なきっかけで一挙に解決に向かう可能性も残されているわけだ。
これからもNMRは中国から目を離すことはないであろう。
(写真(上)=中国で初めて撮影されたとされるUFOの写真。いわゆるアダムスキー型のように見える)
(写真(下)=著しい経済成長を遂げる大連で撮影されたUFO。向こうでUFOは珍しくないとの証言も)