「こちらが『火星人騒動』の発端となった写真ですが、いくら火星が地球から近いとはいえ、火星の表面がこんなに鮮明に、しかも、まるでアメリカの荒野のように見えるわけがありませんよ!!」
今回、絶対匿名を条件に取材に応じてくれたM教授は、こう解説する。
「この写真ができるまでの段取りを簡単に話すと、火星探査機には特殊な高解像度カメラを搭載しています。そして、火星の地表で撮影した記録データを地球に転送、解析して写真ができあがります。はっきり言って、この荒野のような写真はかなり実像をゆがめて加工されています。詳しくは『NASAも隠しきれない異星文明の巨大証拠群』(徳間書店)の著者の一人、伊達巌氏のホームページを参照してください」
M教授はパソコンに向かい、このサイトをわれわれに見せてから例の写真を加工し始めた。
「例えば今回の騒動の発端となった写真(図A)を見てください。中学生までの教科書で知りうる火星の条件を数値化して画像解析するだけで、ただの砂漠にコロニーが生まれるのです」
時間にすればほんのちょっと作業であったが、目の前にある写真は激変していた。そこにははっきりと高度生命体の痕跡を匂わせる集合集落が現れているではないか!
「では、次に今回の『火星人写真』(図B ※紙面のみ掲載)を解析して見ましょう。こちらの解析には世界のトップクラスの研究者が互いに情報を出し合い研究を重ねたデータを使います。するとこの人影が独立した岩ではなく、その前の岩の断面だという事が判明します。この画像が真実の火星の姿で、アメリカはそれを隠したのです」
そこには岩と思われていたものがすべてなんらかの生命体の影に見える写真が登場したのだ!
「実はこの写真が撮られたのは4年も前の話なのです。研究者の間では火星に多くの生命体が存在することや高度な文明の存在もささやかれています。そして、それは地底にあるとも言われています。今回の騒動で重要なのは『なぜ4年前の写真がこの時期にクローズアップされたか?』『騒動の発端が中国だ』という2点です」
米国務省が火星に関する極秘ファイルを研究し、発表に関しては政治的圧力を掛け、封じているというウワサも根強い。さらに、有人ロケットの開発に成功した中国は目標の月への有人飛行をすべて火星にシフトしたという話も聞く。
「ソ連の崩壊以降、アメリカの独走状態だったある計画に中国が堂々と名乗りを上げたのです。その計画こそが『人類移住計画』。今回わざわざ4年前の写真をネタに中国から騒動が起ったのは、中国がアメリカに対し、あの写真の本当の意味を知っていると、暗に表明すると同時に、世界の技術者に対し、そのことが分かるほど中国は実力を付けているとアピールしたのです。それが今回のニュースの裏に隠されていた真実だと思います」
宇宙開発においても中国は進化は目覚ましいようだ。
http://www.246.ne.jp/~y-iwa/kagi.htm
今回の取材を通し出典として伊達巌氏のホームページを参照いたしました。
図A
1 今回の火星人騒動の発端となった写真
2 色調を暗くし、さらに被写体のエッジを際立たせてみると遠くに集落らしきものが浮かび上がってくる
3 さらにその写真に明かりを加えるとよりはっきりとコロニーの全貌がはっきりする。