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メル・ギブソン「正気に戻す為にビンタしただけ!!」

 メル・ギブソンがオクサナ・グレゴリエヴァを殴ったことを認めた。
 現在12か月になる娘ルチアの親権を巡って係争しているメル。彼は、元恋人オクサナが子供を抱えている間に殴ったというオクサナ側の主張をいままで否定していたが、裁判所の書類にはオクサナがヒステリックになった際、メルが彼女を殴ったことが遂に確認された。

 ロサンゼルス群上級裁判所に提出された2010年6月23日付けのオクサナの言い分によると、2人は2010年1月6日、オクサナがルチアを抱え、メルに対し「叫ぶのを止めないと、アナタがこの子の脳に知的障害を与えることになるわよ!」と叫んだことからに口論となったという。
 メルは、「オクサナがルチアを抱えたまま、常軌を逸して揺さぶり始め、自分の手が届かないように、ルチアの体を右へ左へと動かしていたことで、ルチアが“揺さぶられっ子症候群”になることを心配していた」と主張していた。
 訴えの中でメルは、「一度、オクサナを正気に戻すため、平手打ちをしたことがあります。きつくは叩いていません。叫ぶことと、ルチアを揺さぶり続けることをやめるだろうと思い、ショックを与えようとしただけです」「オクサナが主張しているような、握りこぶしでは殴っていません。顔やこめかみなどを殴ったことはありませんし、その時も他の時も同様です」と反論している。

 メルはオクサナを叩いたことは間違いだったとは認めたが、娘の安全を心配したのであって、一度も危害を加えたことはないと告白した。
 「私の行為が適切ではなかったと考える一方で、オクサナがルチアを揺すって、放り投げたりすることを心配しました。私の手はルチアのいかなる体の部分も触っていません」
 オクサナは、メルが口論の最中に自分の歯を2本折ったと主張しているが、メルはそれを不適切な主張だと反論している。
 「オクサナが血を流したことはありませんし、どの歯も『折れた』ことはありません。一度、歯のコーティングがはがれたことがありますが、その時に起こったことではありません」

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