そのシステムとは、グッズ購入やSNSでの拡散行為をすればポイントが受けられ、ポイントに応じてファンをランク付けし、ランク上位者には2ショットでの写真撮影や握手などが受けられるというもの。
ただ、ネット上では「ファンに優劣をつけるな」「お金を持っていない小・中学生は置き去りか?」など批判の声が集まっているらしい。
このニュースを受けて、同じミュージシャンの西川貴教は「そもそもパッケージビジネスがどんどんシュリンク(縮小)しているんですね。韓国なんか音源に関しては、動画サイトとかでフリーで流して、その後、ライブとかマーチャンダイズでビジネスになってきている」と海外ではCDを売るのではなく、グッズやライブ、ファンクラブなどで稼ぐことがミュージシャンの主流になってきていると語る。
また、「海外とかだと、クラウドファンディングみたいな形で、『このアーティストがこんな感じの曲をやります。希望される方はドンドン投資してください』って海外ではキチンと成立してるんです。(日本でも)いろんなものを変えていく、これからのタイミングだと思うんですよね」と日本ではミュージシャンが曲をリリースするには弊害が多すぎるため、今後は大きく変えていく必要があると熱弁した。
番組を見ていたツイッターユーザーからは「西川アニキって、ホントに正論。タダで良いものなんて、手に入るわけないし、ファンは正当なお金を払って、より良いものを作ってもらう資金にしてもらう。」「TM西川の音楽界の話はスゴい分かりやすかったな。俺は前からそうしてるけど好きな音楽やアーティストの楽曲には金を払う。」「岡崎体育さんのファンクラブの事をやってた! 西川貴教さんがいい事をいってましたね」といった、西川の考えに納得させられた声が多く寄せられた。
無料で音楽が聞ける時代になったのは良いことだが、「良いものにはお金を払う」という意識を持たない人を多く作りだしてしまったように思える。