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美浦黄門・橋本記者がシリウスS連覇を狙うドラゴンファイヤー陣営を直撃

 秋の阪神競馬のフィナーレを飾るのは、JCダートの前哨戦「第12回シリウスS」(GIII、ダ2000メートル、4日)。関東勢ではユキチャンの参戦が話題になっているが、実力的にいえば、やはりこの馬が大将格。2連覇を目指すドラゴンファイヤーがそれだ。「ハンデ(56キロ)は予想通り。休み明けを使ってデキ、コース、距離とすべての面で好転した」。早々とVサインを出した久保田師を美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が直撃した。

 −−最終追い切り(美浦Wコース5F60秒7、上がり3F38秒4→12秒4=馬なり)はどこに主眼を置きましたか?
 久保田師「休み明けを1度使って、体も息もできているからね。函館→美浦→阪神と長距離輸送が続くので、オーバーワークに配慮してドラゴン(ファイヤー)の半妹マジックシアターをパートナーに、終いだけ気合をつけた」

 −−動きを採点してください。
 久保田師「年とともにズブさが出てきているので、以前ほど動きに派手さはないし、時計も遅かったけど、追い切りはしっかりやれた。状態は確実に良くなっていますよ」

 −−前走のエルムS(6着)を振り返ってください。
 久保田師「敗因は久々と小回りコースの適性の差。6着(0秒8差)といっても大負けしたわけではないし、悲観はしていない。その点、今回は体調面はもちろん、コース(2戦2勝)、距離とすべての面で条件が好転するのでプラスアルファは大きい」

 −−昨年と比較してください。
 久保田師「昨年は3連勝中と勢いがあり、負けないという気持ちが強かった。今年は当時ほどの勢いはないが、豊富にキャリアを積んできたのは強みだし、この馬の底力を信じて送り出したい」

 −−最後に意気込みをお願いします。
 久保田師「超一流馬は出てこないし、目標のJCダートに向けて(勝って)賞金を加算したい。ゲートをスムーズに出て、そのまま自然に流れに乗れれば結果はついてくるでしょう。応援してください」

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