WWDにワンは「前シーズンの後、僕らはビジネス、それからお客様が何度も戻って来てくれる商品を見直したんだ。僕らがとっても若いっていう自覚もあるよ。メインのショーに行くと、観客の女性はいつも『うっそ〜、あなたのブランドの大ファンなのよ』って言ってくれるんだ。これが僕らなりの大衆的なやり方さ」
今回のコレクションではまず高級なTシャツで構成される『T』ラインとは異なった3着のパンツ、ジャケットを2着、そしてぴったりとしたシャツを発表する。今年終わりに初めて自身の店を持つ事になったワンは「『T』はとってもカジュアルで気楽な物だよ。新作は仕立て屋が作ったり、仕事の装いを基本にしたとは言いたくないんだけど、それぞれ2つの別の観点から作った物なんだ」
そんなワンは先日、自身の成功を『スリル満点』だと語っていた。「今のところ、調子は良いんだよ。何百万年も掛かると思っていた事が、こんなにも早くやって来たんだから。2004年の終わりからこの仕事を始めて、全てがこの5年で起こった事なんだ。僕、僕の兄それから義理の姉は、殆ど指導を受けたり経験無しで始めたんだからね」「僕はファッション・スクールに通っていて、僕の兄は法律を学んでいて、それから義理の姉は製造をやっていたから、3人共、ちゃんとしたファッション・ビジネスの教育は受けていないんだ。だから、今日の僕達は居る場所、これまで出会った人達の事を思い浮かべたり、僕たちが目標にして来た事の全ては興奮だらけの経験なんだよ」