日本のエース吉田に“絞殺”の危機が訪れようとしている!?
世紀の旗揚げ戦まであと2日となったこの日、メーンで吉田との対戦に臨むバーネットは、都内のホテルで行われたルールミーティングに出席。その後の会見では、まだ明言を避けている吉田の胴着の着用について「ヨシダさんは柔道の代表なんだから胴着を着てきてほしい」と、余裕タップリに進言してみせた。
自ら胴着問題に言及したのは、吉田戦に不安が一つもないからにほかならない。その後も飛び出してくる言葉は「柔道着の準備は十分してきたし、どう闘えばいいかノウハウもある」「ヨシダさんがムエタイの特訓してても問題ない」などと自信に満ち溢れたものばかりだった。
それもそのはず。すでにジョシュには吉田をどう料理するかのイメージは完成している。バーネットは「とりあえずスープレックスやレッグロックを出す」とした上で「そして最後はクルックヘッドシザースかSTF、もしくはナガタロックIIでヨシダさんを仕留めたい」とニヤリ。3つのプロレス流デスロックでのタップアウトを狙う。
吉田戦に絶対の自信をのぞかせるが、ジョシュの野望はそれだけではない。その先には、もうひとつの柔道王狩りがあるという。
バーネットはけげんそうな顔で「この前のIGFでは小川に不本意な形で負けた」と切り出すや「4月にIGFがあるのであれば、そこで小川をやっつけたい」とコメント。吉田狩りとともに、4月には暴走柔道王こと小川直也へのリベンジを果たし、柔道家ハンターと化すハラだ。
「これはキャッチレスリングと柔道の闘い」。果たしてバーネットと吉田の異種格闘技戦はどちらに軍配があがるのか、決戦まで待ったなしだ。