出演芸人の中で、注目すべき芸人は3組。
まずは、観客投票で12ポイントを獲得し、3位にランクインしたランチランチ。何と言っても、ボケ担当・ラリゴのアップテンポな動きが最大の武器。相方の海野孝太に切れ味鋭い自己紹介ギャグを伝授したり、「俺のケツを叩いてよ〜♪」のリズムネタ、体幹がスゴすぎる空気イスを披露し、笑いをとった。中々、注目すべきコンビだったが2月23日に解散を発表。3月末を持って12年間の芸能界生活にピリオドを打つ。海野は芸能界を引退、ラリゴは芸人として活動を続けていく。
2組目は15ポイントを獲得し、2位にランクインした真夜中クラシック。高橋佑介とタケイユウスケの男性コンビで、ティッシュの使い方がきっかけで2人が喧嘩するというコントを披露。大げさな演技、大きな声、細かい言葉のボケが際立っていた。口喧嘩での展開がメインだった、最後には照れくさいオチで、観客の笑いを誘った。笑いの手数は多くなかったが、鬼気迫る演技は素晴らしかった。
そして3組目は、20ポイントを獲得し、見事1位に輝いたオキシジェン。ツッコミの田中知史が、友人の結婚式でお祝いVTRを送りたいと相談すると、ボケの三好博道は「動画編集してあげる」と自信満々。おかしなテロップを流したり、渋い声のナレーションでボケを連発し、観客を爆笑させた。また、音ネタやYou Tubeのあるあるネタも盛り込むなど、ボケのレパートリーは豊富で圧巻。ボケとツッコミのリズムも非常にバランスが取れており、見応えのある漫才だった。
ダブルブッキング、磁石、ななめ45°のベテラン組は、さすがの安定感で観客を笑わせた。特にダブルブッキングは、構成力で笑わすコントを披露し、非常に興味深かった。ポテンシャルを秘めている芸人が多いホリプロお笑いライブ。一度は観てみてはいかがだろうか。