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「おぐらが斬る!」ジャニーズから逃れるジャニーズたち

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スポンサー企業のジャニーズ離れがとまらない。次に来るのは、ジャニーズの所属タレントによるジャニーズ離れだ。これはある意味仕方がない。ジャニーズに所属している限り、大きな仕事やいい仕事は来にくくなっているからだ。

独立する力があるタレントは、すでに独立に動いているらしい。タレントの独立といっても、実は1人では難しい。新たに仕事を探して来てくれるマネージャーや、お金を管理してくれる信頼できる人がいないとなかなかうまくいかない。

ある芸能記者が言うには

「いまのジャニーズには、他の事務所からの引き抜きを妨害する力は、なくなりつつあります。それどころか、ジャニーズのマネージャーや個人事務所の社員が、すでにタレントと一緒に移籍の売り込みがはじまっているようです」

沈没する巨船からはネズミがいなくなるというが、すでにそういう状況がはじまっているようだ。

ジャニーズは音楽グループに所属している人たちと、俳優として活動している人たちがいるが、独立・移籍しやすいのは圧倒的に俳優組だ。楽曲の著作権だのグループメンバーとの軋轢もない。

木村拓哉、岡田准一、風間俊介、生田斗真あたりは、さっさとジャニーズを見捨てて、独立か移籍をしそうだ。特に風間俊介、生田斗真は、案外ジャニーズ色が薄く動きやすそうだともっぱらの噂である。

木村拓哉、岡田准一は、すでにジャニーズの重鎮である。特に元SMAPのキムタクは東山紀之が新社長になったあとジャニーズの「新長男」にされてしまっている。

SMAP解散後も、最後までジャニーズに残ったキムタクだが、キムタクが出演している「日本マクドナルド」は、すでに「CM契約の更新はしない」ことを発表した。

キムタクといえば、過去検事や刑事を演じてきたが、性被害者を大量に出してきたジャニーズ事務所にいて、今後も正義の検事や刑事を演ずる仕事が来るのだろうか?

キムタクにせよ岡田くんにせよジャニーズ事務所に居座ったところで得るものはないのだ。

そしてキムタクも岡田くんも松潤なども、ジャニーズの大御所たちは、個人事務所を設立している。新社長の東山紀之も妻で女優の木村佳乃の個人事務所の取締役になっている。

個人事務所は、税金対策のためで退所のためではないが、もしこのままスポンサー離れが続くようだと、個人事務所から独立ということもあり得る。

もし大御所の1人が退所や移籍をすれば、ジャニーズから逃れようと雪崩を打って独立・移籍するタレントが噴出する可能性は大きい。

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。

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