今回の動画で原監督は巨人4選手(坂本、岡本和真、秋広優人、門脇誠)の守備や、秋広が9月は「.167・0本・2打点」と不調に陥っている理由などを話した。その中で、坂本を三塁へコンバートした経緯を明かした。
坂本はプロ1年目の2007年から今季まで主に遊撃としてプレーし、5月31日・ロッテ戦では遊撃としてはプロ野球史上初となる2000試合出場を達成していた。ただ、9月7日・ヤクルト戦でプロ初の三塁守備に就くと、同戦から10日・中日戦まで4戦連続で三塁スタメンが続いている。
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坂本は今季6月下旬~7月下旬にかけ右太もも裏肉離れで戦線離脱しプレーへの影響も心配されたが、原監督によると「僕はまずはそこを見たいと思った。そしたら動きそのものはそんなに悪くなく」と、復帰当初は遊撃としてのプレーに支障は無いように見えたとのこと。ただ、起用を続けるうちに足などのコンディションが思わしくなくなっていったという。
そこで、原監督は具体的な時期は触れなかったが、坂本に「ゲームにいつでもいてくれるというのがチームのリーダーだと思う。ここ3、4年ゲームを離れることが多い。それが直接、ポジションというものがイコールするかはともかくとして、やっぱり長く巨人でユニフォームを着て戦ってもらいたい」、「(その)1つの手段として三塁手をやろう、準備だけしておいてくれ」と三塁コンバートを準備するよう指示を出したという。
その後、原監督は坂本が体調不良で特例抹消(9月5~7日)されたタイミングで「勇人にはLINE等々で、『戻ってきたら三塁でいこう』と(伝えた)」と、三塁コンバートを実行に移す旨を伝えたという。
また、同監督は「じゃあ今後はもうほぼ三塁でという感じで?」という岡崎氏の質問に対し、「と、僕は考えています。遊撃を守る人がいなくなったり、そういう時はまた(遊撃で使う)でしょうけどね」と、緊急事態以外で坂本を遊撃に戻すことは考えていないことも明かした。
原監督の発言を受け、ネット上には「三塁コンバートにそんな背景があったとは」、「突然のコンバートじゃなく事前に根回ししてたのか」、「2000試合以上遊撃で出てる坂本に三塁納得させたの普通に凄くないか」、「コンバート以降は好調だし」といった驚きの声が寄せられた。
坂本は三塁へコンバートされた7日~10日にかけては、「.429・2本・3打点」と打撃好調が続いている。守備負担が軽減したことによるものではという見方もされているが、新境地開拓へモチベーションを高く持ってプレーしているようだ。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
岡崎郁氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/@asuaka