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「健康ミネラルむぎ茶」は全世界で販売実績No.1を達成。この日はそれを祝してギネス世界記録認定授与式が行われた。鶴瓶は同商品のイメージキャラクターを25年務めており、式典にも参加。競技場ではその鶴瓶の顔がプリントされた高さ25m の巨大気球もお披露目された。
鶴瓶は初めて来たという国立競技場を見渡し、「新しくなってから来たのは初めて。すごいですね。来れて嬉しいです」と満足そうな表情。25年目を迎えた麦茶CMについても「25年ですよ、25年。みなさんどう思ったはります?」と笑顔で述べながら、「素直に嬉しいです。考えられないです。(関係者の方々に)よろしく言っておいてください」と感慨深げな表情で感謝の気持ちを述べる。
25年の間にいろんなことがあったとも回顧し、1999年のCMが紹介されると、「ちょうど、ノストラダムスの予言の年だったんです。俺あんなん信じてなかったですけど……。(海辺での撮影で)飛行機乗ってタイまで行ったのを覚えています。今はCGがあるので海外まで行く必要はないんでしょうけど、やっぱり行かなあきまへんよ。雰囲気出ないでしょ。行った方がいいです」と当時の方が臨場感があるCMを作れていたと指摘。
また、「25年はあっという間。ありがたいとしか言いようがないです。25年も経ったのかと思うと、いつまでも健康でいないといけないなって思います。こないだ、空港でおまわりさんが寄って来たんですけど、職務質問かなと思ったら『長生きしてくださいね』って」。
「長生きせなあきまへんな」とも述べ、「時間の流れは早いでしょ。この後の何年かを一生懸命生きようと改めて思いますね。この歳でいろんなことをやらせていただくのは感謝しかない。まだまだ、いろんなことをやりたいという気持ちが芽生えているので頑張りたい」と話した。
また、麦茶に関する思い出について聞かれると、幼少期を回顧。「子どもの頃に近くの川に遊びに行って、帰ってきて、家でお袋が作ってくれた麦茶を飲んだのを覚えています。当時は自動販売機なんてなかったですからね。家でお袋が麦茶を作って待っていてくれること自体がすごくありがたかったんです。大和川で遊んだ後、喉乾いて、やっと家までたどり着いて飲む一杯は本当に美味しくて嬉しかったですね」と振り返っていた。
(取材・文:名鹿祥史)