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〝暴君〟の返り咲きでファン離れ加速が危惧されるスタジオジブリ

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鈴木敏夫氏

 スタジオジブリは4日、社長兼会長を務めていた星野康二氏が3月末で退任し、6月の定時株主総会をもって取締役を辞任し退職することを発表。また、4月からは前社長で現在は代表取締役プロデューサーを務める鈴木敏夫氏が社長に復帰することも併せて発表した。

 公式サイトに掲載された《ご挨拶》では《私、星野康二は、6月の定時株主総会終結時をもって、スタジオジブリの取締役を辞任し、ジブリを離れることになります。それに先立ち3月末をもってスタジオジブリの社長兼会長の役職を退任することになりましたが、代表権は株主総会まで継続して務めていきます》と発表。

 退職の経緯については、《2008年2月に就任以来、15年にわたってスタジオの経営に邁進してまいりましたが、3年にわたったコロナ禍の終息、昨年11月のジブリパークのオープン、そして、宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』の完成をもって、ジブリを離れるにはこのタイミングしかないと判断いたしました》とした。

 ​>>宮崎駿監督も口出しできなかった? ジブリ鈴木敏夫氏の公私混同スキャンダルの背景<<​​​

 しかし、肝心なことについては一切、触れられていなかったのだ。
 「星野氏は、鈴木氏がタイ人女性に入れ込んでいることをいさめたため、クビにされたと一部が報じ、鈴木氏はほかのメディアに対して否定した。こんな重要な問題を社内で抱えているにもかかわらず鈴木氏が復帰。もはや、やりたい放題の〝暴君〟と化してしまっている」(映画業界関係者)

 この件に関して宮崎監督は沈黙を貫いているが、ジブリの今後が危惧されているようだ。
 「『君たちは』は作風からして、これまでジブリを支持してきた年齢層の観客を動員するとは思えない。鈴木氏は好きなだけ会社の金をタイ人女性に注ぎ込んでいるようで、ファン離れにより経営が傾くような事態に陥る可能性もありそうだ」(アニメ業界関係者)

 株主総会での株主たちの反応が注目される。

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