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宮崎駿監督も口出しできなかった? ジブリ鈴木敏夫氏の公私混同スキャンダルの背景

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鈴木敏夫氏

 大ヒット映画「千と千尋の神隠し」や「となりのトトロ」で知られる「スタジオジブリ」の鈴木敏夫プロデューサーが、タイ人のシングルマザーにハマってしまい社内が混乱していることを28日、ニュースサイト「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)が報じた。

 ジブリといえば、宮崎駿監督が引退を撤回し、「風立ちぬ」(13年公開)以来10年ぶりに監督を務める映画「君たちはどう生きるか」(7月14日公開)が公開を控えている。

 「配給元の東宝は公開を夏休み時期にあてて大ヒットを狙っている。公開前、鈴木氏もメディアに露出する機会が増えるはずだったが、さすがに今回のスキャンダルを受け、各メディアも鈴木氏へのインタビューなどを控えるのでは」(映画業界関係者)

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 これまで子どもたちに夢や希望を与え続けていたジブリだが、発覚したのはジブリ作品の〝生みの親〟とも言われる鈴木氏の金と女性絡みのスキャンダルだった。

 同サイトによると、13年ごろから彼女にひと目ぼれした鈴木氏は、タイに帰国した彼女から連絡を受け、自立できるようにポケットマネーでタイでスパや飲食店を開かせたが、どれも長続きせず。

 そのうち、公私の見境がなくなり、18年にタイのバンコクにオープンしたジブリ公認レストランの運営を任せたが、1年ほどで閉店。

 そして、20年に発売した『ジブリ美術館』の公式写真集では、カメラの経験もない彼女をジブリ公式フォトグラファーに起用。それにはとどまらず、今年4月から岩手県で彼女の写真展を開催することが決定している。

 それに苦言を呈したのが、ジブリ初代社長の鈴木氏が後任に指名した星野康二氏。しかし、鈴木氏の逆鱗に触れて3月で社長を降ろされ、6月に退社することになったという。

 「ジブリは製作は宮崎氏、経営は鈴木氏が絶大な権力を持つ個人商店。宮崎氏は鈴木氏が〝ジブリマネー〟を私的に流用していたとしても物申すことができなかった」(アニメ業界関係者)

 このスキャンダルが新作の公開にどう影響を与えるのかが注目される。

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