アクシデントが起こったのは、「2-2」と両チーム同点で迎えた6回裏2死一塁でのこと。白組4番手のプロ7年目・24歳の堀岡隼人は打席の中島にカウント「2-1」から速球を投じたが、手元が狂ったのか中島の胸元付近へ。中島は体を背けて避けようとするも間に合わず右手付近にボールを受けた。
「バンッ!」という音と共にボールが一塁ファールゾーン方向へ跳ね上がった直後、中島はその場で右手を押さえながらうつむき悶絶。すぐにトレーナーらが中島の元へ駆けつけ状態を確認したが、中島はプレーを続行できず負傷交代に。中継の実況も「(当たったのは)右手でしょうか、右手を全く動かしていません」と心配そうに伝えていた。
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このアクシデントを受け、ネット上には中島の状態を心配する声が寄せられた。一方、中には「当てた堀岡の態度終わってるだろ」、「死球自体は仕方ない、でもその後の振る舞いはちょっと納得できない」、「ぼさっと突っ立ってるだけで反省の色が感じられない」、「帽子すぐに取らず駆け寄りもしないのはさすがにあり得なくないか」といった、当てた堀岡への批判も少なからず見られた。
「今回中島に死球を当ててしまった堀岡ですが、直撃後は『あっ!』といわんばかりに一瞬フリーズ。その後前方に数歩踏み出しながら帽子を取りましたが、当ててからここまでは約7秒かかっており、これ以降も中島の元に駆け寄ったりはしませんでした。大ベテラン相手の死球にかなり気が動転していたものとみられますが、それでもすぐに謝罪の意を示すべきだったのではないかと不満を抱いたファンも少なからずいたようです」(野球ライター)
試合後の報道によると、中島はこの日那覇市内の病院で精密検査を受け右母指末節骨骨折と診断されたという。チームにとってかなりの痛手となりそうだ。
文 / 柴田雅人