警察によると15日、男性はスマートフォンに届いた「未払税金のお支払いのお願い」というメッセージを確認。記載されたURLをクリックすると4万円の滞納と「納付期限本日」と表示されていた。
男性はこの表示を信じてしまい、自宅近くのコンビニエンスストアに向かう。そこで電子マネーカード4万円分を購入し、スマートフォンの画面に記載された入力画面にカード番号を入力した。
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その後、男性が母親に相談したところ、「税金の督促はそんな形では来ない」と指摘され、詐欺被害に気がつく。警察に相談し事態が発覚した。現在のところ、犯人の目星などは付いていない模様だ。
なお、男性が信じたと見られるメッセージについては、河野太郎デジタル担当大臣が画像を貼り付け、「これみんな詐欺です。気をつけてください」とツイートしている。そこには国税庁のウェブサイトに似せた画面に「差押最終通知」と表示があり、4万円と納付期限などが記載されていた。さらに、別の画面では一般的な日本人が違和感を覚えるような文章で、「この期限までに納付の確認ができない場合は滞納処分が執行されます」などと書かれていた。
「税金の滞納をメールで督促することはありません。しかし、わかっていても信じてしまうような精巧な画面が作られていることも事実です。あえて納付期限を『本日』に設定し、恐怖心を煽っているのでしょうが、絶対に信じてはいけません。国税庁に連絡するなどして、必ず第三者に確認を求めてください」(事件記者)
さまざまな手口が登場している特殊詐欺。若者でも引っ掛かってしまうことはある。十分注意をしてほしい。
記事の引用について
河野太郎Twitterより https://twitter.com/konotarogomame