第4話は、お隣の道尾頼子(松嶋菜々子)に「とっても困ってるの。助けてくれる?」と相談された中越チカラ(松本潤)が部屋を訪ねると、そこには灯(上戸彩)と娘の愛理(鎌田英怜奈)、さらにほかのマンション住民の姿も。戸惑う一同に、黒ずくめの服を着た頼子は「今日は皆さんをお救いするために集まっていただきました」と告げ――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
第4話では、頼子には実は中学生の時に亡くなった息子と、その分の期待を押し付けて育てた挙句、縁を切られた娘・美園(成海璃子)がいることが判明。チカラは二人をなんとか仲直りさせようと、またおせっかいを焼き始めるという展開となったが、視聴者からは苦言が相次いでいるという。
「本作の定石通り、はじめはおせっかいが鬱陶しがられるも、ふとしたことをきっかけに、チカラが過去に二人に会っていたことを思い出したことを明かし、初心に返った二人は仲直り。安直すぎる流れとなっていました。しかし、今回のテーマとなっていたのは毒親。二人の溝は深かったにも関わらず、嫌い合っていた母と娘がチカラの言葉で仲直りするのに掛かった時間はわずか5分ほどでした」(ドラマライター)
これに視聴者からは「毒親軽く見すぎ」「いい話の上っ面をすーっとなぞるような薄いドラマ」「毒親問題を美化すんな」「簡単に解決しすぎ」「こんな上手く行きっこない」といったブーイングが集まっていた。
「作中では、チカラはいがみ合う二人に『もしかしたら お二人みたいに自分の感情を遠慮せずにぶつけられるのが家族なんじゃないですか』という言葉をぶつけ、それが仲直りのきっかけとなっていました。しかし、毒親問題に苦しむ人も多い今、年単位にも渡る問題がそれであっさり解決してしまったことに、軽さを感じてしまった視聴者も少なくないようです」(同)
基本的に1話完結でテンポのいいドラマとなっている本作だが、今回はその軽さが裏目に出たようだ。