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痛恨のミスが飛び出たのは、「6-7」と広島1点ビハインドで迎えた9回表無死一、二塁。この場面で第5打席に立った小園はDeNA7番手・三嶋一輝に対しバントを仕掛けるも、初球のフォーク、2球目のストレートをそれぞれファールにし失敗。3球目のフォークは三塁線に転がしたが、三嶋に素早くチャージされると三塁に送球されアウトにされてしまった。
直後に佐々岡真司監督がリクエストを要求するも、リプレー検証の結果判定は覆らず。これにより1死一、二塁とチャンス拡大に失敗した広島は、後続・鈴木誠也への三嶋の暴投や申告敬遠で1死満塁にはしたものの、ここで打席の坂倉将吾が併殺をとられ無得点で敗れる結果となった。
小園のバント失敗を受け、ネット上には「結果的に小園のバント失敗が流れをぶち壊したな」、「決めてたら一打逆転を作れただけに、初球からきっちり決めてほしいところだった」、「小園には次戦以降同じミスしないよう猛省してもらわないと困る」といった小園への苦言が寄せられている。
一方、「それまでマルチ打ってた小園にバントを指示したのは理解に苦しむ」、「小園は併殺ほとんどない打者だから、そのまま打たせた方が走者を進められたのでは」、「そもそも仮にバントが成功してても、その後塁埋められるだろうから絶対意味無かったと思う」と佐々岡監督への批判も複数見受けられた。
「今回はバントを決められなかった小園ですが、今季のバント成功率は8月31日試合前時点で10割(6-6)。佐々岡監督は小園がこれまで確実にバントを決めていた点や、後続の鈴木がリーグ4位の長打率(.553)を誇る打者のため一打出れば逆転の可能性が高い点を踏まえて、勝負所でのバント指示を行ったものと思われます。ただ、小園は第4打席までに『2安打・3打点』とマルチ安打を記録していた上、今季の併殺数はわずか2個。また、仮にバント成功で1死二、三塁としていても、DeNA側は併殺狙いの満塁策を取るため後続の鈴木を一塁に歩かせていた可能性が濃厚なことから、バント指示は悪手だったのではという意見は少なくありません」(野球ライター)
試合後、「本当に悔しいですし、練習からまた、できるようにやっていきたいと思います」とバント失敗を悔やんだことが伝えられている小園。ただ、本人以上に佐々岡監督に非があると考えているファンも多いようだ。
文 / 柴田雅人