小池都知事は極度な過労を理由に入院していたが、6月30日に退院。東京都議会議員選の活動最終日となる7月3日に各候補の応援演説に入り、それが事前の予想を覆す大逆転を起こしたと言われる。
この日、電話でゲスト出演した政治評論家の田崎史郎氏は、小池氏が退院した時点で自民党の獲得議席数予測は「少なくとも40、うまくいけば48」だったと紹介。実際は33議席に留まり、「選挙前の3日間で大きく(流れが)変わった」と分析した。
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助っ人パーソナリティーの立川志らくは「小池さんのしたたかさ。『倒れても本望だ』と聞いた時に、私なんかちょっとクサイなと。倒れられたらたまったもんじゃない。このコロナ禍において、倒れるくらいならもうちょっと休んでもらっててと思うんだけど、世間からするとあの言葉が響くってことですか」と疑問を示した。これに田崎氏は「政治家ならそれを口にしない、腹の底に沈めて頑張るタイプの方が自民党的にはいい政治家。しかし、それじゃ有権者に伝わらないんですね。ああいう明確なメッセージで発信したのは、小池さんには敵わないだろうということだと思う」と小池氏を高く評価した。
ただ、志らくは疑問があるようで、「したたかさって(いうけど)、ばれてるわけでしょ。本当にしたたかだったら、バレないわけですよ。それで都民ファースト(の会)が盛り返して、あとあと考えたら小池さんの力だとなる。こんなにわかって、『小池さんうまいな』『さすが策士』となるのはどうなのか」と皮肉交じりにコメント。これにも田崎氏は「わかっててもすごいと思っちゃいますよね」と小池劇場ぶりを讃えていた。
これには、ネット上で「小池さん、全部わかっててやってるならマジですごいし怖い」「選挙民が乗せられちゃったようなところはあると思う」といった声が聞かれた。