番組冒頭から、東京オリンピック開催について否定的と思える内容のVTRや、「無観客開催とするべきだ」という主張をコメンテーターが繰り返した『サンデーモーニング』。その後、スポーツコーナーに入ると、一転して東京オリンピック野球日本代表決定や、スポーツクライミングなど、オリンピック関連のニュースを取り上げた。
そして、テニスの大坂なおみ選手の話題では、関口宏が「大坂なおみさん。ウィンブルドンには欠場。やっぱりまだ本調子じゃないんですね。でも、東京オリンピックには出場する意向だということで。東京オリンピックには間に合わせてほしい」と開催を前提としたような発言をした。
>>『サンモニ』五輪は「福岡でやれば国民の支持はもっとあった」発言、スタジオも同意で疑問の声<<
このあやふやな内容に、一部視聴者は「態度がブレている。オリンピック中止を訴えるなら、オリンピック関連のスポーツは取り上げるべきではない」「オリンピック開催に反対しておきながら、スポーツコーナーでは『オリンピックに期待』という。菅首相を批判できる立場にいるのか?」「オリンピック中止を望む気持ちは一緒。それなら、番組内ではスルーしようよ」と多くの視聴者から疑問の声が相次ぐ。
ただし、「中止を訴えながら放映権を確保しているのはTBSだけじゃない」「メディアは全てこういうやり方なので、関口宏だけが責められるのはおかしい」などと擁護の声もあった。
東京オリンピック中止論を唱えるメディアは多いが、そのほとんどが中止を訴えながらオリンピックの協賛を続けるなど、態度がブレている。そんな様子を冷ややかに見ている国民は、多いのではないだろうか。