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ドラマ『危険なビーナス』、最終回直前なのに「雑過ぎる」の声 未回収の謎が多数残っている?

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吉高由里子

 日曜劇場『危険なビーナス』(TBS系)の第9話が6日に放送され、平均視聴率が8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。第8話の10.9%からは2.2ポイントのダウンとなり、自己最低視聴率を更新してしまった。

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 第9話は、楓(吉高由里子)が勇磨(ディーン・フジオカ)と共に「誤解を解きたい」と動物病院にやって来る。さらに、勇磨は伯朗(妻夫木聡)に「手を組もう」と持ちかける。康治(栗原英雄)の研究記録を手に入れたい勇磨は、代わりに明人(染谷将太)捜しに力を貸すと言う。楓も3人で明人を捜そうと訴えるが、楓への不信感がぬぐえない伯朗は2人を追い返し――というストーリーが描かれた。

 最終回目前となった第9話だが、視聴者からは不信の声が上がっているという。

 「第9話では、康治の死も描かれましたが、視聴者からは、『ストーリーが全く進んでいない』という指摘が聞かれています。これまで判明したのは、矢神家の遺産より価値のあるものが後天性サヴァン症候群に関する研究記録ということと、小泉の家が残っていること、禎子(斉藤由貴)が事故死ではなく、殺害された疑惑があること。楓に関しては、毎話のように怪しい部分が出てきてくるも、伯朗が納得のできるエピソードが出てきて信頼するということが繰り返されていました。

 終盤では、楓が黒幕と思われるようなエピソードもありましたが、ミスリードの可能性も高く、ほかの謎はほぼ未回収のまま。視聴者からは『怪しいと怪しくないが繰り返されてただけ』『最終回で一気に答え合わせは雑過ぎる』『これまで何を見せられてきたのかって気になってきた』という声が聞かれているようです」(ドラマライター)

 一方、黒幕候補も上がっているという。

 「黒幕としてもっとも有力視されているのは、禎子の妹・順子(坂井真紀)の夫である憲三(小日向文世)。ミステリーの本筋にはほとんど関わっておらず、伯朗の相談相手になっているだけとなっています。しかし、名バイプレイヤーの小日向が、毒にも薬にもならないような単なる脇役を演じるとは考えにくく、さらに、憲三はサヴァン症候群にも無縁ではない数学者という役どころ。視聴者からは憲三こそ黒幕とする声が多く上がっているようです」(同)

 果たして、最終回ですべての謎は解決するのだろうか――。

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