海外ニュースサイト『Sun』は7月8日、イギリス・エセックスのスーパーで購入した缶詰から、トカゲの頭が見つかったと報じた。
>>スーパーで購入したじゃがいもの中からヘビ! 購入者の対応に「そこまでしなくても」の声も<<
同記事によると、47歳の女性は、スパゲッティ・ボロネーゼの材料を買いに、ドイツ系格安スーパーを訪れたという。女性の子供は20歳の双子姉妹で、2人ともビーガン。購入した食材は、ビーガン用のトマト缶やボロネーゼ・ソースの瓶詰などであった。女性は5月27日、購入した食材を使ってスパゲッティ・ボロネーゼを作り、双子姉妹に振舞った。双子の1人が、もう少しで食べ終わるという時、お皿に奇妙なものを発見。よく見ると、トカゲの頭が丸ごと残っていたという。
女性によると、トカゲの頭は親指の爪ほどのサイズだったため、調理中は気が付かなかったそうだ。双子はこの出来事がトラウマとなって、満足に食事を取れない状態に。女性らは、トマト缶か、ボロネーゼのソース瓶のどちらかにトカゲの頭が紛れていたとみている。女性はスーパーに一連の出来事を報告。スーパーからは、謝罪の言葉と「調査を行う」と告げられたそうだ。しかし、6週間経過しても何の連絡もなく、再度スーパーに問合せをしたが、「苦情管理部門が対応中」との回答のみ。女性は対応に不満を感じており、「少なくとも製品をリコールするなり対応すべき。ここでは2度と買い物をしない」と話しているという。なお、Sunの取材に対し、スーパーの広報担当は「女性から報告を受け、現在品質管理部門が調査に当たっている。ご迷惑をお掛けして申し訳ない。心から謝罪をしたい」と話している。
このニュースが広がると、ネット上では「気持ち悪い!トカゲの頭が紛れてたら一生トラウマ」「肉食べなさい、肉。ビーガン食だから変なものが紛れている」「味付けにトカゲエキスが入っていた」「格安スーパーの食材だから仕方なし」「缶詰使って料理するなら、ある程度リスクはある。嫌なら本物のトマトからパスタソースを作れば良かった」「スーパーの対応も良くない。早いうちに賠償金払っておけば公にならなかった」など様々な声が上がった。
海外には、生き物の死骸が食品に紛れていたケースは他にもある。
海外ニュースサイト『Sun』は2018年2月、イギリス・コーンウォールのスーパーで購入した冷凍野菜パックの中から、ネズミの死骸が見つかったと報じた。同記事によると、当時60歳の女性は、昼食を作って当時5歳の孫娘に食べさせたという。昼食には、ドイツ系格安スーパーで購入した冷凍野菜ミックスを使用。食事終了後、冷凍野菜ミックスの袋を冷蔵庫に戻そうとしところ、中に異質なものがあることに気付いた。取り出すと、凍ったネズミの死骸(約半分)が出てきたという。女性は購入したスーパーに一連の出来事を報告。店長は謝罪のうえ約4千円の割引券を渡そうとした。事態を真剣に受け止めていないと感じた女性は、スーパー本社にネズミの写真を送信。本社からは最終的に約6万5千円の賠償金が女性に提示された。女性は納得が行かず、賠償金の受け取りを拒否しているという。Sunの取材によると、同スーパーには他にも同様の苦情が2件寄せられている模様。女性の報告を受けて、スーパーの広報は、同製品の冷凍野菜パックを店頭からすべて回収すると発表。本件について調査が完了するまで、同製品の受注販売を停止するそうだ。なお、その後スーパーと女性が和解したなどの続報はない。
食品への異物混入を完全に防ぐことは難しい。缶詰や冷凍食品は、使う前に中身をよく確認した方が良さそうだ。
記事内の引用について
IGUANA BE SICK Mum-of-two ‘revolted’ after finding ‘LIZARD head in Lidl bolognese sauce’(Sunより)
https://www.thesun.co.uk/news/12063093/mum-revolted-lizard-head-lidl-bolognese/
THE RAT PACK Aldi recall 38,000 packs of frozen veg after customer found half a rat in one (Sunより)
https://www.thesun.co.uk/news/5498978/aldi-have-recalled-38000-packs-of-frozen-veg-after-customer-found-half-a-rat-in-one/