海外ニュースサイト『Daily Mail』と『New York Post』は5月20日、アメリカ・オハイオ州の中学校に通う男子生徒らが、複数の教師らに尿と精液入りのクレープを食べさせようとしたと報じた。記事によると、騒動は家庭科の授業中に起こったという。この日の授業は、生徒らがグループに分かれてクレープを作り、教師が試食して、どのクレープが一番うまくできているか競うというものだった。とある男子生徒らのグループは、クレープのシロップに、グループ内の複数の生徒の尿と精液を混入させていたという。
記事によると、混入に関与した男子生徒は少なくとも8人、クレープを試食した教師は少なくとも5人はいたとのことだ。教師らはクレープを試食する際に異変に気付き、地域の保安官事務所に通報。保安官事務所の調べによって、生徒による異物混入が発覚したという。なお、生徒の処分については2019年5月現在、決まっていない。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「中学生くらいの子供はとにかく悪いことをしようとするから危険」「立派な犯罪、男子生徒たち自身もそれを自覚するべき」「気持ち悪すぎる、教師が気の毒」といった声が挙がっていた。
海外には、他にも生徒が食品に異物を混入させ、教師に食べさせようとした事件がある。
2014年12月12日、アメリカ・ノースカロライナ州にある高校で、当時15歳の男子生徒が性的興奮剤を入れた飲み物を、女性教師に飲ませようとしたと海外ニュースサイト『WSOC TV』が報じた。女性教師に、なんらかの理由でパソコンを没収された男子生徒は立腹。女性教師に復讐をしようと考えたという。
男子生徒は女性教師が持っていた飲み物に目を付け、隙を見て、持参した性的興奮剤を砕いて飲み物に混入。しかし男子生徒が飲み物に異物を入れている場面を女性教師が目撃。女性教師が警察に連絡し、男子生徒は駆け付けた警察から注意を受けたそうだ。警察の調べに対し、男子生徒は「先生が性的興奮剤を飲んでおかしくなり、学校をクビになればいいと思った」と話したという。
10代半ばの子供たちにしてみれば、軽い気持ちでしたいたずらや嫌がらせかもしれない。しかし、行き過ぎたいたずらは、時として「犯罪」になることを理解すべきだろう。
記事内の引用について
Students 'circulated video showing them putting semen and urine into crepes that were served to teachers and staff'(Daily Mail)より
https://www.dailymail.co.uk/news/article-7051015/Students-accused-putting-bodily-fluids-teachers-food.html
Middle school students allegedly fed urine- and semen-filled crepes to teachers (New York Post)より
https://nypost.com/2019/05/20/middle-school-students-allegedly-fed-urine-and-semen-filled-crepes-to-teachers/
Student accused of spiking teacher's drink with ‘Horny Goat Weed'(WSOC TV)より
https://www.wsoctv.com/news/local/student-accused-spiking-teachers-drink-horny-goat-/112785274