この日はまず、韓国のプロサッカーリーグが無観客試合で開幕した様子を紹介すると、次は韓国プロ野球の開幕。こぎつけた理由について、唐橋ユミがフリップで説明を始める。
その中で、メジャーリーガーがTwitterで「おかえり韓国」と声を上げたこと、さらに同国内で「徹底したPCR検査と感染者追跡アプリ」の導入、そして44ページにも及ぶ感染対策のマニュアルを作成し、十分な対策が取られていると説明した。
関口から「今の話、どう感じていますか」と聞かれた張本氏。韓国プロ野球発足にも尽力しただけに、絶賛コメントかと思われたが、「大丈夫かなと思いますわね。なんでこんな危険な時期にやるのかな?」と韓国プロ野球に苦言を呈す。
さらに、「考えてみたら収入源なんでしょうね。韓国は10球団ありますけどね、半分以上は財閥が親会社なんですよ。だからそんなに心配ないと思うんですが、協会といろんなとこで契約してますからね。収入源が欲しいわけでしょ。それしか考えられないんですよ」
と話す。
思わぬ回答に怪訝そうな顔をしていた関口がツッコミを入れようとするが、張本氏は「アメリカはね、放映権が莫大に入りますからね。そんなに慌てないんですよ。日本も143試合やりますけども収入源が大ですからね」「大丈夫かな、こんな危険な時期になんでやるのかなというのが、我々専門家の考えです」と続ける。
関口は「でも、日本だって痺れ切れてるんでしょ?経営者たちは」とツッコミを入れる。張本氏は「そりゃやりたいですよ。ただ出口が見えないからね。どっちにしても、落ち着いて感染者がもう本当に0に近いぐらいになってからやってもらいたいわね」とコメントした。
韓国プロ野球に苦言を呈した張本氏に対し、関口は「はい、OBの1つの意見でございます」と話し、番組の見解ではないことを強調した。
張本氏のコメントには、一部には「韓国のこと何も知らないくせに言うな」と批判もあったが、「危機感を募らせてくれてよかった」「実情を明かしてくれた素晴らしい意見」「韓国だってまだまだコロナに注意が必要。妥当な意見」と概ね賛同の声が上がる。一方、関口については「張本さんに聞いておきながら、気に入らないと個人の意見を強調するのはどうなのか」「韓国プロ野球賛美の意見が欲しかったんだろうな…」「張本さんは韓国プロ野球の発足に関わっている人物。それをOBの1つの意見扱いにするのはおかしい」と一部から批判が上がった。
コロナ禍で、一貫して新型コロナウイルスに注意を呼びかける張本氏と、「早くスポーツが見たい」と話す関口。コロナ禍や日本・韓国についての考えは、かなり食い違っている。