ナイツをゲストに迎えたこの日は、塙宣之が「週にドラマを26本見ている」「タブレットとテレビで同時に見ている」と発言。理由を問われた塙は、「2年前から『警視庁・捜査一課長』に出ているが、流れるような棒用みで、表情筋が殉職していて、演技が下手だから」と告白していた。「今までドラマを見ておらず、これは勉強だ」と思い、ドラマを見て、間(ま)などを学んでいるそうだ。
そんな塙は「田中(裕二)さんはドラマにちょくちょく出ているのに、太田さんは出ないんですか」と尋ねると、太田は「俺は出ない、全部断っている」と返答。周りから「演技は上手いのに」と言われるも、「俳優はバカがやる仕事。台本がなければ何にも言えないんだろお前ら、みたいな感じ」「誰だってできるよ、あんなの。ただの操り人形」と吐いて、塙も「芸人でここまで言う人初めて見た」と驚いていた。
これを受け、ネット上では「太田さんすごいこと言うなぁ」「かっこいい」「色々やってる太田さんだから言えることだね」などの声が挙がっていた。
「太田さんは中退したものの、日本大学の芸術学部演劇学科で演技を学んでいました。なので、演技についてはそれなりに知識があるのですが、売れていくにつれて、他の仕事ではなく、お笑いの芸を磨くと決意したようです。過去のインタビューでは『お笑いという難しい仕事で生きると決めてきた』と話しています。実は90年代の仕事がない頃には、映画やドラマにちょい役で出ていたのですが、芸人として売れてからはほとんど出ていません。2002年に本人役で映画『模倣犯』に出演していたほか、アニメに声優として出演していたくらいです」(芸能記者)
俳優業にも足を踏み入れる芸人は多いが、太田には太田なりの美学があるのだろう。