今大会もフジテレビ系列で全国中継することが決定しており、19時〜21時の中継枠内で、現地から数試合生中継することも明らかになっている。大会開始は14時と発表されていたが、全14試合中、第1試合の憂也対田中STRIKE雄基戦は13時20分開始で、第2試合の植山征紀対拳剛戦まではオープニングマッチとして開催される。14時前に試合が始まる可能性もある。シュートボクシングの植山のRIZIN初参戦に注目が集まっているだけに、早めに着席しておく必要がある。
本編は第3試合の一刀対中村寛からスタート。“キック界のプリンス”白鳥大珠は第5試合に、山本アーセンは第6試合、才賀紀左衛門は第7試合にそれぞれラインナップされた。中村優作とトップノイ・タイガームエタイの大一番は第10試合。第11試合のロッキー・マルティネス対ジェイク・ヒューン戦終了後には休憩時間を挟む。
RIZINの休憩時間は、テレビ生中継に合わせた時間調整の意味合いが強く、休憩時間がどの程度の時間になるのかは当日の進行具合に合わせて決められる。つまり、休憩明けの試合が生中継される可能性が極めて高いのだ。休憩明けの第12試合は、浅倉カンナ対山本美憂。セミファイナルにはRIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ、浜崎朱加対ジン・ユ・フレイ戦が抜擢された。女子のMMA(総合格闘技)マッチが2試合続くが、カンナ対美憂戦の勝者がアトム級王座の次期挑戦者に名乗りを上げてもおかしくないシチュエーションである。
メインは相手が敵前逃亡するすったもんだがあったが、ISKA世界フェザー級王座決定戦の那須川天心対マーティン・ブランコ戦が組まれた。RIZIN初の神戸大会のメインと、生中継枠の目玉にこの試合が託されることになった。『RIZIN.15』4.21横浜アリーナ大会の平均視聴率は5.8%(関東地区)。今大会では、従来20時開始だった放送時間を19時に前倒ししている。関東の大会ではないことから、前回より高い視聴率を獲得したいところ。天心は快勝して、7.21RISEエディオンアリーナ大阪で開催される世界トーナメント準決勝に弾みをつけたい。
取材・文 / どら増田
写真 / 山内猛