巨人
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スポーツ 2020年04月23日 17時30分
巨人、新加入投手に他球団は恐怖? ファームで見せた“大化け”の予感、球団も非公開練習を逆手に幻惑か
データ不足というのは、警戒心や不安な気持ちを強めるもののようだ。 ベールに包まれた巨人の新加入投手に関する“断片的な情報”が流れた。「断片的」「流れた」というのは、あくまでもセ5球団の見方だが、3月末に支配下登録されたナティーノ・ディプラン投手が2日連続で阿部慎之助二軍監督から直接指導を受けたという。 ディプランが支配下登録された直後、ライバル球団ではこんな声も囁かれていた。 「驚きました。支配下登録があるとしたら、與那原か沼田両投手のどちらかだと思っていました」 確かに、支配下の最終テストと位置づけられていた紅白戦では結果を残せなかった。「5回2失点」、それもファーム選手相手の失点だ。しかし、ライバル球団が驚いた理由は“不合格の予想”が外れたからではなかった。 「3月15日の西武二軍との試合でも、彼は投げています。WBCなどの国際試合で、侍ジャパンが外国人投手特有のムービングボールに手こずっていますよね? そういうボールを投げていました」(ライバル球団スタッフ) つまり、大化けする可能性もあると見ていたのだ。 「ディプランは制球力が乏しく、マイナー時代、デッドボールの多いピッチャーとしても知られていました。故意にぶつけていたわけではありませんが、スピードのあるボールが投げられても、それを生かせず、マイナー暮らしが長引いていました」(米国人ライター) 才能があっても、それを生かしきれずに悶々としていた…。短期間で制球難が解消されるとは思えないが、阿部二軍監督が2日続けて直接指導をしたと聞いて、「一軍戦で使ってくる」と、ライバル球団は読んでいた。 「一連のコロナウイルス禍でオープン戦も無観客となり、スコアラーも例年のように機能していません。情報が少ない分、各球団の新戦力は要注意です」(前出・球団スタッフ) 一般論だが、プロ野球界ではデータを集めるため、新加入の外国人スラッガーに“甘いボール”を投げることがあるという。オープン戦や、ペナントレース序盤戦の勝敗に直接影響のない場面での話だ。おそらく、ペナントレースが開始されたら、新戦力の情報収集のために“新戦力を泳がしておく”場面もあるのではないだろうか。 「他球団の新戦力に対しても、同様です。広島のドライチルーキー・森下、クリーンアップが予定されているDeNAのオースティンなどに対するデータが少なすぎます」(前出・同) 本来ならば、交流戦明けのペナントレース再開予定だった6月19日の開幕戦を予想する声が強くなってきた。しかし、「二軍戦はどうなるのか?」という声も聞こえてきた。二軍戦の行われる球場の中には、シャワー室や更衣室が狭く、「3密状態になる」と懸念する向きもあるそうだ。 非公開の練習が陽動作戦にもなっていたようだが、選手たちはスケジュールの定まらない現状に疲労の色を濃くしている。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月21日 11時50分
巨人黄金バッテリーに異変? 小林が見せた意味深な行動、エース菅野の“マイナーチェンジ”も影響か
「練習中の仕草」から、選手の心境が見えてきた。 巨人・菅野智之投手がジャイアンツ球場でブルペン入りし、ブルペン捕手から絶賛された(4月20日)。ここまでは既報通りだが、その時、さまざまな思惑も交錯していたようだ。 まず、捕手側から見て菅野の右後方で腕組みをして、投球練習を見守っていたのは、キャッチャーの小林誠司。小林は2017年、菅野とのコンビで最優秀バッテリー賞を獲得している。昨季はパートナーを山口俊(現ブルージェイズ)に代えて、同賞を獲得している。阿部慎之助が二軍監督となり、投手陣を牽引していく立場にもなったが、開幕マスクに大城卓三を予想する声が多い。小林は記者団に菅野のこの日の投げ込みについて聞かれると、「いいね」とひと言だけ。菅野、小林は同級生であり、大学の全日本チームなどでいっしょにやってきた。「言葉で確認しなくても」の関係だ。 しかし、投球練習後の2人の行動は「今まで」とは違った。 菅野は支配下登録も噂される2年目の右腕・沼田翔平に近づき、投球の間に「そう!」「今のは…」とアドバイスを送っていた。小林はティー打撃を始めた。 「大城の開幕スタメンが予想されるのは、小林の打撃力不足によるもの。本人も必死だと思いますよ」(スポーツ紙記者) 一見、「余裕の菅野、必死の小林」となるが、実際は少し違うという。 「小林は育成の広畑捕手を自主トレに帯同させました。主力選手が後輩を同行させ、いろいろと教えるのが球界の風習です。小林に同行を願い出る後輩は今までもいたんですが、ずっと逃げていたんです。だけど、今年からは後輩を連れて行くようになりました」(球界関係者) 菅野は東海大ルートの後輩などに自分から声を掛けていた。昨季、中川皓太がブレイクできたのは菅野のアドバイスがあったからだとも報じられている。 「小林は毎年、『正捕手になれ』と言われ続けてきました。昨季は出場試合数が『100』を切り、本人も悔しい思いをしています。今季も小林、炭谷、大城、状況によっては、3年目の岸田も使ってくると思います」(前出・スポーツ紙記者) 巨人にはエース菅野とバッテリーを組んで「捕手は一人前」という評価もある。また、「菅野なら誰が捕手でも勝てる」との声もあり、この対照的な両方の評価を最も分かっているのも小林だろう。同日、菅野と小林が直接言葉を交わすシーンは見られなかった。もっとも、取材エリアが制限されており、見えないところで配球に関する話をしていたのかもしれないが…。 「今季の菅野は投球モーションをマイナーチェンジしたことで、変化球の軌道までが変わりました。去年までと同じ配球では菅野を生かしきれないでしょう。投手を乗せるのが上手なのは、炭谷です。重要どころは炭谷に任されると思う」(前出・関係者) 菅野は開幕投手が予定されている。スタメン捕手は打撃力のある大城になったとしても、菅野の投球をじっくり観察できたキャッチャーが“正捕手”となるだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月20日 20時30分
巨人・炭谷、コロナ禍での選手の現状を語る 野手より投手の方が影響が大きい? 捕手として心掛けていることは
巨人・炭谷銀仁朗が20日、ラジオ番組『らじるラボ』(NHKラジオ)に電話で生出演。自身やチームの現状について言及した。 炭谷は、メインパーソナリティを務めるNHK・吾妻謙アナウンサーやリスナーからの質問に回答。その中の「ウエートトレーニングとかできなくなって、筋肉落ちてないですか?」という視聴者からの質問をきっかけに、自身やチームの現状について語った。 自身のコンディションについて、炭谷は「大丈夫だとは思うけど、多少(筋肉・筋力は)落ちているかもしれない」とコメント。ただ、「今はグラウンドで短い時間、各選手は自主トレのような形で(練習を)しているけど、野手の方は実戦勘が戻ればすぐシーズンに入れるとは思う」と前向きに語った。 一方、投手については「春季キャンプ、オープン戦でしっかり肩を作って『さあいくぞ』ってなってた時に試合が空いたから、肩の出来具合を心配している声が多い」とのこと。自身も捕手としてできる限り投手とコミュニケーションを取っているというが、各投手の状態については「やっぱり試合じゃないと何とも言えないところがある」と把握に苦労しているという。 開幕がいつになるかで状況が変わるというが、開幕日についてはプロ野球選手会会長の立場でも全く分からないという炭谷。「5月6日まで緊急事態宣言が出てるけど、今後どうなるかは分からない。それ(解除されるかどうか)によってまた日程が変わっていくということになる(と思う)」と語っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「全選手苦労してると思ってたけど野手はまだマシなのか」、「キャンプ、OP戦の調整がリセットされたようなものだから投手は相当苦しいよね」、「どれだけ言葉をやり取りしても、実際試合で球を受けないと分からない部分があるのはキツいな」、「各選手のモチベーションもそろそろ持たないだろうから、1日でも早く開幕日が決めれるような状態になってほしい」、「焦りもあるだろうけど、怪我だけには本当に気をつけて」といった反応が多数寄せられている。 新型コロナウイルスの影響により、現在(20日午後6時半)まで開幕日が未定となっている今シーズンのプロ野球。炭谷ら巨人の選手は苦しみの中で開幕を待ち続けているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月17日 11時40分
巨人・岡本が活動自粛を機に大化け? 原監督と違うタイプの4番に成長も、自分を貫く異例の練習メニューとは
「原点回帰」ではないだろうか。 活動自粛、限られた時間での練習が続くなか、巨人・岡本和真内野手のスローボールを打つマシン打撃が注目されている。後ろ足にしっかりと体重を乗せ、ボールを引き付けてから鋭くバットを振り切らなければ、打球に飛距離は生まれない。三冠王・落合博満氏がこの打撃練習を好んでやっていたことから、「落合流」とも報じられているが、筆者は別の感想を持った。 岡本は智弁学園の出身だ。バッティングマシンを遅球設定する練習は、同校の名物練習なのだ。年長のプロ野球解説者が開幕戦の日程も決まらない現状について、こう言う。 「日程が決まらないということは、選手にすれば、目標や練習スケジュールを立てられません」 智弁学園では遅球打撃のほか、1メートルほどの長尺バットを使っての素振りも行われていた。長いバットを振り込むのは、けっこう難しい。バランスを失ってふらついてしまうこともある。但し、これらの“原点回帰”は主に冬場のトレーニング・メニューだ。 甲子園常連校の指導者たちがよく口にするのは、「野球技術、体力アップができるのは冬場だけ」。また、遅球打撃や長尺バットの素振りも時間を掛けて、取り組まなければ効果はない。岡本は日程の決まらない、調整の難しいこの期間を「レベルアップのチャンス」と捉えたのかもしれない。 そう言えば、岡本は遅球打撃を始める前、守備練習でショートに入っていた(4月11日)。後藤コーチとの一対一のノックだったので、内野のどの守備位置に就いても構わなかったわけだが、定位置のサードではなく、ショートに入った。高校時代、岡本は背番号「6」をつけたことがある。守備の巧いイメージはないが、軽快なフットワークを見せていた。岡本はショートでの守備練習を終えた後、「(坂本)勇人さん、何年、ショートやってるんでしたっけ?」 とチームメイトに聞き、守備範囲の広いポジションを守り続ける先輩の偉大さに驚いていた。 「ショートでノックを受ければ、他のポジションよりも守備範囲が広い分、短時間で汗をかくことができます。そういう意図があって、ショートに入ったのでしょう」(関係者) 原辰徳監督は岡本の新呼称・若大将の定着を願う発言をしていた。現役時代、原監督自身もそう呼ばれていた。しかし、岡本は朴訥で、喜怒哀楽も表に出さない。明るく、仲間を牽引していく感じでもないが、寡黙なタイプとも違う。だが、23歳という若さでどんな練習をやればいいのか、しっかり見えている。自分を持っているのだろう。歴代とは異なるタイプの4番に大化けするかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月16日 19時30分
コロナ感染の梨田氏・片岡氏に「助かって」 元巨人・上原氏がエール、「人一倍体力あるはずなのに」ファンも心配
元巨人・上原浩治氏が、15日に自身のブログに投稿。新型コロナウイルスへの感染が判明している元阪神の片岡篤史氏、近鉄などで監督を務めた梨田昌孝氏の両名について言及した。 梨田氏は今月1日に所属事務所が、片岡氏は14日に自身のユーチューブチャンネルにアップした動画でそれぞれ感染を公表。梨田氏は現在(16日午後4時)も集中治療室(ICU)での治療が続いている。片岡氏も動画内では鼻に酸素供給用のチューブをつけ病床に横たわった状態で、かなり息苦しそうな様子を見せていた。 上原氏は15日午後10時ごろに自身のブログに投稿。片岡氏が感染を公表したユーチューブ動画を見たとした上で、「プロでバリバリやってて、身体が強い方でも、あんな苦しそうに、あんな苦しくなるんだと...。かなり衝撃的な映像でした」と心境を吐露。 また、梨田氏の容体についても「まだICUから出てきたっていう情報は聞いてない」とし、「片岡さん、梨田さん、助かってください。お願いします」と両名の回復を願った。 今回の投稿を受け、ネット上には「お二人の回復を祈ってます、上原さんもお気をつけください」、「2人ともコロナに打ち勝って表舞台に帰ってきてほしい」、「人一倍体力があるはずの元プロでもこんなことになるのは怖い」、「元アスリートがこれだけ苦しむのだから、一般人は絶対にかかっちゃいけないと再認識した」といった反応が多数寄せられている。 現役時代、日本球界では巨人(1999-2008,2018-2019)一筋でプレーした45歳の上原氏。日本ハム(1992-2001)、阪神(2002-2006)で活躍した50歳の片岡氏とは、2002年から2006年にかけてセ・リーグでしのぎを削っている。 近鉄(2000-2004)、日本ハム(2008-2011)、楽天(2016-2018)の3球団を監督として率いた66歳の梨田氏と上原氏は、2008年(4試合)、2018年(3試合)の交流戦で対戦。上原氏自身も2018年6月7日の楽天戦に登板しているが、「1回1失点」で敗戦投手となっている。 日本時代に相対した経験を持つ両名の回復を、ファンと共に上原氏も強く願っているようだ。記事内の引用について上原浩治氏の公式ブログよりhttps://www.koji-uehara.net/
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スポーツ 2020年04月16日 17時00分
楽天・黒川、代表クラスの選手になる? 元巨人・井端氏の予想に、「柳田を当てたから信頼できる」の声
元プロ野球選手の井端弘和氏が15日、自身のユーチューブチャンネルに動画を投稿。その内容がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 本動画で井端氏は、今シーズンブレークするのではと自身が予想する若手選手を紹介。そこで、楽天のドラフト2位ルーキー・黒川史陽の名を挙げた。 黒川のことを「(春季)キャンプを視察する中で一番驚いた」という井端氏は、「18歳なのに落ち着きがある。(自分なら)あんなキャンプは過ごせないだろうなと思って見ていた」、「(視察中に)『なんかいいセカンドいるな。誰だあれは?』って思ったら、18歳(の黒川)だったから『えっ!?』って(思った)」と発言。 また、「150キロの速球にも対応していたので末恐ろしい。早い段階で(一軍に上がって)来るんじゃないか」と打撃面も評価し、「いずれは日本を代表する選手になるような気がする」と称賛していた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「高卒1年目の選手を推すのはちょっと大穴狙い過ぎてない?」、「投手なら佐々木(朗希/ロッテ)、野手なら石川(昂弥/中日)の方がブレークの可能性高そうだけどなあ」と疑問に思う声が挙がる一方、「井端は過去に柳田を当てたから相当信頼できる」、「黒川も柳田みたいになるのかな」といった期待のコメントの方が多く見受けられた。 現役時代は中日(1998-2013)、巨人(2014-2015)でプレーし、引退後は巨人(2016-2018)で一軍内野守備走塁コーチを務めた44歳の井端氏。現在は侍ジャパンで内野守備走塁コーチ、並びに編成戦略担当を務めており、今春のキャンプでは稲葉篤紀監督らと共に各球団を視察している。 「井端氏は現役時代の2011年、当時放送されていた『すぽると!』(フジテレビ系)の“2011年プロ100人が選ぶパワーヒッターNo.1”という企画で、当時ルーキーで一軍では本塁打0だったソフトバンク・柳田悠岐をただ1人、『パワーに関しては桁違い』と称賛。柳田はその後、2013年から頭角を現し、2015年には首位打者、トリプルスリー、リーグMVPを獲得するなど大ブレークを果たしています」(野球ライター) 今やパ・リーグを代表する打者となった柳田の才能を見抜いた、9年前の“実績”を踏まえ、今回の予想に期待するファンも多いようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について井端弘和氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCVhXntGHOpB4vnfkBdN5HlA
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スポーツ 2020年04月15日 17時30分
巨人・岩隈、入団2年目で復活の兆し? 日本復帰後に長期欠場、共通点の多い松坂以上の活躍に期待のワケは
巨人・岩隈久志投手がフリー打撃に登板した(4月14日)。約50球、練習後、一部メディアに答えた「打者への感覚もつかめた」なるコメントからして、復活はまだ先になりそうだが、回復に向けての調整は順調に進んでいるようだ。 「松坂と岩隈、先に勝ち星を挙げるのはどっちだ?」 悪い冗談を言うメディアもいないわけではないが、この2人には共通点がある。侍ジャパンのエースとして国際試合で好投、メジャー挑戦、日本帰還。経歴はもちろんだが、日本球界に帰還した後、故障で長期欠場に追い込まれている。 岩隈は米マリナーズ時代の2017年に右肩のクリーニング手術を受けている。その影響で翌18年のほとんどを棒に振り、19年の巨人入り後もリハビリに専念していた。また、昨年10月、鼠径ヘルニアの手術も受けている。19年の優勝に貢献できず、加えて新たな故障を負ったわけだ。自身の年齢を考えれば、引退の2文字もチラつくはずだが、岩隈は現役続行の道を選んだ。 「今年の春季キャンプも手術の影響でリハビリ中心の練習でした」(スポーツ紙記者) 本人の復活に懸ける意思の強さと、球団の「まだ戦力になる」という評価が合致しなければ、現役生活は続けられない。 他の選手だったら、クビになっていてもおかしくはないはずだ。しかし、岩隈が今季もユニフォームを着ることができたのは、過去の実績に対する敬意だけではなかった。 「岩隈くらい、投球スタイルを変えたピッチャーはいないでしょう。二段モーションが禁止されたころは変化球に活路に見出し、その後はボールを低めに集め、故障後は肘の位置を下げたり…。投手としてのセンス、素質、応用力が高い」(チーム関係者) また、在京球団のスコアラーが言うには「クイックモーションが巧い」とのこと。盗塁のしにくい投手としても評価されているという。 近鉄、楽天時代を知るプロ野球OBに聞くと、「移動の新幹線の中でお菓子を食べるなど、子どもみたいなところもある」そうだ。日本球界に帰還した後の言動はオトナだ。おそらくだが、メジャーリーグに渡ったことが彼を変貌させたのではないだろうか。 他のメジャーリーグに挑戦した日本人投手と異なる点を挙げると、岩隈は「先発での起用」を約束されていなかった。マリナーズと契約した2012年、岩隈は中継ぎ投手でデビューし、先発のチャンスをもらえたのは7月に入ってからだった。ここで、「待つこと」の苦しみ、辛さを知ったのかもしれない。自身が絶好調だと思っても、チャンスが回って来ない苦しみ。これが、今日の故障と向き合う姿勢にもつながったのではないだろうか。 「楽天時代、体の違和感を訴え、自分から登板を回避するところがありました。監督、コーチは『ちょっとでいいから無理をしてくれたら』と見ていましたが」(前出・OB) 長く現役を続けた歴代のプロ野球選手にも、周囲には理解できない言動や、「あえて無理をしないワガママさ」があった。ワガママは自分に忠実、自分に嘘をつかないとも言い換えられる。ペナントレースが始まらない今、自分を見失った者が後に泣きを見るだろう。 そう考えると、クセの強いベテランたちの言動、考え方に今日の閉鎖的な社会を生き抜くヒントがあるのかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月14日 17時00分
元巨人・堀内氏「なんちゅうことをしてるのか」ブログで怒り 医療関係者への“コロナ差別”に苦言、共感の声
元巨人監督・堀内恒夫氏が、13日に自身のブログに投稿。医療機関、並びに医療関係者に対する“コロナ差別”に苦言を呈した。 新型コロナを巡っては、感染者と接する医療機関、並びに医療関係者が心ない誹謗中傷を受けたり、関係者の子供が学校や保育園への登校・登園を拒否されたりしていることが連日報じられている。 これについて「ビックリしたっていうより腹が立った」という堀内氏。「医療従事者のみなさんは新型コロナウイルスに対して一生懸命、そして覚悟して職務にあたってくださっている。感謝の気持ちを表現しなくちゃいけない時になんちゅうことをしてるのかね。日本人の良識に問いたいよ」と苦言を呈した。 また、堀内氏は「繰り返し言うけれど 今が大事な時なんだから不要不急の外出は控える。うちにいよう!頼むよ!!」とも訴えている。 今回の投稿を受け、ブログのコメント欄やネット上には「何とも情けないことです、病院の方々は激務の中必至に頑張ってくれているのに」、「自分も気になってたニュースだから触れていただきありがたいです」、「こうした誹謗中傷は最前線で戦う人たちの邪魔になるだけだからやめてほしい」、「医療従事者を叩く人たちは、もし自分が感染したらどこにお世話になるかを考えてないんだろうか…」といった反応が多数寄せられている。 新型コロナについての内容を、これまでも自身のブログにたびたび投稿している堀内氏。8日には「あれもキャンセルこれもキャンセル 俺自身も色んなイベントが中止になって苦しい」とブログに投稿した。3月9日には「無観客試合ときて開幕延期 どれだけ大変な決断か」、「でも今は、力を合わせてやらなきゃならん時だもんな」と、コロナによるプロ野球開幕延期に理解を示している。 自身を含め、多くの人々が苦しい状況を過ごす中で伝えられた悲しいニュースに、一言物申さずにはいられなかったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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スポーツ 2020年04月13日 11時30分
今季のセリーグは巨人・DeNAの2強? 有力視される「6.19」開幕が両チームに追い風となるワケ
プロ野球開幕戦の日程が見えてきた。 台湾・プロ野球が開幕した(4月12日)。プロ野球、サッカー、バスケなど世界中のプロスポーツ興行団体が新型コロナウイルスの感染防止で何もできないでいる中、先陣を切って活動を再開させた。マスコミとチアガールだけは入場が許されたという。やはり、無観客試合には独特の緊張感が漂っていた。 「日本のプロ野球関係者も衛星放送で確認していました。無観客、つまり、テレビ中継でしかファンが試合を見られない興行がどういうものなのか、参考になりました。日本も無観客で開幕戦を迎える場合、カメラアングル、実況と解説の在り方を検討しないと…」(TV局スポーツ部員) 今さらだが、どの球団スタッフと話をしても、出てくるのは「今季は143試合を消化できないでしょう」の話。しかし、一部球団からは具体的な見解も聞かれた。 「100試合くらいしかできないと思う。そうなると、セ・リーグはDeNAが有利になり、オープン戦最下位だった巨人にもチャンスがあります。『100試合用に戦力を再編したチーム』が勝つでしょう」(在京球団スタッフ) DeNA優勢の理由は、絶対的な守護神・山崎康晃がいるからだ。先行逃げ切り、試合数が少なくなれば連投も可能となる。 それに対し、試合数が減ることで、「原巨人が復活する」の予測もされている。そもそも、今季の巨人に対する評価が低いのは先発投手陣に一抹の不安が残るからだが、 「通常、先発投手は6人で回すが、今年に限っては『5人』で乗り切れそう。エース菅野がフル回転してきたら、かなりの勝ち星も計算できます。先発枠を争っていた宮國、今村、高橋優らをロングリリーバーに回されたら、厄介なことになる」(前出・同) と、試合数の削減が好転するとの予想も聞かれた。 また、その試合数の削減について詳しく聞いてみると、「120日間の短期決戦」になるようだ。 「4月下旬の開幕戦ができないと決まった後、『5月26日と6月19日のどちらか』と囁かれています。現時点では、6月19日の開幕説が濃厚」(球界関係者) 5月26日、6月19日。つまり、キーワードは交流戦だ。予定通りにペナントレースが行われていれば、5月26日は交流戦の開幕日であり、6月19日はリーグ戦が再開される日だった。セ・リーグは交流戦の勝率が悪い。セ・リーグ側は「交流戦をやらない=試合削減」という提案をし、パ・リーグ側は「もう暫く様子を見て」の姿勢だった。しかし、7都府県に緊急事態宣言が発令され、そこには、12球団中8球団の本拠地がある。これを受け、限定コラボ商品を売るなど、交流戦をビジネスチャンスと捉えてきたパ・リーグも折れざるを得なくなった。 「関連スポンサーから了解が得られれば」の声も聞かれた。 100試合の短期決戦。絶対的なクローザーを持つDeNAか、エースをフル回転させる巨人か…。交流戦が消滅すれば、セ・リーグの順位予想で「巨人連覇」の声も強まるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月12日 17時00分
巨人・モタ、今季不振ならクビの危機? 育成入団から支配下を勝ち取った助っ人野手、ほとんどが3シーズン以内でお払い箱に
2019年1月に育成選手として巨人に入団した助っ人野手・モタ。入団2年目の今シーズン、春季キャンプからオープン戦と猛アピールを続けたことが実り、2020年2月28日に支配下登録を勝ち取った。 球界では4年連続となる、育成として入団した助っ人野手の支配下昇格。春季キャンプ、オープン戦で打棒を見せつけたモタに期待するファンも多いが、過去3年の支配下昇格助っ人たちは軒並みその後のシーズンで苦戦している。 2016年に共に広島に入団したバティスタ、メヒアの両助っ人は、バティスタが2017年6月2日、メヒアが同年7月20日にそれぞれ育成から支配下に昇格。同年の成績はバティスタが「61試合・.256・11本・26打点・32安打」と2ケタ本塁打をクリアするも、メヒアは「9試合・.214・0本・1打点・3安打」と振るわなかった。 その後、メヒアは2018年に3本、2019年に7本の本塁打を放つもまだブレークには至らず。バティスタは2018年に25本、2019年に26本とメヒアの上を行く活躍を見せていたが、2019年8月に発覚したドーピング違反により2020年3月2日に契約を解除されている。 2017年に巨人と育成契約を結んだマルティネスは、2018年7月27日に支配下に昇格。それまでに二軍で14本塁打を放ったことが評価されての昇格だったが、一軍では「19試合・.180・2本・5打点・11安打」と結果を残せなかった。 翌2019年はわずか6試合しか一軍出場がなかったマルティネスは、同年10月1日に巨人を戦力外に。その後は2020年3月2日にBCリーグ・新潟に入団している。 2017年5月23日にソフトバンクに入団したコラスと、2019年3月14日に広島に入団したサンタナは、コラスが2019年6月24日、サンタナが同年7月29日にそれぞれ球団と支配下契約を締結。ただ、同年の成績はコラスが「7試合・.278・1本・2打点・5安打」、サンタナが「13試合・.182・0本・5打点・6安打」とどちらもインパクトは残せなかった。 その後、サンタナは同年11月5日に契約を解除され、2020年3月17日にBCリーグ・埼玉に入団。一方、コラスはメジャー球団との契約を目指し母国キューバから失踪したと2020年1月初旬に複数メディアが報道。これによりNPBから同年2月19日付で、日本、アメリカ、韓国、台湾、中国の5か国の球団への移籍が制限される「制限選手」として公示されている。 以上が過去3年の支配下昇格助っ人だが、この中で健闘したといえるのはバティスタのみで、その他の4名はいずれも成績が芳しくない。モタは支配下昇格以降に不振で二軍落ちし、その後左太もも裏の肉離れで一時離脱しているが、これらの経緯を考えると過去の4名と同じ末路をたどる可能性も否定できない。 また、それぞれ形は違うが、メヒア以外の4名が昇格から3シーズン以内に退団、並びにそれと同様の状況に陥っている点も不安要素といえる。往々にして、助っ人野手は外国人枠が4枠しかない兼ね合いで一年一年の成績がシビアに評価されることが多く、シーズン毎に行われる補強のあおりも受けやすいため、もし成績が残せなければモタも数年でお払い箱となってしまうかもしれない。 今シーズン巨人の支配下にはモタを含め7名の助っ人が名を連ねているが、その中でパーラ、デラロサの2名は開幕一軍入りが確実視されている。つまり、残りの2枠は他の5名によって争われるということになるが、モタは争いを勝ち抜きシーズンで結果を残すことができるだろうか。文 / 柴田雅人
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