スポーツ
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スポーツ 2022年10月27日 11時00分
ヤクルト・村上、日シリ残り試合ではもう打てない? 第4戦で露呈した致命的弱点は
“投手心理”というヤツだろう。全力投球の「強いボール」よりも、「緩い変化球」を投げる時の方がコワイ、と――。だから、その「緩い変化球」にウィニング・ショットが選択された時は、開き直るくらいの気持ちにならなければやっていけないそうだ。 日本シリーズ第4戦は、完封リレーでオリックスが勝利した(10月26日)。勝敗を分けたのは「緩い変化球」だった。 「初回のヤクルトの攻撃、一死一・二塁の場面で主砲・村上宗隆に打席が回ってきました。ここで村上を抑えたのが大きいですよ」(プロ野球解説者) 得点好機はほかにもあった。しかし、初回のチャンスで先制点を挙げられず、この日のヤクルトは試合主導権を握ることができなかった。 >>ヤクルト・高津監督、失点招いた奇策に批判「敵打線目覚める」 経験不足投手の連続抜擢が物議<< 村上はこの初回の好機で、平凡なセカンドゴロ。オリックスの先発・山岡泰輔がウィニング・ショットに投じたのは“緩い変化球”、チェンジアップだった。 「山岡は普段からチェンジアップを投げてきました。でも、この試合では、村上をセカンドゴロに仕留めた時まで一球も使っていませんでした」(前出・同) チェンジアップを隠しておいたのだろう。 オリックスのスコアラー陣は、試合終了と同時にデータ解析をしてきた。どの球団もやっていることではあるが、「昨年のリベンジを!」と躍起になっているそうだ。 「第3戦先発の宮城大弥の投球がヒントになったのでは? 宮城は曲がり幅の大きい、緩いカーブを多投し、ヤクルト打線を苦しめました」(在阪メディア) 宮城は村上と3打席対戦し、3打数1安打。第1打席では内角への直球でバットをへし折ってのピッチャーゴロに仕留めたせいか、「力勝負」の印象も強い。しかし、そうではなかったのだ。 「遅い変化球に対し、さすがの村上も待ち切れず、ほんのちょっとだけど、体の開きが早くなるんです。緩い変化球が投げられるピッチャーはそのボールを効果的に使えるか…」(チーム関係者) 中嶋聡監督の采配も冴えていた。1点を守り切るため、先発・山岡を5回途中で諦めて継投策に入った。宇田川優希、山崎颯一郎、ワゲスパックが投入されたが、試合終了まで必要だった「14個のアウトカウント」のうち、6個を三振で取っている。山岡が緩急でヤクルト打線を翻弄させ、その後は力勝負のできるリリーバー切り換えた。 「山岡を諦めた時、三塁に走者がいました。三塁走者を返したら同点、1点も与えたくない場面で『三振の取れる投手』に切り換えました」(前出・在阪メディア) 試合前だが、オリックス陣営は明るかった。いや、あえて明るく振る舞っていたのだろう。不振の杉本裕太郎は若手に話し掛け、宗佑磨、紅林弘太郎もノックを受ける際、声を張り上げていた。 スコアは「1対0」、その1点は杉本のバットから生まれたが、 「調子は良くない。打球が飛んだコースが良かっただけ」(前出・プロ野球解説者)と、厳しい意見も聞かれた。 吉田正尚も打点ゼロである。4試合を終えて、オリックス打線からホームランが1本も出ていないのも気になる。投手陣は結果を出した。次は打線が奮起する番だ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年10月27日 10時50分
WWE復帰で新日本11.5大阪大会欠場濃厚のアンダーソンに見解「NEVER無差別級王座の返上、同ベルトの返還を速やかに行うことを要求」
新日本プロレスがついにアノ問題について言及した。日本時間20日に、現・NEVER無差別級王者カール・アンダーソンが、ドク・ギャローズとともにTwitterにメッセージ動画を投稿、11月5日エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)大会に「来日しない」とコメントした件に関して見解を示したのだ。 まず、新日本は10月4日に11.5大阪大会にて、アンダーソンが保持しているNEVER無差別級選手権試合でヒクレオの挑戦を受けると発表。しかし、11日になり、アンダーソンとギャローズがアメリカWWE RAW大会に電撃参戦。その後、大阪大会と同日となる 11.5WWEサウジアラビア大会へ両選手の出場も発表された。新日本と契約中にWWEマットに登場した外国人選手は、クリス・ジェリコの例があるが、ジェリコはフリーエージェント契約だったため実現したもの。過去に遡ってもハルク・ホーガンがWWE(当時WWF)王者時代に参戦しているが、これも契約上問題がなかったことから実現している。 ギャローズは、動画内において「新日本プロレスが自分を通さなかったせいで、ダブルブッキングになってしまった」とアンダーソンのマネージメントを務めているとされる自身への打診がなかったと主張していたが、新日本によると「新日本プロレスではアンダーソン選手に適正なルート、適正な時期にオファーを行っており、本人から承諾を得た上で、タイトルマッチの発表を行っている」という。 アンダーソンは動画の中で「11月5日の大会には、俺たちは行かない。行くタイミングは俺たちが決める」と来日を拒否する発言を行ったことから、ファンの間では混乱が生じており、今回、新日本が見解を示すこととなったが、新日本は「アンダーソン選手に説得を試みましたが返答がないため、11月5日大阪大会に来日せず、会社側と同意したタイトルマッチを反故にした場合には、会社にNEVER無差別級王座の返上、同ベルトの返還を速やかに行うことを要求いたします」と来日しない場合は王座を剥奪する意向だ。ただ、動画にも映っていたが、ベルトはアンダーソンが保有しており、仮にアンダーソンがフリーエージェントを主張するなら、過去にもあったように、新日本管轄のタイトルを勝手に海外で使われる可能性もある。 新日本は「今回の件に関して、ファンの皆様にご心配、ご迷惑をお掛けしてしまい誠に申し訳ございません」と一連の騒動に関して陳謝したが、これまでWWEは他団体の選手を引き抜く際にも「契約をクリアしてから」という常識を重んじて来ただけに、今回はWWEがビンス・マクマホンからトリプルH体制に移行したこともあり、新日本とWWEの接近を期待させる予兆もあったが、新日本の見解を聞く限りそうではないようだ。 バレットクラブのリーダーであるジェイ・ホワイトは、アンダーソン&ギャローズがWWEに復帰してAJスタイルズとTHE O.C.を再結成したことを歓迎していただけに、この問題はまだ謎が多い。(どら増田)
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スポーツ 2022年10月26日 18時30分
ヤクルト・高津監督、失点招いた奇策に批判「敵打線目覚める」 経験不足投手の連続抜擢が物議
25日に行われ、ヤクルトが「7-1」で勝利した日本シリーズ第3戦・オリックス戦。ヤクルト・高津臣吾監督が見せた継投策がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「7-0」とヤクルト7点リードで迎えた9回裏でのこと。高津監督はこの日先発・高橋奎二を6回まで投げさせた後、7回は石山泰稚、8回は清水昇と勝ちパターン投手を投入し相手打線を封じる。ところが、9回裏は直前に3点を追加したこともあってか勝ちパターンではなく、左のワンポイント要員・久保拓眞を起用した。 日シリ初登板となった久保は先頭・宗佑磨を遊ゴロに仕留めたが、ここで高津監督は久保を降ろすと、今季は勝ちパターンはおろかリリーフ登板もほとんどなかった(10登板中2登板)小澤怜史を投入。こちらもシリーズ初登板の小澤はいきなり3連打を浴び1点を失い、なおも1死一、二塁とピンチを招いたが、ここから紅林弘太郎(中飛)、福田周平(二ゴロ)を抑えなんとか最少失点で試合を締めた。 >>ヤクルト戦、中村へのファール判定に「納得いかない」と批判 敵打者にハメられたと怒るファンも、バント直後の接触が物議<< 勝ちパターン外の投手を相次いで投入した高津監督の継投策について、ネット上には「大差を活かして上手く場数を踏ませた」と評価する声が上がったが、中には「最後の最後に余計な隙を見せるなよ」、「大量リードだからって舐めた継投するのはダメだろ、案の定点取られてるし」、「久保、小澤を試せたメリットよりも、相手を勢いづかせるデメリットの方が大きい」「土壇場の1点が原因で、次戦以降敵打線が目覚める気しかしない」といった批判も見られた。 「オリックスはこの日1〜8回を計5安打・無得点と打線が大苦戦。1回、4回、7回と得点圏のチャンスは何度か作ったものの、いずれもものにできないまま9回裏を迎えていました。高津監督は試合展開が一方的だったことから、シリーズ未登板投手の状態を見極めるのに絶好の機会と考え久保、小澤を投入したのでは。ただ、ファンの間ではこの継投策に付け込んで完封負けを阻止したオリックスが次戦以降、勢いづくことを懸念する声も少なからず見られます。実際、オリックス・中嶋聡監督は試合後に応じた取材の中で同戦の好材料について『それ(9回の反撃)しかない、無理やりポジティブに言えば』と口にした上で、『引きずっている場合ではないし、まだ負けたわけではない。やり返すチャンスはある』と次戦以降の逆襲に闘志を見せたと伝えられています」(野球ライター) 25日の試合を制し、シリーズ成績を「2勝0敗1分」としたヤクルト。物議を醸した高津監督の継投は第4戦以降にどのような影響を及ぼすのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月26日 17時35分
オリックス、エース・山本由伸がパ・リーグ初の2年連続で沢村賞受賞!「より高みをめざして、もっといいピッチャーになる」
オリックスのエース山本由伸投手が、今年の沢村賞を受賞した。沢村賞はプロ野球創設期の名投手だった故・沢村栄治氏を記念し、今シーズン最も優れた先発完投型の本格派投手に贈られる。先発型のピッチャーにとっては最高峰の賞だ。 選考委員は平松政次、堀内恒夫、北別府学、山田久志の各氏。往年の名投手が務めている。山本は選考基準となる勝利数、投球回数、奪三振数、防御率で12球団1位の好成績を残し、選考基準も7項目中5項目をクリア。文句なしの2年連続受賞となった。ちなみにパ・リーグのピッチャーが2年連続で受賞するのは初の快挙だ。 山本は「2年連続で選んでいただいて、素直にうれしく思います」と笑顔を浮かべると、安定した成績を残せる理由、原動力について「一日一日を大切にして、真剣に練習、調整をして、毎試合必死に投げた結果だと思います」と述べた。また素直に、謙虚にという言葉が山本の口からたびたび出るが、なぜその言葉を大切にしているのかという問いには「高校生の時に監督に言われて、今でもすごく大切だと思っているからです」と答えた。 沢村賞に対するイメージは「シーズンを通して一番いい成績を残した先発投手に贈られる賞というイメージ」だとした上で「1年間を評価してくれる賞なので、やりがいを感じますし、頂いたらもちろんとてもうれしいです」と1年間投げる上でのモチベーションにもつながっている様子。来年以降、どんな思いで、どんな投手をめざしていきたいかという質問には「より高みをめざして、もっといいピッチャーになるために、もっともっと野球と向き合いたいと思います」とさらなる高みを誓った。今は日本一奪還にチームとともに向かっている。 ただ日本シリーズの開幕戦で左脇腹につったような違和感を訴えて緊急降板している。それだけに日本シリーズ中の再登板に関しては「まだ時間がたってないので分からないですけど、様子を見ながら、相談しながらにはなると思う」と慎重に判断していくことになりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2022年10月26日 15時30分
ソフトB・藤本監督、周東への発言に「無茶なこと言うな」厳しい声 打力不足と酷評も批判相次ぐ
プロ入りした2018年からソフトバンクでプレーし、今季までに「355試合・.247・10本・53打点」といった通算成績を残しているプロ5年目・26歳の周東佑京。25日に伝えられた藤本博史監督のコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、藤本監督は秋季練習2日目のこの日応じた取材の中で、11月に日本ハム(5日)、巨人(6日)、オーストラリア代表(9、10日)と戦う侍ジャパンに選出されている石川柊太、甲斐拓也、周東の秋季キャンプ(11月3~18日)での扱いについて言及。石川、甲斐は参加免除とする一方、周東については「しなくちゃいけないでしょう。レギュラーじゃないんだから。11日で(侍ジャパンが)終わったら、1週間でもこさせますよ」、「打撃も終盤はずっと悪かった。悪い時期をできるだけ少なくしないといけない」と参加させることを苦言交じりに明かしたという。 今季の周東は三塁、外野の2ポジションで主にプレーし、「80試合・.267・5本・15打点」とキャリアハイの本塁打数をマーク。ただ、シーズン最終盤の9、10月は「23試合・.207・0本・3打点」と打率2割がやっとの深刻な不振に苦しんだ。 >>ソフトB・周東、放心状態でベンチ裏に失踪? カメラに映った異様な光景に「メンタル壊れてる」ミスの影響か、心配相次ぐ<< 藤本監督のコメントを受け、ネット上には打力アップは急務と同調する声が上がったが、中には「監督ちょっと厳しくない? 自分は今年の周東はよくやった方だと思うんだけど」、「病み上がりで自己最多ホームラン放ったのに態度が冷たすぎる」、「右肩故障やコロナに負けず頑張ったのに無茶なこと言うなよ、逆に休んでもいいだろ」といった否定的なコメントも見られた。 「周東は昨季8月末に右肩を痛め登録を抹消されると、翌9月10日に『右肩関節鏡視下関節唇形成術』を受けたこと、実戦復帰までは約半年を要する見込みであることを球団が発表。この影響で迎えた今季は開幕一軍には入れず、5月末にようやく一軍復帰。また、8月下旬~9月上旬にかけて新型コロナ感染による離脱もしいられました。ファンの中には苦境が相次ぐ中でも、自己最多本塁打をマークするなど奮闘を見せた点は評価してあげるべきではないかという意見も少なからず見られます。ただ、藤本監督としてはこの程度の成績で満足せず、来季はより奮起してレギュラーを確保してもらいたいという気持ちなのでは」(野球ライター) 2020年に50盗塁(盗塁王)、13試合連続盗塁(プロ野球)を記録するなど球界トップクラスの総力を持つこともあり、打撃力がつけばレギュラーは固いと以前からファンの期待は高い周東。藤本監督も25日の取材では「彼の足は魅力だし、1年間レギュラーで出てもらわないとチームは困る」とシーズンを通じてレギュラー起用したい選手という旨を口にしているが、ハッパをかけられた周東は今オフを“実りの秋”とすることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月26日 11時30分
スターダムでプロレスデビューのフワちゃんをコーチした葉月「次は対角に立って、フワちゃんの技を全部受け止めたい」
ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムの10.23東京・アリーナ立川立飛大会で、プロレスデビューを飾った、人気タレントでYouTuberとしても活躍中のフワちゃん。綺麗なドロップキックを始めとする技の的確さや、受け身がしっかり取れていたことが評価されているが、そんなフワちゃんのコーチ役として買って出たのが葉月だ。 「やっとフワちゃんのデビュー戦が終わって、100点満点のデビュー戦なんじゃないかなと。その100点を出せたのは全部フワちゃんの努力なので。フワちゃんの努力に私は感謝したいし、それをサポートできたことに喜びを感じてます。ただね、フワちゃんが試合後に負けたままじゃ終わらないと言っていたので。この先1試合、2試合、3試合するのかわからないですけど、私はフワちゃんと今回は組んだけど、次は対角に立って、フワちゃんの技を全部受け止めたいなと思ったので、次は闘ってもいいのかなと思います。そのために私はまたフワちゃんの指導者として頑張りたいと思います」とデビュー戦でフワちゃんのパートナーも務めた葉月は、フワちゃんの「一度で終わらせたくない」というプロレス継続宣言を支持。今後もバックアップしていくとのこと。 技術的な評価に関しては「受けですね。やっぱりプロレスは受けの競技なので、攻めることはみんな出来ても、受けが一番逃げてしまったりとか、お客さんもそこを一番見てるなと思ったので。受けを最後の追い込みでは徹底的にやってたんですけど、今までの練習よりも本番が一番いい受け身だったし、かっこ良かったですね」とした上で、「感情も出てました。スタートから出まくってたし、失敗してもいいから感情だけ、今の全力で楽しいとか悔しいとか思ってる感情を出しなというのは言っていたので。それがお客さんの拍手と一緒にフワちゃんもアドレナリンで出てきて、乗ったんだなと。ただね、これがね、声援があったらもっと良かったなっていう」とフワちゃんが会場のファンに認められるような試合をしてみせたのが、葉月も嬉しかった様子。 今後についてのアドバイスは「言うことはいっぱいあるけど、でも、受けっぷりはめちゃくちゃ良かったので。あとはフワちゃんが必殺技を作りたいと言っていたので、そこをどんどんオリジナル的なものを教えてあげられたらなと思いますね」とプロレスラー、フワちゃんに可能性を感じている葉月コーチ。次はフワちゃんの対角線に立って、自らの肌でフワちゃんの成長を確かめたいようだ。 デビュー戦の全貌は日本テレビ系列『行列のできる相談所』にて、30日の21時よりオンエアされる。◆スターダム◆『第12回ゴッデス・オブ・スターダム~タッグリーグ開幕戦~』10月23日東京・アリーナ立川立飛観衆 2034人(満員)▼フワちゃんデビュー戦 タッグマッチ(20分1本勝負)○上谷沙弥&妃南(14分29秒 片エビ固め)葉月&フワちゃん●※ファイヤーバードスプラッシュ(どら増田)
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スポーツ 2022年10月26日 11時00分
オリックス・山本、左わき腹故障はやはり重傷? 左のエースも不発で万事休すか
0勝2敗1分け。今度は中嶋聡監督がやり返す番だ。 日本シリーズ第3戦は、打順変更が功を奏したのか、ここまでノーヒットだった山田哲人にホームランが出て、東京ヤクルトが快勝。オリックスバファローズが窮地に立たされてしまった。 「第3打席に出た3ランホーマーですが、オリックスバッテリーが見誤りました。初球の真っ直ぐを山田がヘンな見送り方をしたんです。タイミングが合っていませんでした。バッテリーは変化球を狙っていると思って、直球を続けて投げたら…」(プロ野球解説者) >>ヤクルト戦、中村へのファール判定に「納得いかない」と批判 敵打者にハメられたと怒るファンも、バント直後の接触が物議<< だが、第4戦に繋がるプラス材料もあった。 第2戦まで8打数5安打とヤクルト打線を牽引してきたリードオフマンの塩見泰隆をノーヒットに封じ込めた。 「オリックスはスコアラーチームが相当研究しています。試合後に集まって、チャート表や映像資料を見ながら、ヤクルト打線の攻略法を話し合っています」(関係者) 巻き返しを果たせるかどうか、そのポイントは山本由伸と、オリックスのリードオフマン・福田周平の復調次第だろう。 福田は第3戦を終えて、いまだノーヒットだ。1番・福田が出塁するのとそうでないのでは打線の勢いが違ってくる。 「ヤクルトの高津臣吾監督は打順を変えて山田を復調させました。中嶋監督も打線をいじっていますが、1・2番の出塁率を高めないことには…」(前出・プロ野球解説者) 試合後、中嶋監督は「まだやり返すチャンスはある。やるしかない」と言ったが、表情は厳しいまま。福田はペナントレースで100試合近く、「1番」を務めてきた。そのリードオフマンを代えるとなると、チームにマイナスの雰囲気も出るかもしれない。 マイナスの雰囲気と言えば、実は試合前からヘンな雰囲気は漂っていたのだ。 「山本の2回目の先発はないと見るべき」(在阪メディア) エース・山本は初戦で左脇腹を痛め、5回途中で緊急降板した。翌23日の試合前練習には参加したが、軽めの別メニューだけで“早退”している。ベンチに引き上げる途中、エールを送るスタンドのファンに手を振る余裕も見せていたが、第3戦では違った。 「トレーナーがずっと付き添っていて、体を動かす程度の練習しかしていません」(前出・同) 前出の関係者によれば、移動日となった24日はキャッチボールもしていないそうだ。第3戦前の練習中、痛めた左脇腹の痛み具合を確かめるように外野フェンスに向かって10球程度を投げた。 しかし、その後のストレッチ運動中、お腹のあたりをさすっていた。 「痛みを隠さない」ということは、やはり重傷ではないだろうか。 「第3戦で先発した宮城大弥ですが、敗戦投手にはなりましたが、失点は山田の3ランだけ。6回途中で交代させたのは、何かワケがあったのでは?」 前出のプロ野球解説者がそう予想する。 今シリーズは「引き分け」があったため、オリックスが巻き返した場合、第8戦に突入する。早めに降板させた宮城を8戦目の先発要員として、あるいは、第5戦以降でリリーフ待機させることも可能だ。打線のカギは福田、宮城はどこで使われるのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年10月26日 10時50分
新日本1.4東京ドームでIWGPジュニア4WAY防衛戦の石森太二「観てるヤツがなんか感じ取ってもらえたらいい」
新日本プロレスは来年1月4日に東京ドームで開催する『レッスルキングダム17 in 東京ドーム 闘魂よ、永遠に』で、IWGPジュニアヘビー級選手権試合4WAYマッチ、チャンピオンの石森太二にマスター・ワト、高橋ヒロム、エル・デスペラードが挑戦すると発表した。 ワトは「マスター・ワトです。両国国技館大会(10日)で石森さんから3カウントを取ったので、シングルマッチ、1vs1でIWGPジュニアヘビー級選手権をしたかったのが本音です。ですが、東京ドームで4WAYマッチが決まりました。最後に、この自分の腰にIWGPジュニアヘビー級王座を巻いてるのは、俺だ。こう、宣言させていただきます」と言うと、デスペラードが大げさに拍手。鳴り終わると、続けてヒロムが拍手で挑発。 ヒロムは「両国のリング上で何も挑戦表明ができていないのに、4WAYに入り込めた“令和のミスターラッキーちゃん”高橋ヒロムです。4WAY、懐かしいですね。IWGPジュニア戦の4WAYは、2018年の1月4日の東京ドーム、ウィル・オスプレイ、マーティー・スカル、KUSHIDA、お大事に。そして高橋ヒロム、この4人でしたね。それから5年後の2023年の1月4日、また4WAYとしてこの場に座れていること、これはすごくうれしいな、そしてラッキーだなと思っております。改めて、欲の深い男だな、高橋ヒロム。ヨッ、高橋ヒロム、自分でそう言ってあげたいと思っております。で、リング上で何も言えなかったので、リング上にいた理由も含めてお話したいと思います。まずは、この1年半以上、俺の腰に巻けていない、そのIWGPジュニアヘビー級のベルトが!どうしても!どうしてもほしい!次に、誰にも何も言わず、メキシコからわざわざ日本に来てまで、あの行動、あれだけすごい行動を起こしたティタンに、触発されました。そして!KUSHIDA選手が欠場になってからの行動力、この最強の男、石森選手を倒した事実、マスター・ワトに興味が湧きました。以上の理由です。改めて、俺の挑戦に何か文句はございますか?この時代のプロレスを見せた上で、勝ってチャンピオンになりたいと思います。以上です」と語った。 デスペラードは「まあ、タイトルマッチは決まっていたとは思うんだけど、それでもやっぱり査定という形を取って、長い長いシリーズを1人で引っ張ってきて、結局、その査定を終えることもなく、まあ、病気はしょうがない。これはチャンピオンも言ってたな、誰のせいでもない、こればっかしは。でも、そのモチベーションがブチ折れたところで、それでも手を挙げて、スペシャルシングルマッチに漕ぎつけて。スペシャルシングルだから、別に俺、今さらチャンピオンとシングルやって、タイトルマッチでもねえのにシングルマッチ一回やって、それでもう一回、次、順を追ってタイトルマッチをやるくれえだったら、別に査定とかスペシャルシングルとかいらねえからと思って。いや、まさか(ワトが)勝つと思わなかったし、まあ、リングに上がってったら、ヒロムが先にマイク取っちゃったから『あ、これ、ダメだ。コイツにしゃべらせたら、10分も20分もしゃべって、俺のしゃべるタイミングがなくなる』と思ったから、後ろから目をつつかせてもらったけど。まさか、ここでよお、なんもしゃべってないのに、4WAYとか言って、1人入ってくると思ったのに、チャンピオン。上にいるからって、数に数えちゃダメですよ、こんなヤツ。まあ、俺が3人って言っちゃったのが間違えたかもしれないけどね、そこは。でも、実際、ヒロムがワトの覚醒までにあと2年とかっていうのを、ちょっと前に言ってて。で、実際に俺がタイトルマッチをやった後に、『あ、コイツはそんなに時間がかからんかもしれんぞ』と言ってはいたが、まさかこんなに早い段階で、石森から一本取るとは思ってなかったので、正直驚いています。それは素直な感想」と石森を倒したワトを認める発言。 最後にチャンピオンの石森は「まあ、いろんな思いがあると思うけど、この4WAY。まあ、以前から、リマッチを望んでた宮古島のデスペ。そして、俺から勝ったワト。ヒロムはなぜか名乗り上げなかったけど、さっき理由を聞いたから良しとしよう。まあ!見ての通り、このメンバー、十分、チャレンジャーとして資格があるだろ、なあ。だったらよ!まあ、俺はこんなこと言うのは俺らしくねえんだけど、プロレスの元旦、ドームでこのメンバーで、ド派手に!IWGPジュニアっていうのを見せて、観てるヤツがなんか感じ取ってもらえたらいい。ただ!ハッピーエンドにはならねえから。なぜなら、最後は俺が3人まとめて、ブッ壊す!」と過酷な4WAY戦を勝ち抜いた上での防衛を誓った。 KUSHIDAが10.10両国大会を欠場したことにより、代打出場したワトが石森を破り、混沌として来たジュニア戦線。1.4東京ドームで1つの結果が出る。(どら増田)
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スポーツ 2022年10月25日 18時30分
DeNA・オースティン、早くも来季開幕絶望か 「何一つ同情できない」激怒するファンも、右ひじ再手術発表が物議
初来日した2020年からDeNAでプレーし、今季までに「210試合・.289・49本・133打点」といった通算成績を残している31歳の助っ人・オースティン。25日、右肘の手術を受けたことを球団が発表した。 球団公式サイトはこの日、オースティンが24日に母国アメリカで「右肘内側側副靭帯修復術」を受けたと発表。オースティンは同サイトで「複数のドクターと話をして打撃のみならず、走攻守すべてにおいてチームに貢献するためには再手術が必要だと判断いたしました。これからリハビリを改めて始めることになりますが、最短での復帰に向けて誠心誠意努力していきます」とコメントしている。 >>ヤクルト・高津監督、最終戦後コメントに「ふざけるな」阪神ファン激怒 CS敗退を決めつけ? DeNAへのエールに批判<< オースティンは今季右肘の張りを理由に開幕一軍から外れると、4月10日にアメリカに一時帰国し、同月13日に右肘のクリーニング手術を受けた。その後同月19日に再来日するとリハビリ、二軍戦出場を経て、8月2日に今季初の一軍昇格を果たしたが、「38試合・.156・1本・3打点」とほとんど結果を残せなかった。 オースティンの右肘再手術発表を受け、ネット上には心配・激励の声が寄せられたが、それ以上に「いい加減にしろよ、もはや休むのが仕事になってるじゃないか」、「来日1年目からここまで故障多すぎて何一つ同情できない」、「大型契約結んでおいてこれは酷い、給料泥棒にも程がある」といった批判が見られた。 「オースティンは初来日した2020~2021年にかけ2年連続で20本塁打をクリアしたチームの主砲。ただ、この間は脳震とう・むち打ち(2020年8月)、左ふくらはぎ肉離れ(2021年10月)と故障離脱が頻発しており、今季は右肘故障に一年を通じて苦しめられました。オースティンは打撃はもちろん守備・走塁でも一切手を抜かず全力でプレーすることで知られており、これも故障が相次ぐ一要因とされていますが、いつになったらまともに稼働するのかといら立っているファンも少なくないようです」(野球ライター) 2021年オフに3年総額8.5億円(推定)の複数年契約を結んでいるオースティン。契約1年目の今季はほぼチームに貢献できず、2年目の来季も手術の影響で開幕は絶望という見方があるが、復帰後にファンの信頼を取り戻すような活躍を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について横浜DeNAベイスターズの公式サイトよりhttps://www.baystars.co.jp/
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スポーツ 2022年10月25日 17時50分
オリックス、日本シリーズ1敗1分けも光った山崎福也の投打にわたる活躍! 中嶋監督「良く投げて打ちました」
【SMBC日本シリーズ2022】東京ヤクルトスワローズ 対 オリックス・バファローズ東京・明治神宮野球場10月22日●オリックス(山本)3-5(小川)東京ヤクルト○10月23日△オリックス(山崎福也)3-3(サイスニード)東京ヤクルト△※延長12回引き分け※オリックスの1敗1分け。カッコ内は先発投手。4勝したチームが日本一となる。 日本シリーズが22日、神宮球場で開幕した。今年は昨年日本一で、今年もセ・リーグを制覇した東京ヤクルトスワローズと、昨年日本シリーズに2勝4敗で敗れたパ・リーグ覇者のオリックス・バファローズが、ともにクライマックスシリーズファイナルステージを勝ち抜いて、2年連続で同一カードによる日本シリーズとなった。 まず初戦。オリックスは、後半戦からクライマックスシリーズにかけて負けなしのエース山本由伸が先発。ヤクルトは小川泰弘が先発した。しかし、山本は5回、先頭で代打出場したキブレハンにファールを打たれると、右手を上げて捕手の若月健矢を呼び、ベンチから高山郁夫投手コーチとトレーナーもマウンドへ。山本はベンチに下がると、中嶋聡監督は比嘉幹貴に交代を告げた。山本は4回0/3を64球、被安打4(本塁打2含む)、奪三振4、4失点で降板。球団広報によると左脇腹をつったような感覚を訴えたという。結局、最終回にも平野佳寿が村上宗隆に被弾したため、3-5で初戦を落としている。 試合後、試合の途中からベンチに戻りチームを応援していた山本は「立ち上がりからピンチになって、点を取られて、オスナにも最後ホームラン打たれて、そこでちょっと気づいた部分があって。いい方向に修正はできてたんですけど、そこからちょっと違和感があったりして…という感じですね」と自身の投球について振り返った。 脇腹の状態は「分からないですけど、そんなめっちゃアレではないですけど、多少の違和感があったので、ちょっと早めに気づけただけ。それは良かったと思いますけど、こういった大事な1試合でこんなことになってしまうのは、最悪だなと思います」と肩を落としていた。翌日の練習にも姿を見せていたが、病院には行かず帰阪してから様子を見て、今後の登板を考えていく。勝ちが計算できるエースで勝てなかったのは痛い。 第2戦でオリックスは、明治大学時代に神宮を本拠地にして、エースとして活躍していた山崎福也を先発に送り出す。高校時代からバッティングにも定評のある山崎福は、今シーズン交流戦で代打出場するなど、打席が回ってくるセ・リーグの本拠地を狙っての登板だったことは明白だった。 山崎福はその期待に応えて、ヤクルトの先発サイスニードから、3回一死三塁の場面で「打ったのは落ち球系のボールだと思います。なんとか抜けてくれてよかったですし、先制のタイムリーになってくれてよかったです!」とライト前へ先制のタイムリーを放つ。投げては4回を無失点の好投。「大事なゲームではありますが、いつもと同じようにゲームに入っていけたと思います。ランナーを背負う場面も多かったんですが、要所要所をしっかりと抑えることができましたし、しっかりと自分らしいリズムで投げられたところはよかったと思います」と手ごたえを感じていたようだ。 試合は9回に阿部翔太が内山壮真に同点3ランを打たれてしまい引き分けに終わったが、ポジティブに考えれば「負けなかった」。25日からの第2戦を本拠地、京セラドーム大阪で仕切り直して、再び日本一になるべく神宮に戻って来ればいいこと。中嶋聡監督は「期待してというわけじゃないですけど、打席に立ったことがないメンバーばかりなんでね。その中では期待してますよ。ウチの野手より期待しているわけじゃないですからね。あんまり言ったらホントに…良く投げて打ちました」と山崎福を評価しており、神宮に戻ってくれば再登板の可能性は高い。ヤクルトバッテリーが警戒していたバッティングも期待できるだろう。 オリックス日本一のキーマンは山崎福也かもしれない。(どら増田)
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