ミステリー
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ミステリー 2012年03月06日 15時30分
ヒマラヤの雪男 その正体は1958年に解明されていた!?
冬や雪山のUMAといえば、真っ先に名前が挙がってくるのが『ヒマラヤの雪男』だろう。現地では『イエティ』と呼ばれるこのUMAは、現地のシェルパ族の間でも雪山に現れる謎の生物として言い伝えられていたが、1887年にイギリスのウォーデル大差が足跡を発見した事により「伝説の生き物が未踏の雪山に実在するのか!?」として、世界中に知られるようになった。 イエティの姿を遠景に収めた写真も報告されているが、やはり多く残されているのは探検隊らによる「雪山に残された大きな生物の足跡」の写真の数々だろう。一番有名な足跡の写真は1951年にエベレスト探検家のエリック・シップトン氏の発見したもので、横に広い足跡の横に比較対象としてピッケルが並べられたものだ。ちなみにイエティの足跡の目撃証言は近年でも報告されており、2008年には日本の調査隊が細長く20センチほどの大きさの、正体不明の生物のものと思われる足跡を発見し、写真に収めている。 このイエティの正体については諸説有り、一説には未知の巨大類人猿がヒマラヤに棲息しているという説、新生代に生きていた大型類人猿ギガントピテクスの生き残りがいるという説などが提示されてきていた。だが、近年ではイエティの正体はヒグマを誤認したものではないか、という説が強くなってきている。 しかし、これらとは別のものが「イエティの正体」であるとして発表された事例があった。それは1958年のこと。ドイツ人宣教師フランツ・アイヒンゲル神父が「雪男と呼ばれているものの正体は雪深い山中に住んでいる現地の修道僧を誤認したものだ」と発表。海外のメディアなどに証拠写真としてその修道僧の写真を提示し、今まで称えられていた「大きな毛むくじゃらの猿」は誤りであると述べたのだ。その記事は昭和33年12月14日付け朝日新聞夕刊にも登場した。 日本でも、山奥で修行をする修験者や山伏を畏敬の念で見た人々が、彼らを妖怪の「天狗」と称した例があった。ヒマラヤのイエティも、現地の人々の畏敬の念から生まれた存在だったのかもしれない?写真:日本でも目撃される雪男? 『伊香保温泉獣人』の足跡(漫画家・箱ミネコさん撮影)(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2012年03月03日 17時59分
弘法大師と大根洗いの泉
滋賀県東近江市清水町にある清水神社の裏には、以前は清水川に注ぐ湧水が出ていた。今では水が湧かなくなってしまい、人口の川になっているが、この湧水は夏には手が切れるように冷たく、冬には温泉のように暖かかった。 昔、初冬の頃、瑞々しい大きな大根を漬物にしようと、老婆が清水川で洗っていた。老婆の側には大根が山のように積まれてあった。そこへ一人の旅の僧が通り掛った。その容姿は、草鞋の緒も擦り切れそうで、黒染めの衣もボロボロであった。僧は「大根を一本くれないか」と、老婆に頼んだ。老婆は僧のみすぼらしい姿を見て、「この大根は不味くて、食べられない」と断った。「では、何故食べられない大根を洗っているのですか?」と言って、僧は立ち去った。再び、老婆が大根を洗おうとすると、湧水はピタッと止まり、川はみるみる干上がってしまった。 慌てて、老婆は大根を1本持って、僧の後を追った。そして、「どうぞ、貰ってください」と、僧に大根を差し出した。「今後、困っている人には善行しなさい」と、僧は老婆を諭したのであった。旅の僧は弘法大師だった。 一年後のこと、老婆が清水川で大根を洗っていた。すると、背後からみすぼらしい身形の女が現れた。「3日前から何も食べていません。大根を1本頂けませんか?」と、女老婆に頼んだ。「この大根は不味くて、食べられない」と断り、老婆はプイッと横を向いた。女は何も言わずに、その場をそっと立ち去った。再び、老婆が大根を洗おうとすると、また湧水はピタッと止まり、川はみるみる干上がってしまった。ビックリした老婆は、昨年、弘法さまに諭されたことを思い 出した。「とんでもないことをしてしまった」と、大根を1本持って、女の後を追ったが、女の姿はその辺りには見当たらなかった。 その晩のこと、老婆の夢枕に弘法さまが現れ、「困っている人には善行しなさいと教えたはずです。二度と、このことを忘れないように、大根を洗う時期には湧水を止めることにします」と告げた。それ以後、初冬の頃になると、湧水はピタッと止まり、清水川の水が枯れるようになったという。(写真:「清水神社の泉」太郎坊氏提供)(皆月 斜 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2012年02月29日 15時30分
知られざるパワースポット 東京タワーのカラフト犬像
今年の5月に開業予定となる東京スカイツリーの影に隠れて、最近はめっきり陰の薄くなってしまった東京タワーだが、じつは周囲に多数のパワースポットが存在している事でも知られている。 特に最近ご利益がある!? として人気になっているのが芝公園もみじ谷の地蔵尊と共に祀られている、商売繁盛・金運成就の『蛇塚』と恋愛のパワースポット『カラフト犬像』だ。 このカラフト犬像は、1959年に財団法人 日本動物愛護協会の手によって作られたもの。日本の南極観測隊にソリ犬として同伴し、引き上げの際に基地に置き去りにせざるを得なかったカラフト犬たちを記念し、また慰霊する目的で建立された物だ。 南極越冬隊に同伴したカラフト犬たちの活躍については、この間TBSで木村拓哉主演で『南極大陸』としてリメイクされたドラマ内でもご存じの通り。そして、置き去りにされたカラフト犬たちの中でタローとジローの2頭が厳しい南極大陸で生き抜き、再び南極越冬隊と再会を果たした感動のエピソードも有名な話だ。 この苦難を乗り越えた感動の再会にあやかってか、今、若者達の間で「カラフト犬像の前で写真を撮る、又はカラフト犬像を待ち受け画面やロック画面にしておくと、離れてしまった好きな人と再び会う事が出来る」「よりを戻す事が出来る」として噂になっているという。これもリメイクドラマの影響なのだろうか? このカラフト犬像は東京タワーの足元に並んで建っているが、関西在住なので東京まで行けない! という方のためにもう一つ。なんと、カラフト犬慰霊像は大阪府堺市の大浜公園にも建立されている。こちらは去りゆく観測隊員に向かって吠える犬たちをブロンズ像にしたものとなっており、一説には「呼びかけている像なのでこちらの方がご利益がある」との噂も。 東京と大阪、あなたはどっちのパワースポットを選ぶ?(山口敏太郎事務所/写真は東京タワー下の「南極観測ではたらいたカラフト犬の記念像」)
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ミステリー 2012年02月28日 19時18分
江戸時代から伝わる匠の技術!? 河童のミイラ
まずは記事横の写真を見てもらいたい。 水気を失い、炭化したような黒い肌に枯れ枝のような手足。子どものような頭には頭頂部にまばらに毛が生えているが、なにより目をひくのは大きな黄色いくちばしだろう。この妖怪じみた怪物のミイラは、民話や伝承にある通りの姿形をしている事から「河童のミイラ」とされている。ちなみにこのミイラはかなり小さく、20センチほどしかない。河童だとしてもかなり小さなサイズになる。乾燥すると縮むとは言え、これほどまでに小さくなるのだろうか。それとも、この河童は子どもなのだろうか? 実はこのミイラは、現代の日本で作られたれっきとした『工芸品』なのだ。このミイラは青梅市にて活動している職人の手による物で、江戸時代から伝わる技法で動物を加工し、剥製を作る要領で作成した「河童」なのだという。 こういった河童のミイラは江戸時代を中心に日本各地で工芸品の一つとして作られており、当時鎖国中だった日本が国交のあったオランダとの貿易を通じて海外への貴重な交易用の品となっており、輸出先では「珍奇な生物が生存した証拠」として扱われていたのだ。実際に現在も残っている商人達の交易の帳面には、大阪の堺などからの積み荷に『人魚』や『河童』という商品名で輸出されていた記録が残されている。 なお、遠く離れた海外のオランダのライデン国立民族学博物館やイギリスの大英博物館には、日本から輸入された人魚のミイラが今も所蔵されている。(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2012年02月27日 15時30分
線路上の心霊スポット 北陸トンネル
奇妙な声が聞こえてきた、壁のシミから手が出てきたなど、心霊スポットになるトンネルは多い。しかし、このトンネルは少し違う。このトンネルは車では行く事が出来ない、鉄道トンネルだからだ。 福井県の敦賀市と今庄町を繋ぐ北陸トンネルは非常に長く総延長は13870m、特急列車でも通過に約7〜8分はかかる非常に長い陸上鉄道トンネルである。特急でもこの時間なので、普通列車だとゆうに10分以上もトンネルの中にいることになる。 今も昔も陸上交通と輸送の要となっているこのトンネルだが、実は奇妙な話が報告されている。 ある人が関西から金沢まで行った時の事。新大阪から北陸方面に行く特急で赴いたのだが、長い北陸トンネルで少し寝入ってしまったらしい。すると、自分がもたれていた窓を叩く音が数度して、彼は思わず目を覚ましたという。はっと目を開けると窓の向こう側に、手首が引っ込む所が見えた。ああ、誰かが起こしてくれたのか、と思った所で、自分が特急列車に乗っていた事を思い出してぞっとしたという。 これと同様の体験をした人は何人かおり、普通列車で体験した人もいる。しかし普通列車にしても特急列車にしても、車より速いスピードで停止することなく駆け抜ける電車の窓を叩く事など出来るはずがない。もしトンネル内に作業員がいたとしても通過中は退避しているし、運転手も注意して運行させているのでまず有り得ないはずなのだ。 他にも奇妙な体験をした人は多く、「トンネルに入ると、車内の人の気配が増えた気がした」「トンネルにいた時だけ、前の席に座っている人の頭が増えていた」などの証言もある。霊感の強い人による「このトンネルには多数の霊体がいる」という意見もある。 実は、北陸トンネルには過去に火災事故が起き、死傷者が多数出たという記録が残っている。それ以外にも、トンネルという大規模な暗い空間には何かが棲み着く、とする話もある。彼らが見たのは果たして何だったのだろうか。(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2012年02月25日 17時59分
関東最恐の心霊スポット!?
関東在住の人間なら必ず噂に聞いた事があるだろう。関西など、別の地域在住の人でも、心霊スポットなどに興味があるのならば聞いた事があるかもしれない。ここはとにかく幽霊に関する噂が絶えず、人によっては「関東最恐」とも言うぐらい恐ろしい場所とされているのだ。 神流湖は昭和44年にダムが建設された事によって出来た人造の湖である。ちなみに神流湖のそこには一つの集落310世帯がそっくりそのまま沈んでいる。 水没集落は他のダム湖などでもよくある事だが、とにかく神流湖の近辺には他の場所では見られないほど『慰霊碑』の類が非常に多い。まず、神流湖に至るまでのトンネル付近に太平洋戦争で亡くなった戦没者の霊を慰める供養塔が、ダム近辺には建設工事の際に亡くなった方々の供養のために建てられた慰霊碑がある。ちなみに神流湖でよく目撃される幽霊の姿に作業着を着ている、というものがあるのだが、やはり建設途中の不慮の事故で亡くなった人の霊が今もさ迷っているのだろうか。他にも湖の側には神社があるのだが、ここのすぐ脇には『水没之碑』が建っている。 噂でここに出る、とされているのはダム湖に飛び降り、入水した自殺者の霊や建設時に亡くなった人の霊、他にも水没集落のお墓にいる人がさまよい出てくる、などの話も聞こえてきている。一説には「ここに来れば必ず幽霊が見えるか、怪現象に合う」とされている神流湖。山口敏太郎事務所では、この神流湖で撮影されたある写真を入手した。 こちらの人物は友人等と何の気無しに神流湖に出向き、ふざけてポーズを取って記念撮影をしたのだが、見事に写真にはオーブと言われる心霊写真につきものの物体が写り込んでいる。勿論撮影時には雨が降っていたり、虫が飛んでいる、埃っぽかったなどの条件が一切無かった事を付け加えておく。おまけに、背後の岩には偶然か霊体なのか、奇妙な大きい顔が浮かんでいるように見える。なお、残り2枚のうち1枚は、自殺者が多い事で有名なある橋の側にある小さな祠の中を写したものだ。 ちなみに彼はこの後、湖に引きこまれたかのように落ちかけてしまい、気味が悪くなってすぐさまダムから引き上げた所、自損事故を起こしてしまったという。いわくのある所や心霊写真が撮れてしまうと、何かしらの触りがあると言うが、果たして?(山口敏太郎事務所/写真提供:穂積昭雪)
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ミステリー 2012年02月23日 11時45分
何かが潜む“裏の空き家”
奇妙な人物が訪れたり、霊感のある人に「女性の霊がいる」と言われてしまったり…最近とみに不可思議な現象の起こっている山口敏太郎事務所。 さて、弊社には関連した施設が複数あり、その内のある物件の裏には一軒の空き家がある。およそ築40年ほど立っていると思われる、少々古いがごく普通の民家である。空き家になって久しいようで、固く閉められた雨戸の塗装は剥げ、庭の草木は伸び放題となっている。 しかし、この空き家に気づいた人は必ずこう言う。「え? この家、空き家だったの?」と。いわく、裏の家は気配と共にそこそこ生活感もあるため、静かなだけでてっきり誰かが住んでいるものと思っていた、というのだ。そして、同時にこうも告げる。 「お婆さんが一人で住んでいると思っていた」と。 なぜそう思ったかと言うと、この建物と件の空き家との間には塀を挟んで通路上になった隙間が存在する。この施設の台所に小窓がついており、そこから空き家との隙間が見えるのだが、夜にそこを通り過ぎる小柄な人影を何度か目撃しているからだという。同様に、トイレの小窓からも朝四時頃に目撃してごく自然にすっと通り過ぎていくために、「きっと朝が早いお婆さんが住んでいるのだろう」と考えていたという。しかし、朝早くならともかく夜遅くにタイミング良く通るのは少しおかしい…そう思っていた所で、同じ事務所に勤めている者から裏の家が空き家である事を知って驚いたのだという。他にも、「夜中にトイレを使った所、裏の家から赤ちゃんの泣き声が聞こえてきた」との話もあった。 空き家のような閉ざされた大きな空間には、何かが住み着く事が多いという。それが持ち主ではない人間なのか、はたまた人ならざる者なのかは解らないが。(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2012年02月22日 15時30分
芸能バカ都市伝説 談志は生きている!?
昨年の11月21日、落語会の名跡である立川談志が死去。21日に遺骨が本人の希望通り、ハワイの海に散骨された。 古典落語に広く精通し、噺の技能と破天荒な行動から生前よりその行動が注目され、時に騒動を巻き起こした事もあった立川談志。「談志が死んだ」との自身で言うお決まりのギャグが現実となった今、在りし日の談志の姿を惜しむ者も多く、ラジオ番組などでは未だに追悼特集が組まれる事もある。 ところが、そんな談志が生きている所が目撃された!? との話が各所から上がっているというのだ! 目撃例は広範囲に及び、大阪や九州、果ては北海道まで。大阪では「橋下市長に面会を求めた一般人が談志に非常に似ていた」というものや、「都内の某料亭で石原慎太郎都知事が誰かと会食をしているようだったが、別れて別の車に乗り込んだ男が談志そっくりだった」との話が聞こえて来ているというのだ。特に、石原都知事の場合は盟友とも言える談志が亡くなったにも関わらず、会見では会見では悲しそうなそぶりを見せなかった。これは、談志が今も生きている事を知っているからだ! …と、「都知事と一緒にいるのを見た」とする目撃者は豪語するが…。 それはさておき、あまりに有名な人が急死した場合、必ず囁かれるのが「実は生きていた!」という都市伝説である。マリリン・モンローやマイケルジャクソンなどが筆頭格だろうか。だが、談志の場合はその都市伝説すら逆手にとって自身の死を演出した、というのである。 冗談か本気か分からない、突拍子もない行動に出る事の多い談志だが、実際には非常に冷静で判断力に長けている人物。そんな彼が、自身の体調の変動により一番心配していたのが立川流一門の今後と弟子等の事で、今後を危惧した談志は、自分亡き後の立川流一門や弟子が独り立ちしていけるのかを確かめるためにわざと自分の死を演出したというのだ。となると、立川談志死去の一報が入っても「ガセ」として信じなかった弟子達がいたのも師匠の目論見を知っていたからで、まさか本当に大々的にメディアで公開すると思っていなかったため正直に「ガセ」と言ってしまったのでは…との説がある。 そんな談志だが、もちろん散骨先のハワイでも目撃証言があるという。こちらの談志はなべおさみそっくりの男性と共に鮫のぬいぐるみがついた野球帽を被って、鮫がよく出るというサーフィンのスポットに現れ、二人して現地の人のひんしゅくを買っていたというが、果たして?
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ミステリー 2012年02月20日 15時30分
スピリチュアルアイドル・疋田紗也 心霊体験を語る!
オーラが見える『スピリチュアルアイドル』として活躍しているグラビアアイドル・疋田紗也。霊感が強く、数々の心霊現象を体験してきた彼女が先日、山口敏太郎事務所を訪れた。その際、彼女は過去に経験したという心霊体験を山口敏太郎らの前で披露した! 霊感がある、という事でたびたび心霊スポットへのロケなどに赴く機会の多い彼女。夏場ともなれば特にそのロケは増える傾向にある。この時も心霊関係のロケが続いた時だった。彼女が吉原方面へ撮影で訪れた時、吉原神社までの道のりで若い女性の霊を見つけたという。彼女曰く、その女性は20歳ほどで同い年ぐらいに見えたそうだ。そして、女性の声が響いてきたという。 「どう してお前は笑っているんだ?」 「私は辛かったのに…許せない…」 とは言え、どうする事も出来ない彼女はただひたすら心の中で「私には何も出来ません、ごめんなさい」と謝る事しかできなかったという。そして、知らず知らずのうちに泣いてしまっていたのだそうだ。 その撮影から帰ってのち、数日間は微熱の日が続いて気分的にも不安定な日々が続いたという。現場への移動中などでも、訳も分からず悲しくなって声を上げて泣いてしまうこともあったそうだ。彼女は即座に、ロケで見た女性の霊を思い出していたのだが、自身の不調を霊のせいにしたくない、自分で何とかコントロールしないと、と考えて耐えていたのだという。 そんなある日の事、彼女は急に高い 所へ行きたくなったという。自分では全く自殺など考えていないのに、『自分の中にいるもう一人の誰か』が体を動かしているようだったという。そして、 「殺してやる」 その声が耳に届いた途端、彼女は我に返り、同時に今にも高所から飛び降りようとしている自分に気がついたという。そして、何とか助かった安堵感と「このままでは殺されてしまう」という恐怖感で泣き出してしまったのだそうだ。その後、彼女は除霊を行っている人物の所へ出向き、お祓いを受けた。除霊師は「かなり強力な女の霊が憑いており、生きているのが奇跡的なほどだった」と彼女に語ったという。 彼女が出向いた吉原は、女性が遊女として売られてきた所。体を壊したりして、まだ年若くで死んで いく女性も多かったという。彼女に取り憑いたのは、そんな女の念だったのだろうか。(写真は山口敏太郎事務所にて撮影)
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ミステリー 2012年02月18日 17時59分
妖精か、それともリアルピ○ミンか? 道具を使い隊列を組む奇妙な虫
現在、竹書房「ホントにあった笑える話」シリーズなどに寄稿している漫画家の箱ミネコ氏は、幼い頃に兄と共に『奇妙な虫』を目撃した事があるという。 彼女がまだ幼稚園の年中ぐらいの頃の事。兄と社宅の庭でスーパーボールで遊んでいた所、ボールが植え込みに入ってしまったので探そうと茂みに潜り込んだときだった。彼女の前に、2〜3センチほどの、緑がかった茶色の奇妙な虫が「二本足で踏ん張って立っていた」という。 その生き物は長方形の体に細長い手足、腕も脚も一対ずつだったため少なくとも虫ではない、と判断。しかし人間のような立ち姿にもかかわらず非生物的な感じがしたという。ただ、この生き物は手に指揮棒や鞭のような物を持っており、行動には知性が感じられたという。 彼女等がふと気づくと、生き物の近くの足元から小さな穴が空き、多くの小さな生き物が現れてきていた。先の生き物は、地面から一列になって現れてくる小さい生き物たちに棒を振って何か指示をしたという。すると生き物たちは茂みの奥へ動いていき、やがてめいめいが何かを手に持って戻ってきた。そして、「隊長格」らしき生き物が棒を振り上げると、再びぞろぞろと穴の中へ戻っていったという。 全員が穴に入った所で、「隊長格」の生き物はひょいと穴の中に飛び込んだ。その途端、生き物が出て来た穴はふっとかき消えて、もとの土は全く穴など無かったような状態に戻ったそうだ。 多くの部下達はともかく、「隊長格」は小さいながらも「大人の威厳を漂わせている」ように見えたという。 果たして、この生き物は何なのか。箱ミネコ氏はこの体験を「幼児性幻覚」の一つではないかと考えているようだが、近年は「小さいおじさん」なる小人のようなものの目撃例が相次いで報告されている。 彼女が見たものも、一風変わった「小さいおじさん」だったのだろうか。(画像は増田よしはる氏によるもの/山口敏太郎事務所)
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