ワイドショーやスポーツ紙によると、不正防止策として支度部屋への携帯電話持ち込みを禁止するための「預かり所」を設置しているが、「あんなのはただのパフォーマンス。ハッキリ言って、ダミーの携帯を出しておいても何にも言われない」(相撲担当記者)というから、根本的な体質の改善は難しそう。
そもそも、場所前に携帯メールが“証拠”としてみつかった元幕内・春日錦ら八百長に関与したと一方的に「認定」された25人の力士らを大量処分したのは“とかげの尻尾切り”だったという。
「春日錦は調査に全面協力したが、調査に対して名前をあげたのは09年以降に対戦した幕内下位と十両の力士のみ。“疑惑”がもたれている多くの幕内上位力士の名前が出なかったため、『春日錦が協会と取引したのでは』と疑われている。いわゆる星の貸し借りをする“互助会”的なグループはいくつもあり、ほかに八百長に関わった力士は大勢いる」(相撲協会関係者)
「認定」され、あっさりと各界をさる力士たちが多い中、元幕内・蒼国来や元十両・星風らが「八百長の事実がないのに不当な解雇処分を受けた」として、訴訟に踏み切ることを明かし、八百長問題は長引きそうだが、今後の展開はどうなるのだろうか?
「2日目を終えて、早くも横綱・白鵬、大関・把瑠都の横綱・大関に土がついた。“ガチンコ力士”として期待されている稀勢の里、豊ノ島は気負いすぎているからか身体が動いていない。白鵬の優勝は堅そうだが、史上空前の“ガチンコ場所”だけに、今場所の結果が現在の実力とおもっていいだろう」(元力士)