出だし好調だった福山雅治主演の『龍馬伝』。髪の毛くるくるのミニ龍馬を演じた濱田龍臣くんは、その後ドラマ「怪物くん」に出たり、東京電力のCMに出たりと大忙し。この子、将来グレなきゃいいがと思うくらいの売れっ子子役になったわね。そして今まで小柄短足のザ・日本人だった“武田鉄矢系”龍馬のイメージを一新してくれた、新フクヤマ龍馬。ダビデ像のような髪型や高身長、汚してもキレイなお顔立ち、どれをとってもビジュアル的には満点。ある種のオーラやカリスマ性も感じたわ。でも、そんな非の打ち所の無い龍馬様にすぐ飽きちゃったけど。「Q10」出演中のイケメン、佐藤健演じるカワイイ岡田以蔵が処刑されたあたりから視聴率がガクーンと落ちちゃったらしいけど、思ったほどキレイじゃなかった真木よう子とか、芸者役の蒼井優とか後半の女優陣も視聴率もひっぱらなかったし、まさに尻つぼみ。熱演だった香川照之も最後残念な感じだったわ。でも『龍馬伝』のケツをまくるように追いかけてくる『坂の上の雲』にもまた香川さんは出てるけど。
そして今年の流行語大賞にもなったゲゲゲ〜の『ゲゲゲの女房』。松下奈緒と向井理という美男美女が演じる、二人ともキレイすぎて“貧乏”がウソくさい水木夫婦。クドカン、吹石一恵の映画版の方がまだリアリティがある気が。巨根バリバリ、エレクチオン池上遼一先生がモデルの漫画家・倉田が、宮崎あおいそっくりのかわいい俳優・窪田正孝だったり、有名漫画化・つげ義春がモデルのアシスタントが斎藤工だったり、水木プロの屋台骨アシ菅井(愛称・菅ちゃん)が柄本佑だったり、実在する漫画家のキャスティングが絶妙。そこちゃんと見なかったから、彼らの事を後から聞いてチャッピーは大後悔したわ。
そして、今年チャッピー一番びっくりしたNHKドラマは、深キョンの「セカンド・バージン」じゃなくてw-inds.の橘慶太が主演した土曜時代劇『まっつぐ〜鎌倉河岸 捕物控〜』。確か松平健とかナンノとかも出てたんけど、内容はともかくw-inds. が歌うエンディング曲「Addicted to love」がすごいの、「サイキョーナルボンノー!」って歌いまくるのよ。「最強なる煩悩」って何? それをとても考えさせられたドラマだったわ。(チャッピー)