「グレープカンパニー所属のソノヘンノ女です。『ゴッドタン』(テレビ東京系)で、“今、見逃せない女芸人”部門1位に選ばれた女性2人組。“本業はキャバ嬢・芸人は副業”を公言しています。“はっしー”こと羽柴麻以さんは、元よしもと芸人。天然ピエロというコンビでした。“とも”こと仲村ともみさんも、同じく元よしもとで、虹色ポッケという2人組。彼女は子どもの頃から劇団に所属していて、グラビアモデルも経験。業界慣れした美人です」
現役キャバ嬢という鋭い視線で、男女のディープな裏側や本音を描くネタは、悪くない完成度。さすが、サンドの後輩だ。ところが、そのサンドは富澤たけし&伊達みきおがそろって下戸。そんな彼らのもとに、酒をたしなむ仕事のプロフェッショナルが集うとは、なんとも不思議。好感度NO.1芸人を取り囲む芸人は種々雑多だ。
ソノヘンノ女と同じく、よしもとクリエイティブ・エージェンシーから移籍後、“夜の蝶”と芸人の2足のワラジを履く女芸人は、まだいる。太田プロダクションの岩政久美子だ。アラサーで短髪の美魔女は、現在、一等地の東京は銀座にお勤め。しかも、銀座7丁目界隈の高級クラブという。
一方、今年の『第69回 紅白歌合戦』総合司会者に2年連続で選出されたウッチャンナンチャン・内村光良が所属するマセキ芸能社には、バニーガールがいる。女性トリオ・ぷらんくしょん。ツッコミ担当で、リーダー的存在でもある「やほし」が、そうだ。職場では露出度高めのコスチュームとあって、おさわりも少なくないとか。
ちなみに、ぷらんくしょん。ぐっちは、元NO.1キャバ嬢だ(あくまでも自己申告)。
食うために“夜の蝶”稼業をする女芸人は正直、少なくない。カミングアウトしていない者がその大半だが、それを逆手にとって、2010年5月には東京・中野に日本初の女性芸人パブレストラン「中野コメディエンヌ」がオープン。話術を磨くため、やや残念なオンナが働いている。
芸人と水商売。水ものの仕事は、切っても切れないようだ。
(伊藤由華)