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新日本プロレス IWGP王者・永田裕志と、挑戦が決定的な真壁刀義が“紙上バトル”を展開

 新日本プロレスのIWGPヘビー級王者・永田裕志と挑戦表明しているドヒール軍団GBHの“キングコング”真壁刀義がしのぎを削っている。22日の広島大会では永田が真壁の挑戦を受け入れたものの、菅林直樹副社長が待ったをかけるなど、いまだ決定には至っていない。そんな中、本紙の取材に両者がそれぞれ思いのたけをぶちまけ舌戦を展開。次期タイトル戦をめぐる舞台裏のいさかいを“紙上バトル”としてお伝えする。
 広島大会前のことだった。「オイオイオイッ。何じゃこりゃあぁ!!」。控え室前から怒号が響き渡った。チャンピオン永田が執筆する本紙コラム「セカンドバック」(隔週火曜掲載)の21日発売号を手に真壁がいきり立っていたのだ。
 「このウ○コチ○コは何をほざいてんだ」。チェーンで本紙をグルグル巻きにし、相当おかんむりのようだ。無理もない。この日の永田コラムの内容は「真壁かかってこい」というもの。そればかりか、ヤングライオン時代の真壁がゲロを吐いたエピソードなど、そこには屈辱の内容が記されていたのだ。
 真壁は本紙を見つけるや否や、「何がセカンドバックじゃ?ドブネズミだかアンパンマンだかよくわからない顔しやがって」と吐き捨てれば「セカンドバックなんて、まあ、ダサさを露呈してるわ」とコラムタイトルにもケチ。間髪入れずに、「それにここに書いてあるゲロなんて吐いてねーよ、バーカ。今度は絶対オマエにゲロを吐かしてやるからな」と、ブチ切れながら予告した。
 キングコングのごとくいまにも暴れだしそうな真壁だが、そのときチャンピオンも怒りに打ち震えていた。20日の福岡大会で真壁に初めてピンフォール負けを喫した永田は取材陣に「このままのさばらしておくワケにはいかない」と正面きって反撃開始することを明かしたが、ハラワタは煮えくり返っていた。
 実はチャンピオン永田には聞き捨てならない言葉があったのだ。真壁が本紙の取材で度々放っている「ドブネズミ」発言だ。永田は「あの顔に言われたくないね。アイツに言っておけ、オマエの顔だってキングコングか、ゴリラだか、よくわかんない顔なんだよ。テメーの方がドブネズミみたいな顔だ」とカンカンだ。

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