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少女漫画の“壁ドン”は暴行罪

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提供:週刊実話

 少女漫画の定番『壁ドン』といえば、どんなに女子の流行に疎いお父さんでもスグにお分かりになることだろう。イケメン男子が女の子を壁に追い詰め、壁をドンと手で突きながら口説き文句を言う…こんなシーンを映画やドラマ、バラエティーなどで誰しも一度は目にしたことがあるはずだ。男子の草食化が叫ばれる中で「やっぱり男は強引なくらいの方がいい」というのは少女漫画の読者である若い女子たちの本音。それならば…と一度は気になる女に『壁ドン』を試してみようと考えている男性もいるかもしれない。が、実行に移す際は十分に注意した方がいい。なぜなら、『壁ドン』は暴行罪に問われる可能性もあるからだ。

 相手に触れてもいないのに、暴行罪? 首をかしげる読者もいるだろうが、暴行罪が成立するか否かに相手に触れるかどうかは関係ないようで、暴力で相手をヒヤっとさせるような脅威を与えるだけでも暴行罪になり得るという。例えば包丁を振り回す行為や石を投げる行為なども含まれるのだそうだ。そのため『壁ドン』で強く壁を叩いたり、顔を急に近づける行為をすると、暴行罪と認められる可能性もあるらしい。

 また、その際にオレ様キャラ気取りで「もっと強引にしてやろうか?」などと口説き文句をささやけば“身体や自由が害されること”を示唆したことになり、暴行罪だけでなく脅迫罪に問われる可能性も。

 さらに踏み込んで、その状態で男性が女性にキスした場合には「被害者の性的羞恥心を害する行為」として強制わいせつ罪が成立することもあるという。つまり『壁ドン』は性犯罪者になる可能性すらある、とってもリスキーな行為なのだ。

 たしかに、冷静に考えてみると、女性が好きでもない人から急に壁に追い詰められて、壁を殴られて脅迫された上にキスされたのなら、もはやレイプ未遂そのもの。誰もが見惚れるほどのイケメンならばいざ知らず、普通の男性がやれば即通報案件となってもおかしくない。一瞬の気の迷いで『壁ドン』をやってしまった男性の皆さん、もしかしたら、あなたのもとに警察がやってくるかもしれませんよ?

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