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阪神JF(JpnI、阪神芝1600メートル、14日) デグラーティア 無傷の女王戴冠へGO!

 目指すは無傷の戴冠だ。「第60回阪神JF」(JpnI、阪神芝1600メートル、14日)の最終追い切りが10日、栗東トレセンで行われ、デビューから3連勝中のデグラーティアが素晴らしい動きを見せた。課題の距離延長にも中間の調教でじっくり対応してきた。真夏の女王が、桜花賞へ向け一気に突っ走るか。

 たっぷりと時間をかけて、さらなる熟成を待っていた。真夏の女王デグラーティアが文句なしの仕上がりだ。
 「3連勝した後はさすがに疲れが出てしまった。だから、ひと息入れた。当初はファンタジーSあたりで復帰しようと視野に入れていたんだけど、ここまでじっくり待ったんだ」と宮本調教師。
 生真面目で抜群の勝負根性の持ち主。デキさえ良ければ、走るのは分かっている。だから、無理はしなかった。とはいっても、ここに至る道のりは実にハードだった。「11月14日に放牧先から戻って、速い追い切りを6本消化しているからね」

 3日に栗東DWコースで行われた1週前も6Fから82秒6、ラスト1F12秒5とシャープに動いた。何より、併走馬を2秒も後方から追いかけ、きっちり併入したあたり、実戦並みの動きといっていい。
 デビューから無傷の3連勝。育成時から決して目立つ存在ではなかったが、レース経験を重ねるごとに強さを際立たせてきた。前走の小倉2歳Sも道中は6番手にじっくり構えて、短い直線で末脚を爆発させた。

 今回の課題は2Fの距離延長。これまで1200メートルしか経験がない。そのため、中間は前に馬を置いて我慢を教えてきた。デビューからすべての手綱を取り、1週前にも騎乗した浜中騎手は「体が大きくなって、精神面も成長しています。マイルでも心配していません」と、自身初のGI制覇へ自信をみなぎらせた。
 「阪神コースも新馬勝ちで経験しているし、終いがしっかりしているから距離が延びるのはむしろプラスでしょう」と師も期待している。

 父のフジキセキは先週のJCダートを産駒のカネヒキリがV。仕上がり早で、しかも成長力があり、今、最も活力ある血統だ。無傷で2歳の頂点に達した父同様、デグラーティアも女王の座を射止めるか。

 【最終追いVTR】直前は牝馬らしくDWコースで軽めの調整。ゴール前もほぼ楽走だったが、動きはキビキビしており、気配の良さをうかがわせた。久々も太め感なく、力は出せる状態。

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